旅の始まりをスムーズに!immigration checkで役立つ英会話フレーズと例文

旅の始まりをスムーズに!入国審査で役立つ英会話フレーズと例文

海外旅行最初の難関は入国審査です。

多くの人が「英語が通じるか不安…。」と感じるポイントです。

しかし、入国審査で使われる質問やフレーズはある程度決まっているため、事前に学習しておけば問題ないでしょう。

この記事では、空港の入国審査でよく聞かれる質問とその答え方を中心に、知っておきたい英会話フレーズを紹介します。

到着~入国審査の流れを確認

到着~入国審査の流れを確認

入国審査での質疑応答を見ていく前に、まずは到着から入国審査までの流れを確認しておきましょう。

入国審査までの流れをしっかりと把握しておくことで、入国審査に対する不安を軽減することができます。

1.空港に到着

空港に到着し、飛行機を降りたら、「入国審査場」へと進みます。

「日本で預けたスーツケースや税関が心配…」と気を取られてしまうかもしれませんが、まずは入国審査を済ませる必要があります。

入国審査では、基本的に「パスポート」と「入国カード」が必要ですので、取り出しやすいところに入れておきましょう。

入国カードが必要な場合は、機内で配布されますので、到着前に記入を済ませておくとスムーズです。

Can I have an arrival card?
「入国カードをいただけますか?」

Can I have another card?
「カードをもう1枚いただけますか?」

Can I borrow a pen?
「ペンを借りられますか?」

また入国カードの形式は国によって異なるので、不安な方は渡航前にガイドブックやインターネットで記入方法を確認しておくといいでしょう。

2.入国審査の列に並ぶ

入国審査のカウンターを見つけたら、列に並びましょう。

ほとんどの場合、カウンターが「居住者用」と「非居住者(外国人)用」に分かれていますので、“Non-resident(非居住者)”や“Visitor(観光客)”などの表示のある列に並びましょう。

Where is the immigration?
「入国審査はどこですか?」

Is this the line for immigration?
「これは入国審査の列ですか?」

Is this the line for visitors?
「これは観光客用の列ですか?」

Which is the line for non-residents?
「非居住者の列はどれですか?」

3.入国審査

前の人の検査が終わっても、“Next!(次の方どうぞ!)”と言われるまで、列に並んで待つようにしましょう。

パスポートカバーや、帽子やマスクなどは事前に外しておくと入国審査をスムーズに進めることができます。

May I see your passport please?
「パスポートをご提示いただけますか?」

Passport please!
「パスポートのご提示をお願いします。」

カウンターでパスポートを提示する際は、“Here you are.(どうぞ、こちらです。)”と一言添えられると丁寧な印象を与えます。

また、国によっては入国審査で顔写真撮影や指紋認証を行う場合があります。

Stand in front of the camera, and look at the camera, please.
「カメラの前に立って、カメラを見てください。」

Put your right thumb on the screen, please.
「右の親指をスクリーンの上に置いてください。」

英語が聞き取れなかった場合は、“Sorry?(すみません、何と?)”とか“Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)”などと聞き返しましょう。

入国審査でよく聞かれる質問と答え方

入国審査でよく聞かれる質問と答え

続いて、入国審査でよく聞かれる質問と、その答え方を紹介します。

多くの人にとって空港での入国審査は不安を感じるポイントですが、入国審査では、“Japan”や“5 days”などのように質問に対する答えだけを要領よく返すのが自然ですので、英語が通じるか不安な場合は、無理に文章で返す必要はありません。

入国審査では、質問を正確に聞き取り、はっきりと答えることが大切です。

旅の目的

旅の目的は入国審査で必ずといっていいほど聞かれる定番の質問です。

自信を持ってはっきりと答えられるように、質問とそれに対する答えを確認しておきましょう。

質問

What’s the purpose of your visit?
「旅行の目的は何ですか?」

What brought you here?
「なぜここに来ましたか?」

Are you here for business or pleasure?
「仕事で来ていますか?それとも遊びで来ていますか?」

答え

I’m here for sightseeing.
「観光目的で来ています。」

I’m here as a tourist.
「観光客として来ています。」

I’m here on business.
「仕事で来ています。」

I’m traveling for work.
「仕事のために来ています。」

I’m visiting my friends.
「友人を訪ねるために来ています。」

“Sightseeing.”や“Business”などと、質問に対して単語だけで返答しても問題ありません。

旅の滞在期間

旅の滞在期間についてもよく聞かれますので、確認しておきましょう。

質問

How long will you be staying here?・How long are you going to stay here?
「この国にどのくらい滞在する予定ですか?」

When will you return to your country?
「いつ帰国しますか?」

答え

I’ll be staying here for 5 days.
「5日間滞在する予定です。」

I’ll be here for 2 weeks.
「2週間滞在する予定です。」

このように文章で答えることもできますが、単語だけで答えても自然です。

旅の滞在場所

滞在場所についても、聞かれたらしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

質問

Where are you going to stay?
「どこに滞在しますか?」

Where will you be staying?
「どこに滞在する予定ですか?」

Which hotel are you staying at?
「どのホテルに滞在予定ですか?」

What’s your address in Sydney.
「シドニーのどこに滞在しますか?」

答え

I’ll be staying at a hotel.
「ホテルに滞在する予定です。」

I’ll be staying at this hotel.
「(ホテルの住所や名前のメモを見せながら)このホテルに滞在する予定です。」

I’ll be staying at my friend’s house.
「友人の家に滞在する予定です。」

This is the address.
「(メモを見せながら)これが(友人の家の)住所です。」

滞在先のホテルや友人宅の住所を聞かれたらメモを見せられるように、住所をどこかに書き記しておくと安心です。

その他、聞かれるかもしれない質問

入国審査で聞かれる質問は、ほとんどの場合、上記で紹介した「目的・滞在期間・滞在先」の3つについてですが、稀にその他の質問を聞かれることがあります。

予想外の質問にも対応できるように、聞かれるかもしれない質問も確認しておきましょう。

What’s your occupation?
「あなたの職業は何ですか?」

I’m a student.
「学生です。」

I’m an office worker.
「会社員です。」

Are you traveling alone?
「ひとり旅ですか?」

Yes, I’m traveling by myself.
「はい、ひとりで旅行をしています。」

No, I’m with my friends.
「いいえ、友達と一緒に旅行をしています。」

Do you have a return ticket?
「帰りの航空券は持っていますか?」

Yes, I do.
「はい、持っています。」

No, I don’t have it yet. I’m going to get it later.
「いいえ、持っていません。後で予約する予定です。」

Is this your first visit?
「この国を訪れるのは初めてですか?」

Yes, it is.
「はい、そうです。」

No, it’s my second time.
「いいえ、この国を訪れるのは2回目です。」

Do you have anything to declare?
「何か申告するものはありますか?」

Yes, I have.
「はい、持っています。」

No, I don’t.
「いいえ、持っていません。」

What’s your visa?
「どのビザを持っていますか?」

I have a tourist visa.
「観光ビザを持っています。」

I have a student visa.
「学生ビザを持っています。」

I have a working holiday visa.
「ワーキングホリデービザを持っています。」

トラブルが発生した時のフレーズ

トラブルが発生した時のフレー

続いて、英語が聞き取れなかったり、機内に忘れ物をしてしまったりといったトラブルが発生した時に使えるフレーズを紹介します。

英語が聞き取れない時

ネイティブの話す英語は、スピードが速すぎて聞き取れないこともあるでしょう。

そんな時は、焦らずにしっかりと聞き返すことが大切です。

Sorry?/Excuse me?/Pardon?
「すみません、何と?」

いずれも語尾を上げて発音するのがポイントです。

語尾を下げて発音してしまうと、「すみません(謝罪)」の意味に捉えられてしまうので注意しましょう。

Could you say that again?
「もう一度言ってもらえますか?」

Could you speak more slowly please?
「もう少しゆっくり話していただけますか?」

Does anybody here speak Japanese?
「日本語が話せる人はいますか?」

I don’t speak English very well.
「英語があまり話せません。」

機内に忘れ物をした時

空港に到着して機内を降りた後、機内に忘れ物をしたことに気がついた場合は、以下のフレーズで対処しましょう。

I left my passport in the plane.
「パスポートを機内に忘れてきてしまいました。」

I can’t find my passport. I might have left it in the plane.
「パスポートが見当たりません。機内に忘れてきてしまったかもしれません。」

I think I left my bag in the plane. Is it possible for me to go get it?
「機内に鞄を忘れてきてしまったようです。取りに戻ることはできますか?」

入国審査で知っておきたい英単語

入国審査で知っておきたい英単語

最後に、入国審査で知っておくと便利な英単語を紹介します。

入国審査 Immigration
税関 Customs
出入国カード Arrival card
搭乗券 Boarding pass
国籍 Nationality
職業 Occupation
入国拒否 Refused entry

まとめ

この記事では、空港の入国審査でよく聞かれる質問と答え方を紹介しました。

海外に行くにあたって「入国審査が不安…。」という方は多いですが、入国審査で聞かれる質問の種類はあまり多くありません。

旅の始まりをスムーズにするためにも、この記事で紹介したフレーズを渡航前にしっかりと確認しておきましょう。