楽しみにしている海外旅行を目前にして、英語でのコミュニケーションに不安を抱いていませんか?
英語が話せないと海外旅行は難しい、とまではいかないものの、英語を喋れると海外旅行の楽しみ方の幅が広がります。
この記事では、海外旅行で使える日常英会話フレーズと例文を紹介します!
渡航前の英語学習にぜひご活用ください。
目次
旅行先で使えるYouTube動画
YouTubeチャンネルでも旅行先で使えるフレーズを紹介しています。
これだけは抑えたい!基本フレーズ
英語でコミュニケーションをとるために、これだけは押さえたい!という基本フレーズを紹介します。
今回紹介する基本の英会話フレーズは、海外旅行でも役に立つことが多いので、覚えておいて損はないでしょう。
相手に話しかける基本の第一声
ホテルスタッフやショップ店員などと会話を始めるときは、本題に入る前にワンクッション置いてあげるのが基本です。
バリエーションはあまり多くないので、以下の2フレーズを覚えておけば問題ないでしょう。
Excuse me
「すみません」
Hi! How are you?
「こんにちは、元気ですか?」
日本語では他人に「こんにちは、元気ですか?」と声をかけることはあまりありませんが、英語では基本の挨拶フレーズです。
これは必ずしも相手の体調を聞いているのではなく、一般的な挨拶として使われることが少なくありません。
たとえば、英語圏でお店に入ると店員さんは、お客さんに向かって“Hi! How are you?”と声がけをします。
“Hi! How are you?”と声をかけられた場合は、
I’m good thank you. How are you?
「元気です。ありがとう。あなたは元気ですか?」
と相手にも聞き返してあげると好印象です。
日本語だと少し硬いやりとりに感じるかもしれませんが、英語圏では本当によく使われるフレーズなので覚えておきましょう。
相手の言ったことが聞き取れないとき
現地の人が話すスピードが速くて聞き取れなくても、黙り込んでしまう必要はありません。
「今なんて言ったんだろう?」と思ったときは、以下のフレーズを使って会話を続けてみましょう。
Sorry?
Excuse me?
「すみません、何と?」
学校では聞き返しフレーズとして“pardon?”を習ったかもしれませんが、英語圏では自然な聞き返しとして上記2フレーズをよく使います。
どちらも語尾を上げて発音するのがポイントです。
語尾を下げて言ってしまうと、「すみません(謝罪)」の意味になってしまうので気をつけましょう。
Could you say that again?
「もう一度言ってもらえますか?」
より丁寧に聞き返したい場合は、このフレーズを使いましょう。
聞き取れなかったときに焦って“What?”と聞き返してしまうと、失礼に聞こえてしまうので注意しましょう。
「~していいですか?」と許可をとる
Can I ~?
「~していいですか?」
Is it okay if I ~?
「~しても大丈夫ですか?」
どちらも許可をとりたいときに使うフレーズです。
上記2フレーズとも特に大きな違いはありませんが、“Is it okay if I ~?”のほうが少しヘリくだった印象になります。
「~してもらえますか」とお願いする
Could you ~?
「~してもらえますか?」
他人になにかをお願いするときは、“Can”の過去形“Could”を使います。
“Can you~?”でももちろん意味は通じますが、過去形の”Could”を用いることでより丁寧な聞き方になります。
感謝を伝える
Thank you
「ありがとうございます」
Thank you for ~
「~をありがとうございます」
感謝の気持ちを伝えたいときは、基本的に“Thank you”が言えれば問題ないでしょう。
より強い感謝の気持ちを示したいのであれば、“thank you so much” や“Thank you very much”と文末に強調表現を加えます。
また、「助けてくれてありがとう」や「プレゼントをありがとう」などより具体的な文にしたい場合は、それぞれ“Thank you for helping me out”、“Thank you for the present”と“for”のあとに感謝の内容を付け加えてあげるとスマートな表現になります。
空港・交通機関で使える例文
続いて、海外旅行でさけて通れない空港や交通機関利用の際に知っておくと便利な英語フレーズや例文を紹介します。
機内~入国審査
機内編
Where is my seat?
「わたしの席はどこですか?」
I’m afraid this is my seat.
「ここはわたしの席だと思うのですが…」
Could you help me with my luggage?
「(荷物を座席上に入れるのを)手伝ってもらえますか?」
May I have something to drink/a blanket?
「なにか飲み物/ブランケットをもらえますか?」
フライトアテンダントや隣の席の人に声をかける場合は、上記フレーズのような丁寧な表現を使いましょう。
入国審査編
多くの人が海外旅行での入国審査が不安…と思っていますが、入国審査では質問に対して「Japan」「5 days」のように質問に対する答えだけを要領よく返すのが自然なので、必要以上に緊張する必要はありません。
ここでは、よくある質問と答えをご紹介します。
What is the purpose of your visit?
「滞在の目的は?」
Business/Sightseeing/Visiting my friend
「ビジネス/観光/友人を訪ねるため」
“I’m here for sightseeing”などと文章で答えることもできますが、単語だけで答えても自然です。
How long will you stay in this country?
「この国にどのくらい滞在しますか?」
For 5 days
「5日間です」
すべて聞き取れなくても“How long”が聞こえたら、滞在期間を聞かれていると思いましょう。
Where are you going to stay?
「どこに滞在予定ですか?」
At the season hotel/My friend’s house
「シーズンホテル/友だちの家です」
入国審査に関しては、質問を正確に聞き取ることが大切です。
答え方はシンプルなので、不安な方はよく聞かれる質問を聞き取れるよう予習しておきましょう。
行き先や交通機関について質問する
Where can I buy tickets?
「チケットはどこで買えますか?」
Where is the nearest train station?
「ここから一番近い駅はどこですか?」
How can I get to the city?
「シティへはどうやって行けますか?」
交通機関を使った海外での移動は、分からないことだらけですよね。
自力で解決できそうにないときは、これらのフレーズを活用して駅員さんや周りの人に質問してみましょう。
宿泊先・食事で使える例文
続いて、海外での宿泊先やレストランなどで使える例文を紹介していきます。
ホテルに滞在する
まずはホテルでチェックインをする際に使えるフレーズを紹介します。
I would like to check in/check out, please.
「チェックイン/チェックアウトをしたいのですが…」
What time can I check in?
「何時にチェックインができますか?」
What time is check out?
「チェックアウトは何時ですか?」
チェックインをする際は、シンプルに“Check in, please”でも通じます。
チェックアウトの時間は国や滞在先によって異なるので、チェックインをする際に確認しておくといいでしょう。
続いてホテルの部屋からフロントに電話をかける際に使えるフレーズも確認しておきましょう。
Hello, this is room 123
「もしもし、123号室です」
電話をかけた際、第一声で部屋番号を伝えてあげると丁寧です。
There is a problem with the ac/hot water.
「エアコン/お湯に問題があります」
部屋でなにか不具合がある場合は、“There is a problem with 〇〇”と最初に伝えることで話が通じやすくなります。
このフレーズのあとに、トラブルの状況をより具体的にフロントスタッフに報告しましょう。
Can I borrow a hair dryer?
「ドライヤーを借りられますか?」
部屋に備え付けのないアイテムを借りたいときは、このように聞いてみましょう。
部屋からフロントに電話がかけられるのは便利ですが、電話だと相手の顔が見えないので英語がより聞き取りにくなることがあります。
英語力に不安があるようであれば、直接フロントへ行って顔を見ながら会話をするのがいいでしょう。
レストランやカフェで食事をする
Can I have a Caesar salad?
「シーザーサラダをもらえますか?」
もう少し丁寧にお願いしたい場合は、“Can I please have ~?”と間に「Please」を入れましょう。
This isn’t what I ordered
「わたしが頼んだものと違います」
Can I have the check/bill please?
「お会計をお願いします」
海外のレストランでは、テーブルで会計を済ませることが少なくありません。
食事が終わったらウェイターにお会計をお願いしましょう。
アメリカ英語では“check”、イギリス・オーストラリア英語では“bill”を使いますが、どちらを使っても通じます。
観光中に使える例文
続いて、現地での観光中に使える英会話フレーズを見ていきましょう。
チケットやお土産を購入する
2 tickets please
「チケットを2枚ください」
Can I get tickets for tomorrow night?
「明日の夜のチケットをもらえますか?」
Do you accept JCB/credit card?
「JCB/クレジットカードは使えますか?」
海外ではカード払いが一般的なので、クレジットカードが使えないということはほとんどありません。
ただ、JCBカードに関しては、海外では取り扱いがない店舗があるので、支払い前に確認しておきましょう。
トラブルが起こってしまったら
I lost my wallet.
「財布を失くしました」
Is there anyone who speaks Japanese?
「日本語を話す人はいますか?」
トラブルが起こって英語では解決できそうにない場合は、日本語を喋るスタッフがいるか確認してみましょう。
現地で出会った人とコミュニケーションをとってみよう!
せっかく海外を訪れているのですから、現地のツアーガイドやスタッフと英語で会話を楽しんでみるのもいいでしょう。
「ちょっとした会話といっても、英語となるとなにを話していいのか分からない…」という人に向けて、現地の人とコミュニケーションを楽しむためのフレーズを紹介します。
スモールトークで場を和ます
Hi!と挨拶を交わしたあとは、ちょっとした雑談で盛り上がってみましょう。
It’s a beautiful day today!
「いいお天気ですね!」
It’s very cold today, isn’t it?
「今日はとっても寒いですね?」
天気の話は世界共通のスモールトークです。
今日の天気から話を広げて、「この国では晴れの日が多いんですか?」なんて話に持って行くのもいいでしょう。
Are you from here?
「ここ出身ですか?」
現地で働いている人なら、現地出身かどうか聞いてみることで話が盛り上がることも。
もしその人が現地出身なら、現地のおすすめレストランやショップについて聞いてみるのも楽しいでしょう。
Where are you from?
「どこ出身ですか?」
I’m from Tokyo, Japan. Have you been there?
「日本の東京出身です。行ったことありますか?」
出身を聞かれたら、自分の出身地から話を広げてみましょう。
ラッキーなことに、海外には日本に興味を持っている人が多いので、日本に関する話題で盛り上がるかもしれません。
もっと仲良くなれるフレーズを紹介
Would you like to go out for coffee?
「コーヒーでも飲みに行ききませんか?」
日本語の「お茶でもしませんか?」に近い表現です。
旅先での出会いは一期一会。
もっとお話がしたいと思える人と出会えたら、勇気を出してさそってみましょう。
This is my Instagram account. Let’s keep in touch.
「これはわたしのインスタグラムアカウントです。連絡取り合いましょう!」
帰国後も連絡を取り合いたいと思える人に出会えたら、忘れずに自分のメールアドレスやSNSアカウントを渡しておきましょう。
そのときに“Let’s keep in touch”と一言添えられると完璧です。
英語が喋れないと海外旅行はできない?
この記事で紹介した英会話フレーズを見て、「やっぱり英語が喋れないと海外旅行は無理なのでは?」と感じた人もいるかもしれません。
結論から言って、英語が喋れないから海外旅行はできないということはありません。
ただ、海外旅行において少しでも英語のフレーズを知っておくと、旅行の楽しみ方の幅が広がります。
英語の基礎が身についているだけでも、観光ガイドには載っていない現地の情報を仕入れることや、現地の人と会話を楽しむことが可能です。
英語が苦手だという人でも、まずは“Thank you” や“How are you?”などの基本フレーズから始めて、海外旅行で実践できるフレーズを増やしていきましょう。
まとめ
海外旅行で使える便利な英会話フレーズと例文を紹介しました。
この記事で紹介したフレーズはどれも、よく使うものばかりなので、旅行先で自然に発することができるように学習しておくことをおすすめします。
英会話フレーズを身につけて渡航前の「不安」を取り除き、より楽しい海外旅行を実現しましょう!