フリートークができるおすすめのAI英会話アプリ

英語を話せるようになるためには、実際に英語を「話す」練習が欠かせません。

このところ、実践的な英語力を身につける手段としてAI英会話アプリが注目されており、英語を話すことを目指す人にとって、非常に頼もしい学習ツールとなってきています。

今回は、フリートークができるおすすめのAI英会話アプリを取り上げ、そのメリットとデメリットについても解説します。

フリートークができるAI英会話アプリおすすめ10選

最近では、AIを活用し、まるでネイティブスピーカーと会話しているかのように英会話を練習できるアプリが増えてきています。

数あるAI英会話アプリの中から、フリートークができるおすすめのAI英会話アプリを10個紹介しますので、参考にしてください。

※横スクールできます。
※評価は各ストアの平均です。

アプリ	平均評価	強み	詳細
スピークバディ	4.45	・累計500万DL※ ・AIによる発音の改善とフィードバック ・レベルや苦手に合わせて学習を最適化	公式 詳細
Speak	4.55	・累計500万DL ・シリコンバレー発のAI英会話アプリ ・従来の英会話サービス比較し約10倍の練習が可能	公式 詳細
ネイティブキャンプ	4.75	・日本発のオンライン英会話のアプリ ・AIと対話可能 ・オンライン英会話と併用可能	公式 詳細
gymglish	4.55	・人工知能の研究者を中心として開発 ・欧米を中心にこれまでに700万人以上が受講	公式 詳細
Talkful（トークフル）	4.45	・学研のグループ会社が開発 ・シチュエーションを選べる ・AIが会話内容を分析してくれる	詳細
Praktika	4.65	・AIが最適な学習プランを提案 ・豊富なコンテンツ ・日本語による解説への切り替えも可能	詳細
Duolingo	4.65	・言語学習の専門家が設計 ・40以上の言語が無料で学べる ・ゲーム感覚で学習	詳細
ELSA Speak	4.45	・Googleが出資した英会話アプリ ・AIを使って細かく解析・評価 ・ゲーム形式で学習	詳細
endless	4.4	・日本の企業が開発・運営 ・テーマを選んでフリートーク ・アメリカ英語やイギリス英語など変更可能	詳細
マグナとふしぎの少女	4.05	・日本の企業が開発・運営 ・10才程度の子ども～大人まで学習可能 ・40以上の学校で導入	詳細

スピークバディ

「スピークバディ」は、最新のAIテクノロジーと第二言語習得理論を組み合わせ、日本の会社が開発・運営するアプリです。累計ダウンロード数は500万回以上(※)で、100社以上の企業が導入している実績があります。

1000以上のシーンから英会話の練習ができ、ストーリーで学ぶ・ニュース英語・海外旅行・日常会話・ビジネス・おもてなし英会話などのカテゴリーから選択可能です。

また、話す内容によって応答が変わるフリートーク機能も備えており、応用的な会話スキルも鍛えられます。

文法や発音のチェックはもちろん、音素解析やイントネーションの可視化も行われます。

さらに、ユーザーが発音しにくい単語や発音をAIが認識し、記録する機能もあります。

※累計ダウンロード数 2016年9月～2025年8月

スピーク

「スピーク」は、アメリカのシリコンバレー発のAI英会話アプリで、ChatGPTの開発元であるOpenAIと提携し、最先端のAI技術を備えています。

毎日の学習コンテンツは、ユーザーの英語レベルに合わせて調整され、自然と英語を話す機会が増えるように設計されています。

また「旅行の荷造り」「レストランでの注文」「職場への差し入れ」など、海外旅行や日常生活、仕事などで実際に直面するシチュエーションを想定し、AIとのロールプレイを通じて実践的な学習機会を持てるよう工夫されています。

日本人の発音に対応した音声認識機能があり、フリートークも含めすべての会話をリアルタイムで添削してくれます。さらに英単語の選び方や表現の微妙な違いなど、AI講師にチャットで質問することも可能です。

ネイティブキャンプ

「ネイティブキャンプ」は、日本発のオンライン英会話サービスを提供する企業で、近年ではAI機能を取り入れた英会話アプリの開発・運営にも力を入れています。

テクノロジーとマンツーマンのオンラインレッスンのハイブリッド型で、学習はすべてアプリで完結できます。

AIでしっかり練習したあとに、人間の講師と実際に話すことで、学んだことをすぐに実践に活かすことができるのが特徴です。

ネイティブ講師の声のAIとの会話練習や発音チェックなど、自分のペースで練習できる機能がそろっており、スピーキング力を効率よく伸ばしていきます。

Gymglish（ジムグリッシュ）

「Gymglish」は、フランスのA9社に所属する人工知能の研究者を中心としたチームによって開発されました。

2004年のリリース以来、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語といった多言語の学習プログラムを展開し、欧米を中心にこれまでに700万人以上が受講しています。

毎回のレッスンは、インプット（理解）とアウトプット（発話）の両方をバランスよく取り入れた学習設計で、ユーザーのレベルや習熟度に応じて個別にカスタマイズされます。

短い動画を視聴し、関連した英文を読みながら、理解度・語彙・文法に関する設問に答えていきます。

その後、AI講師との対話を通じて、日常生活や仕事に関するテーマで会話を実践します。

Talkful（トークフル）

「Talkful」は、学研のグループ会社である「株式会社ベンド」が開発・運営するアプリです。

英語での面接や商談の練習、海外旅行や留学など、さまざまな会話のシチュエーションを選ぶことができ、毎回の練習が有意義なものになります。「カスタム英会話」では、自分に必要なシチュエーションを想定してオリジナルの会話をすることも可能です。また、AIアバターの見た目の変更や、アメリカ英語とイギリス英語などの切り替えにも対応しています。

AIが会話内容をリアルタイムに分析し、文法の改善や発音の矯正などをやさしくサポートするので、自分の弱点をピンポイントで克服することができます。さらに、間違いを指摘するだけでなく、よりネイティブに近い表現も提案してくれます。

Praktika

「Praktika」は、アメリカの会社が開発・運営するAI英会話アプリで、モチベーションを保ちながら、自分のペースで自然に英語力を伸ばせるのが魅力です。

学習者の英語レベルや学習目的、興味・関心に応じて、AIが最適な学習プランを提案してくれます。

日常会話・ビジネス・旅行・文化まで、さまざまなテーマに対応した豊富なコンテンツがそろっており、興味のあるトピックを選んで楽しく学習を続けられます。

会話の相手となるのは、アメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語など、個性豊かなアクセントや性格を持つAIアバターたちです。

会話スピードの調整や、日本語による解説への切り替えも可能なので、英会話初心者でも安心して取り組めます。

Duolingo

「Duolingo」は、アメリカ・ピッツバーグに本社を構える教育テクノロジー企業が運営する世界的に人気の言語学習アプリです。

英語をはじめとする多数の言語に対応しており、ゲーム感覚で楽しめる設計や、フクロウのキャラクター「デュオ」から届くリマインダーが、学習の継続を自然に後押ししてくれます。

学習者の目的やスタイルに合わせて複数のプランが用意されていますが、AIによる会話練習や解説機能を使用できるのは「Duolingo Max」プランです。

AIキャラクターとのロールプレイを通じて実践的な英会話の練習ができるほか、間違えた問題に対して「なぜ間違えたのか」を自然な英語で詳しく解説したり、より高度な言い換え表現を提案したりする機能もあります。

ELSA Speak（エルサスピーク）

「ELSA Speak」は、Googleから出資を受けている最先端のAI英会話アプリです。

開発を率いているのは、スタンフォード大学でMBAと教育学修士を取得したベトナム出身の女性CEO、Vu Van氏です。

このアプリは、「英語の文法は合っているのに、発音が原因でうまく伝わらず、何度も聞き返されてしまい自信を失う」という彼女自身の体験から生まれました。

AIとの会話練習ができる「AI英会話機能」、話した英語を分析・評価する「スピーチ上達機能」、発音やイントネーションを細かくチェックする「発音矯正機能」という3つの機能をとおして、弱点を把握し効果的にスピーキング力を高めます。

endless（エンドレス）

「endless（旧：無限トーク）」は、日本の企業が開発・運営を行うAI英会話アプリです。

AIとの会話練習では、あらかじめテーマを選んで話すことも自由にフリートークを楽しむこともできます。会話が止まりそうな時には、AIが自然に話題をつなげてくれるので安心です。

また、アメリカ英語やイギリス英語など、6種類のAIキャラクターから好きな相手を選べるほか、自分のレベルに合わせた語彙で会話できるのも特徴です。

さらに、「独り言英会話モード」では、自分が話したいテーマについて自由に話し、それに対してAIがアドバイスをくれます。「瞬間英作文モード」では、日本語の文をその場で英語に訳し、AIが正しい表現に添削くれるので、表現力がしっかり身につきます。

マグナとふしぎの少女

「AIえいご・マグナとふしぎの少女」は、「楽しく学ぶ」をコンセプトに日本の企業が開発・運営を行う英語学習アプリです。

ストーリーやバトルを楽しみながら、ネイティブの英語を聞いて真似する発音練習をくり返すことで、自然と英語が身につきます。

耳で聞いて声に出す「音で覚える学習法」が特徴で、AIが発音をリアルタイムでチェックし、上手く話せたかどうかをフィードバックしてくれます。学習者のレベルに合わせて問題の難しさを調整してくれるので、10才程度の子どもから大人まで無理なく続けられます。

40以上の学校で導入されている実績があります。

フリートークができるAI英会話アプリとは

最近、フリートークができる英会話アプリが注目されています。

そこで、フリートークが可能なAI英会話アプリの特長と機能について説明しますので、参考にしてください。

英会話練習のアプリの特長

フリートークができるAI英会話アプリとは、ユーザーが自分の好きな話題で自由にAIと英語で会話できるアプリのことです。

決まったテーマやトピックに沿った会話練習とは違って、より自然で実践的な内容でスピーキング練習ができます。

フリートーク機能

定型質問だけではなく、趣味・仕事・日常の出来事・ニュースなど、自由な会話を展開し練習できます。

例えば、「What did you do last weekend?（先週末は何をしていたの？）」「What kind of projects are you working on these days?（最近どんなプロジェクトに携わっているの？）」など、実践的な話題に基づいた自由な会話が展開できるため、教科書にない表現やリアルな英語のテンポに慣れることが可能です。

多彩な会話スタイルに対応

会話には、タイピングで英語を入力するテキストチャット対応とマイクを使う音声会話対応があり、多くのアプリでは切り替えができます。

また、一部のAIアプリでは、フォーマル（ビジネス英語）とカジュアル（日常会話）のトーンを選択できる機能があり、目的に応じた表現が学べます。

さらにアメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語など、英語の地域的なバリエーション（アクセントや表現）を切り替えることができるアプリもあります。

フリートークができるAI英会話アプリのメリット

フリートークができるAI英会話アプリには、従来の英語学習アプリにはないメリットがあります。

次にその代表的なメリットを解説します。

いつでも会話練習が可能

人間の講師と違い、AI英会話アプリは24時間対応です。

朝の外出前や寝る前など、好きなタイミングで英会話のトレーニングができます。

自分のペースで練習できる

従来の英会話レッスンは、教室や講師のスケジュールに合わせて予約を取らなくてはなりませんが、AI英会話アプリはそれらに依存しない自由な学習環境が魅力です。

通勤中・ベッドの中・カフェなど場所を選ばず利用でき、学習者のペースで英会話力を伸ばせます。

間違いや恥ずかしさを気にせず練習できる

英語学習において、「間違えたらどうしよう」「通じなかったら恥ずかしい」「緊張して言葉が出てこない」といった心理的なハードルはつきものですが、AI英会話でフリートークを練習する際はそんな心配は不要です。

AI相手の場合、間違えても何度でも言い直せ、気をつかう必要も緊張する必要もありません。

失敗を恐れずにどんどん話していくうちに、自然と英語が出てくるようになります。

発音や文法のフィードバックを受けられる

AI英会話アプリでは、フリートーク中に話した英語を文字に変換しながら、文法や発音のミスを自動でチェックしてくれます。

もし間違いがあった場合は、リアルタイムでAIが正しい表現に直してフィードバックしてくれるので、会話を楽しみながら自然に正しい英語が身につきます。

無料・低コスト

AI英会話アプリは、無料または手頃な料金で利用できるのが大きな魅力です。

従来の英会話スクールやオンラインレッスンと比べて、圧倒的にコストを抑えながらフリートークを含む実践的な会話練習が可能です。

フリートークができるAI英会話アプリのデメリット・注意点

フリートークができるAI英会話アプリは多くのメリットがありますが、利用する上で知っておきたいデメリットや注意点もあります。

以下に主なものを紹介します。

会話が深まりにくい

AIはプログラムされた反応を返すため、一般的に、会話の「温かみ」や「人間らしい共感」が十分には得られません。

そのため、心の通ったコミュニケーションや深い内容の会話には向いていなかったり、抽象的で複雑な議論が難しかったりすることがあります。

学習内容の偏りや誤学習

AIは決められたデータをもとに会話をすすめるため、同じ表現やフレーズを多用することがあります。

また、誤った文法や使い方を見逃してしまい、間違ったまま覚えてしまうこともありえます。

発音や文法のチェック機能はありますが、AIの判断には限界があり、説明が足りなかったり、うまく直し方を教えてくれなかったりすることがあるのが現状です。

セキュリティ・プライバシーの懸念

多くのAIアプリは、音声やテキストの会話データをサーバーに送信し、処理する仕組みを使っています。

これはサービス品質の向上やフィードバック機能のために必要な場合がありますが、会話内容が一時的または継続的に保存される可能性があることを理解しておくことが大事です。

住所・電話番号・クレジットカード情報などの個人情報はもちろん、場合によっては勤務先の詳細な情報を入力したり発言したりしないように注意しましょう。

オフラインで使えないことが多い

多くのAI英会話アプリはクラウドベースで動いているので、インターネット接続が必要となりオフラインでは使えないアプリもあります。

また、通信状況が悪いと、会話の認識精度が落ちる可能性もあります。

フリートークができるAI英会話アプリの活用法

最後に、フリートークができるAI英会話アプリの効果的な活用法をいくつか紹介します。

話す習慣をつける

短時間でも毎日継続して話すことで、英語のスピーキング力がアップします。

「今日あったことを話してみよう」「旅行の話をしてみよう」など、テーマを決めて、スキマ時間（朝・寝る前など）に数分話すことで、英語を話す習慣づくりができます。

特定の場面を想定してのシミュレーション練習

面接やプレゼンテーションなど、実際の場面を想定して何度も練習します。

質問に対する回答や話す内容を準備することができるので、本番でも自信を持って話すことができます。

ロールプレイに使う

AI英会話アプリは、「空港での会話」や「ホテルでのチェックイン」など、実際のシーンを想定したロールプレイの練習に最適です。

具体的な状況をイメージすることで、使用頻度の高い英語表現が自然と身につきます。また、予期せぬ質問にも即座に対応できるようになり、即興力や応用力も鍛えられます。

フリートークができるAI英会話アプリまとめ

今回はフリートークができるおすすめのAI英会話アプリを取り上げ、そのメリットとデメリットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

フリートークができるAI英会話アプリは、時間や場所を選ばず気軽に英語を話せる便利なツールです。

間違いや恥ずかしさを気にせず練習できるため、安心して続けやすく、発音や文法のフィードバック機能を活用することで、効率的にスピーキング力を向上させることができます。

上記で紹介したAI英会話アプリは、どれも英語力向上に役立つ優れたツールです。ぜひ内容を参考にしていただき、ご自身に合ったアプリを見つけてみてください。