【テスト有】便利な英語表現「感情動詞」とは?

便利な英語表現「感情動詞」とは?

感情を表わす英語表現がたくさんあって混乱する…

感情動詞はなぜ受動態の型をとるのかわからない…

このような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

英語のレベルが初級のころは、happy(しあわせ)、sad(悲しい)、angry(怒って)などの形容詞を用いて自分の感情をシンプルに表わしました。

しかし、レベルが上がるにつれて、さまざまな感情を表わす構文に直面するようになります。

「感情動詞」もそのうちの一つで、「be動詞+過去分詞」という受動構文の型で使うことで、わくわくする、イライラする、不安であるなど、気持ちの細かな変化をしめすことができるようになります。

最初は、感情を表わすのになぜ受動態の構文を用いているのか戸惑うかもしれませんが、きちんと順序だてて理解することで使いこなせるようになります。

より円滑なコミュニケーションがとれるようになりますので、マスターしておくことをおすすめします。

今回は、具体的な感情動詞の使い方について、例文をまじえて詳しく解説します。

感情を表わす表現とは

感情を表わす表現とは
私たちには、喜び、怒り、悲しみ、不安、楽しみなど、さまざまな感情があります。

日本社会では、「顔で笑って心で泣いて」という言葉があるように、喜怒哀楽をダイレクトに伝えることを避ける傾向がありますし、はっきりと言葉にしなくても表情や態度から相手がある程度感じ取ってくれるという独特の文化があります。

しかし、欧米社会では、はっきりと自分の思いや考えを主張しないと、こちらの意図していることは伝わりませんし、誤解をまねいてしまう可能性もあります。

ですので、明確な言葉にしてコミュニケーションをとることが重要とされています。

一般的に感情を表わすには形容詞を使うことが多いですが、その表現方法にはいくつかのパターンがあります。

感情動詞の受動構文について解説するまえに、まずは、感情を表わす形容詞と、そのおもな表現方法についておさらいをしておきましょう。

感情を表わす形容詞

感情を表わす形容詞は多種多様です。また、嬉しさや悲しさの度合も人によって異なります。

「必ずしもこのシーンではこの単語を使わなくてはいけない」というわけではありませんので、自身の状況に応じて使い分けてください。

good いい
nice いい
fine 大丈夫
okay 大丈夫
happy しあわせ
glad 嬉しい
excellent すばらしい
superb すばらしい
great すばらしい
fantastic すばらしい
wonderful すばらしい
amazing すばらしい
worthy 価値がある
valuable 価値がある

sad 悲しい
bad 悪い
poor かわいそうな
unhappy 不運な
awful ひどい
crazy どうかしている
gloomy ゆううつな
blue ゆううつな
down (気分が)しずんで

angry 怒って
mad 腹をたてて
upset 気が動転して
grumpy 気むずかしい
foolish ばかな
cranky 気むずかしい
noisy 騒々しい
nervous 緊張して
strange きみょうな
weird 変な
anxious 不安な

動画で発音をチェック

YouTubeチャンネルでも感情を表わす単語について紹介しています。
単語の発音も合わせて覚えてみてください。

be動詞+形容詞

英語で感情を伝える文の基本形は、主語のあとにbe動詞がきて、上述したような感情を表わす形容詞をつづけます。

第2構文のSVC(S=C)の型をとり、「主語は~です。」という意味合いで、主語の心理的な状態を表わすことができます。

基本文型

主語 + be動詞 + 感情を表わす形容詞

【例文】

I’m good.
(私は元気です。)

She was angry yesterday.
(彼女は昨日怒っていました。)

My neighbors are noisy.
(私の近隣の人たちは騒々しいです。)

feel

動詞のfeelを用いて感情を表わすこともできます。

主語のあとにfeelを置いて、感情を表わす形容詞をつづけることで、「主語は~な気持ちです。」、「主語は~な感じがします。」という意味になります。

基本文型

主語 + feel + 感情を表わす形容詞

【例文】

I feel great.
(私は最高の気分です。)

I feel blue.
(私はゆううつな気持ちです。)

He feels grumpy.
(彼は不機嫌な感じがする。)

get

動詞のgetを使って口語的に感情を表わすこともできます。

主語のあとにgetを置いて、感情を表わす形容詞をつづけることで、「主語は~の状態になる」という意味になり情緒を表現します。

基本文型

主語 + get + 感情を表わす形容詞

【例文】

He gets angry.
(彼は怒っています。)

I got upset about that.
(私はそのことについて動揺しました。)

She‘s getting nervous since yesterday.
(彼女は昨日からずっと緊張しています。)

感情を表わす受動構文とは

感情を表わす受動構文とは
感情的や心理的な性質を持つ行動や状態を表わす動詞のことを「感情動詞」とよびます。

さまざまな感情を表わす感情動詞を過去分詞形にし、「be動詞+過去分詞」の受動構文を用いることで、細やかな心情を表わすことが可能になります。

つぎに、感情を表わす受動構文の特徴と、その基本文型について解説します。

感情動詞表現の特徴

日本語では、「感情は自分の中から湧き出てくるもの」としてとらえていますが、英語では、なにかが起こった結果としてわいてくるもので、「感情は受け取るもの」としてとらえています。

ですので、「be動詞+過去分詞」の受動態の型が用いられます。

また、日本語で表現する感情は、自発的なものと考えるので「~する」と能動態で表わします。

一方、英語で表現する感情は、自分の意志とは関係なく外部からの働きかけでそうなったと考えるので、「~される」と受動態で表わします。

これらのことから、感情を表わす受動構文は、受動態の型をとっていますが日本語の意識に合わせると、日本語訳では「~する」となります。

受動態の型なのに能動態の訳になることに違和感があるかもしれませんが、ここは日本語のイメージに合わせて考える必要があります。

例として、以下のように考えてみましょう。

I was pleased. ⇒ (私は喜びを受け取った。) ⇒ 私は喜んだ。

I was surprised. ⇒ (私は驚きを受け取った。) ⇒ 私は驚いた。

頻出の感情動詞一覧

気持ちを表わす感情動詞には、ポジティブなもの、ネガティブなもの、または文脈に応じてどちらにもとれるものがあります。

以下一覧を目安として、おもな感情動詞を覚えてください。

be satisfied 満足する
be gratified 満足する
be excited  わくわくする
be thrilled 興奮する
be pleased 喜ぶ
be interested 興味がある
be delighted  大喜びする
be encouraged 勇気づける
be amazed 目を見はる
be relaxed リラックスする
be relieved ほっとする
be touched 感動する
be moved 感動する
be impressed 感動する
be inspired 元気がでる

be disappointed がっかりする
be discouraged 落胆する
be shocked ショックを受ける
be scared おびえる
be confused 混乱する
be embarrassed  当惑する
be puzzled 戸惑う
be depressed 落ち込む
be distressed 苦しむ
be bored  たいくつする
be tired 疲れる
be irritated イライラする
be frustrated  イライラする
be disgusted ムカつく
be frightened 怖がる
be horrified 恐ろしい
be ashamed 恥じる

be surprised 驚く
be astonished ものすごく驚く
be worried  心配する

感情を表わす受動構文

感情を表わす受動構文は、主語のあとにbe動詞がきて、そのあとに感情動詞の過去分詞形がつづきます。

そうすることで、「主語が~する。」という意味になり、さまざまな気持ちや心情を表現することができます。

基本文型

主語 + be動詞 + 感情動詞の過去分詞

【例文】

I was satisfied.
(私は満足しました。)

I was bored.
(私はたいくつしました。)

I was surprised.
(私は驚きました。)

過去分詞は形容詞のように使われることがあるため、この感情を表わす受動構文は、「過去分詞が形容詞化している」というように解説されることがあります。

また、以下のように動詞feelを用いて感情を表わす文章では、感情動詞は形容詞となり、受動構文と同じ内容を表わすことができます。

【例文】

I felt satisfied. = I was satisfied.

I felt bored. = I was bored.

I felt surprised. = I was surprised.

さらに、感情を表わす受動構文では、過去分詞のうしろに前置詞がつづいて「感情がそうなった対象」をしめすことがよくあります。

うしろにつづく前置詞も含めてイディオムとして一緒に覚えるようにすると実践で役に立ちます。

【例文】

I was satisfied with the response.
(私はその対応に満足しました。)

I was bored with that movie.
(私はその映画にたいくつしました。)

I was embarrassed by his statement.
(私は彼の発言に戸惑いました。)

I was surprised at the news.
(私はそのニュースに驚きました。)

I was exhausted from so much work.
(私は仕事が多くて疲れはてていました。)

練習問題

練習問題

以下に、練習問題を出しておきます。それぞれの英文を繰り返し声に出して読んでください。そうすることで、感情動詞の受動構文に慣れることができます。

基本問題

【  】にしめされた単語を使い、日本語を参考に(  )内に適切な単語を入れてください。

問題1:They are (  ) about that game. 【excite】
(彼らは、その試合に興奮しています。)

excited

問題2:He was (  ) by the news. 【disappoint】
(彼は、その知らせにがっかりしました。)

disappointed

問題3:She was (  ) by the film. 【impress】
(彼女は、その映画に感動しました。)

impressed

問題4:We were (  ) by his behavior. 【irritate】
(私たちは、彼のふるまいにイライラしました。)

irritated

問題5:I’m (  ) about my father’s condition. 【worry】
(私は、父の体調が心配です。)

Worried

問題6:I was (  ) by his opinion. 【embarrass】
(私は、彼の意見に当惑しました)

embarrassed

問題7:Tom was (  ) by Catherine’s opinion. 【encourage】
(トムは、キャサリンの意見に勇気づけられました。)

encouraged

問題8:Bob was shocked at the result of the game. 【shock】
(ボブは、試合の結果にショックを受けました。)

shocked

応用問題

日本語と同じ意味になるように、(  )内の単語を並びかえてください。

問題1:(pleased, Nancy, the test result, was, with).
(ナンシーは、テスト結果に喜びました。)

Nancy was pleased with the test results.

問題2:(is, his work, of, Ken, tired).
(ケンは、仕事に疲れています。)

Ken is tired of his work.

問題3:(Bill and Mary, were, by, astonished, the marriage of, we).
(私たちは、ビルとメアリーの結婚に大変驚きました。)

We were astonished by the marriage of Bill and Mary.

問題4:(was, I, him, relieved, see, to).
(私は、彼に会って安心しました。)

I was relieved to see him.

問題5:(the night, my cat, of, scared, is.)
(私の猫は、夜を怖がります。)

My cat is scared of the night.

問題6:(her husband’s promotion, with, was, Mrs. Smith, delighted).
(スミス夫人は、彼の夫の昇進を喜びました。)

Mrs. Smith was delighted with her husband’s promotion.

問題7:(bored, we, that TV show, with, were).
(私たちは、そのテレビ番組にたいくつしました。)

We were bored with that TV show.

問題8:(his grandson’s growth, amazed, was, Mr. Smith, at).
(スミスさんは、彼の孫の成長に目を見張りました。)

Mr. Smith was amazed at his grandson’s growth.

まとめ

本記事では、さまざまな感情動詞の使い方について、例文をまじえて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

英語で表現する感情の概念
自分の意志とは関係なく、なにかが起こった結果わいてくるものである。「感情は受け取るもの」としてとらえる。
特徴
受動態ではあるが、日本語訳は「~する」と表わす。
基本文型
主語 + be動詞 + 感情動詞の過去分詞…

英語で表現する感情は、受け取るものとしてとらえて受動態を用います。

英語と日本語の感情に対する感覚の違いに戸惑うかもしれませんが、日本語のイメージとは切り離して考えるようにしましょう。

感情動詞の受動構文を使いこなすことができれば、自分の気持ちや周りの状況を豊かに表現することができるようになります。

ぜひこの機会に練習をしてマスターしてください。