「月」と「曜日」の英語表記一覧!おすすめの覚え方と由来も紹介

「月」と「曜日」の英語表記一覧!おすすめの覚え方と由来も紹介

「月」と「曜日」に関する英語表現は、日常会話はもちろん、ビジネス文書やニュース記事など、さまざまな場面に登場します。

しかし、「月」を表す英単語は全部で12個、「曜日」を表す英単語は7個と、数が多いため、覚えるのに苦労している人は多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、英語の「月」「曜日」の正しい表記と由来、注意すべき使い方、そしておすすめの覚え方などを紹介します。

大島さくら子

コンテンツ監修者:
大島さくら子

英語教育事業(株)オフィス・ビー・アイ代表取締役。慶應義塾大学(法学部・政治学専攻)卒。Temple University Japan(教養学部・アジア学専攻)卒。ビジネス英語講師として多くの企業、団体で英語講師を務める。英語学習書ライターとしても活動。英検1級、TOEICRL&R 990点満点/S&W400点満点。著書多数。

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YouTube動画「月」と「曜日」の発音と注意すべき使い方

英語の「月」と「曜日」の正しい表記を確認

英語の「月」と「曜日」の正しい表記を確認

まず、英語の「月」と「曜日」の正しい表記と省略表記を一覧表にしました。

「月」の正しい表記と省略表記

日本語 英語
1月 January Jan.
2月 February Feb.
3月 March Mar.
4月 April Apr.
5月 May May
※Mayには省略表記はありません。
6月 June Jun.
7月 July Jul.
8月 August Aug.
9月 September Sep./Sept.
10月 October Oct.
11月 November Nov.
12月 December Dec.

「曜日」の正しい表記と省略表記

日本語 英語
月曜日 Monday Mon.
火曜日 Tuesday Tue.
水曜日 Wednesday Wed.
木曜日 Thursday Thu.
金曜日 Friday Fri.
土曜日 Saturday Sat.
日曜日 Sunday Sun.

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英語の「月」と「曜日」の由来とは?

英語の「月」と「曜日」の由来とは?

続いて、英語の「月」と「曜日」の由来を紹介します。

由来には諸説ありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

「月」の由来

一見なんの意味も成さないように見える英語の月を表す名詞ですが、実は古代ローマの暦と神々の名前に由来しています。

1月〜12月の由来はそれぞれ以下の通りです。

  • 1月:January(ローマ神話の神「Janus(ヤヌス)」)
  • 2月:February (死の季節の神「Februus(フェブルウス)」)
  • 3月:March(農耕を司る神「Mars(マルス)」)
  • 4月:April(ギリシャ神話の愛と美の女神「Aphrodite(アフロディーテ)」)
  • 5月:May(春の女神「Maia(マイア)」)
  • 6月:June(結婚や出産の女神「Juno(ユノ)」)
  • 7月:July(共和政ローマ末期の政治家・軍人・文筆家「Julius Caesar(ジュリアス・シーザー)」)
  • 8月:August(初代ローマ帝国皇帝「Gaius Octavianus(ガイウス・オクタヴィアヌス)」)
  • 9月:September(7番目の月)
  • 10月:October(8番目の月)
  • 11月:November(9番目の月)
  • 12月:December(10番目の月)

このように、1月〜8月の月の名詞は、ローマ神話やギリシャ神話の神の名前や当時偉大な存在であった人物の誕生月に由来しています。

また、9月〜12月に関しては、古代ローマでのラテン語による月の数え方がそのまま残っています。

Septemberはseptemで「7」、Octoberはoctoで「8」、Novemberはnovemで「9」、Decemberはdecemで「10」という数字を表します。

古代ローマでは、1年は3月から始まると考えられていたため、9月が「7番目の月」、10月が「8番目の月」と呼ばれていました。

ところが、紀元前700年頃に冬至を年の始めに制定した新しい暦が導入されます。この新しい暦では、冬の月であるJanuaryとFebruaryが追加され、それまでの10ヶ月が2ヶ月後ろにずれることになりました。しかし、それぞれの月の名前は変更されなかったため、本来の意味と現在の月の順番が一致しなくなったのです。

ちなみに、8本足の「タコ」はoctopus、「八角形」はoctagon。Octoberと同じ語源octoからきていることがわかりますね。

「曜日」の由来

続いて、英語の「曜日」の由来を紹介します。

  • 月曜日:Monday(月神「ルーナ」→Luna→Moon+Day)
  • 火曜日:Tuesday(ゲルマン神話の神「テュール」→Tyr+Day)
  • 水曜日:Wednesday(ローマの神「オーディン」→Odin→Othin→Woden→Wodan+Day)
  • 木曜日:Thursday(北欧神話の神「トール」→Thor+Day)
  • 金曜日:Friday(北欧神話の美の女神「フレイア」→Freija→+Day
  • 土曜日:Saturday(ローマ神話の農耕神「サターン」→dies Saturnus→Saturn’s day→Saturday)
  • 日曜日:Sunday(ローマ神話の太陽神「ソール」→dies Solis/Sunnon-dagaz→Sun‘s Day→Sunday)

Mondayは、「月の女神」Lunaにちなんで名付けられましたが、その後、英語が発展する過程で、LunaはMoonへと変化したようです。

TuesdayのTyrはTuに変化し、「~の」を表すesが付いた形です。

WednesdayのOdinはWodenなどに変化し、最終的にWednに「~の」を表すesが付いた形になりました。

Saturdayは、ラテン語でdies Saturnus「サトゥルヌスの日」が語源。diesは「日」で、Saturnusはローマ神話の農耕の神のこと。ただし、Saturnusは英語でSaturnと呼びます。そこからSaturn’s day→Saturdayになりました。

Sundayは、ラテン語でdies Solis「ソールの日」が語源。diesは「日」で、Solisは太陽神。英語ではSunなので、Sun’s day→Sundayとなりました。

ただし、Sundayの語源はラテン語ではなく、古代ゲルマン語のSunnon-dagazが直接変化したという説もあります。Sunnon は、「太陽」、dagaz は、「日」を意味します。

このように、英語の「曜日」は「月」と同様に、古代ローマ神話や北欧神話の神々の名前に由来しています。

英語の「月」と「曜日」の覚え方

英語の「月」と「曜日」の覚え方

続いて、英語の「月」「曜日」の正しい読み方とスペルを覚える方法を4つ紹介します。

以下で紹介する方法の中から自分に合ったものを見つけて、英語の「月」「曜日」を覚えましょう。

フラッシュカードで覚える

英語の「月」「曜日」を覚えるおすすめの方法のひとつ目は、フラッシュカードを活用することです。

フラッシュカードとは、表に英単語、裏にその日本語の意味が書かれているカードのこと。

「英語→日本語」「日本語→英語」と、答えを隠してカードをめくりながら、正しい読み方、スペル、意味をセットで覚えることができます。

フラッシュカードは子どもの英語学習にはもちろん、大人にもおすすめです。

子どもや初心者なら歌で覚える

子どもや英語初心者には、「月と曜日を覚えるための歌動画」の活用がおすすめです。

YouTubeで公開されている歌動画は、英語圏の子ども達に向けて作られたものなので、楽しく英語の「月」と「曜日」を覚えることができます。

「英単語を機械的に覚えるのは苦手…」という人は、ぜひYouTubeで公開されている歌動画を教材として活用してください。

Months Of The Year Song /KidsTV123

こちらは、英語の動揺『テン・リトル・インディアンズ』のメロディに合わせて、英語の月の名前を覚えることができる歌動画です。

同じYouTubeチャンネルによって公開されている、下で紹介している「曜日」バージョンの歌動画も合わせて活用するといいでしょう。

Days of The Week Song / KidsTV123

こちらは定番の“Sunday, Monday, Tuesday……”という英語の曜日ソングです。

歌に合わせて口ずさめば、自然と英語の「曜日」が覚えられるでしょう。

歌のテンポがゆっくりなので、英語に慣れていない人でも無理なく歌えます。

語呂合わせで覚える

だじゃれDE一週間 / NHK

「英語の曜日を語呂合わせで覚えたい!」という人には、NHK教育テレビによる『だじゃれDE一週間』という番組がおすすめです。

参考リンク:おはようソング「だじゃれDE一週間 英語編」

  • 月曜日がはじマンデー(Monday)
  • 火曜日あいさつ「ち〜ず」デー(Tuesday)
  • 水曜ころんで うぇ〜んズデー(Wednesday)

といったように、英語の曜日を日本語の語呂合わせで覚えることができます。

英語の曜日を語呂合わせで楽しく覚えたいという人は、ぜひ活用してください。

たくさん書いて覚える

英語の「月」と「曜日」は、「読み方」と「スペル」が一致しないものが多いので、覚える際に混乱します。

正しいスペルを覚えるためには、実際にそれぞれの単語を繰り返し書いて覚える方法が最も効果的です。

「英語の月と曜日の読み方は覚えているけど、正しいスペルがなかなか覚えられない…」という人は、記憶に定着するまで実際に書いて練習してみましょう。

英語の「月」と「曜日」を書く際の注意点

英語の「月」と「曜日」を書く際の注意点

最後に、英語で「月」と「曜日」を書く際に気をつけたいポイントを3つ紹介します。

正しいスペルだけでなく、ネイティブに正しく伝わる表記の仕方を覚えておきましょう。

順番に気をつける

日本語では日付を書く際、「年→月→日」の順に書きますが、英語では「月→日→年」または「日→月→年」という順番になります。

英語には大きく分けて「アメリカ英語」と「イギリス英語」の2種類があるため、どちらの英語を使うかによって年月日の表記の順番が異なります。

フォーマル カジュアル
日本式 2024年12月1日 2024/12/01
アメリカ式 December 1st, 2024 12/01/2024
イギリス式 1st December 2024 01/12/2024

アメリカ式は主にアメリカで、イギリス式は主にヨーロッパ諸国やオーストラリア、ニュージーランドで使われています。

アメリカ式とイギリス式では、「月」と「日」の場所が入れ替わるので、どちらの方式で書いているか分からないと、「12月1日」なのか「1月12日」なのか判断できず混乱してしまいます。

英語で日付を記載する際は、どこの国の人が見ても分かるように、「December 1st, 2024」「1st December 2024」などと、「月」は数字ではなくスペルで表記することをおすすめします。

頭文字は必ず大文字

英語の「月」と「曜日」の名前は固有名詞なので、「January」「Monday」のように頭文字を大文字で表記します。

  • January is my favorite month.「1月は私が一番好きな月です。」
  • I was born in January.「私は1月に生まれました。」

このように、「月」と「曜日」は文章中の位置にかかわらず、必ず大文字で表記すると覚えておきましょう。

前置詞に気をつける

英語で「月」と「曜日」を表現する場合、それぞれ使用する前置詞が異なるので注意しましょう。

では、どの前置詞を使えばいいのか、以下解説します。

月の前置詞は“in”

「1月に」「2月に」など、英語で月を表現する際には、前置詞の“in”を使います。

  • I’m going to Australia in December.「12月にオーストラリアへ行く予定です。」
  • I took this picture in March.「この写真は3月に撮ったものです。」
  • I’m looking forward to meeting you in October.「10月にあなたに会えるのを楽しみにしています。」

ただし、「10月6日に」など日にちを表す場合は、“on”を使います。

  • I was born on January 20th.「私は1月20日に生まれました。」

曜日の前置詞は“on”

「月曜日に」「火曜日に」など、英語で曜日を表現する際には、前置詞の“on”を使います。

  • I’ll see you on Monday.「月曜日に会いましょう。」
  • Are you free on Tuesday afternoon?「火曜日の午後は空いていますか?」
  • Movies are cheap on Mondays.「毎週月曜日は映画が安いです。」

「月」と「曜日」についてのまとめ

この記事では、英語の「月」と「曜日」の表記や覚え方などについて説明しました。

英語学習者にとって、「月」と「曜日」のスペルは最も覚えにくい単語の一つと言われています。また、中には発音が難しいものもあります。

しかし「月」と「曜日」に関する英単語は、日常会話やビジネス英会話など様々なシーンで頻繁に登場するので、できるだけ早いうちに覚えておくことをおすすめします。

それぞれの「月」や「曜日」の語源や由来を知り、理解することで、記憶が定着しやすくなります。また、フラッシュカードや音楽、語呂合わせを活用したり、ただひたすら書いたりするのも有効です。

ぜひ、自分に合った学習方法を見つけ、この機会にしっかりと覚えましょう。