【TOEIC Part3・Part4対策】|聞き取れない時の対処法とおすすめ勉強法

 【TOEIC Part3・Part4対策】|聞き取れない時の対処法とおすすめ勉強法

TOEICで目標スコア到達を目指すなら、配点が大きいPart3とPart4で安定して点数を取れるようにしたいですよね。

本記事では、TOEICのPart3とPart4の対策や解き方のコツ、課題別のおすすめ勉強法などを紹介します。

「Part3と4をどう対策すればいいかわからない……」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

TOEICリスニングPart3・Part4の概要

TOEICリスニングPart3・Part4の概要

TOEICリスニングセクションのPart3とPart4では、どのような問題が出題されるのでしょうか?

ここでは、それぞれのパートの概要とPart3とPart4の違いについて説明します。

Part3の概要

TOEIC L&RのPart3は、「会話のリスニング問題」です。

2人または3人の人物による会話を一度だけ聞いた後、会話の内容に関する設問を読んで4つの答えの中から適切なものを選んで回答します。

会話の内容に関する設問の他、問題用紙に印刷された図表などの情報を会話の内容に関連づけて回答する設問も出題されます。

会話の長さはおおよそ30秒〜40秒程度で、全部で13パターンの会話が用意されています。会話ごとに3つの設問があり、合計で39問出題されます。

情報量の多い会話をたった一度流される放送を聞き取り、様々な要素を含んだ設問に答える必要があるので、Part3はPart1〜2より難易度は上がります。

特に、3人の人物による会話は内容が複雑で混乱しやすいため、しっかり対策しておく必要があります。

問題形式 会話リスニング問題
問題数 39問
所要時間 約17分

Part4の概要

TOEIC L&RのPart4は、「説明文のリスニング問題」です。

アナウンスやナレーション、スピーチなどのミニトークを一度だけ聞いた後、ミニトークの内容に関する設問を読んで4つの答えの中から適切なものを選んで回答します。

ミニトークは一人のナレーターが読み上げます。一つのミニトークの長さは30秒〜60秒程度。全部で10のミニトークが出題され、ミニトークごとに3つの設問が出題されます。

Part3に引き続き、ミニトークの内容に関する設問に加えて、問題用紙に印刷された図表などの情報をミニトークの内容に関連づけて答える設問もあります。

ナレーターによって次から次へと読み上げられる英文を瞬時に理解し、設問に答える必要がある他、登場する語彙のレベルも上がるため、Part3と同様にPart1~2より難易度は上がります。

Part1~2が苦手という方は、TOEICのPart4対策を念入りに行いましょう。

問題形式 説明文リスニング問題
問題数 30問
所要時間 約16分間

TOEICのPart3とPart4の違いは?

ここでは、Part3とPart4の違いを紹介します。

複数の人物による会話 VS 一人のナレーターによるミニトーク

Part3とPart4の一番大きな違いは、「放送される音声の内容」です。

Part3では2人または3人の人物による会話を、Part4では一人のナレーターによるミニトーク(説明文)をそれぞれ聞いて設問に答えます。

音声の内容
Part3 2人または3人の人物による「会話」
Part4 一人のナレーターによる「ミニトーク」

出題数は全部で何問?

Part3とPart4では出題数が異なります。

Part3は13の会話から、Part4は10のミニトークから出題され、それぞれ一つの会話・ミニトークごとに3問ずつ設問があります。

問題数
Part3 39問(会話13×各3問)
Part4 30問(ミニトーク10×各3問)

難易度

Part3とPart4では、人によって難易度の感じ方が異なります。

「会話の方が理解しやすい」と感じる人もいれば、「話者が一人のミニトークの方が聞き取りやすい」と感じる人もいるため、一概にPart3またはPart4のどちらの難易度が高いと言い切ることはできません。

模試や練習問題に繰り返し取り組んで、自分の得意苦手を把握し、それに合わせてしっかり対策することが大切です。

TOEICのPart3とPart4が聞き取れない!必要な英語力とは?

Part3とPart4が聞き取れない!必要な英語力とは?

Part3の「会話問題」とPart4の「説明文問題」は、初心者〜中級者の多くが苦戦するパートです。

では、Part3とPart4で英文をしっかり聞き取り、正答を導き出すためにはどの程度の英語力が必要でしょうか?

英語を聞き取る能力

Part3とPart4で得点を稼ぐには、「英語を聞き取る能力」が必要です。

次から次へと読み上げられる会話、およびミニトークを一度で聞き取り、瞬時にかつ正確に理解する必要があります。

TOEICの音声は、ネイティブが通常話す速度と比べるとゆっくりです。そのため、ムリなく聞き取れるくらいの聞き取り能力があることが理想的です。

そのためには、普段からネイティブのナチュラルスピードの英語を聞いたり、TOEICの問題音声を1.5〜2倍速にして聞いたりして、聞き取り能力を鍛える必要があります。

英語の読解力

Part3とPart4では、英語の聞き取り能力に加えて、「英語の読解力」も必要です。

「リスニングなのに読解力が必要なの?」と思うかもしれませんが、Part3とPart4で得点を稼ぐには、

  • 英語の語彙力・文法力
  • 英語の語順理解力
  • 設問を読んで理解する読解力

など、聞き取り能力に加えて英語の読解力、ひいては総合的な英語力を身につけておくことが不可欠です。

いくら英語の聞き取り能力に長けていても、会話やミニトークの内容や意図を理解できなかったり、設問を読むスピードが遅かったりすれば、高得点は望めません。

Part3とPart4で高得点を狙いたいなら、TOEICに特化した勉強だけでなく、語彙力や文法力、読解力など総合的な英語力もしっかり伸ばしていきましょう。

TOEICリスニングPart3・Part4の対策・解き方

TOEICリスニングPart3・Part4の対策・解き方

Part3・Part4で高得点を狙うには、対策と解き方のコツを会得することが大切です。

ここでは、押さえておきたいPart3・Part4の対策と解き方のコツを3つ紹介します。

  • 設問パターンを押さえる
  • 聞き取り能力を鍛える
  • 先読のテクニックを身につける

設問パターンを押さえる

Part3とPart4は、出題される問題のパターンがある程度固定化されています。

Part3とPart4の設問は、「全体問題」と「個別問題」の2つに大きく分けることができます。

全体問題

全体問題は、問題文の内容全般について問われる設問です。

【例】

  • What are the speakers talking about?
    (登場人物は何について話していますか?)
  • What is the purpose of 〇〇?
    (〇〇の目的は何ですか?)
  • Where is this conversation most likely taking place?
    (この会話はどこで繰り広げられているでしょうか?)

個別問題

個別問題は、会話/ミニトークの中で読み上げられる一部の情報について問われる設問です。

  • What does the man request?
    (男性は何をリクエストしましたか?)
  • What will the man do next?
    (男性は次に何をしますか?)
  • What is the man concerned about?
    (男性は何を心配していますか?)

Part3とPart4の頻出問題を押さえておくことで、どこを重点的に聞くべきかがわかるようになります。

また、あらかじめ設問パターンが把握できるようになっていれば、設問を見てすぐに「問われていること」がわかり、先読みのスピードが向上するというメリットもあります。

聞き取り能力を鍛える

Part3・Part4で点数を取れるようになるには、ただ教材の音声を何度も聞くだけでなく、具体的な対策を行って「聞き取り能力」を鍛える必要があります。

すでに十分な聞き取り能力が身についている人であれば、教材の音声を何度も聞いているうちに、自然と耳が馴染んでいくことも考えられますが、初心者〜中級者の場合は、発音を学んだりシャドーイング・音読に取り組んだりして、基礎から鍛えないと聞き取り能力は身につきません。

他にも、TOEIC公式問題集のスクリプトを使ってデイクテーション(音声の聞き取り)に取り組んだり、オーバーラッピング(音声を聞きながら音声と同じ内容のスクリプトを音読する)に取り組んだりする方法もおすすめです。

記事の後半で紹介しているおすすめの問題集・参考書を活用して、Part3・Part4で必要な聞き取り能力を効率良く伸ばしていきましょう。

先読みのテクニックを身につける

Part3とPart4では、長文の問題文を一度で聞き取る必要があるため、制限時間内に正しい答えを導き出すには、「先読み」のテクニックを身につけることが大切です。

先読みとは、問題文を聞く前に設問を先に読んでおくというテクニックのことで、音声を聞く前に大まかな内容を推測できる、重点的に聞くべきポイントがわかるなどのメリットがあります。

先読みのやり方とコツについては、次章で詳しく説明していますのでぜひ参考にしてください。

先読みのやり方とコツ

先読みのやり方とコツ

TOEICリスニングのPart3とPart4では、「設問の先読みができるかどうか」が勝負の分かれ目だと言っても過言ではありません。

ここでは、先読みのメリットと基本のやり方、先読みスキル習得のコツについて解説します。

先読みのメリット

そもそも先読みとは、「音声を聞く前に問題用紙に印刷された設問や図表などを先に読んでおくこと」を指します。

先読みには、主に次の2つのメリットがあります。

  • 会話/ミニトークの内容を音声が流れる前に大まかに把握できる
  • 注意して聞くべきポイントがわかる

まず、設問に先に目を通しておくことで、これから聞く会話/ミニトークの内容を大まかに把握することができます。

たとえば、設問に“What does the speaker say about the repair?(話者は修理について何と言っていますか?)”、“When can the listener pick up his car?(聞き手はいつ車を引き取りにいくことができますか?)”とあれば、「車の修理についてのミニトークだろう」と予測することができます。

「車の修理についてのミニトーク」とおおよその見当をつけてから音声を聞くことができるので、問題を解く上で非常に有利になります。

第2に、先読みには「注意して聞くべきポイントがわかる」というメリットもあります。

たとえば、“When can the listener pick up his car?(聞き手はいつ車を引き取りにいくことができますか?)”という設問を先に読んでおけば、「今日」「明日」「来週」などの日程に注意して聞き取る必要があるとわかります。

設問で問われている内容をもとに重点的に聞くべきポイントがわかるので、答えに結びつく箇所を聞き逃さなくなり、結果的に正答率が上がります。

先読みの基本のやり方

Part3とPart4に共通して使える、先読みのやり方をわかりやすく説明します。

  1. Directionが流れている間に、設問を先読みする
  2. 音声が流れ始めたら先読みを中断し、集中して聞く
  3. 聞いた音声の設問に答える
  4. 残りの回答時間を使って次の設問を先読みする
  5. 以下「2〜4」を繰り返す
  1. 1.「Directions」が流れている間に、最初の会話/ミニトークの設問(3問)を先読みする

    Part3とPart4では、それぞれ問題の放送の前に「Directions」という各パートの説明文が流れます。

    模試や練習問題で出題傾向を把握しておけば、本番のテストではDirectionsを聞く必要はないので、この時間を利用して最初の会話/ミニトークの設問(3問)を先読みしましょう。

    「どんな内容の会話/ミニトークか」「どんな点に注意して聞くべきか」といったことを確認しながら、素早くかつ正確に設問を確認することが大切です。

  2. 2.音声が流れ始めたら先読みを中断し、集中して聞く

    “Questions 32 through 34 refer to the following 〇〇.(問題32から34は次の〇〇に関するものです。)”という案内の放送が始まったら先読みを中断し、音声を聞くことだけに意識を集中します。

    問題文が流れている間、設問を読んでいると肝心の問題文を聞き逃してしまうので注意しましょう。

    問題文は一度しか放送されませんので、問題文が流れている間は聞くことだけに意識を集中し、先読みで得た情報をもとに注意深く聞き取りましょう。

  3. 3.聞いた音声の設問に答える

    問題文の放送が終わると、設問が読み上げられます。

    設問文の放送は、「設問1」→「回答時間(8秒間)→「設問2」→「回答時間(8秒)」→「設問3」→「回答時間(8秒間)」という流れで進みます。

    ただし、設問文は問題用紙に印字されているので、設問の部分は放送を待たず、自分のペースでできるだけ早く読んで回答するようにしましょう。

  4. 4.残りの回答時間を使って次の会話/ミニトークの設問(3問)を先読みする

    最初の設問に回答し次第、残った時間を利用して次の問題の設問文を先読みします。

    最初の問題の設問の先読みと同様、“Questions 35 through 37 refer to the following 〇〇.(問題35から37は次の〇〇に関するものです。)”という放送があったら、先読みを中断して問題文のリスニングに意識を集中しましょう。

  5. 5.以下「2〜4」を繰り返す

    Part3では全部で13の音声、Part4では全部で10の音声がそれぞれ出題されます。

    ここまでと同じ要領で「先読み」→「回答」を繰り返し、問題に答えていきましょう。

先読みのコツ

先読みをする上で、押さえておきたいコツと注意点は下記の通りです。

  • 先読みするのは設問だけでOK
  • 音声放送中は「聞くこと」に集中する

まず、Part3とPart4で先読みするのは、基本的に設問だけでOKです。

というのも、先読みに使える時間は限られていますし、選択肢まで先読みしたところで覚え切れない可能性があるからです。

大切な情報が問題文の冒頭で流れることもありますから、聞き逃さないように注意しましょう。

次に、音声放送中はとにかく「聞くこと」だけに意識を集中することが大切です。

900点以上のハイスコアを目指すような上級者でない限り、設問を先読みしながら問題文を正確に聞き取ることや、問題文を聞きながら解くことは不可能です。

先読みすることに意識を取られ、情報を聞き逃してしまっては本末転倒ですので、問題文が流れている間は「聞くこと」にすべての意識を集中しましょう。

【課題別】スコアアップのためのTOEICのPart3・Part4勉強法

ここでは、スコアアップのためのPart3とPart4の勉強法を課題別に紹介します。

「英語が聞き取れない」「そもそもスクリプトを読んでも理解できない」「Part3・Part4に苦手意識がある」など、自分の課題に合わせて勉強法を選べるようにしてあるので、ぜひ参考にしてください。

課題 おすすめの対策・勉強法
英語が聞き取れない ・シャドーイングで発音を学ぶ
・スクリプトを使って暗唱・音読をする
・日常的にたくさんの英語を聞く
スクリプトを読んでも理解できない ・TOEICの頻出単語を覚える
・基礎英文法を復習する
Part3とPart4に苦手意識がある ・問題集を繰り返し解く

【課題①】英語が聞き取れない

まず、「英語が聞き取れない」という課題を抱えている方におすすめの勉強法を3つ紹介します。

シャドーイングで発音を学ぶ

Part3とPart4のリスニングが聞き取れないのは、英語の音を正しく聞き取れていないことが原因かもしれません。

一般的に、「自分が正しく発音できない音は聞き取れない」と言われており、これまで英語の発音を学んで来なかった人の場合、英語の発音を学ぶことでリスニング力向上につながることがあります。

そこで英語の発音を学ぶ方法の一つに「シャドーイング」があります。

シャドーイングとは、英語の音声を聞いて、その音声を「シャドー(影)」のように追いかけて真似をするトレーニング法のことです。

英語のナチュラルスピードで発音を真似する練習に取り組むことで、英語の音を正しく発音できるようになり、最終的に英語の音を正しく聞き取れるようになります。

このように、英語の正しい発音を学ぶことで、英語の音を正確に聞き取る能力は向上します。

スクリプトを使って暗唱・音読をする

TOEICの問題文のスクリプトを使って暗唱・音読に取り組む方法も、TOEICのリスニング力の向上に効果的です。

この練習に取り組む際、できるだけTOEIC公式スピーカーと同じくらいの速さで音読することで、「英語のスピードが速すぎて追いつけない」「早すぎて聞き取れない」という悩みを解消することができます。

日常的にたくさんの英語を聞く

TOEICのリスニングを聞き取れるようになるには、日常的にたくさんの英語を聞くことも効果的です。

TOEIC対策用の音源や動画はもちろん、日常英会話やビジネス英会話の動画やポッドキャスト、英語のニュースなども積極的に聞くようにしましょう。

ただし、リスニング練習に取り組む際は、音声をただ聞き流すのではなく、「発音」と「意味」に意識を集中し、丁寧に聞くことが大切です。

普段からたくさんの英語を聞くことで、TOEICのPart3・4に通用する高い聞き取り能力が身につきます。

【課題②】スクリプトを読んでも理解できない

TOEICの模試や練習問題の答え合わせで、問題文のスクリプトを読んでも理解できない場合は、語彙や文法などの基礎力が不足している可能性があります。

「スクリプトを読んでも理解できない」という方の場合は、まず語彙や文法などの基礎を固め、リスニング力の向上につなげていきましょう。

TOEICの頻出語彙を覚える

問題文を聞き取れないだけでなく、スクリプトを読んでも内容を理解できない方の場合は、最初にTOEICの頻出単語をマスターする必要があります。

そもそも、TOEICのリスニングに出てくる単語の意味がわからないと、問題文や設問文を理解することができません。

語彙が十分に身についていない状態では、英語を聞き取る練習をしたり、Part3とPart4の模試に取り組んだりすることすらできません。

そこでおすすめしたいのが、TOEICの頻出語彙を網羅した市販の単語帳を使った語彙力を向上させる学習です。

TOEICの頻出語彙を収録してある単語帳は、TOEICのPart3・Part4で最もよく登場する英単語から順に学ぶことができるので、効率良くスコアアップを狙えます。

基礎英文法を復習する

基礎英文法の知識も、Part3とPart4で点数を取るには欠かさず身につけておきたいことの一つです。

Prat3とPart4では、大学入試で出てくるような難解な英文法問題が出題されることはありませんが、問題文を英語の語順のまま、素早くかつ正確に聞き取り理解するには、中学・高校レベルの英文法の知識が必要です。

今の自分の英文法力に合わせて、中学レベルまたは高校レベルの英文法を一度学び直すことをおすすめします。

TOEIC対策に特化した文法書はもちろん、『English Grammar in Use』など基礎文法を網羅した文法書も、TOEICのリスニングで求められる文法力を鍛えるのに適しています。

【課題③】Part3とPart4に苦手意識がある

長文を一度で聞いただけで理解しなければならないPart3とPart4は、難易度が高く苦手にしている学習者が多いパートです。

そのため、英語の聞き取り能力や語彙・文法の知識は十分に身についているにもかかわらず、Part3とPart4に対する苦手意識が拭えない方は少なくありません。

Part3とPart4に対して苦手意識があるなら、問題を多数こなして出題傾向に慣れることが有効な手段です。

ここでは、出題傾向に慣れるためにおすすめの勉強法を一つ紹介します。

問題集を繰り返し解く

Part3とPart4の苦手意識を払拭し、高得点を狙うには、練習問題を多数こなして出題傾向に慣れることが効果的です。

Part3とPart4の出題形式は模試も本番のテストも毎回同じですので、公式問題集や参考書などを活用し、出題形式や音声のスピード、語彙・文法のレベル感に慣れましょう。

また、問題を何度も繰り返し解くことには、自分が苦手にしている部分を把握し、克服できるというメリットもあります。

次章では、Part3とPart4の問題を数多く収録したおすすめの問題集・参考書を紹介していますので、ぜひ自分に合った1冊を使って日々勉強に取り組んでください。

TOEIC対策におすすめのオンライン英会話

TOEIC対策ができるおすすめのオンライン英会話を紹介します。

1人で対策するのは少し不安があるという方は、ぜひオンライン英会話スクールを活用してみてください。

第1位 ECCオンラインレッスン

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【フィリピン人講師】
■通常プラン
・月4回:月額3,080円~
・月8回:月額4,620円~
・1日1回:月額8,866円
・1日2回:月額13,640円
■デイタイムプラン
・月4回:月額2,772円~
・月8回:月額4,152円~
・1日1回:月額7,967円
・1日2回:月額12,276円
【ネイティブ・バイリンガル日本人講師】
■通常プラン
・月2回:月額8,360円~
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※税込価格です。

・幼児向けや小学生プランあり
無料体験レッスン2回あり

・オンライン英会話
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・創業60周年のEECグループのサービス
・講師は研修や定期的にトレーニングを実施
・初心者の方への指導経験が豊富
・ECCが自社開発した日本人がつまずきやすいポイントを押さえたテキストやカリキュラム
・日常英会話~趣味、時事問題にまで幅広いテキストを用意
・企業、教育機関の利用実績が国内3,000社以上
・英語以外の言語も学べる

第2位 QQEnglish

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■月4回コース:2,680円
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■月16回コース:7,980円
■月30回コース:11,980円

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・新規入会初月99円キャンペーンあり
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無料体験レッスン2回

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・グループレッスン
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・講師は全員正社員
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・高速回線を使用
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第3位 mytutor

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■月額制プラン
・毎月8回コース:月額6,980円
・毎月12回コース:月額8,980円
・毎月16回コース:月額10,980円
・毎月20回コース:月額12,980円
・毎月30回コース:月額19,980円

※税込価格です。

■その他
・ポイント制プラン
・月額制プラン 追加ポイント

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・1日の受講数に制限なし
・SkypeかZoom好きな方を選べる
・カリキュラムの種類が豊富

Part3・Part4対策におすすめの問題集・参考書

Part3とPart4対策におすすめしたい問題集・参考書を4冊紹介します。

おすすめの人 問題集・参考書
Part3・4を効率良く攻略したい人 TOEIC L&R パート3・4特急 実力養成ドリル
Part3・4で必要なリスニング力を鍛えたい人 TOEIC L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1
Part3・4でハイスコアを取りたい人 TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4
本番さながらの模試に取り組みたい人 公式TOEIC Listening & Reading 問題集9

TOEIC L&R パート3・4特急 実力養成ドリル

『TOEIC L&R パート3・4特急 実力養成ドリル』は、朝日新聞社出版の人気TOEIC対策教材です。

本書は、新形式に完全対応しており、Part3・Part4の本番さながらの良問を多数収録しています。

Part3の会話の問題とPart4のミニトークの問題、新形式問題を、このドリル1冊で効率良く攻略することができます。

Part3とPart4の問題に繰り返し取り組んで出題形式や音声スピードに慣れたい方、本番さながらの良書で効率良く攻略したい方におすすめしたい1冊です。

TOEIC L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1

『TOEIC L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1』は、語学系出版物の企画から販売までを行っている株式会社アルクが出版しているTOEIC対策本です。

1日にPart3の会話問題またはPart4のミニトーク問題のいずれか1題に取り組むプログラム構成になっており、「1日20分×4週間」で、Part3・Part4で必要なリスニング力を鍛えることができます。

本書の最大の特長は、超ゆっくりの「0.7倍」から超高速の「2.5倍」までの変速音声を使ったリスニング練習や音読練習に取り組めるところです。

Part3・4で必要なリスニング力と得点力を効率良く伸ばしたい方におすすめする1冊です。

TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4

『TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4』は、株式会社アルクが出版するTOEIC問題集のPart3&4版です。

本書には、Part3とPart4の豊富な練習問題と狙いを定めたトレーニング、人気講師・早川幸治による問題パターン解説が収録してあり、これ1冊でPart3とPart4を徹底攻略することができます。

また、巻末に「ミニ模試」を2回分収録してあり、学習の仕上げと実力チェック、問題タイプ別弱点診断ができるようになっているのもおすすめのポイントです。

Part3・4でハイスコアを狙う上級者の方におすすめしたい1冊です。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集9

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集9』は、TOEICを運営するETSが出版している公式教材の最新刊です(2023年1月現在)。

ETSが本番のテストと同じように作成した問題と、TOEIC公式のスピーカーのリスニング音声を収録してあり、本番さながらの模試に取り組めます。

さらに、参考スコア範囲の換算表も付属しているので、その時点における自分のスコアの目安を把握することもできます。

本番さながらの模試に取り組んで、本番テストの出題形式やリスニング音声に慣れたい方、実力をチェックしたい方におすすめしたい問題集です。 

TOEICリスニングPart3・Part4対策についてのまとめ

本記事では、リスニングパートで最も難易度が高いとされるPsrt3とPart4の対策と勉強法、おすすめの問題集・参考書などを紹介しました。

Part3・Part4で得点を稼ぐには、教材の音声を何度もただ聞くだけでなく、自分の弱点を知り、その弱点を克服するための具体的な対策を行うことが大切です。

課題例 おすすめの対策・勉強法
英語が聞き取れない ・シャドーイングで発音を学ぶ
・スクリプトを使って暗唱・音読をする
・日常的にたくさんの英語を聞く
スクリプトを読んでも理解できない ・TOEICの頻出単語を覚える
・基礎英文法を復習する
Part3とPart4に苦手意識がある ・問題集を繰り返し解く

また、課題に合わせた対策に加えて、「先読み」のテクニックを身につけることもPart3・Part4対策として非常に有効な手段です。

ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、Part3とPart4で安定して点数を取れるようにして、目標スコア到達を目指してください。