【テストあり】英語の接続詞一覧|3種類の使い分けと接続副詞との違い

【テスト有り】英語の接続詞一覧|3種類の使い分けと接続副詞との違い

「英語の接続詞の使い方がわからない……」と悩んでいませんか?

英語には大きく分けて3種類の接続詞があり、それぞれ基本の使い方を覚えれば表現力は一気に上達します。

本記事では、英語の接続詞の種類と使い方を例文を用いてわかりやすく解説します。

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英語の接続詞と接続副詞との違いについて動画でも解説

動画でも接続詞について分かりやすく説明しているので、記事と合わせて活用してみてください。

英語の接続詞とは?接続副詞との違い

英語の接続詞とは?接続副詞との違い

英語の接続詞とは?

そもそも英語の接続詞とは、語と語、句と句、節と節、文と文を「接続する」役割をもつ語句のことです。

  • 語:単語(dog、catなど)
  • 句:2語以上のまとまり(on the table、to study Englishなど)
  • 節:主語・述語を含む意味のかたまり(What I told youなど)
  • 文:大文字で始まりピリオド・疑問符で終わる語の集まり(I like to study English.など)

英語では、これらの語、句、文などを接続するために「接続詞」を使います。

日本語を話す際、「犬が好き。」「犬アレルギーだ。」「犬を飼っていない。」などと短文を並べるだけでは意味がわかりにくいように、英語でも“I like dogs.”“I’m allergic to dogs.”“I don’t have a dog.”と短文を並べるだけでは意味が成り立ちません。

そこで、“I like dogs, but I’m allergic to dogs so I don’t have one.(犬が好きだ。しかし、犬アレルギーなので犬を飼っていない。)”のように接続詞を使うことで、意味が伝わりやすくなります。

英語も日本語と同じで、接続詞がないとたどたどしくなってしまいますから、表現力を上達させるには接続詞を正しく使いこなす必要があります。

接続副詞との違い

接続詞とよく似た語句に、「接続副詞」があります。接続副詞とは、節と節を接続する役割をもつ副詞のことです。

接続副詞は、副詞にもかかわらず接続詞のような役割をするのが特徴で、厳密に言うと接続詞ではない点に注意しましょう。

“However,〜.”、“For example,〜.”のように文頭で用いられることが多く、接続詞と比べて「節と節を接続する」機能は劣ることから文中に用いる場合は、句読点(コンマやセミコロンなど)が必要です。

【例文】

I studied hard for the exam. However, I couldn’t get the score I wanted.
試験のために一生懸命勉強しました。しかし、目標のスコアを得ることはできませんでした。

I like fruits. For example, I like apples, pineapples, and oranges.
フルーツが好きです。たとえば、リンゴやパイナップル、オレンジが好きです。

接続副詞は、意味によって5種類に大別されます。以下の表に代表的な接続副詞をまとめたので確認してください。

意味
①連結 ・besides(その上)
・moreover(さらに)
②反意・対立 ・however(しかし)
・nevertheless(それにも関わらず)
③選択 ・otherwise(さもないと)
・or else(さもないと)
④原因・結果 ・therefore(それゆえ)
・hence(したがって)
⑤付加説明 ・for example(たとえば)
・for instance(たとえば)

接続副詞は、接続詞と同じく日常生活でよく使われるので、接続詞とセットで覚えておくといいでしょう。

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英語の接続詞の種類と一覧表

英語の接続詞の種類と一覧表

種類 役割
①等位接続詞 文法上対等な語・句・節をつなげる ①並列・順序 ・and(AとB、AそしてB)
②選択 ・or(AまたはB)
・nor(AもBもない)
③逆接 ・but(AしかしB、AではなくB)
・yet(AしかしB)
④結果 ・so(AだからB)
・for(Aだ、というのもBだからだ)
②従属接続詞 主節と従属節を結びつける ①理由・原因 ・because(〜だから)
・since(〜なので)
・as(〜なので)
・that(〜なので)
②時 ・when(〜する時)
・while(〜する間)
・before(〜する前)
・after(〜した後)
・until(〜まで)
・as soon as(〜するとすぐ)
③条件 ・if(もし〜ならば)
・unless(もし〜でないならば)
④譲歩 ・although(〜だけれども)
・even if(もし〜だったとしても)
・as far as(〜する限り)
⑤結果 ・so that(〜するように)
③相関接続詞 文章を強調したり簡潔にしたりする(ペアで使用する) ・both A and B(AとBの両方)
・not only A but also B(AだけでなくBも)
・either A or B(AかBのどちらか)
・neither A nor B(AでもBでもない)
・rather A than B(BよりむしろA)

①等位接続詞:文法上対等な語・句・文をつなげる

等位接続詞は、「dog(名詞)」と「cat(名詞)」のように、文法上対等かつ同じ役割をする語・句・節を結ぶ接続詞です。

結ぶ要素 例文
語と語 I speak Japanese and English.
(私は日本語と英語を話します。)
句と句 Do you want to work in the morning or at night?
(朝と夜どちらに働きたいですか?)
節と節 I studied hard, so I passed the exam.
(一生懸命勉強したので、試験に受かりました。)

等位接続詞には、全部で7種類あります。数が少ないため、比較的容易にマスターすることができるでしょう。

①並列・順序 ・and(AとB、AそしてB)
②選択 ・or(AまたはB)
・nor(AもBもない)
③逆接 ・but(AしかしB、AではなくB)
・yet(AしかしB)
④結果 ・so(AだからB)
・for(Aだ、というのもBだからだ)

②従属接続詞:主節と従属節を結びつける

従属接続詞は、主節(メインとなる節)と従属節(主節を補足する節)を結びつける接続詞です。

結びつける要素は「節(主語・述語を含む意味のかたまり)」のみで、語や句、文を結びつけることはできません。

〇:I like Tofu because it’s soft.
✕:I like Tofu because soft.

また、主節を補足するための従属節は、名詞節または副詞節になります。以下は、従属接続詞の一例です。

①理由・原因 ・because(〜だから)
・since(〜なので)
・as(〜なので)
・that(〜なので)
②時 ・when(〜する時)
・while(〜する間)
・before(〜する前)
・after(〜した後)
・until(〜まで)
・as soon as(〜するとすぐ)
③条件 ・if(もし〜ならば)
・unless(もし〜でないならば)
④譲歩 ・although(〜だけれども)
・even if(もし〜だったとしても)
・as far as(〜する限り)
⑤結果 ・so that(〜するように)

③相関接続詞:ペアで使用される

相関接続詞とは、語句が対になって接続詞に似た働きをする表現のことです。

厳密に言うと接続詞ではありませんが、接続詞に似た働きをする他、日常生活やTOEICなどの英語試験などで頻出な表現なので知っておいて損はありません。

  • both A and B(AとBの両方)
  • not only A but also B(AだけでなくBも)
  • either A or B(AかBのどちらか)
  • neither A nor B(AでもBでもない)
  • rather A than B(BよりむしろA)

相関接続詞は、「both A and B」や「not only A but also B」のように、決まった組み合わせで使われるので、セットで覚えておくといいでしょう。

英語の接続詞の使い方|例文を用いてわかりやすく解説!

英語の接続詞の使い方

ここでは、3種類の接続詞の使い方をそれぞれ例文を用いてわかりやすく解説していきます。

①等位接続詞の使い方と例文

代表的な等位接続詞の使い方を例文を用いて説明します。

and

「and」は、文法的に対等な英単語や文章を連結する等位接続詞です。「AとB」「AおよびB」「AそしてB」などの意味で使います。

【例文】

He speaks English and Italian.
(彼は英語とイタリア語を話します。)

I like listening to music, and watching movies.
(私は音楽を聞くことと映画を見ることが好きです。)

We went to see a movie, and had a nice dinner.
(私たちは映画を観に行き、そして素敵な夜ご飯を食べました。)

so

「so」は、理由を意味する節と結果を意味する節を連結する等位接続詞です。「AだからB」「AなのでB」という意味で使うことができます。

【例文】

I wasn’t hungry, so I didn’t eat dinner.
(お腹が空いていなかったので、夜ご飯を食べませんでした。)

She has to work, so she can’t come.
(彼女は仕事があるので、来られません。)

but

「but」は、意味的に対立・相反する語や句、節を連結する等位接続詞です。「AしかしB」「AではなくB」などの意味で使います。

【例文】

I went to the cafe, but it was closed.
(私はそのカフェに行きましたが、閉まっていました。)

He is not Italian, but American.
(彼はイタリア人ではなくアメリカ人です。)

②従属接続詞の使い方と例文

ここでは、代表的な従属接続詞の使い方を例文を用いて説明します。

because

「because」は、理由・原因を表す従属接続詞です。“A beause B”で、「BだからA」「BなのでA」という意味になります。

ちなみに、becauseは接続副詞ではなく接続詞であるため、文頭に置くことはできません。

【例文】

I can’t come because I have no money.
(お金がないので来られません。)

I like summer because I like going to the beach.
(ビーチに行くのが好きなので夏が好きです。)

that

「that」は、主節を説明したり補足したりする役割がある従属接続詞です。「〜ということ」という同格の意味で使われます。

whatとthatの違い

接続詞の「that」は、同じく「〜こと」を意味する関係代名詞の「what」と似ていますが、表す物事・対象や使い方は違います。

that(接続詞):後ろに完全な文が続く
what(関係代名詞):後ろに不完全な文が続く

接続詞の「that」には、主節と従属節を結びつける役割があるため、“I heard that he is a famous singer.(私は彼が有名な歌手だと聞いた。)”のように、thatの後には主語・述語を含む完全な文が続きます。

【例文】

Can you believe that it’s already December?
(もう12月ということを信じられますか?)

Today, I learned that Maria can dance.
(私は今日、マリアが踊れるということを知りました。)

when

「when」は、「いつ?」を意味する疑問詞の他に、「〜する時」という縦続接続しとしても使うことができます。

【例文】

I like to listen to music when I study.
(私は勉強する時、音楽を聞くのが好きです。)

Please read this book when you have time.
(時間がある時、この本を読んでください。)

if

「if」は、仮定・条件を表す縦続接続詞です。「もし〜ならば〜」と主節を補足するために使います。

単純な仮定・条件を表す場合、未来の話であっても「ifを含む節は現在形にする」点に注意が必要です。

【例文】

If it rains tomorrow, let’s go watch a movie instead of going to a park.
(もし明日雨が降ったら、公園に行く代わりに映画を観に行きましょう.)

I will go if I have time.
(もし時間があったら行きます。)

③相関接続詞の使い方と例文

代表的な相関接続詞の使い方を例文を用いて説明します。

both A and B

「both A and B」は、「AとBの両方」という意味の相関接続詞です。

等位接続詞と同じく、名詞と名詞、句と句など、文法的に対等なものを並列の関係として結びつけて使用します。

【例文】

She can speak both English and Italian.
(彼女は英語もイタリア語も両方話すことができます。)

I like both living in Japan, and living in the US.
(日本に住むのもアメリカ似住むのも両方好きです。)

not only A but also B

「not only A but also B」は、「AだけでなくBも」という意味の相関接続詞です。

AとBに入れるのは、名詞と名詞、句と句など、文法的に対等かつ並列の関係のものにする必要があります。

Aが名詞なのにBが不定詞、Aが形容詞なのにBが句など、文法的に異なる要素をつなげることはできない点に注意しましょう。

【例文】

I can cook not only Japanese food, but also Chinese food.
(私は、日本食だけでなく中華も作ることができます。)

He is not only an amazing chef, but also the owner of this restaurant.
 (彼は素晴らしいシェフなだけでなく、このレストランのオーナーでもあります。)

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英語の接続詞の基礎&応用問題テスト

基礎問題

問題1:I study English ( )Spanish. 
私は英語とスペイン語を勉強します。

and

問題2:Would you like chicken( )beef? 
鶏肉と豚肉どちらがよろしいですか?

or

問題3:I went to a shopping mall, ( )I didn’t buy anything. 
私はショッピングモールに行きましたが、何も買いませんでした。

but
(意外性を強調したい場合「yet」でも可)

問題4:I don’t eat meat( )I’m a vegetarian.  
私はベジタリアンなので肉を食べません。

because(for、since, asも可)

問題5:Don’t use your phone( )you are driving. 
運転をしている時、携帯を使わないでください。

when(whileでも可)

問題6:I’ll go to the party ( )I finish work. 
私は仕事が終わった後、そのパーティーに行きます。

after

問題7:I’ll ask ( )she is coming to the party. 
私は彼女がそのパーティーに来るかどうか尋ねます。)

if

問題8:She can speak not only English, ( )Spanish. 
彼女は英語だけでなくスペイン語も話すことができます。

but also

問題9:I would rather study( )work. 
私は働くならむしろ勉強をします。

than
(※「rather A than B」で「BよりもしろA」という意味)

問題10:I like ( )meat and fish. 
私は肉も魚の両方とも好きです。

both

応用問題

接続詞が正しければ〇、間違っていれば正しく書き直してください。

問題1:He likes baseball or soccer.
彼は野球とサッカーが好きです。

or → and

問題2:I like fruits, but I don’t like bananas. 
私はフルーツが好きですが、バナナは好きではありません。

問題3:I wasn’t home when you called me. 
あなたが私に電話した時、私は家に居ませんでした。

問題4:If it will rain tomorrow, we can go watch a movie.
もし明日雨が降ったら、私たちは映画を見に行くことができます。

If it will rain → If it rains
(※単純な仮定・条件の場合、If節は現現在形になる)

問題5:Let’s play baseball before school.
学校が終わった後、サッカーをしましょう。

before → after
(※「〜の後」を意味する接続詞はafter)

問題6:Let’s play baseball if you have time tomorrow. 
もし明日時間があるなら野球をしましょう。

問題7:Because I’m sick, I can’t come to the party. 
病気なのでパーティーには来られません。

I can’t come to the party because I’m sick.
(※Becauseは接続詞なので文頭に置くのは間違い。)

問題8:I like both dogs or cats.
(私は犬も猫も両方好きです。)

or → and (※「both A and B」で「AもBも両方」という意味)

問題9:Please come unless you have any plans.
(もし何も予定がないなら、ぜひ来てください。)

問題10:Let me know if you have any questions.
(もし何か質問があったら教えてください。)

【おまけ】接続副詞の問題

問題1:I like sports. ( ), I don’t play any sports right now. 
私はスポーツが好きです。しかしながら、今は何のスポーツもしていません。

However(※後にコンマがあるため、butは不可)

問題2:I have a lot of hobbies. ( )I like to read books, watch movies, and write songs. 
私は趣味がたくさんあります。例えば、本を読むことや映画を見ること、歌を書くことが好きです。

For examples / For instance

問題3:You need to finish your homework;( )you can’t go out with your friends. 
あなたは宿題を終わらせる必要があります。さもないと、友達と遊びに行けません。

Otherwise

問題4:I had to work 10 hours today. ( )I cooked dinner and cleaned my room. 
私は今日10時間働かなければなりませんでした。それにもかかわらず、夕飯を作り部屋も掃除しました。

Nevertheless(Howeverでも可)

問題5:I don’t think we have time to go eat out; ( ), we can’t afford it.
私たちに外食をする時間はないと思います。それに、(金銭的な)余裕もありません。)

besides(※前にセミコロン、後にコンマが続くためandは不可)

基礎学習から本格的に話せる英語力
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英語の接続詞についてのまとめ

本記事では、英語学習者がつまずきやすい英語の接続詞について解説しました。
英語の接続詞には大きく分けて「等位接続詞」と「従属接続詞」「相関接続詞」の3種類あります。

種類 役割
①等位接続詞 文法上対等な語・句・節をつなげる and,・so・butなど
②従属接続詞 主節と従属節を結びつける because・when・ifなど
③相関接続詞 文章を強調したり
簡潔にしたりする
(ペアで使用する)
both A and B・Not only A but also Bなど

「接続詞の使い方がわからない」「接続詞が苦手」などという方は、本記事を参考に英語の接続詞をマスターして、英語表現の上達を目指しましょう。