“begin”と“start”の違いは?中学生の英文法をわかりやすく解説

“begin”と“start”の違いは?中学生の英文法をわかりやすく解説

中学生で習う英単語“begin”と“start”の違いを説明できますか?

“begin”と“start”は、日本語に訳すとどちらも「〜を始める」という意味ですが、実は細かなニュアンスや好んで使われるシーンには違いがあります。

この記事では、“begin”と“start”の意味と違い、使い分けの方法を例文を用いてわかりやすく解説します。

おすすめの英会話アプリ

スピークバディ

累計250万ダウンロード突破!
AIキャラクターと楽しく英会話の練習ができる英会話アプリです。
約半数のユーザーが、3ヶ月でスピーキング力の向上を実感。ストレスフリーで話し放題だから、英会話が速く上達します。

無料でインストールできるので気になる方は試してみてください!

beginとstartの違いについて動画でも解説

この記事の内容をYouTubeでも解説しています。
実際の発音も確認できるので記事と合わせてチェックしてみてください。

“begin”と“start”の意味

まず、“begin”と“start”の違いを説明する前に、それぞれの英単語の基本的な意味を確認しておきましょう。

“begin”と“start”は、いずれも「〜を始める」という意味の英単語で、意味自体に大きな違いはありません。

begin start
意味 〜を始める 〜を始める
英英辞典 ・To start to happen
・To start to do something
・To begin doing something
・to begin to happen or to make something begin to happen
品詞 動詞
(※名詞形:beginning)
動詞・名詞
例文 She began to cry.
(彼女は泣き始めた)
He started laughing.
(彼は笑い始めた。)

“begin”の意味

“begin”は、「〜を始める」という意味の英単語です。

他動詞または自動詞として使うことができます。

“begin”は、やや硬くフォーマルな響きを伴い、ビジネスシーンなどでよく使われます。

【例文】

The presentation will begin at 12:00.
(プレゼンテーションは12時に始まります。)

It began to rain.
(雨が降り始めました。)

Do you know what time the movie begins?
(映画が始まるのは何時か分かりますか?)

“start”の意味

“start”は、「〜を始める」を意味する英単語です。

「〜を始める」という動詞、または「始まり」「初め」を意味する名詞として使うことができます。

“begin”より口語的な響きを伴い、カジュアルなシーンを中心に日常的によく使われる英単語です。

【例文】

Let’s start practicing.
(練習を始めましょう。)

I started reading the book.
(私はその本を読み始めました。)

He knows what time the game starts.
(彼はその試合が何時に始まるか知っています。)

“begin”と“start”の違い・使い分け

“begin”と“start”の違い・使い分け

“begin”と“start”は、どちらも「〜を始める」という意味をもつ英単語なので、使い分けに悩みますよね。

中学生で習うレベルの英単語・英文法であっても、「違いを説明できない」「使い分けの方法がわからない」という方は少なくないでしょう。

ここでは、“begin”と“start”の細かなニュアンスの違いや、使い分けの方法について詳しく説明していきます。

違い1.フォーマル度

begin start
よりフォーマル よりカジュアル

“start”のほうが、“begin”と比べてやや口語的です。

そのため、友達や家族との日常会話では“start”が、ビジネスシーンをはじめとしたフォーマルな場面では“begin”がそれぞれ好んで使われる傾向があります。

たとえば、「家族と週末の予定について考え始めよう」というシーンであれば、“Let’s start thinking about the weekend.”と“start”を使う方がしっくり来ます。

一方、会社で上司や同僚と会議を始めるシーンであれば、“Let’s begin the meeting.”と“begin”を用いる方が、ビジネスのフォーマルな雰囲気に適しています。

もちろん、どちらの英単語を使っても文法的には正しいですし、意味自体に大きな違いはありません。

ただし、“begin”はよりフォーマルなシーンで、“start”はカジュアルなシーンで使うとよりしっくり来ます。

違い2.始める内容

“start”を使う場合
・機械やゲームなどを始める場合
・新たにビジネスを始める場合

“begin”と“start”は、フォーマル度に差があっても、基本的には入れ替えて使うことができます。

ただし、「何を始めるのか」「何が始まるのか」の内容によっては、“begin”ではなく、“start”を使用することがあります。

機械やゲームなどを始める場合

機械やゲームなどを立ち上げる場合、“begin”ではなく“start”が使われます。

“begin”と“start”は、意味に大きな違いはなくても、機械やゲームなどの”machine”を始めることを表したいときは、”start”を用いることが一般的です。

この場合、”start”を”begin”に置き換えることはできません。

【例文】

Press this button to start the game.
(ゲームを始めるにはこのボタンを押してください。)

Do you know how to start the printer?
(プリンターを開始する方法を知っていますか?)

I don’t know how to start this car.
(私はこの車のエンジンのかけ方を知りません。)

また、乗り物のエンジンをスタートする時や、ATMの取引を開始する時にも”start”を使用します。

たとえば、ATMの取引を開始する際、”begin the transaction”よりも”start the transaction”の方がよく使われます。

新たにビジネスを始める場合

会社やレストランなど、新たにビジネスを始める場合も、“begin”ではなく“start”を使います。

日本語でも創業して数年の革新的な企業のことを「スタートアップ企業」と言いますね。

機械やゲームなどを始める際と同様、”start”を”begin”に置き換えることはできないので注意しましょう。

【例文】

He started his company when he was a university student.
(彼は大学生の時にこの会社を立ち上げました。)

I’m thinking of starting a new business.
(私は新しいビジネスを始めることを考えています。)

違い3.名詞として使う場合

begin start
名詞として使えるか ✕※

※beginningを用いる

「始まり」「初め」など、名詞として使う場合は、“begin”ではなく“start”を使います。

【例文】

I knew I was going to win from the start.
(初めから私が勝つことは分かっていました。)

I needed a fresh start.
(私には再出発が必要でした。)

“start”は名詞としても使えますが、“begin”は動詞としてしか使用することができないので注意しましょう。

詳しくは後述していますが、名詞として“begin”を使う場合は、名詞形の“begining”を使います。

【例文】

I didn’t like Thai food in the beginning.
(初めのうちは私はタイ料理が好きではありませんでした。)

She likes the beginning of the song.
(彼女はその歌の導入部分が気に入っています。)

“begin”の使い方と例文

“begin”の使い方と例文

ここでは、“begin”の使い方を例文を用いてわかりやすく解説します。

「beginの使い方がイマイチ掴めていない」「yahoo!知恵袋などで調べたけどよくわからない」などとお困りの方は、参考にしてください。

動詞として使う場合

”begin”は、後ろに目的語を取る他動詞、または後ろに目的語を必要としない自動詞として使うことができます。

なお、動名詞(-ing)とto不定詞のどちらでも目的語としてとることができます。

動名詞(-ing)

主語  + begin + 動名詞(-ing)+ 名詞

to不定詞

主語 + begin + to + 動詞の原形 + 名詞

【例文】

She began to work hard.
(彼女は一生懸命に働き始めました。)

She began working hard.
(彼女は一生懸命に働き始めました。)

目的語は、動名詞(-ing)のto不定詞のどちらでも意味に大きな違いはありません。

ただし、現在進行形の文の場合は、動名詞ではなくto不定詞を使いましょう。

〇 It’s beginning to look like spring.
(春らしくなってきました。)

✕ It’s beginning looking like spring.

以下は、“begin”を用いたよく使うフレーズの一例です。

ネイティブがよく使うフレーズなので、覚えておいて損はないでしょう。

“begin”を使ったフレーズ
・to begin with〜(最初は、まず第一に)
・begin by 〜(〜から始める)

名詞として使う場合

”begin”は、動詞としてしか使うことができません。

「始まり」「初め」といった名詞として使いたい場合は、名詞形の”beginning”を用いる必要があります。

【例文】

The beginning is important.
(始まりが大切です。)

I was very busy at the beginning of the project.
(私はプロジェクトの開始時、とても忙しかったです。)

“beginningを使ったフレーズ
・at the beginning of〜(〜の初めに)
・from the beginning(最初から)
・a beginning 名詞(新米の〇〇)

“start”の使い方と例文

“start”の使い方と例文

続いては、”start”の使い方を例文とともに分かりやすく説明します。

動詞として使う場合

“start”は、”begin”と同様、動名詞(-ing)とto不定詞のどちらも目的語に取ることができます。

動名詞(-ing)

主語  + start + 動名詞(-ing)+ 名詞

to不定詞

主語 + start + to + 動詞の原形 + 名詞

【例文】

He started studying Chinese.
(彼は、中国語を勉強し始めました。)

He started to study Chinese.
(彼は、中国語を勉強し始めました。)

後ろに動名詞とto不定詞のどちらを置くかによって、意味の違いはありません。

ただし、現在進行形の文の場合、to不定詞が好んで使われます。

〇 I’m starting to realize that this job is right for me.
(私はこの仕事が自分に合っていると気づき始めています。)

✕ I’m starting realizing that this job is right for me.

また、”start”は目的語を取らずに自動詞としても使うことができます。

【例文】

Let’s start!
(始めましょう!)

Shall we start?
(始めましょうか?)

When do you want to start?
(あなたはいつ始めたいですか?)

なお、以下は“start”を用いた頻出フレーズ、句動詞の一例です。

どれもネイティブがよく使うフレーズばかりなので、覚えておくといいでしょう。

“start(動詞)”を使ったフレーズ
・get started(スタートを切る)
・start over(やり直す)
start off(〜を始める)

名詞として使う場合

“start”は、名詞として使うと「始まり」「初め」という意味になります。

動詞と同様、日常的にとてもよく使われます。

【例文】

I missed the start of the film because I was late.
(私は遅れてしまったため、映画の初めの部分を見逃してしまいました。)

Let’s make a start on the homework.
(宿題に取りかかりましょう。)

なお、名詞の”start”は以下のようにフレーズの一部として使われることも多いので、セットで覚えておくといいでしょう。

“start(名詞)”を使ったフレーズ
・for a start(はじめに、第一に)
・make a start(着手する)
・head start(優先スタート)
・the start of 〜(〜の始まり)
・from start to finish(始めから終わりまで)

“begin”と“start”の言い換え表現

“begin”と“start”の言い換え表現

「〜を始める」と言いたい時、“begin”または“start”を使うことが大多数ですが、場合によっては他の英単語や表現が使われることもあります。

ここでは、“begin”または“start”の言い換え表現を紹介します。

commence

“commence”は、「〜を開始する」「〜を始める」という意味の英単語です。

“begin”と“start”と意味は同じですが、フォーマルな響きを伴う”begin”よりもさらに形式ばった語になります。

日常会話で使われることは少ないですが、英語資格試験や書面などで目にすることがあるかもしれません。

【例文】

We decided to commence production in December.
(私たちは12月より生産を開始することを決定しました。)

The investigation will commence from tomorrow.
(その検討は明日より開始されます。)

launch

“Launch”は、「〜を始める」「〜を発売する」という意味の英単語です。

ロケットや宇宙船などを発射する際にも使われる単語であることから、何か新しいことを始める躍動感を表すことができます。

会社で何か新しいことを始めるときや、新しいビジネスやサービスを成功に向けて立ち上げるときなどに使うとスマートな印象です。

【例文】

We will launch a new service in October.
(私たちは10月に新しいサービスをスタートします。)

I will launch a new product early this year.
(私は今年上旬に新しい商品を発売します。)

日常英会話が学べるおすすめのオンライン英会話スクール

ここでは、日常英会話が学べるオンライン英会話スクールを紹介します。

各スクールには、無料体験レッスンが設けられており、入会する前に実際のレッスンを試すことができます。

少しでも気になる方は、まずは無料体験レッスンを受講してみてはいかがでしょうか。

第1位 DMM英会話

DMM英会話

料金形式強み
■スタンダードプラン
・毎月8回:月額4,880円(1回122円)
・毎日1回:月額6,980円(1回45円)
・毎日2回:月額11,980円 (1回39円)
・毎日4回:月額19,980円(1回32円)
・毎日1回8ヵ月:月額49,160円(1回198円)

■プラスネイティブプラン
・毎月8回:月額12,980円(1回325円)
・毎日1回:月額19,880円(1回128円)
・毎日2回:月額38,980円 (1回126円)
・毎日4回:月額72,980円(1回118円)

※税込価格です。

・こどもオンライン英会話あり 料金は同じ
・プラスネイティブプランの体験レッスンは有料
(体験チケット購入後30日以内に入会で体験料1,500円をキャッシュバック!)
初月1円キャンペンーンあり
※有料プラン利用開始後3ヶ月間は同じプランでの利用継続が条件
無料体験レッスン2回あり

・オンライン英会話
・マンツーマン
・スマホ、タブレットでも受講可能

・24時間365日いつでもレッスン可能
・14,808以上の教材がすべて無料
・世界124ヵ国以上の講師が在籍
・パソコンだけではなくスマホやタブレットでも受講可能
・オンライン英会話の満足度に関する調査で16項目で1位を獲得
・1レッスン32円~
・有料会員ならiKnow!が無料
・日本人講師レッスンあり
・初月の月額料金が安くなるキャンペーン

お得なキャンペーン情報

無料会員登録後3日以内の入会で対象プランが初月50%OFF!

公式サイトはこちら
※無料体験レッスン2回あり

DMM英会話の口コミと評判【体験動画あり】


第2位 レアジョブ英会話

レアジョブ

料金形式強み
■日常英会話コース 
・月8回:月額4,980円(1回623円)
・毎日25分:月額7,980円(1回257円)
・毎日50分:月額12,980円(1回209円)
・毎日100分:月額21,480円(1回173円)

■ビジネス英会話コース
・毎日25分:月額12,980円(1回419円)

※税込価格です。

・毎日1回ネイティブ講師を選べるネイティブパスあり
・初月割引キャンペーンあり
無料体験レッスン2回

・オンライン英会話
・マンツーマン
・スマホ、タブレットでも受講可能

・学生からビジネスパーソンまで幅広く対応
・レアジョブ英会話のレッスンは、学校でも導入済み!
・5,000教材から選択可能
・日本人講師によるレッスンと学習相談が可能
・スマホからでもOK
・自動録音機能でレッスン後も復習
公式サイトはこちら
※無料体験レッスン2回あり

レアジョブ(rarejob)オンライン英会話の口コミ・評判


第3位 kimini英会話

kimini英会話
料金形式強み
■スタンダードプラン
 月額:6,380円
 無料体験レッスン10日間

■ウィークデイプラン
 月額:4,840円

■回数プラン
・月2回プラン:月額1,210円
・月4回プラン:月額2,420円
・月8回プラン:月額4,840円

※税込価格です。

各プラン無料体験レッスンあり
※詳しくは公式サイトをご確認ください。

・オンライン英会話
・スマホ、タブレットでも受講可能
・教育に70年の実績がある学研が提供している
・学研監修の専用教材を使用
・目標に応じてコースを選べる
・レッスンごとに予習・復習が提供され、進捗度テストが定期的にある
・他社ツールは使用せず独自の通信システムを使用
・講師は厳しい研修を受講しているので安心
・月額1,210円~学べる
・困った時はLINEやメールでサポート
・スマホ、タブレットでどこでも受講可能
公式サイトはこちら
※10日間の無料体験レッスンあり

Kimini英会話(学研)の口コミと評判


第4位 Bizmates(ビズメイツ)

Bizmates(ビズメイツ)
料金形式強み
■毎日1レッスンプラン(1日25分)
・月額:14,850円

■毎日2レッスン(1日50分)
・月額:21,450円

※税込価格です。

・新規無料会員登録から3日以内の有料プラン申し込みで初月50%
・継続利用特典あり
・累計利用特典あり
・継続+累積利用特典あり
無料体験レッスンあり

・オンライン英会話
・マンツーマン
・スマホ、タブレットでも受講可能
・ビジネス英語特化
・トレーナー全員がビジネス経験者
・ビジネスに特化した4つの教材が選び放題
・レッスン録画可能
・毎日5:00〜25:00までレッスン可能
・ビデオレッスン付

公式サイトはこちら
※無料体験レッスンあり

ビズメイツ(Bizmates)の口コミと評判


“begin”と“start”の違いについてのまとめ

本記事では、“begin”と“start”の意味や違い、使い分けについて解説しました。

begin

  • フォーマルなシーンで好んで使う
  • 名詞の場合は”beginning”を用いる
start

  • カジュアルなシーンで使う
  • 機械類やゲーム、ビジネスを始める時に使う
  • 動詞または名詞として使える

“begin”と“start”は、意味に大きな違いはありませんが、響き的にしっくりくることから、フォーマルなシーンでは前者が、カジュアルなシーンでは後者が好んで使われます。

また、機械類やビジネスなど、始める内容によっては“begin”ではなく“start”を使うこともあります(※この場合、置き換え不可)。

“begin”と“start”は、中学生で習う基礎英単語ですが、どちらも日常的にとてもよく使われる英単語ですので、細かなニュアンスや響きの違い、適材適所を含め、使い方をマスターしておくといいでしょう。

独学で学んだ英語の知識をアウトプットして英会話を効率良くマスターするには、オンライン英会話サービスの利用もおすすめです。