オンライン英会話を続けた結果わかった最大限の効果を得る方法

オンライン英会話に興味はあるものの、続けられるかどうか、効果が出るのかどうか、などといった不安を感じていませんか？

本記事では、オンライン英会話を約2年間続けた筆者の経験を交えつつ、オンライン英会話を続けるためのコツや、効果的な学習法について実践的な方法を紹介します。

約2年間オンライン英会話を続けた結果と実際に感じた効果

筆者は以前、オンライン英会話を約2年間利用して勉強してきました。

利用したのは、大手オンライン英会話スクールの「DMM英会話」です。

英語学習はそれ以前から始めており、英語力ゼロからのスタートではありません。

具体的には、TOEIC800点を超えた段階でオンライン学習をスタートし、並行して自主学習も行いながら、英検1級を取得するまで継続しました。

オンライン学習を利用して英検1級を取得することができたのですから、オンライン英会話が試験対策に役立ったのは確かでしょう。

ただし、オンライン英会話だけで達成できたわけではありません。日々の自主学習があったからこそ、オンライン英会話が効果を発揮し目標のレベルに到達することができたのです。

以下、オンライン英会話を2年間続けた結果を踏まえ、オンライン英会話で得られた効果と注意すべき点を振り返ってみます。

オンライン英会話の効果

オンライン英会話を続けた効果としてまず挙げられるのが、リスニング力とスピーキング力の向上です。特に、英語を話すことに対する心理的なハードルが大幅に下がり、間違いを恐れずに会話できるようになりました。

また、講師の発音をフィードバックしながら練習したことで、以前よりも発音がクリアになり、コミュニケーションの質が向上したのも確かな効果です。

オンライン英会話を受講する際の注意点

一方、オンライン英会話には注意すべき点もいくつかあります。まず、フリートークだけでは学習の方向性があいまいになりがちで、ただ会話を繰り返すだけになってしまうことです。

学びたい分野やスキルがある場合は、講師任せにするのではなく、自分から積極的にリクエストをする姿勢が求められます。

DMM英会話を例に挙げると、レッスン用の教材が多数提供されており、自分の興味や目的に合わせてレッスン内容を調整してもらえたことが、上達の大きな手助けになりました。

ただなんとなくレッスンをこなすだけでは思ったような効果が得られないので、活用できるものは積極的に活用することをおすすめします。

筆者の場合、ニュース記事を読む教材を使い、記事内容について講師の質問に答える形式のレッスンを多く受けていました。この方法は、リーディングや要約力を鍛えるのに効果的です。

ただ、英検の二次試験対策としては、期待するほどの発話量が確保できないと感じ、途中から自分の発話量が増えるようにして欲しいと講師に申し出て、特定のトピックについて意見を述べたり、ディスカッションを行ったりする形式に変更してもらいました。

このように、オンライン英会話を最大限に活用するためには、提供される教材や形式をそのまま受け入れるのではなく、自分から積極的にレッスンに関わろうとする意識が求められます。

また、話す内容が日常会話に偏りがちという点も、英語力を総合的に伸ばしたい人には物足りない部分かもしれません。アカデミックな英語や専門性の高いビジネス英語など、特定の分野を深く学びたい場合は、オンライン英会話だけでは不十分です。後ほど詳述しますが、このような場合、レッスン外での自主学習や追加の学習教材の導入を検討する必要があります。

結論として、オンライン英会話は、英語を話す場数を踏む場として非常に有効であり、スピーキングやリスニングのスキルアップには役立ちます。

しかし、短期間でペラペラになれるわけではありませんし、英語力全体を飛躍的に向上させることもできないでしょう。オンライン英会話から最大限の効果を引き出すには、自主学習と並行しながら積極的に受講する姿勢が大切だと感じました。

オンライン英会話で英語力を効果的に伸ばすには？

オンライン英会話で英語力を伸ばすことは可能ですが、先ほど述べたように、ただ続けるだけで期待以上の成果を得るのは難しいでしょう。

最大限の効果を得るためには、明確な目標設定、積極的な受講姿勢、自主学習などが鍵となります。ここでは、オンライン英会話で英語力を効果的に伸ばすための具体的な方法を解説します。

目標を明確にする

まず、オンライン英会話を始める前に、何のために英語を学ぶのかという目標を明確に設定することが大切です。海外旅行で現地の人と英語で会話したいのか、仕事で英語を使えるようになりたいのか、もしくは、英検合格やTOIECのスコアを上げたいのか。目標は何でも構いませんが、明確かつ具体的なゴールを掲げましょう。

目標が決まれば、どのような内容のレッスンがいいのか、どのようにレッスンを進めたらいいのか、といったことをオンライン英会話の講師に相談しやすくなります。

また、目標が明確であればあるほど、学習の進捗状況を実感しやすくなるものです。それに伴い、英語学習のモチベーションも上がってきます。

レッスンを増やす

オンライン英会話の効果を最大限に引き出すためには、可能な限りレッスン回数を増やすことです。理想は毎日欠かさずレッスンを受けることですが、毎日レッスンの時間を確保することができないのであれば、最低でも週数回のペースは維持しましょう。英語の上達、特にスピーキングやリスニングの向上には、毎日英語を使うことが不可欠です。

特に最初の段階ほど、できるだけ頻繁にレッスンを受けることが大事です。最初は英語を話すこと自体に少なからず不安や抵抗を感じるものですが、拙いながらも毎日話しているうちに英語に対する心理的なハードルが下がってきます。

また、レッスンとレッスンの期間があいてしまうと、前回学んだ内容を忘れてしまいます。忙しいときはフリートークだけでもいいので、レッスン頻度が低くならないよう注意しましょう。

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フリートークだけに頼らない

英語を話す機会を増やすうえでフリートークは有益ですが、それだけに頼ると思うような効果が得られない場合があります。それは、会話の内容がその場の雰囲気や流れに左右されてしまい、自分がどのスキルを重点的に伸ばしたいのかがぼやけてしまうからです。

また、フリートークでは自分の使い慣れた表現ばかり使うことが多いため、新しい語彙や構文を増やすことができません。

たとえば、海外旅行で使える英語を学びたい方のフリートークでは、趣味や日常生活の話題に偏ってしまいがちで、空港での会話や観光地でのやり取りといった具体的なシチュエーションにおける会話の練習にならないことが往々にして起きてしまいます。

また、ビジネス英語を学びたいのに雑談に終始してしまうと、会議やプレゼン、メールのやり取りといった実際のビジネスの場面で使える表現を学ぶ機会を逃してしまうことになります。

ときどきのフリートークは場を和ませる意味では有用ですが、一方で、自分の目標に合った教材やトピックを活用した学習の方向性は忘れてはいけません。講師に「こういった場面で使う英語を練習したい」、「この分野の語彙を増やしたい」と具体的にリクエストするだけで、レッスンの質が大きく向上します。

新しい語彙や表現を積極的に使う

レッスンで学んだ新しい語彙やフレーズは、使って初めて自分のスキルとして定着します。学習した内容を次回のレッスンで積極的に使う意識を持つことが大切です。また、レッスンで習った新しい語彙や表現を使って、自分の言葉で簡単な文章を作るという練習も有益です。使う頻度が高いほど記憶に残ります。

なお、レッスン後の復習は欠かさないようにしましょう。特に、自分がうまく使えなかった表現や知らなかった単語はメモしておき、次のレッスンまでに使えるようにしておくことが大切です。この繰り返しの学習によって、語彙力が飛躍的に伸び、使える表現が増えていきます。

レッスン以外にも勉強する

オンライン英会話だけに頼らず、レッスン外での自主学習も並行して行うことが、英語力を伸ばす秘訣です。具体的には、次のような学習法を取り入れると良いでしょう。

• 単語帳やアプリを使って語彙力を強化する
• 瞬間英作文や暗唱でスピーキング力を高める
• ポッドキャスト、YouTube、映画などの英語音声を積極的に活用しリスニング力アップを図る

もちろんレッスンの予習・復習も外せません。時間がないときでも、前回のレッスン内容を見直して苦手なポイントを確認したり、次回のレッスンで取り扱う教材を事前に読んだりするだけでも学習効果は違います。

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約2年間続けてわかったオンライン英会話を続けるコツ

自分の都合の良い時間に受講できるオンライン英会話は、便利な反面、途中で挫折しやすいというリスクがあります。強制ではなく自分の意思で受講するのであれば、日々の学習の仕方や習慣づけには工夫が必要です。

ここでは、オンライン英会話を続けるためのポイントを紹介します。

モチベーションを保つ仕組みを作る

オンライン英会話を続けるためには、モチベーションを維持する仕組みを整えることが先決です。最初に、英語学習の目的をはっきりさせましょう。英語を学ぶ理由があいまいだと、続けるうちに迷ったりやる気を失ったりしがちです。ビジネス英語や資格取得など、目指すゴールを具体的に思い描き、それに向かって計画的に学習を進めていくことが大切です。

またその目標は、ただ頭の中で思っているだけでなく、可視化してください。達成したいことを紙に書き出し、常に目に見える場所に貼っておきましょう。自分が何のために英語を学習しているのかを常に目にしながら学習することで、挫折しそうになったときに初心に戻れますし、少しでも目標に近づいたと実感できたら学習意欲も増します。

習慣にする

モチベーションも大切ですが、モチベーションに頼らなくても続けられるようにすることがもっと大切です。モチベーションが高いときだけ頑張るのではなく、オンライン英会話を日常生活の一部にして、やる気があってもなくても続けられているという状態が理想でしょう。そのための鍵が習慣化です。

まず、日常生活の中でオンライン英会話を組み込みやすいタイミングを見つけましょう。新しい習慣を定着させたいときは、すでに習慣化している行動と組み合わせることが有効です。

たとえば、「仕事終わりに毎日レッスンを受ける」と決めると、帰宅後のルーティンの一部としてオンライン英会話を組み込めば、英会話レッスンが苦痛でなくなり、生活の一部になります。また、レッスンを生活の中に取り入れる際は、休日の午前中にレッスンを組み込むなど、無理のない時間帯を選ぶことも大切です。

いずれにせよ、無理のないタイミングですでに確立した習慣とオンライン英会話を紐づけることができれば、モチベーションに頼らなくても継続できてしまいます。

お気に入りの講師を見つける

自分に合ったお気に入りの講師の存在も、オンライン英会話を長続きさせる重要な要素です。相性の良い講師に出会うことができれば、毎回のレッスンが楽しみになるだけでなく、学習効果もアップします。

講師を選ぶ際は、口コミが参考になります。「フレンドリー」や「話しやすい」などと評価されている講師は、生徒をリラックスさせる術に長けており、会話を自然に引き出してくれることが期待できます。言い換えれば、初心者の緊張を取り除き、安心できる環境づくりが上手な講師ということになります。

しかし、いくら環境作りがうまくても、レッスンの進め方や相性が自分と合っていなければ、良い関係は築けません。たとえば、口コミでの評価が高い講師であっても、その教え方が自分に合うかどうかは、実際にレッスンを受けてみないとわからない部分があります。まずは1回受講してみて、教え方が自分に合っているかどうか、質問に対する反応が的確かどうか、また、自分の学習目標に対して適切なアドバイスをくれるかどうかをチェックしましょう。

具体的には、講師のプロフィールや過去のレビューを参考に、自分が学びたい内容に強みを持っている講師を選びます。レッスンが始まったら、まず講師に自分の学習目的や希望をしっかり伝えてください。

たとえば、「ビジネス英語を強化したい」、「発音を改善したい」などレッスンを受ける目的を明確に伝えましょう。そうすれば、講師はそのニーズに合ったレッスンを提供してくれるはずです。また、レッスン後には、自分が学びやすかったか、理解しやすかったか、会話を楽しめたかどうかを振り返ります。

最初に何人かの講師を試してみて、自分にぴったりの講師を見つけることが、オンライン英会話に対する心理的なハードルを低くする手段として有効です。

しかし、同じ講師だけを選び続けると、どうしても会話のパターンが固定化され、レッスンがマンネリ化するリスクが出てしまいます。自分の成長を促すためには、いろいろなタイプの講師と話してみることが大切です。

最初はお気に入りの講師ばかり選ぶのもよいですが、慣れてきたら積極的に他の講師にも挑戦することをおすすめします。

レッスンを無理なく続ける工夫をする

オンライン英会話を継続するためには、無理なく続けられる工夫をすることが大事です。先ほど述べたように、やる気があるときだけ頑張るのではなく、オンライン英会話が日常生活の一部になるのが理想です。疲れた日や気分が乗らない日でも、少し時間を取ってレッスンに充てましょう。

たとえば、気分が乗らないときは、休むのではなく、軽いトピックやフリートークなど負担の少ないレッスンにするといった方法で学習を継続するようにしましょう。

大切なのは、完全に休むのではなく、学習を習慣として生活の中に取り入れどんな形でも構わないから学習を継続することです。そうすることで、モチベーションに関係なく、時間が来たら自動的にレッスンに臨めるようになります。

オンライン英会話を選ぶ際のポイント

オンライン英会話は便利なサービスですが、数が非常に多いため、どのスクールを選ぶかによって満足度や学習効果に違いが出ます。自分に合ったスクールを見つけるためには、以下に示すポイントを押さえておきましょう。

料金とレッスン回数

オンライン英会話を選ぶ際の要チェックポイントが、料金体系とレッスン回数です。安いところを選びたくなってしまいますが、コストパフォーマンスは、利用頻度や目的によって大きく変わります。

単純に安いからという理由で選ぶのは間違っています。自分の目的や受講ペースなどに合ったプランが提供されており、かつ、料金に納得できるかがポイントになります。

オンライン英会話の料金プランは各社さまざまですが、よくあるパターンとして、月のレッスン回数や1日の利用頻度に応じて料金を設定しているケースが見受けられます。たとえばDMM英会話のプランは、以下のようになっています。

これらのプランを見ると、毎日少しずつ学びたい場合と、集中的に学習したい場合で月額料金に大きな差があることがわかります。そのため、自分がどのくらいの頻度でレッスンを受ける時間を確保できるのか、無理なく続けられる回数を事前に考えておくことが大切です。

また、1レッスンあたりの単価にも注目するとよいでしょう。1回のレッスン時間が25分であれば、忙しい日常生活の中でも比較的取り入れやすい反面、時間が限られるため、学習効率を高める工夫が必要です。

一方、毎日複数回のレッスンを受けるプランは、日々の負担が大きいことが予想されるため、自分の都合や集中力などを考慮して選ぶことが求められます。

講師の選び方

英語がまったく話せない初心者の場合、最初は日本語を話せる講師を選ぶ方がよいでしょう。その後ある程度英語の基礎が身についてきたら、完全に英語だけの環境に身を置く方が、実践的なスキルを磨くのに適しています。日本語に頼ることのできる環境は学習が停滞しがちです。なるべく英語のみでのコミュニケーションに挑戦しましょう。

また、講師を選ぶ際、英語ネイティブかそうでないかを気にする人が多いですが、ネイティブスピーカーであることに過度にこだわる必要はありません。非ネイティブであっても、オンライン英会話に講師として採用されるような人たちは、自身の英語力はもちろん、英語教育の専門知識や指導経験も豊富です。また、自身も英語を第二言語として習得した経験があるため、学習者のつまずきやすいポイントをよく理解しています。

それに加えて、たとえばDMM英会話の場合は、講師の採用に厳格な基準を設けています。合格率はわずか5%という狭き門ですから、登録されている講師は誰しも質の高い人材と言って差し支えないでしょう。

ちなみに同スクールの場合、講師の多くはフィリピン人ですが、フィリピンは英語を公用語の一つとして使用しており、一般の人たちも高い英語能力を備えています。さらに、フィリピンでは英語教育が盛んで、発音もクリアで聞き取りやすいのが特徴です。加えて、その国民性ゆえフレンドリーで親しみやすい講師が多く、初めてオンライン英会話を受講する人にはおすすめです。

また、口コミやレビューも講師選びの参考になります。他の受講者が実際に感じた講師の教え方や人柄、対応力などを知ることで、自分に合った講師かどうかの判断材料になります。ただし、口コミを鵜呑みにするのは禁物です。

先述したように、どれほど評判の良い講師でも、自分と相性が合わないことはあります。逆に、悪い口コミがある講師についても、それが必ずしも講師の能力を正確に反映しているとは限りません。そのため、口コミはあくまでも参考程度に留め、自分で実際にレッスンを受けて判断することが大切です。体験レッスンを受けてみて、講師との相性やその教え方、会話のテンポなどを見極めましょう。

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オンライン英会話の効果についてよくある質問

オンライン英会話について、「本当に効果があるのか」、「どれくらい続ければ成果が出るのか」といった疑問を多くの方が抱いています。そこで、ここではオンライン英会話に関するよくある質問にお答えします。

オンライン英会話を続けた結果のまとめ

筆者はオンライン英会話を約2年続けた結果、リスニングやスピーキングスキルの向上は実感できました。また、オンライン英会話は英会話に対する心理的ハードルを下げる点でも有効です。

予習・復習と自主学習は欠かせませんが、初心者の方でも短期間で効果を実感できるでしょう。

英語を学ぶ目的を明確にし、少しずつでも毎日取り組むことができるのであれば、あなたの英語力は必ず飛躍します。オンライン英会話を通じて新しい一歩を踏み出しましょう。