リーディングは、日常生活や仕事、英語の資格試験など幅広いシーンで求められるスキルです。
英語の文章を速く正確に読めるようになるには、正しい勉強法を知った上でコツを掴んで継続的に努力をすることが近道です。
この記事では、英語のリーディングを向上するための具体的な勉強方法と、効率良く向上させるコツを紹介します。
目次
英語のリーディングを向上するメリット
英語のリーディング学習を始めるにあたっては、メリットを具体的に把握するとより取り組みやすくなります。
英語のリーディングを向上すると得られる主なメリットを3つ紹介します。
- さまざまなシーンで活かせる
- 英語脳が育つ
- 英語の他の3技能も向上する
さまざまなシーンで活かせる
英語のリーディングスキルを身につけると、日常生活や仕事、学業、資格試験など、さまざまなシーンで役立ちます。
英検やTOEICなどの資格試験では「読む力」を測る問題が必ず出題されていますし、日常生活や仕事で英語を使うにしても英語の文章を読む機会はたくさんあります。
たとえば、英語を使って仕事をする場合、英語の資料や報告書、メール、契約書などを正確かつ迅速に理解する能力が求められます。
また、学術分野においては、最新の研究論文や専門書は英語で書かれていることが多いため、英語のリーディング力があると情報収集をスムーズに行うことが可能です。
海外の友人や旅行先でのコミュニケーションでも、英語の案内やメニュー、Webサイトなどを英語のまま理解できることで、アクセスできる情報に差が生まれます。
このように、英語のリーディングスキルを高めておくと、学習時だけでなく日常生活の多岐にわたるシーンで役に立ちます。
英語脳が育つ
英語のリーディングスキルを向上させることで、英語を英語のまま理解する「英語脳」が育ちます。
リーディング学習を通して多くの語彙や表現に触れることで、文脈から意味を推測する力や、英文を英語の語順のまま理解する力が鍛えられます。
その結果、英語を母国語のように直感的に理解し、思考する能力が向上し、英語脳が発達します。
英語脳が発達することには、英語でのコミュニケーションがスムーズになる、瞬時に適切な語彙や表現を使いこなせるようになるなどのメリットがあります。
英語脳を身につけたい場合は、英語を日本語に変換しないことを意識しながら多くの英語の文章に触れることが非常に有効です。
英語の他の3技能も向上する
英語のリーディングスキルの上達は、他の3技能(リスニング、スピーキング、ライティング)の向上にもつながります。
まず、リーディングで多くの英語表現や文法を学ぶことで、リスニング時にそれらの表現を聞いて理解しやすくなります。
次に、語彙や表現の知識が増え、それらが英語のまま頭にインプットされることで、スピーキング時に適切な言葉が口から出やすくなります。
最後に、リーディング学習の中でさまざまな文章構成やスタイルに触れることで、ライティングの質も向上します。
リーディングを通じてインプットが増えると、他のスキルでも自然にその知識をアウトプットできるようになるのです。
英語のリーディングを向上するための準備
英語のリーディングを効果的に向上するには、リーディングの向上に必要な要素をそろえることが大切です。
- 語彙力をつける
- 基礎英文法を学ぶ
- 英文に触れる機会を増やす
- 日本語に訳して理解するクセをなくす
語彙力をつける
英語のリーディング力を向上させるためには、まず基礎的な語彙力をつけることが不可欠です。
中学・高校レベルの基本的な語彙の知識があると文章全体の意味を掴むことができるので、リーディング学習をスムーズに進めやすくなります。
知らない単語をその都度確認する手間もかからず、読解スピードが上がるのはもちろん、リーディング学習に対するモチベーションも維持しやすいです。
そのため、英語初心者は、リーディング学習を始める前にまずは中学校で習う程度の基本的な語彙を学んでおきましょう。
目指すべきは、文章の中にある程度わからない単語があっても文脈や他の英単語からその単語の意味を推測して読み進められるレベルです。
語彙力をつけるためには、日常的に新しい単語を学び、それを定期的に復習する習慣を持つことが重要です。
単語帳や語彙アプリなどを活用して、語彙力を強化しましょう。
さらに、語彙を覚える際は単語の意味だけでなく、その使いニュアンスもセットで覚えるようにするとより実践的なリーディング力につながります。
基礎英文法を学ぶ
基礎英文法の理解も、英語のリーディング力を向上させるための大切な土台となります。
文法をしっかりと学ぶことで、文章の構造がわかりやすくなり、英語の語順のまま意味を正確に把握できるようになります。
まずは、中学校レベルの基本的な文法事項を復習しましょう。基本的な文法知識を身につけたら、リーディング学習と並行して少しずつ複雑な文法もマスターしていくといいでしょう。
基礎的な英文法の知識を身につけると、複雑な文章でも構造を見抜きやすくなり、リーディングの質とスピードが向上します。
英会話に文法は必要?英文法の覚え方と勉強法、まず押さえたい基礎文法英文に触れる機会を増やす
英語のリーディング学習を始めるにあたっては、普段から英文に触れる機会を増やすことが重要です。
普段英語の文章を全く目にすることがない人が、いきなり机に向かって英語の文章の読解をするというのは容易なことではありません。
ですから、英語の勉強をしている時間だけでなく、毎日の生活の中で意識的に英語の文章を読む習慣をつけましょう。
英字新聞や雑誌、ニュース、ブログ、英語の小説など、自分が興味のあるジャンルのものを選ぶと楽しく続けられます。
最初は子供向けの絵本やことわざ・名言などの短い文章でもいいので、自分にとって無理のない範囲で、日常的に英文に触れる機会を増やしてみてください。
筆者の場合は、スマホの設定言語を英語にして、少しでも日常的に英文を目にするようにしていました。
他にも、好きなゲームを英語でプレイしたり、映画を英語字幕で観たりと、日常的に英語を読む習慣をつけられるといいですね。
日本語に訳して理解するクセをなくす
英語のリーディング力を向上させるためには、日本語に訳して理解するクセをなくすことが大切です。
英語の文章を読む際に逐一日本語に訳していると、理解が遅くなるだけでなく、英語特有の表現やニュアンスを見落としてしまうことがあります。
日本語に訳して理解するクセを克服するためには、英語を英語のまま理解する練習を重ねる必要があります。
まずは参考書の例文など、簡単な文章から始め、読みながら頭の中で日本語に訳すのではなく、直接イメージを浮かべるようにします。
多読を通じて英語に慣れてくると、自然と日本語に訳して理解するクセは治っていくはずです。
英語を日本語に訳して理解するクセがある人は、本格的にリーディング学習を始める前の段階で、できるだけ早くこのクセをなくせるように努力しましょう。
英語のリーディング勉強・練習法
英語のリーディング勉強・練習法を5つ紹介します。
スラッシュリーディング | 意味のまとまりごとに区切って読む |
精読 | やや難しい英文を丁寧に時間をかけて読む |
多読 | 簡単な英文をたくさん読む |
速読 | 速く読むことを意識して練習する |
音読 | 英文を声に出して読む |
それぞれ目的や効果が大きく異なるため、レベルや状況に応じて使い分けることが大切です。
それぞれの勉強法について、順に詳しく説明していきます。
スラッシュリーディング
スラッシュリーディングは、英文を意味のまとまりごとにスラッシュ(斜線)で区切りながら読む練習方法です。
スラッシュを入れたところまでの意味を理解してから先に進むことで、日本語に訳したり返り読みしたりするクセがなくなり、最終的には英語の語順のまま理解できるようになります。
たとえば、“The boy quickly ran to the store to buy some milk.”という英文があった場合、”The boy / quickly ran / to the store / to buy / some milk.”のように区切って読みます。
すると、「The boy(その少年は)」「quickly ran(素早く走った)」「to the store(お店へ)」「to buy(買うために)」「some milk(牛乳を)」と文の構造と各部分の意味が明確になり、長い英文でも文章全体の意味を理解しやすくなります。
ここではわかりやすいように日本語訳を沿えていますが、実際には「The boy」「quickly ran」というように文章の各部分が意味することをイメージしながら、英語のまま理解するように意識してみてください。
スラッシュリーディングは、特に文構造章が複雑な文章や、関係詞や分詞構文などが多用される英文を読む際に効果的です。
スラッシュリーディングを練習することで、英語の文章を文頭から読み、全体の意味を把握する能力が向上します。
精読
精読は、やや難しい英文を丁寧にじっくりと読み、語彙から文法、内容まで細かく理解する勉強法です。
資格試験や日常生活におけるリーディングでは、わからない単語が出てきても飛ばして読み、文脈から意味を推測することが良いとされています。
しかし、精読は、文章を通して自分がわからない語彙や表現、文法と出会うことを目的とした勉強法であるため、わからないことがあったらその都度調べることが大切です。
また、わからない語彙や表現が全くない文章ではインプットが不足してしまうので、自分の現在の英語レベルよりもやや難しい文章を選ぶことも大切なポイントです。
精読を行うことで、語彙や文法の知識が深まると同時に、英文を細部まで正確に理解する力も養えます。
筆者は、普段読む文章よりもやや難しいレベルの英字新聞を使って精読に取り組んでいました。
わからない単語や文法を調べながら文章の意味を理解する精読は、語彙・文法知識の増強とリーディングスキルの向上に訳だったと感じました。
多読
多読は、比較的簡単な英文をたくさん読むことを目的とした勉強法です。
簡単なレベルの本や記事を次々と読み進めることで、読解力とスピードを自然に高めていきます。
多読のポイントは、辞書をあまり使わず、わからない単語があっても文脈から推測して読み進めることです。
そのため、多読で使用する文章は自分の現在の英語レベルと同じ、または少し簡単なものを選ぶといいでしょう。
多読を通してたくさんの文章に触れることで、語彙や表現のバリエーションが増え、自然と英語のリズムやパターンが身につきます。
多読は、楽しみながら英語のリーディングを伸ばす効果的な勉強方法の一つです。
筆者の場合、イギリスの児童文学の人気作家「ロアルド・ダール」の洋書を使って多読に取り組んでいました。
『チャーリーとチョコレート工場』や『マチルダ』など、映画化されている作品も多く、ストーリーに馴染みがあるので初心者でも読みすすめやすいのでおすすめです。
速読
速読は、読むスピードを意識的に上げることを目的とした勉強法です。
速読の練習を行うことで、限られた時間内でより多くの情報を得られるようになります。特に、試験対策などで英語のリーディングスピードを上げたい人におすすめです。
具体的な練習方法としては、まず読みたいテキストを選び、タイマーをかけて黙読をして読み終わったらWPM(1分間で読める単語数)を計算します。
WPMは、「単語数÷秒数×60秒」で計算できます。
日本速脳速読協会によると、WPMの目安はネイティブスピーカーで200〜400、日本の中高生平均で50〜75、受験に必要なWPMは120程度と言われています(参照:日本速脳速読協会)。
英語初心者の場合、十分な英語のリーディング速度の目安として、まずは120〜150WPMほどを目標に取り組んでみるといいでしょう。
なお、速読では文字数を確認する必要があるため、文字数の記載がある速読用の教材やアプリを使うと便利です。
アプリの場合、アプリでWPMを計測できる機能や目標のWPMに合わせて制限時間を設定できる機能があるものもあるので、必要に応じて活用するといいでしょう。
音読
音読は、英文を声に出して読む勉強法です。
リーディング力だけでなく、発音やイントネーションの改善にも役立ちます。
また、文章のリズムや構造が自然に身につくことで読解スピードが向上したり、英語の文字と音声と意味が結びつくことで英語4技能が総合的に向上したりするメリットもあります。
音読練習では、スムーズに英文を声に出して読めるように、わからない語彙が多くても全体の10%程度の、自分の英語レベルに合った文章を使用することが大切です。
また、正しい発音やイントネーションで音読練習をする必要があるため、お手本の音声が付いた教材を用意しましょう。
ネイティブスピーカーの正しい音声をリスニングしてから、それを真似するように、またしっかり文章の意味を意識しながら音読練習に繰り返し取り組みましょう。
英語のリーディングを向上する7つのコツ
- 5つのリーディング勉強法を使い分ける
- 英語の語順のまま理解する
- 知らない単語は文脈から推測する
- どうしてもわからない単語は英英辞典で調べる
- リーディングの後に内容を要約する
- さまざまな媒体の文章を読む
- 速読のテクニックを身につける
それぞれのコツについて順に詳しく解説していきます。
5つのリーディング勉強法を使い分ける
英語のリーディング力を効率良く向上させるためには、上で紹介したスラッシュリーディング、精読、多読、速読、音読の5つの勉強法を状況に応じて使い分けることが大切です。
勉強法によって集中的に鍛えるポイントが異なるため、自分の英語のリーディングの目的や現在抱えている課題に合った勉強法を適切に取り入れる必要があります。
たとえば、TOEIC受験のために英文を速く読めるようになりたいなら「速読」を、リーディングと同時に発音やリスニングを鍛えたいなら「音読」を取り入れると効果的です。
また、勉強法によって使用すべき英文の難易度も異なるため、それぞれの勉強法をバランス良く取り組むことで、さまざまなレベルの英文を読む練習ができます。
5つの方法を目的や課題に応じて使い分け、日々の英語学習にバランス良く取り入れることで、総合的なリーディング力を高めていきましょう。
英語の語順のまま理解する
英語のリーディング学習を効率的に進めるためには、英語の語順のまま理解することを常に意識しましょう。
英語の文章を読む際に英語特有の語順のまま理解するように意識することで、逐一日本語に翻訳する手間を省き、スムーズに文章の意味を掴めるようになります。
たとえば、「The cat sat on the floor.」という文を「その猫は床の上に座った」と訳すのではなく、「The cat」「sat」「on the floor」というそれぞれの単語や熟語を頭の中でイメージしながら、英語のまま理解する練習を行います。
この練習を継続して行うことにより、読みながら直接意味を取ることができるようになり、リーディングスピードと理解力が向上します。
英語の語順のまま理解する練習は、スラッシュリーディングと組み合わせるとさらに効果的です。
英語初心者はもちろん、中級者〜上級者になっても定期的にスラッシュリーディングを取り入れて、英語の語順のまま理解することを意識しながら英文を読むようにするといいでしょう。
知らない単語は文脈から推測する
精読以外のリーディング学習中に知らない単語が出てきた場合、すぐに辞書で意味を調べるのではなく、まずは文脈から意味を推測するようにしましょう。
知らない単語が出てきた際に毎回辞書を引いていると、文章を読み終えるまでに時間がかかりすぎてしまいます。
そのため、精読に取り組む時を除いては、基本的に知らない単語は読み飛ばし、文脈から意味を推測するクセをつけることが大切です。
たとえば、”The cat napped on the cozy couch..”という文章で「cozy」という単語の意味がわからなくても、その前後の文脈から「心地よい」といった意味であることを推測できる可能性があります。
単語の意味を推測する力を身につけることで、わからない単語が出てきても思考停止することなく、文章全体の意味を大まかに理解できるようになります。
どうしても意味を推測できない単語がある場合は、すべての文章を読み終えてから意味を確認するようにするといいでしょう。
どうしてもわからない単語は英英辞典で調べる
知らない単語の意味を文脈から推測できない場合は、英英辞典を使って調べるのがおすすめです。
英英辞典とは、英単語の意味や使い方が英語で解説された、国語事典の英語バージョンのような辞書のことです。
英英辞典を使うことで、日本語訳に頼らず、単語の意味やイメージを英語のまま理解することができます。
また、英英辞典は語義だけでなく、例文や関連語も提供してくれるため、より深い理解が得られます。
たとえば、「breeze」という単語を英英辞典で調べると、「a gentle wind」などとわかりやすい英語で定義されており、さらに使用例も示されています。
このように、英英辞典を活用することで、知らなかった英単語の使い方やニュアンスを、単に日本語訳で理解するのではなく、英語感覚のまま正確に把握することができます。
英英辞典は多くの電子辞書や辞書アプリなどにも搭載されているので、ぜひ積極的に活用してみてください。
筆者は紙の英英辞典を1冊持っていて、どうしても意味を推測できない英単語に出くわした時は、その英英辞典を使って意味を調べてノートにメモしていました。
リーディングの後に内容を要約する
リーディングの後に文章の内容を自分の言葉で要約することで、理解度を確認し、学習の効果を高めることができます。
要約を書く際には、主要なポイントや筆者の主張、重要なデータや結論などを簡潔にまとめます。この作業を通じて、読んだ内容を自分の言葉で再構成し、理解を深めることができます。
たとえば、英語のニュース記事を読んだ後、その内容を英語で3〜5文でまとめる練習をすることで、情報の取捨選択能力や主張を読み取る力も養われます。
このプロセスを経て鍛えた読解力と文章全体の主張や結論を汲み取る力は、特に資格試験の長文読解問題で大いに役立ちます。
さまざまな媒体の文章を読む
英語のリーディング力を効率良く向上させるコツの一つとして、さまざまな媒体の文章を読むこともあげられます。
新聞記事や雑誌、ブログ、学術論文、小説など、日本語と同じように媒体によって文章構造やスタイル、使われる表現・語彙などは大きく異なります。
異なるジャンルやスタイルの文章に触れることで、幅広い語彙や表現、文章構造を学ぶことができます。
たとえば、ニュース記事では時事用語や報道のスタイル、小説では文学的表現や対話文、学術論文では専門用語や論理的な構造を主に学べます。
普段からさまざまな媒体の文章に触れておくことで、どんなタイプの文章にも柔軟に対応できる読解力が身につきます。
また、媒体ごとの文章の特徴を理解できるので、資格試験や仕事などの実践の場でも出くわした媒体に合わせて焦らずに適切に文章を読みすすめられるようになるでしょう。
速読のテクニックを身につける
英文を速く読めるようになりたい場合は、速読のテクニックを身につけることもおすすめです。
日本語と同様、文章の中から必要な情報だけを素早く読める力は、さまざまなシーンで活用できます。
英語の文章では、1番伝えたいことは先に伝えられ、主張の後で説明が伝えられることが一般的です。
この特徴を頭に入れた上で、身につけておきたい英語の速読に役立つ2つのテクニックを紹介します。
- スキミング
- スキャニング
スキミング
スキミングは、文章の全体像を素早く把握するための速読テクニックです。
この方法では、詳細な情報は拾わずに、斜め読みするようにして要点と大まかな内容を把握することを目的とします。
具体的には、主張や大切なことが書かれていることが多い最初と最後のパラグラフや、各段落の最初の文と最後の文などに注目して読むことがポイントです。
スキミングは、限られた時間内に多くの資料を処理する必要がある場合や、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」といった細かな情報までは知る必要がなく、全体の流れだけをつかむことが求められる場合に特に有効です。
重要な情報を素早く把握し、後から必要な部分に戻って詳しく読むことで、英文を素早く読みすすめることができるようになります。
スキャニング
スキャニングは、特定の情報を素早く見つけ出すための速読テクニックです。
この方法では、文章全体を読むのではなく、必要な情報だけをピンポイントで探し出します。
スキャニングを行う際には、具体的なキーワードや数字、名前、日付などを頭に思い浮かべ、それらを目で追いながら文章をざっと見ていきます。
たとえば、レポートの中から特定の統計データや会議の日程を探す場合に有効です。
スキャニングでは、視線を素早く動かしながらページを斜めに読んでいき、目的の情報に到達したらそこで詳しく読むようにします。
このテクニックは、大量の資料の中から特定の情報を短時間で見つけ出す能力を高めるため、ビジネスや学術、資格試験などの場面で頻繁に活用されます。
スキャニングをマスターすることで、効率的な情報収集が可能になります。
英語のリーディング学習におすすめのサービス
英語のリーディング学習に役立つおすすめのサービスを2つ紹介します。
- レシピー
- ネイティブキャンプ(リーディングマラソン)
レシピ―
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本アプリは、英語のリーディングはもちろん、リスニング、スピーキング、ライティング、単語学習、文法学習の英語学習6大要素をオールカバーしています。
リーディング学習では、最新ニュース記事を読みながらわからない単語をワンタップ辞書で確認したり、オリジナル単語帳を作成したりすることができます。
また、単語学習と文法学習のコンテンツも充実しているので、リーディング学習の土台となる基礎学習にも活用できます。
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スマホを活用して手軽にかつAIが作成した自分だけのカリキュラムで効率良くリーディングを学びたい人におすすめのアプリです。
ネイティブキャンプ(リーディングマラソン)
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そんなネイティブキャンプには、有料会員なら追加料金なしで利用できる「リーディングマラソン」という多読のためのコンテンツがあります。
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たとえば、『ローマの休日』や『星の王子さま』『赤ずきんちゃん』『アインシュタイン・ストーリー』『スティーブ・ジョブス・ストーリー』などの人気タイトルがそろっています。
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オンライン英会話とリーディング学習を並行して進めたい人や、スラスラ読める多読用のコンテンツを探している人はぜひ活用してみてください。
英語のリーディング勉強法についてのまとめ
この記事では、英語のリーディングを向上するための具体的な勉強方法と、効率良く向上させるコツを紹介しました。
英語のリーディング力を向上させるためには、スラッシュリーディング、精読、多読、速読、音読の5つの勉強法を目的や課題に合わせてバランス良く取り入れることが大切です。
また、英語の文章を読む際には、日本語に訳さず英語の語順のまま理解することや、知らない英単語は文脈から推測することなどを意識するとより効果的に学習を進められます。
今回紹介した勉強法とコツを参考に、日々のリーディング学習に励んでみてください。