早朝にレッスンができるオンライン英会話5選

出勤前や登校前の時間を活用して英語を学びたいと考えている方にとって、早朝に受講できるオンライン英会話は魅力的な選択肢です。本記事では、早朝レッスンが可能なオンライン英会話を厳選し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。忙しい日々の中で効率よく英語を学ぶための自分に合ったサービスを見つけましょう。

早朝レッスンを受講できるおすすめのオンライン英会話

早朝にオンライン英会話のレッスンを受ければ、1日を有意義にスタートできます。ここでは、早朝レッスンに対応したオンライン英会話サービスの中からおすすめできるサービスをいくつか取り上げ、各サービスの特徴や魅力を紹介します。

ネイティブキャンプ

「ネイティブキャンプ」は、24時間いつでも受講可能なオンライン英会話サービスです。予約の必要がなく、回数無制限で受けられるため、思い立ったときすぐにレッスンを受けられます。

講師は英語を母語とするネイティブに加え、フィリピンやセルビアなど英語力の高い国の講師が在籍しています。さらに、日本人講師のレッスンも受けられるため、基礎からしっかり学びたい人にも対応しています。時差の影響で講師の待機状況は時間帯によって変わるため、早朝にレッスンを受ける時間帯は、どの国の講師が担当していることが多いかを確認しておくとよいでしょう。

料金プランには、月8回のレッスンが受けられる「ライトプラン」（5,450円）、無制限で受講できる「プレミアムプラン」（7,480円）、プレミアムプラン会員の家族が受講できる「ファミリープラン」（1,980円）があります。追加オプションとして、ネイティブ講師のレッスンが受け放題になるサービス（月9,800円）や、カランメソッド専用のレッスン（月4,900円）も提供されています（すべて税込み価格）。

初回登録者に限り7日間の無料トライアルがあるのも魅力です。トライアル期間中でも回数無制限でレッスンを受けられます。予約の手間がなく、早朝でもすぐにレッスンを受けられるため、短時間でも英語に触れられるサービスを探している方に向いているサービスです。

MeRISE英会話

「MeRISE英会話」は、社会人向けの英語学習サービスを手がける企業が提供するオンライン英会話サービスです。フィリピン・セブ島で語学学校を運営しており、実践的な英語指導に強みがあります。受講者の様々な目的に対応できるよう複数のプランが用意されており、目的に合わせた学習スタイルに対応可能です。

こちらのサービスには全部で4種類のプランがあります。今回紹介する「オンラインプラン」は、6時から23時まで受講できるプランで、出勤前や登校前の時間を有効活用したい方に向いています。1回のレッスン時間は50分と長めで、発話の機会を多く確保できるのが特徴です。講師は全員、3年以上の指導経験があるTESOL取得済みのフィリピン人です。質の高いレッスンが期待できます。

このプランの料金は月額13,200円（税込）です。この料金で好きなだけレッスンが受けられます。

「オンラインプラン」以外にも、専任の日本人トレーナーが学習計画を立て、継続的にサポートしてくれる「コーチングプラン」、対面とオンラインの併用が可能な「スタンダードプラン」、短期間で発音を矯正・強化する「ハツオン」といったニーズに応じたプランが用意されています。

ビズメイツ

「ビズメイツ」は、ビジネス英語に特化したオンライン英会話サービスです。講師は全員、ビジネス経験を有するフィリピン人で、実践的な英語力を伸ばす指導を行っています。

レッスンは早朝5時から深夜1時まで。予約はレッスン直前まで可能で、早朝の時間を活用したい方に最適です。1回25分のマンツーマン形式のレッスンでは、英語での業務対応や商談など実践的な練習を集中して行います。料金は1日1レッスンのプランが月額14,850円、1日2レッスンのプランが月額21,450円です（どちらも税込み価格）。

カリキュラムは、交渉・プレゼン・異文化理解など、実務に直結する英語スキルを強化できる内容になっています。日常会話ではなく、仕事の場で成果を出すための英語を学びたい方におすすめです。

レアジョブ

レアジョブは、朝6時から深夜1時まで受講できるオンライン英会話サービスです。講師は、フィリピンのトップ大学の学生や卒業生を中心に約6,000名が在籍しています。また、日本語のできる講師によるレッスンも提供しており、初心者でも安心して学べるサポート体制が整っています。

日常英会話コースとビジネス英会話コースがあり、レッスン時間ごとに複数のプランがあります。日常英会話コースには、1日1回25分、50分、100分のプランが用意されており、それぞれの月額は7,980円、12,980円、21,480円です。ビジネス英会話コースは、1日1回25分のプランが12,980円で提供されています（すべて税込み価格）。

予約はレッスン開始直前まで受け付けており、急な予定変更にも対応できるシステムになっています。朝の空いた時間を活用してスキルアップを目指している方に適したサービスです。

DMM英会話

「DMM英会話」は、リーズナブルな料金ながら豊富な教材が揃っている魅力的なオンライン英会話サービスです。24時間いつでもレッスンを受けられるため、朝活として英語を学びたい方の選択肢に入れられるサービスです。

提供されているプランは、「スタンダードプラン」と「プラスネイティブプラン」の2種類です。

「スタンダードプラン」は、世界120か国以上の講師とのマンツーマンで学ぶプランです。フィリピンや東欧諸国の講師に加え、日本人講師も在籍しているため、初心者でも安心して受講できます。月8回レッスンのコースが月額4,880円、毎日1レッスンのコースが月額6,980円と、オンライン英会話の中でも比較的手頃な価格になっています。このほか、1日2レッスン受けられる月額11,980円のコースと、1日4レッスン受けられる月額19,980円のコースも提供されています（すべて税込み価格）。

「プラスネイティブプラン」は、アメリカやイギリスなどのネイティブ講師とレッスンできるプランです。月8回レッスンのコースは月額12,980円、より本格的に英語を学びたい方には月額19,880円で毎日1レッスン受けられるコースが用意されています。さらに集中して学びたい方には、毎日2レッスン受けられるコースが月額38,980円で、毎日4レッスン受けられるコースが月額72,980円で用意されています。スタンダードプランと比べると料金は高くなってしまいますが、ネイティブの自然な表現を身につけたい方におすすめです。

DMM英会話のレッスンはすべてマンツーマン形式で、1回25分です。学習時間が短いため、出勤前や登校前の忙しい時間でも受講することができます。加えて、TOEICやIELTSなどの試験対策、ビジネス英会話、日常英会話など、12,000種類以上の教材をすべて無料で利用できるのも魅力です。

英語を勉強する方にとって、早朝だけでなく24時間受講可能な点は大きなメリットです。また、講師の選択肢が豊富なので、自分のニーズや予算に合わせて好みの講師を容易に見つけることができます。

早朝にオンライン英会話を利用するメリット

オンライン英会話は時間や場所を選ばないことが大きな魅力です。中でも早朝にレッスンを受けることにはさらなる利点があります。ここでは、早朝にオンライン英会話を利用することで得られる具体的なメリットをいくつか紹介します。

1日のスタートに英語を取り入れられる

朝一番に英語を話すことで、学習効率を高めることができます。言語の習得には継続的なインプットとアウトプットが不可欠ですが、朝は脳が最もリフレッシュしている時間帯です。そのため、脳は新しい情報を吸収しやすい状態になっています。

会話するとき脳は、「聞く」「話す」「考える」を同時に処理しています。そのため、脳が一番活発な状態になっている朝は、英語の瞬発力を鍛える絶好の時間帯です。また、朝に学んだことが日中のふとした瞬間に想起されることがよくあります。それが自然と反復学習になり、英語学習の効果が高まることが期待されます。

英会話は単なる知識の習得ではなく、会話する相手とやり取りしながら反応する必要があります。そのため、英会話の学習では脳全体が刺激され、思考の柔軟性が向上します。即座に返答する必要のあるオンライン英会話は、判断力や集中力が必要とされるため、単にニュースを読んだり問題を解いたりするより、頭の回転を加速させるのに適しています。

加えて、英会話を朝のルーティンとして取り入れることで、自己管理能力の向上にもつながります。決まった時間に学習する習慣を持つことで、時間を効率的に使えるようになり、1日のスケジュール全体が整います。これも朝に英会話学習を取り入れるメリットといえます。

1日を有効活用できる

出勤前や登校前の時間を活用して英会話レッスンを受けると、日中の時間も有効に使えるようになります。仕事や学校が始まる前にレッスンを受けておけば、日中は本業に集中できるだけでなく、英語を学習する時間を確保しなければというプレッシャーからも解放され、その結果、帰宅後は趣味やリラックスの時間に充てることができ、心にゆとりを持って1日を過ごせるようになります。

一方、夜は日中の活動によって疲労が蓄積しているため、集中力や記憶力が低下しています。

実際、ロイ・バウマイスター（Roy F. Baumeister）の研究によっても、人は1日に何度も意思決定を行うことで「決定疲れ（Decision Fatigue）」が生じ、夜になると判断力が低下することがわかっています。加えて、疲労が蓄積すると、脳が情報を保持しながら処理する能力であるワーキングメモリも低下してしまいます。

このように疲労が蓄積した夜間は、「聞く」「話す」「考える」を同時に行う英会話学習のような作業にはあまり適していません。

さらに、夜は突発的な事態が起きたり、付き合いが入ったりして予定が変わることが多い時間帯です。残業や急な会食、友人や家族との予定が入ることで、レッスンの時間を確保できないこともしばしばあるでしょう。疲れていたり急な予定が入ったりすると、「今日はもういいか」と妥協してしまいがちです。

一方、朝は外部から干渉を受けることが少なく、主体的に時間をコントロールできる時間帯です。仕事や学校が始まる前の時間は、電話やメールの通知や、急な用事が入ることが少ないため、レッスン時間を設けるのに適しています。

朝は意志力が最も高く、習慣を定着させるのに最適な時間帯です。オンライン英会話を朝のルーティンに組み込むことで、「やるかどうか」で迷うことなく、なかば自動的に習慣化できるでしょう。

予約が取りやすい

早朝の時間帯は、オンライン英会話の利用者が比較的少ないため、人気講師のレッスンを確保しやすいというメリットがあります。受講者の多くは夕方から夜にかけてレッスンを受ける傾向があるため、夕方から夜間にかけての時間帯が受講する人が最も多くなります。そのピークの時間帯を外せば競争率が低くなって、お気に入りの講師のレッスンを受けやすくなるというのがその理由です。

また、人気のある講師の予約はすぐに埋まってしまいますが、早朝の時間枠であれば前日の時点でも空きが見つかる可能性が高く、希望する講師を継続して指名しやすくなります。質の高い指導を受けたいのであれば、早朝レッスンの予約しやすさが大きな利点となるでしょう。

さらに、予約不要ですぐに受講できるタイプのオンライン英会話サービスなら、早朝は待機している講師の数に対して受講者が少ないため、レッスンをスムーズに開始できるという点も魅力です。早朝の方が選べる講師が多いため、夕方以降の時間帯よりも自分に合った講師が容易に見つかるでしょう。

習慣化による自己成長

以上、オンライン英会話を毎朝の習慣に取り入れることには多くのメリットがありますが、それらにも増して注目したいのが、自己成長につながるという点です。毎日決まった時間にレッスンを受けるという習慣が身につくまでのプロセスが、英語学習を継続することへのハードルを下げ、自己管理能力を高めます。

習慣とは、毎日行っていることが脳の基底核という領域で処理されるようになり、意識しなくても自然に行えるようになることです。朝のオンライン英会話を習慣化できれば、「英語を勉強しなければ」と意識することがなくなり、意志力の力を借りなくても自然に継続できるようになっています。

それに、新しい習慣が定着すると、「習慣の連鎖」と呼ばれる心理効果が働き、ほかの良い習慣も身につきやすくなります。たとえば、朝のレッスンに向けて早起きを意識することで生活のリズムが整い、日中に眠気やダラダラ過ごす時間が減り、やるべきことに集中しできるようになるでしょう。また、レッスンを毎朝継続することで、「自分は継続できる人間だ」というセルフエフィカシー（自己効力感）が高まり、ほかの活動にも良い影響を与えることが期待できます。

早朝に英語を勉強するメリットとデメリット

英語学習の時間帯として「朝」は多くのメリットがあるとされています。これまでにも触れた点と重複する部分はありますが、再確認の意味も込めて、早朝に英語を勉強する利点を整理してみましょう。一方で、人によってはデメリットとなる側面もあります。自分に合った学習スタイルを見つけるためにも、メリット・デメリットの両方を確認しておきましょう。

早朝に英語を勉強するメリット

早朝は、多くの人がまだ活動を始めておらず、周囲の雑音や外部からの干渉が少ない時間帯です。電話やメールの通知、仕事や家事の呼び出しなどに邪魔されることなく、純粋に学習に没頭できます。また、環境音が少ない朝はリスニング学習にも適しており、細かい発音の違いを聞き取るトレーニングに適した時間帯です。

朝のうちに英語学習が終わっていると、1日の始まりに「やるべきことを達成できた」という達成感を得られます。これは、成功体験の積み重ねがエフィカシーを高めるという心理学的効果にも通じます。朝の学習習慣が定着すれば、「今日も学習できた」という実感が自信につながり、毎日の活動全般に良い影響を与えます。

起床後しばらくは、脳が休息から覚めたばかりの状態で、睡眠によって記憶が整理され記憶するスペースに余裕がある状態です。このタイミングに新しい単語やフレーズをインプットすると、脳内に定着しやすいとされています。また、朝は「決定疲れ」が蓄積していないため、難しい内容の学習や論理的な思考を必要とするタスクにも最適です。

朝に身につけた習慣は、乱れにくいと言われています。夜の学習は、仕事や人付き合い、疲労などの影響で中断されることが多いのに対し、朝の行動は比較的ルーティン化されており、学習時間を確保しやすいのが特徴です。毎日決まった時間に英語に触れることで、学習のリズムが定着し、英語を習得するための土台が形成されます。

このような規則正しい学習習慣は、自己管理能力を高め、さらには「毎日続けることができた」という達成感が得られ、モチベーションも維持できます。毎日の積み重ねが自信を深め、より高い目標を設定するという意欲が湧いてくるでしょう。

早朝に英語を勉強するデメリット

上記のように、早朝に英語を勉強することには多くのメリットがありますが、人によっては負担に感じる側面もあります。

まず、普段から早起きの習慣がない人の場合、朝の学習を継続するのは簡単ではありません。特に夜型の生活を送っている人にとっては、急に朝型に切り替えること自体が大きな負担です。無理に早起きをすると睡眠不足を招く恐れがあります。

また、起床直後は「睡眠惰性（sleep inertia）」の影響が残るため、すぐに集中できないことがあります。特に、長文読解や細かい文法の学習など、高度な認知負荷を伴う作業は思うように進まないかもしれません。ただし、脳のリソースがリフレッシュされている時間帯でもあるため、学習内容を適切に選べば、高い集中力を発揮できるケースもあります。

とはいえ、こうしたデメリットは早起きに慣れれば次第に解消されます。十分な睡眠を確保し、朝型の生活に変えれば、早朝に勉強することが負担に感じなくなるでしょう。要は、個人の生活習慣次第ということです。

早朝にレッスンが受講できるオンライン英会話サービスについてのまとめ

早朝にオンライン英会話を受講することで、1日のスタートを充実させることができるだけでなく、英語学習を習慣化させることができます。今回紹介したオンライン英会話サービスは、それぞれに特徴があり、ニーズに合わせて選択することが可能です。自分のライフスタイルや目標に合ったオンライン英会話サービスを選び、出勤前や登校前の時間を有意義なものにしながら、無理なく英語力を向上させましょう。