【テスト有り】中学英語の基礎文法をおさらい!「未来形」とは?willとbe going to違い

中学英語の基礎文法をおさらい!「未来形」とは?willとbe going to違い

「未来を表す表現がいくつもあって未来形のことがよくわからない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

未来の出来事を表す代表的なものに「will」と「be going to」があります。

最初はそれぞれのニュアンスの違いがわからず戸惑うことがあるかもしれませんが、語順と意味のイメージを意識することで次第に使いこなせるようになります。

会話や文章に未来表現を取り入れることで、これから起こる出来事や先の予定を表現することができるようになります。ぜひ、この機会にマスターして表現のバリエーションを増やしましょう。

今回は、おもに中学英語で習う未来形と、未来形を用いた否定文と疑問文について、例文と練習問題をまじえて詳しく解説します。

未来形のwillとbe going toのニュアンスについての動画

未来形のwillとbe going toのニュアンスなどの違いや使い方について、YouTubeチャンネルでも詳しく解説しています。

未来表現 / willを使う

未来表現 willを使う

未来形は、これから先にするであろう動作やこれから先に起こるであろう現象など、未来の出来事を表現します。

代表的なものとして、「will」と「be going to」がありますが、それぞれニュアンスが異なります。先ずは、もっともポピュラーな未来表現であるwillについて解説します。

予測

willは、まだ見ぬこれから先の事態や現象について「予測」する表現として使います。そのことが起こるのを予見するというイメージで、ある程度確信を持って使います。

主語の後にwillを置き、その後の動詞を原形にすることで、「~するでしょう」、「~だろう」という意味になります。

基本文型

主語 + will + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

It will rain tomorrow.
(明日雨が降るでしょう。)
⇒天気予報などから、雨が降ることに確信がある。

She will be late.
(彼女は遅れるでしょう。)
⇒何らかの理由により、遅れることに確信がある。

You will like her.
(あなたは彼女を気に入るでしょう。)
⇒好みを知っているのか、気に入ることに確信がある。

また、I、you、などの代名詞が主語になる場合、その後にくるwillを以下のように短縮形で表すこともできます。

I will → I’ll
You will → You’ll
She will → She’ll
He will → He’ll
It will → it’ll
We will → We’ll
They will → They’ll

意志

willは、現時点より先にある動作への「意志」を表す表現としても使います。

何かが起こったり何かを言われたりしたことを受け、その場の状況を考慮して瞬間的に決断するというイメージです。英語では、「instant decision(インスタントディシジョン)」と言います。

同じく、主語の後にwillを置き、その後の動詞を原形にすることで、「~するつもりです」、「~します」という意味になります。

基本文型

主語 + will + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

You look tired. I will help you.
(あなたは疲れているように見えます。私が手伝います。)
⇒手伝うことを意思表示している。

OK, I’ll clean my room.
(わかりました。私が部屋を掃除します。)
⇒掃除することを意思表示している。

OK, I’ll show you the way.
(わかりました。私が道を案内します。)
⇒道案内を意思表示している。

否定文

willを使った文章を否定文するには、willの後にnotを置きます。

それにより、notより後の内容を否定し、未来の出来事や現象に対し、「~しないでしょう」、「~しません」という意味になります。

will notは、won’tと短縮形で表すこともできます。また、will not、won’tの後にくる動詞は、原形にします。

基本文型

主語 + will + not + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
主語 + won’t + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

It will not rain tomorrow.
(明日、雨はふらないでしょう。)

I will not play the guitar tonight.
(私は今晩、ギターをひきません。)

She won’t go to school next week.
(彼女は来週、学校に行きません。)

疑問文

willを使った文章を疑問文にするには、主語の前にwillを置きます。そして動詞を原形にして、文の最後に「?マーク」をつけ加えます。

そうすることで、未来の出来事や現象についてたずねる「~するつもりですか?」、「~しますか?」という意味になります。

基本文型

Will + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Will it rain tomorrow?
(明日、雨が降りますか?)

Will he play the guitar tonight?
(彼は今晩、ギターをひきますか?)

Will she go to school next week?
(彼女は来週、学校に行きますか?)

また、疑問詞を使った疑問文の場合は、文頭に疑問詞を置き、主語の前にwillを出します。そして、動詞は原形にします。

基本文型

疑問詞 + will + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

When will he arrive?
(彼はいつ到着しますか?)

What time will you be here tomorrow?
(あなたは明日何時にここにいますか?)

Which will you choose?
(あなたはどちらを選びますか?)

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未来表現 / be going toを使う

未来表現 be going toを使う

つぎに、もう一つの代表的な未来表現であるbe going toについて解説します。

be going toは、ある状況に向かう現象や以前から決まっている予定について述べるときに使います。

原因や意図があって、to以下の状況に向かって進んでいるというイメージです。

原因

be going toは、目に見える具体的な原因があり、その原因によって状況が変化することを意識して使います。

主語の後に、be動詞を置きます。そして、going toがきて、その後に動詞の原形を置きます。そうすることで「~しそうです」という意味になります。

基本文型

主語 + be動詞 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

It’s going to rain soon.
(もうすぐ雨が降りそうです。)
⇒空模様などから明日雨が降る状況が見えている。

The boxes are going to fall.
(箱が落ちそうです。)
⇒箱が落ちてきそうな状況が見えている。

She is going to say something.
(彼女が何か言いそうです。)
⇒何か言いそうな状況が見えている。

意図

be going toは、ある行動に向けて準備をしているときにも使います。原因と同じく、主語の後に、be動詞を置きます。そして、going toがきて、その後に動詞の原形を置きます。

そうすることで、ある行動に向かって意図的に進んでいることを表し、「~する予定です」、「~するつもりです」という意味になります。

基本文型

主語 + be動詞 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

I’m going to attend that meeting.
(私はその会議に出席するつもりです。)
⇒会議に向けて準備をしている/計画をしている。

She is going to play tennis next week.
(彼女は来週、テニスをするつもりです。)
⇒テニスをする準備をしている/計画をしている。

My mother is going to cook for the party.
( 私の母は、パーティーのために料理をするつもりです。)
⇒料理の準備をしている/計画をしている。

否定文

be going toを使った文章を否定文するには、be動詞の後にnotを置き、その後にgoing toと動詞の原形が続きます。

それにより、notより後にある内容を否定し、未来の現象や予定に対し、「~しそうではありません」、「~するつもりはありません」という意味になります。

基本文型

主語 + be動詞 + not + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

It is not going to rain soon.
(すぐに雨が降ることはなさそうです。)

I’m not going to attend the party.
(私はパーティーに参加するつもりはありません。)

She isn’t going to visit Tokyo next week.
(彼女は来週、東京を訪れるつもりはありません。)

疑問文

be going toを使った文章を疑問文するには、主語の前にbe動詞を置き、その後にgoing toと動詞の原形が続きます。

それにより、「~しそうですか?」、「~するつもりですか?」と、これから先の現象や予定についてたずねる意味になります。

基本文型

be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Is it going to rain soon?
(もうすぐ雨が降りそうですか?)

Are you going to attend the party?
(あなたはパーティーに参加するつもりですか?)

Is she going to visit Tokyo next week?
(彼女は来週、東京を訪れるつもりですか?)

また、疑問詞を使った疑問文の場合は、文頭に疑問詞を置き、主語の前にbe動詞を出します。そして、going to と動詞の原形が続きます。

基本文型

疑問詞 + be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

What are you going to do next weekend?
(来週末、あなたは何をするつもりですか?)

Where are you going to stay in Tokyo?
(あなたは東京でどこに滞在するつもりですか?)

Who is she going to meet tonight?
(彼女は今夜だれにあうつもりですか?)

willとbe going toの違い

willとbe going toの使い分けは、最初は混乱するかもしれません。しかし、練習することで徐々に慣れてきますので、それほど神経質になる必要はありません。

willは、「瞬間的に決めたことを表す」、be going toは、実行するために「準備をしていることを表す」というニュアンスを、頭の片隅に入れておいてください。

【比較】

It will rain soon tomorrow.
⇒予測/天気予報などから明日は雨が降ることを予見するイメージ

It’s going to rain soon.
⇒原因/空模様からすぐに雨が降りそうなイメージ

I will help her later.
⇒意志/今瞬間的に、後で手伝うことを決めたイメージ

I am going to help her tomorrow.
⇒意図/前々から明日手伝うことを決めていたイメージ

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練習問題

練習問題

以下に、練習問題を出しておきます。それぞれの英文を繰り返し声に出して読んでください。そうすることで、未来表現の使い方に慣れることができます。

基礎問題

つぎの文をwillを用いて未来形に書き換えてください。

問題1:Ken goes to the library.

Ken will go to the library.
(ケンは図書館に行きます。)

問題2:Karen is busy.

Karen will be busy.
(カレンは忙しくなるでしょう。)

問題3:My sister doesn’t play the piano at the party.

My sister will not / won’t play the piano at the party.
(私の姉はパーティーでピアノを弾きません。)

問題4:Do you attend her wedding?

Will you attend her wedding?
(あなたは彼女の結婚式に参加する予定ですか?)

つぎの文をbe going toを使って未来形に書き換えてください。

問題1:It rains tonight.

It’s going to rain tonight.
(今夜雨が降るでしょう。)

問題2:I study in the library with my classmates.

I am going to study in the library with my classmates.
(私はクラスメイトと一緒に図書館で勉強する予定です。)

問題3:We’re not college students.

We’re not going to be college students.
(私たちは大学生になるつもりはありません。)

問題4:Do you do your English homework?

Are you going to do your English homework?
(あなたは英語の宿題をやる予定ですか?)

応用問題

日本語の意味と同じになるように(  )に適切な語を入れてください。

問題1:I (  ) (  ) Canada next year.
(私は来年、カナダを訪れるつもりです。)

will visit

問題2:My brother (  ) (  ) 15 years old next month.
(私の弟は、来月で15歳になります。)

will be

問題3:According to the weather forecast, it (  ) (  ) this weekend.
(天気予報によると、今週末は雨が降るでしょう。)

will rain

問題4:My father is (  ) (  ) (  ) TV after dinner.
(私の父は夕食の後、テレビを見る予定です。)

going to watch

問題5:Tom will (  ) (  )to the beach with Nancy.
(トムはナンシーとビーチには行かないでしょう。)

not go

問題6:I’m (  ) (  ) (  ) (  ) to the gym after work.
(私は仕事の後、ジムに行かないつもりです。)

not going to go

問題7:(  ) it (  ) sunny tomorrow?
(明日は晴れますか?)

Will, be

問題8:(  ) you (  ) (  ) (  ) the computer after this?
(あなたはこの後、コンピューターを使いますか?)

Are, going to use

まとめ

本記事では、willとbe going toを用いた未来表現およびその否定文と疑問文について、例文とともに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

willまとめ

willは、瞬間的に決めた未来のことを表す。

  • 肯定文:主語 + will + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 否定文:主語 + will not / won’t + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 疑問文:Will + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?
  • 疑問詞 + will + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

be going toまとめ

be going toは、準備や計画をしている未来のことを表す。

  • 肯定文:主語 + be動詞 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 否定文:主語 + be動詞 + not + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 疑問文:be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?
  • 疑問詞 + be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

未来表現のwillとbe going toは、基本の文型と意味のニュアンスを意識することで、次第に使い方の違いがつかめるようになります。

未来表現をうまく使いこなすことで、時間軸の幅を広げて、これから起こる出来事や現象ついて述べることができるようになりますので、ぜひこの機会に練習をしてマスターしてください。

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