【テストあり】“other”と“another”の違いは?意味や使い方を例文を用いて解説

【テストあり】“other”と“another”の違いは?意味や使い方を例文を用いて解説

「“other”と“another”の違いがわからない」と悩んでいませんか?

日本語では、どちらも「別の」「他の」と訳せてしまうので、区別や使い分けが難しいと感じている方は多いでしょう。

本記事では、“other”と“another”の意味と違い、使い方を例文を用いてわかりやすく解説します。

おすすめの英会話アプリ

スピークバディ

累計250万ダウンロード突破!
AIキャラクターと楽しく英会話の練習ができる英会話アプリです。
約半数のユーザーが、3ヶ月でスピーキング力の向上を実感。ストレスフリーで話し放題だから、英会話が速く上達します。

無料でインストールできるので気になる方は試してみてください!

“other”と“another”の違いや意味を動画でも解説

“other”と“another”の意味

“other”と“another”の違いについて説明する前に、まずはそれぞれの英単語の基本的な意味を確認しておきましょう。

“other”と“another”は、日本語に訳すと「別の」「他の」と似た意味になりますが、英語では意味が大きく異なるので注意が必要です。

other another
意味 ①別の
②もう一方の
①もう一つ
②別の、違う
品詞 形容詞・副詞・代名詞 形容詞・代名詞
例文 Can I see other designs?
(他のデザインをいくつか
見せてもらえますか?)
I would like to see another design.
(もう一つ別の
デザインを見たいです。)

“other”の意味

“other”は、「別の」や「他の」を意味する英単語です。

以下では、“other”の2つの意味について順に詳しく説明していきます。

意味① 別の
意味② もう一方の

意味①:別の

“other”には、「別の」という意味があります。

前に話したことと別のものや、別の人を指す際に使います。

【例文】

Let’s go out some other time.
(いつか別の機会に出かけましょう。)

There is no other way to solve this problem.
(この問題を解決する策は他にありません。)

意味②:もう一方の

“other”は、定冠詞の“the”を伴い、「(2つの中の)もう一方の」「(3つ以上の中の)残りの一つ」を意味します。

残りの選択肢が一つの場合は単数名詞が、残りの選択肢が複数の場合は複数名詞がそれぞれ後ろに続きます。

  • the other movie(もう一方の映画)
  • the other movies(他の映画 ※複数)

【例文】

Do you like this one or the other one?
(あなたはこれともう一方のどちらが好きですか?)

I want to watch the other movie.
(私はもう一方の映画を見たいです。)

“another”の意味

“another”は、「もう一つの」「別の」という意味の英単語です。

不定冠詞の“an”と“other”が合わさった語で、なにか他のもの(単数)を指して「別の(もう一つ)」「他の(もう一つ)」と表現したい際に使います。

指し示す対象が単数であることから、「もう一つの〇〇」「別の〇〇」とする場合は必ず単数の名詞が続きます。

以下では、“another”がもつ2つの意味について、詳しく説明していきます。

意味① もう一つの
意味② 別の、違う

意味①:もう一つの

“another”には、「もう一つの」という意味があります。

“one more”と言い換えることができ、同じ種類の別のものを指す際に使います。

なお、“another”が具体的にどのものや人を指すかは不明です。

【例文】

Would you like to order another drink?
(飲みものをもう一杯注文なさいますか?)

I want another dress.
(私はドレスがもう一着欲しいです。)

意味②:別の

“another” には、「別の」「違う」という意味もあります。

対象のものと何か別のものや人(単数)を指す際に使います。

【例文】

I don’t like this tea. Can I try another one?
(私はこのお茶が好きではありません。別のものを試せますか?)

He’s looking for another job.
(彼は別の仕事を探しています。)

“other”と“another”の違い

“other”と“another”には、どちらの「別のもの」「他のもの」という意味がありますが、対象のものが「単数か複数か」「特定か不特定か」で使い分ます。

単数 複数
不特定 another
another + 単数名詞
others
other + 複数名詞
特定 the other
the other + 単数名詞
the others
the other + 複数名詞

違い1.単数か複数か

“another”は、「一つ」を意味する“an”と“other”が一つになった言葉であることから、単数形の名詞を表すときに使います。

  • another dog(もう一つの犬)
  • another drink(もう一つの飲みもの)
  • another bag(もう一つの袋)

それに対して、“other”は、「別の〜」「他の〜」と複数の名詞を表したいときに使います。

  • other countries(他の国)
  • other people(他の人)
  • other vegetables(他の野菜)

【例文】

Mary is thinking of buying another laptop.
(メアリーはもう一つパソコンを買うことを考えています。)

I don’t have friends from other countries.
(私には他の国出身の友達はいません.)

違い2.特定か不特定か

“the other”と“another”には、特定のものを指すか指さないかという違いもあります。

“the other”は、定冠詞の“the”が付くことから、特定の名詞を表します。

一方で、“another”は不定冠詞の“an”と“other”が合わさった語なので、不特定の名詞を指します。

  • the other = the + other(特定)
  • another = an + other(不特定)

たとえば、“the other dog”とした場合、「2匹いるうち残りの1匹の犬」という特定の犬を表します。

“another dog”とした場合、「すでにいる犬とは別の犬」を表しますが、“another”が具体的にどの犬を指すかは聞き手には不明です。

ちなみに、“the other dogs”と複数計の名詞が続くと「複数匹いるうちの残りの犬」という意味になります。

【例文】

I have two dogs. One is Husky and the other is Labrador.
(私は犬を2匹飼っています。1匹はハスキーで、もう1匹はラブラドールです。)

I have a dog. I’m thinking of getting another one.
(私は犬を飼っています。もう1匹飼うことを考えています。)

“other”の使い方と例文

ここでは、“other”の使い方を例文を用いて説明していきます。

品詞 意味 例文
other 形容詞 別の〜/他の〜 I have other questions.
(他にも質問があります。)
others 代名詞 他の人/他のもの There were no others.
(他の人/ものはありませんでした。)
the other 形容詞 もう一方 I like the other cake better.
(もう一つのケーキの方が好きです。)
代名詞 他の人/他のもの(複数) I want the other.
(別のものが欲しいです。)
the others 代名詞 残りのすべて I have three apples. One is from Japan, and the others are from Australia.
(私はリンゴを3つ持っています。
1つは日本産で、残りのすべてはオーストラリア産です。)

other

“other”を単独で使う場合は、「他の〜」という形容詞の意味として使います。

  • other + 名詞(複数形)

この際、“other”の後ろには、必ず複数名詞が続きます(※不可算名詞の場合は単数形)。

  • other dogs(他の犬)
  • other people(他人)
  • other work(他の仕事)※不可算名詞のため単数形

ちなみに、単数名詞を表したい場合は、“other”ではなく“another”を用います。

【例文】

Do you have any other questions?
(他に何か質問はありますか?)

Have you tried other Chinese food?
(他の中華料理を試したことはありますか?)

“other”を使ったフレーズ
・in other words(言い換えれば)
・other than(〜以外の)
・no other(他にない)
・each other(お互いに)

others

“other”の複数系“others”は、不特定多数の他の人やものを指す代名詞として使います。

【例文】

Others might think differently.
(他の人は異なる考え方をするかもしれません。)

Some came early, and others came late.
(早く来た人もいれば、遅れてきた人もいました。)

“others”を使ったフレーズ
・some 〜, others〜
(あるものは〜、他のあるものは〜)

the other

“other”に定冠詞の“the”を付けると、「もう一方」「残りのもの」という意味で使えます。

“the other”の後ろに単数名詞を置くと、「2つあるうちのもう一方」「複数あるうちの残り最後一つ」という意味になり、複数名詞を置くと「複数あるうちの残り」という意味になります。

  • the other + 単数名詞
  • the other + 複数名詞

たとえば、リンゴが2つあるうちの残り1つを指すときは“the other apple”、リンゴが5こあるうちの残り2〜4個を指すときは“the other apples”となります。

【例文】

I have two laptops. One is at home, and the other one is at my office.
(私はパソコンを2台持っています。一つは自宅に、もう一つはオフィスにあります。)

I have no idea where the other winter clothes are.
(私は残りの冬服がどこにあるか見当も付きません。)

“the other”を使ったフレーズ
・the other side(〜の反対側)
・the other day(先日)
・the other way around(その逆)
・on the other hand(一方で)

ちなみに、“the other”は形容詞だけでなく、「もう一方(特定)「残り一つのもの」という意味の代名詞としても使うことができます。

【例文】

I had lost my earrings a few days ago. I managed to find one but I can’t find the other.
(私は数日前にピアスをなくしました。片方は見つけることができましたが、もう一方は見つけられません。)

His family finished eating dinner one after the other.
(彼の家族は次々に夕飯を食べ終わりました。)

the others

“the others”は、“the other”の複数系で、「複数あるうちの残りすべて」という意味になります。

たとえば、オレンジが10個あるとき、最初の一つ(an orange)に対して、残りの9つのオレンジすべてを“the others”という代名詞で表現することができます。

【例文】

I have five close friends. One lives in Japan, and the others live in Australia.
(私には4人の友達がいます。一人は日本に住んでおり、残りみんなはオーストラリアに住んでいます。)

There was only me left in the classroom. All the others left after the class.
(その教室には私しか残っていませんでした。残りみんなは授業が終わった後去りました。)

“another”の使い方と例文

“another”の使い方と例文

続いては、“another”の使い方を例文を用いて説明していきます。

another(形容詞)

“another”は、「もう一つの〜」「別の〜」という意味の形容詞として使われます。

“another”は、単数扱いとなるため、後ろには単数名詞が続く点に注意しましょう。

また、数量表現の前に“another”を置くと「さらに〜」という意味としても使えます。

  • another three years(さらに3年)
  • another two weeks(もう2週間)

ちなみに、これらの表現では「3年」や「2週間」といった一定期間をひとかたまりとして捉えているため、複数名詞であっても“another”の後に続けることができます。

【例文】

Can I have another cup of coffee?
(コーヒーをもう1杯いただけますか?)

Let’s give it another try.
(もう一度挑戦してみましょう。)

“another(形容詞)”を使ったフレーズ
・another thing(別の話ですが)

another(代名詞)

“another“は、代名詞としても使うことができます。

たとえば、“one way or another”は、「なんとかして」という意味のフレーズです。

ここでは、“another way“を意味する代名詞として“another”が使われています。

下記の例文に登場する“another”は、それぞれ“another dress”と“another cookie”を意味しています。

【例文】

I don’t like this dress. Could you show me another?
(このドレスは好きではありません。別のを見せていただけますか?)

The cookies were delicious. I want to eat another.
(そのクッキーはおいしかったです。もう一つ食べたいです。)

“another(名詞)”を使ったフレーズ
・one another(お互いに)
・from one 〜 to another.(ある〜から別の〜に)
・one way or another(なんとかして)

所有格を用いる場合

「私のもう一つの〇〇」「彼のもう一つの〇〇」などと表現したい場合、所有格の使い方に注意しましょう。

たとえば、犬をたくさん飼っているAさんが、犬の写真を友達に見せながら「これは私の(たくさんいるうちの)もう一匹の犬だよ!」と言いたい場合を例にとって考えてみます。

“This is my another dog.”と言いたくなるかもしれませんが、これは間違いです。正しくは、“another friend of mine”となります。

なぜなら、“another”は“an”と“other”が一語になった言葉で、冠詞の“an”の前に所有格を置くことはできないからです。

このことから、“my other dogs”とは言うことができても、“my another dog”とは言えないので注意しましょう。

【例文】

This is another art of mine.
(これは私のアート作品の一つです。)

Look at this picture. This is another picture of mine that I took in France.
(この写真を見て。これは私がフランスで撮ったもう一つ(別の)写真です。)

基礎&応用問題テスト

以下は、“other”と“another”の意味と違い、使い分けの方法について理解できたかどうかをチェックするための基礎&応用問題テストです。

理解度チェックにぜひご活用ください。

基礎問題

日本語に合うように( )内に適切な語を入れ、文を完成させてください。

問題1:I have two kids. One is 5 years old, and( )is 10 years old.
(私は2人子供がいます。一人は5歳で、もう一人は10歳です。)

the other (the other oneも可)

問題2:You should be kind to ( ).
(他人には親切にするべきです。)

others

問題3:Would you like ( )cup of tea?
(お茶をもう一杯いかがですか?)

another

問題4:Do you have any ( )pictures?
(他に写真はありますか?)

other

問題5:He moved to ( )city.
(彼は別の市に引っ越しました。)

another

問題6:In ( )words. I don’t know the answer.
(言い換えれば、私は答えを知りません。)

other

問題7:These people and many ( )came to the party.
(これらの人たちと他にもたくさんの人達がパーティーに来ました。)

others(other peopleも可)

問題8:I have 5 dogs. One is husky, and ( )are poodles.
(私は犬を5匹飼っています。1匹はハスキーで、残りのすべてはプードルです。)

the others

問題9:I prefer ( )design.
(もう一つのデザインの方が好きです。)

the other

問題10:Some work hard, but ( ) don’t.
(一生懸命に働く人もいれば、そうでない人達もいます。)

others

応用問題

“other”と“another”の使い方が正しければ「〇」を、間違っていれば正しく書き直してください。

問題1:Would you like to exchange it for another one?
(別のものと交換なさいますか?)

問題2:She has two siblings. One lives in China, and other lives in Korea.
(彼女は兄弟が2人います。一人は中国に住んでいて、もう一人は韓国に住んでいます。)

other → the other

問題3:I decided to give it other try.
(私はもう一度挑戦してみることを決めました。)

other → another

問題4:I’ll have another plate.
(もう一皿いただきます。)

問題5:Friends should help each another.
(友達はお互いを助けあうべきです。)

another → other(もしくは each → one)

問題6:Let’s wait for other chance.
(別の機会まで待ちましょう。)

other → another

問題7:Could I have another glass of water?
(お水をもう一杯いただけますか?)

問題8:This is my another watch.
(これは私のもう一つの時計です。)

my another watch → another watch of mine

問題9:I don’t find the comedian funny, but other do.
(私はこのお笑い芸人を面白いと思いませんが、他の人達はそう思います。)

other → others

問題10:The vase is broken. Do you have any others?
(この花瓶は壊れています。何か別のものはありますか?)

日常英会話が学べるおすすめのオンライン英会話

「独学で英語を学ぶのが難しい」「1人だと継続できない」という方におすすめなのがオンライン英会話を利用することです。

オンライン英会話では、1人で練習するのが難しい発音練習や英語圏の人とのコミュニケーションをとったりすることができます。

また、サービスの中には学習進捗が確認できたり、英語力チェックテストなど目標立てて継続できるようにするシステムもあります。

無料体験も可能なので、気になるオンライン英会話スクールがあれば試してみてください。

第1位 DMM英会話

DMM英会話画像
料金形式強み
■スタンダードプラン
・毎月8レッスン:5,450円
・毎日1レッスン:7,900円
・毎日2レッスン:12,900円
・毎日3レッスン:17,900円
■プラスネイティブプラン
・毎月8レッスン:12,980円
・毎日1レッスン:19,880円
・毎日2レッスン:38,980円
・毎日3レッスン:56,920円

※税込価格です。

・こどもオンライン英会話あり 料金は同じ

・無料体験レッスンあり 25分×2回

・プラスネイティブプランの体験レッスンは有料
(体験チケット購入後30日以内に入会で体験料1,500円をキャッシュバック!)

・初月50%OFFキャンペーンあり

・オンライン英会話
・マンツーマン
・スマホ、タブレットでも受講可能

・24時間365日いつでもレッスン可能
・12,931以上の教材がすべて無料
・世界129ヵ国以上の講師が在籍
・パソコンだけではなくスマホやタブレットでも受講可能
・オンライン英会話の満足度に関する調査で16項目で1位を獲得
・1レッスン192円~
・有料会員ならiKnow!が無料
・日本人講師レッスンあり


第2位 kimini英会話

kimini英会話
料金形式強み
■スタンダードプラン
 月額:6,380円
 無料体験レッスン10日間

■ウィークデイプラン
 月額:4,840円

■回数プラン
・月2回プラン:月額1,210円
・月4回プラン:月額2,420円
・月8回プラン:月額4,840円

※税込価格です。

各プラン無料体験レッスンあり
※詳しくは公式サイトをご確認ください。

・オンライン英会話
・スマホ、タブレットでも受講可能
・教育に70年の実績がある学研が提供している
・学研監修の専用教材を使用
・目標に応じてコースを選べる
・レッスンごとに予習・復習が提供され、進捗度テストが定期的にある
・他社ツールは使用せず独自の通信システムを使用
・講師は厳しい研修を受講しているので安心
・月額1,210円~学べる
・困った時はLINEやメールでサポート
・スマホ、タブレットでどこでも受講可能

第3位 ECCオンラインレッスン

ECCオンラインレッスン
料金形式強み

【フィリピン人講師】
■通常プラン
・月4回:月額3,080円~
・月8回:月額4,620円~
・1日1回:月額8,866円
・1日2回:月額13,640円

■デイタイムプラン
・月4回:月額2,772円
・月8回:月額4,152円
・1日1回:月額7,967円
・1日2回:月額12,276円

【ネイティブ・バイリンガル 日本人講師】
■通常プラン
・月2回:月額8,360円
・月3回:月額12,540円
・月8回:月額31,680円

※税込価格です。

無料体験レッスン2回

・オンライン英会話
・マンツーマン
・創業60周年のEECグループのサービス
・講師は研修や定期的にトレーニングを実施
・初心者の方への指導経験が豊富
・ECCが自社開発した日本人がつまずきやすいポイントを押さえたテキストやカリキュラム
・日常英会話~趣味、時事問題にまで幅広いテキストを用意
・企業、教育機関の利用実績が国内3,000社以上
・英語以外の言語も学べる

“other”と“another”の違いについてのまとめ

本記事では、“other”と“another”の意味や違い、使い方について解説しました。

  • others:他の人・もの(複数・不特定)
  • the other :残りの一つ(単数;特定)
  • the others:残りすべて(複数・特定)
  • another:他の一つ(単数・不特定)

“other”と“another”の使い分けのカギは、「数」です。基本的には、対象が単数名詞の場合は“another”、複数名詞の場合は“other”を用います。

“other”と“another”は、どちらも普段の英会話でとてもよく使われる英単語なので、意味や使い方をしっかり理解し、正しく使い分けられるように繰り返し学習しましょう。

“other”と“another”の使い分けに悩んだ際は、ぜひこの記事をお役立てください。