アプリをとおして模試問題を解き、頻出の語彙や頻出のリスニングの応答に活用することで、効率的なスコアアップにつながります。
今回は、TOEIC学習に使えるアプリ選びのポイントとおすすめのアプリについて紹介します。
TOEIC学習のおすすめ有料アプリ
一般的に、有料のTOEIC学習のアプリは、無料のものと比べて内容が充実しているので、学習効果が高いといえます。
以下、おすすめの有料アプリ4つを紹介します。
スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コース
「スタディサプリ TOEIC L&R対策コース」は、リクルートグループが運営するTOEIC対策に特化した学習コースです。
パート別の演習問題、文法の解説動画、リスニング対策、頻出単語などが収録されており、TOEICテスト全Partの対策が一つのアプリでできると人気です。
演習はクイズ感覚で取り組めますし、講義動画は3分~5分程度の短いものばかりなので、空き時間に手軽に視聴できます。
また、学習時間が見える化されているので、モチベーション維持にもつながります。
パーソナルコーチプランに入会すると専任のコーチがつき、受講者の現状レベルと目標スコアによって、オリジナルの学習プランを作成してくれます。
その学習プランにそった課題が毎週届き、もし、わからない問題や学習の悩みがあれば、チャットやオンラインコーチングで相談できます。
コーチが定期的に学習の進捗状況をチェックしてくれるので、短期間でスコアアップしたい人におすすめです。
両プランとも7日間の無料体験があります。
プラン名 |
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TOEIC L&R対策ベーシックプラン |
料金 |
月額:3,278円 お得な6ヶ月パック:月3,058円 お得な12ヶ月パック:月2,728円 |
特徴 |
TOEICテスト20回分の演習問題、カリスマ先生の文法講義動画、ディクテーション・シャドーイング練習機能、頻出単語集などを収録。全パートをくまなく学習したい人向けです。 |
※税込価格です。
プラン名 |
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パーソナルコーチプラン |
料金 |
6ヶ月プラン:月8,984円 3ヶ月プラン:月6,234円 |
特徴 |
ベーシックプランに加え、個別にコーチからアドバイスを受けることが可能。効率よくスコアアップをしたい人におすすめです。 |
※税込価格です。
レシピー
英語学習アプリ「レシピー」は、世界中の英語ニュースを教材にした気軽に英語学習ができるサービスを提供しており、ユーザーからは満足度が高いと好評を得ています。
StandardかAdvancedプランに加入すると、基本サービスに加えてTOEIC対策に特化したサービスを受けることができます。
対応OS | iOS /Android |
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価格 |
■Entryプラン(契約期間1カ月) ・月額:480円 ■BASICプラン(契約期間1カ月~) ・月額:1,300円 ■Standardプラン(契約期間3カ月~) ・月額:2,500円 ■Advancedプラン(契約期間3カ月~) ・月額:4,900円 |
無料体験 | 無料プランあり |
ネイティブキャンプ TOEIC L&R TEST対策コース
「ネイティブキャンプ TOEIC L&R TEST対策コース」は、実際のテストに近い模試問題を使用し、専任講師と一緒にスコアアップを目指します。
レッスンの予約、受講、教材の閲覧はすべてアプリをとおして行います。予約の際は、TOEIC対策コースを指定することで対応可能な講師が表示されます。現在のところ600点対策と800点対策の教材があり、それぞれPart1、 Part2、Part3、Part4、Part7の対策が可能です。
7日間無料の体験レッスンがあります。
料金 |
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プレミアムプラン月額:6,480円(税込) ファミリープラン月額:1,980円(税込) ※ファミリープランは、家族のどなたかが代表としてプレミアムプランに加入している場合利用可能です。 |
特徴 |
レッスン回数に制限がないので1レッスンあたりの費用がリーズナブル。365日24時間1日何回でも受講が可能なので、学習の習慣化をうながしながらTOEICの対策ができるのが魅力です。 |
シャドテン
シャドーイング(Shadowing)とは、英語を聞いて聞こえた音声のすぐあとを追って真似をして発音する通訳者がおこなう訓練法のことですが、「シャドテン」では、そのシャドーイングを正しく効果的にやることに特化したサービスを提供しています。
アプリをとおして課題をシャドーイングしたものを録音し送信すると講師から添削を受けられます。教材はビジネスやエンタメなど多種多様でTOEICのPart 3とPart 4の対策課題もあります。音のつながりや脱落を認識しながら練習することで、リスニング力のアップにつながります。
7日間無料の体験レッスンがあります。
料金 |
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月額プラン:21,780円(税込) |
特徴 |
1日1回専任講師による添削とアドバイスが受けられます。英語の音を聞いて意味を理解する練習をくりかえすことでリスニングの音声を知覚する力をトレーニングします。 |
mikan TOEIC 上級
TOEICで高得点を目指す受験者のための英単語アプリで、音声を聞きながら目で覚える構成になっています。
700点、800点、900点と目標スコア別に分かれおり、学習の進度によりステップアップすることができます。
約10分で10単語を学習する学習方法が採られているので、通勤・通学時間やスキマ時間に使えて便利です。
きちんと覚えていないと先に進むことができませんので、ゲームのレベルクリアするような感覚で取りくめます。
価格 |
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490円 |
特徴 |
TOEIC頻出の英単語1000語収録(音声あり) |
英語学習iknow!
「英語学習iknow!」は、脳科学にもとづいた学習法で400以上の企業や教育機関で導入されています。
日常会話、ビジネス英語、留学準備、英検対策、TOEICなどさまざまなカテゴリーがあり、リーディング力やリスニング力を強化できます。
TOEICのカテゴリーでは、470点、600点、800点、900点と4段階の目標スコア毎に頻出の重要語句をインプットしていきます。
同じ語句が出題形式を変えて何度も出てくるので、発音、意味、スペルを一致させ文法的な理解もうながす構成になっています。
5回分の無料体験があります。
月額使用料 | 1510円 (年間契約の場合、1か月あたり794円) |
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特徴 | TOEICに特化した内容を31コース収録。記憶に定着をうながす形で繰り返し学習します。 |
TOEIC学習のおすすめ無料アプリ
無料アプリは有料アプリと比べて、問題数に制限があったり広告が表示されたりと使い勝手が劣るところはありますが、補助的な学習ツールとして重宝します。
以下、おすすめの無料アプリ4つを紹介します。
英単語アプリmikan
「英単語アプリmikan」は、400万ダウンロードを突破した人気の英単語学習アプリです。
大学受験、英検、TOEFL、TOEICなどに特化したカテゴリーがあり、無料で利用できます。(App内課金あり)
苦手な単語が繰り返し表示される機能があるので、弱点の克服に役立ちます。
テスト毎にかわいいみかんのキャラクターからの応援メッセージが表示され、微笑ましさを感じながら勉強できます。
このTOEIC単語は、初心者・中級者向けなので、先ずは収録されている「TOEIC英単語2500」の問題を解いてみましょう。
もし、もの足りないと感じた場合は、有料の系列アプリ「mikan TOEIC 上級」にチャレンジするといいでしょう。
究極英単語TOEIC 800点突破編
「究極英単語TOEIC 800点突破編」は、TOEICテストで800点突破を目指す人向けの英単語学習アプリです。
音声機能が付いており、各単語は例文とともに読み上げてくれます。そのほか、辞書と連動した機能も備えています。
問題は4択形式だけではなく入力形式もあります。忘却曲線理論にもとづいた学習方式で、程よいタイミングで復習するべき単語が表示されるので、記憶への定着がうながされます。
無料のアプリですが、490円で広告を非表示にできます。
TOEIC Part 5 英語問題集
「TOEIC Part 5 英語問題集」は、TOEICのPart 5対策に特化した無料のアプリです。
初級(500点コース)、中級(700点コース)、上級(900点コース)の3コースに別れており、先ずは初級コースでしっかりと基礎をおさえてから、段階的に進んでいく構成になっています。
文法的要素を多く含んだ問題は4択形式で出題され、問題の正誤と回答タイムが記録されます。
TOEICでハイスコアを目指すなら、すばやくPart 5を攻略することが要求されます。
自分の回答タイムを把握し、短時間で解けるように訓練することが大切です。
TOEIC Presents English Upgrader
「TOEIC Presents English Upgrader」は、TOEICテストを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会が提供する無料のアプリです。
職場でのやりとりや海外出張に起こったエピソードが収録されており、ビジネスや日常生活で使われる会話表現が学べるようになっています。
英語のスクリプトと日本語訳とフレーズ一覧が含まれているので、リスニング強化と語彙力強化に役立ちます。
TOEIC学習アプリはこういう人におすすめ
近年ビジネスの分野では、英語でのコミュニケーション能力が重視される傾向があり、その能力を測る指標としてTOEICスコアを参考にする企業・団体が増えています。
採用時はもちろん、入社してからも配属・昇進などの機会をとらえて、頻繁にTOEICのスコアが求められます。
TOEICテストの対策として、スクールにかよう、オンラインレッスンを受ける、独学で頑張るといった方法がありますが、どの方法を選んだとしても自学自習は欠かせません。
アプリでの学習は自学自習に適した機能を備えており、特に以下のような人に適しているといえます。
勉強時間の確保が難しい人
学業や仕事などで忙しく、TOEIC対策のためにまとまった時間を確保することが難しい人に適しています。
いつも身近にあるスマートフォンにTOEIC学習アプリをダウンロードしておけば、机に向かわなくても、気が向いたときにアプリを開いて勉強に取り組めます。
また、短時間で問題を解いたり講義を視聴したりできるようになっているので、移動時間やスキマ時間、寝る前などを利用して少しずつ学習をつみ重ねることができ効率的です。
費用をおさえたい人
TOEIC学習アプリには、無料のアプリと有料のアプリがあります。
無料のアプリはインストール時に費用はかかりません。
しかし、より優良なサービスにアクセスする場合は、のちに課金が必要になることもあります。
有料のアプリはインストール時にアプリを購入するか、サービスを利用するときに月額使用料が必要になります。
お金をかけたくない人は無料アプリをダウンロードし、無料の範囲内でサービスを利用することができます。
もし、有料アプリのサービスを利用するとしても、月額数百円から数千円の範囲で収まるアプリがほとんどです。
スクールにかようことや専門的な教材を購入することに比べると格安なので、学習にお金をかけられない人には嬉しい学習ツールです。
TOEICの出題傾向に慣れたい人
TOEIC学習アプリは、公式のTOEICテストにそった内容で作られているので、出題傾向に知っておきたい人におすすめです。
TOEICテストのPart 1からPart 7まで全体をカバーした総合的なアプリと、TOEIC頻出の英単語、英文法、長文問題、リスニング問題など、各分野に特化した個別的なアプリの2タイプがあります。
「全Partの対策をしたい」、「英文法を強化したい」、「リスニングが苦手なので練習したい」といったそれぞれの目的に応じてアプリを選ぶと、効率よく学習できます。
TOEIC学習アプリ選びのポイント
TOEICテストは、リスニング(約45分・100問)、リーディング(75分・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート形式です。
高得点を取るには、文法力、語彙力、リスニング力、長文読解力、タイムマネジメント力、集中力など幅広い能力が必要だといわれています。
アプリ選びに失敗しないためには、以下3つのポイントをおさえておきましょう。
TOEICに特化した内容が含まれているか
英語学習系のアプリには、中学・高校英語を目的としたもの、旅行英会話やビジネス英会話を目的としたものなどさまざまあります。
TOEICテストの受験を視野にいれている場合は、TOEICに特化したアプリを選んで勉強したほうが効果的です。
App StoreやGoogle Playでアプリを探すときは、「TOEIC」、「TOEIC 英文法」など、検索ワードを指定しましょう。
コストパフォーマンスはいいか
アプリにはそれぞれ特徴があります。無料アプリは広告が表示されてわずらわしかったり、受けられるサービスの対応範囲が狭かったり、収録問題数に限りがあったりします。
無料かどうかは、アプリを選ぶ際の基準の一つですが、無料か有料かにこだわりすぎず、コストパフォーマンスを意識して選ぶことをおすすめします。
もし、有料であってもその価格と品質が見合っていれば、満足のいく学習効果が得られるはずです。
続けられるか
TOEICテスト対策は、こつこつと続けることが重要です。
必ずサービス内容を確認し、続けられそうなアプリを選びましょう。
アプリには、4択のクイズ形式のもの、アニメーションの解説があるもの、かわいいキャラクターが応援してくれるものなど楽しい工夫が施されているものがあります。
また、学習履歴が残り自分の弱点が確認できる機能があるものもあります。
もし、一人で学習する自信がない場合は、学習計画のサポートやコーチングのサービスを提供しているアプリ(有料)がありますので、利用してみるといいでしょう。
まとめ
本記事では、TOEIC学習アプリの選び方とおすすめのアプリについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
- TOEICに特化した内容であるか
- コストパフォーマンスがいいか
- 続けられる内容であるか
うまく活用すると目標スコア到達につながりますので、ぜひ、試してみてください。