【テスト有】中学英語の基礎文法をおさらい! 「後置修飾」とは?

中学英語の基礎文法をおさらい! 「後置修飾」とは?

英語の後置修飾について、「使い方がよくわからない…」、「語順がわからず混乱してしまう…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

後置修飾とは、説明の語を名詞の後ろにおく表現方法です。

日本語とは異なり名詞を後ろから修飾するため、最初は多少とまどいを感じるかもしれませんが、基本の使い方と意味を意識することで、しだいに理解できるようになります。

後置修飾は、日常会話のさまざまなシーンで頻繁に使われる英語表現です。

きちんとルールを理解して使えば、単純な文章にくわしい情報をどんどんつけ加えることが可能になります。

英語での表現力が格段に豊かになりますので、マスターしておくことをおすすめします。

今回は、後置修飾の基本と分詞を用いた後置修飾について、例文と練習問題をまじえて詳しく解説します。

後置修飾とは

後置修飾とは
後置修飾とは、形容詞および前置詞句、現在分詞、過去分詞といった形容詞相当の語句によって、後ろから名詞を修飾することを指します。

英文法において、名詞を修飾するには、前置修飾と後置修飾の2通りありますので、後置修飾について解説するまえに、まずは、前置修飾と後置修飾のちがいを理解しておきましょう。

前置修飾と後置修飾の違い

前置修飾は、「形容詞/形容詞相当句 + 名詞」の語順で、前から名詞を修飾します。

これまで基本文型や形容詞について学習したときに何度もでてきていますので、すでに理解していることと思います。

一方、後置修飾は、「名詞 + 形容詞/形容詞相当句」の語順で、後ろから名詞を修飾します。

日本語とは異なる語順に違和感を覚える人もいるかもしれませんが、どの部分を修飾するのかに着目して、後ろから前に戻ってくるように並べます。

前置修飾
(Pre-modification)
後置修飾
(Post-modification)
イメージ 名詞がどのような種類、属性、
特徴ものかを限定する
名詞に説明を加える
基本の型 形容詞/形容詞相当句 + 名詞 名詞 + 形容詞/形容詞相当句
働き 前から名詞を修飾する 後ろから名詞を修飾する
前置修飾の例 後置修飾の例
a good man
いい人
someone good
だれかいい人
occupied seat
使用中の座席
no seat available
空席なし
a tall girl
背の高い女の子
a girl of 170 cm tall
170cmの背の高さの女の子
a broken car
こわれた車
a car broken by Ken
ケンによってこわされた車

日本語訳において、前置修飾であっても、後置修飾であっても同じような意味合いに感じる場合がありますが、ニュアンスが多少異なりなす。

一般的に、前置修飾は永続的・習慣的な特性を表し、後置修飾は一時的な特性を表すとされていますので覚えておきましょう。

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基本的な後置修飾の使い方

基本的な後置修飾の使い方
つぎに、後置修飾の基本的な使い方である、形容詞/形容詞句と前置詞句を用いた後置修飾について解説します。

どの語句が説明を加えているのか、どの語句が修飾されているのかを意識しながら、学習をしましょう。

形容詞/形容詞句を使った後置修飾

基礎的な英文法の知識として、形容詞は名詞の前に置き修飾すると習ってきました。

しかし、おもに以下のような場合では、名詞のあとに形容詞または形容詞句を置くことで、後ろから名詞に補足情報を加えるということがよくあります。

【後置修飾が使われる例】

  • 2語以上のかたまりの形容詞句である場合
  • 一時的な特性をしめす場合
  • 名詞に-thing、-body、-oneという単語が使われている場合
  • -ible、-ableといった形容詞が使われている場合
  • 数量を修飾する場合
  • 特定の形容詞を使う場合(alike, alive, alone, asleep, awakeなど)
基本の型

名詞 + 形容詞/形容詞相当句

【例文】

①He is a man worthy of respect.
(彼は尊敬にあたいする人です。)

②I was passed a bag full of stuff.
(私はものがいっぱいのかばんを渡されました。)

③I’m looking for someone better.
(私はより素敵な人を探しています。)

④This is the best plan possible.
(これは考えられる一番の計画です。)

⑤This building is 500 meters high.
(このビルは高さ500メートルです。)

⑥I saw a baby asleep.
(私は眠っている赤ちゃんを見ました。)

前置詞句を使った後置修飾

前置詞句とは、on the table(テーブルの上)のように、前置詞であるonと名詞であるthe tableが接合したものを指します。

形容詞相当の働きをする前置詞句は、名詞の後に置くことによって、その名詞を修飾して場所や所有や関係性などを表します。

基本の型

名詞 + 前置詞句

【例文】

There is a cat under the table.
(テーブルの下に猫がいます。)

The woman in the red dress is my sister.
( 赤いドレスの女性は、私の姉です。)

I saw an old man with a dog.
(私は犬と一緒のおじいさんをみました。)

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分詞を使った後置修飾

分詞を使った後置修飾
続いて、分詞を用いた後置修飾について解説します。分詞は、動詞と形容詞の性質をあわせもった複合語で、現在分詞過去分詞の2種類の分詞があります。

現在分詞は動詞を-ing形にすることで、また過去分詞は動詞を過去分詞形にすることで、名詞を修飾する形容詞相当の働きをします。

現在分詞
(Present Participle)
過去分詞
(Past Participle)
動詞の-ing形 動詞の過去分詞形
【例】
working
crying
running
doing
writing
【例】
worked
cried
run
done
written
意味 ~している ~された
現在分詞を使った前置修飾の例 現在分詞を使った後置修飾の例
a crying baby
(泣いているあかちゃん)
a baby crying with loud voice
(大きな声で泣いているあかちゃん)
working women
(働いている女性)
women working full-time
(フルタイムで働いている女性)
過去分詞を使った前置修飾の例 過去分詞を使った後置修飾の例
baked chicken
(焼かれたチキン)
chicken baked in the oven
(オーブンで焼かれたチキン)
a broken window
(割れた窓)
a window broken by a stone
(石で割られた窓)

一般的に、分詞をともなうまとまりが2語以上の場合は、そのまとまりを名詞の後ろに置き、後置修飾をします。

現在分詞と過去分詞を用いた後置修飾について、もう少し詳しく説明します。

現在分詞の後置修飾

動詞の-ing形を名詞の後ろにおくことで、修飾語の働きをします。

その名詞が「なにをしているのか」という説明を加えることで、「いままさに~している状態」といった生き生きとした躍動感のあるイメージを表現します。

また、現在分詞を用いて名詞を修飾するときは、主語の位置でも目的語の位置でも自由に使うことができます。

基本の型

名詞 + 現在分詞

【例文】

I know the woman standing near the door.
(私はドアの近くに立っている女性を知っています。)

Mary married a man working for a famous company.
(メアリーは有名な会社で働いている男性と結婚しました。)

The boy playing tennis with Ken is my brother.
(ケンとテニスをしている少年は、私の弟です。)

過去分詞の後置修飾

過去分詞も名詞の後ろにおくことで、修飾語の働きをします。

その名詞が「なにをされたのか」という説明をくわえることで、過去の行為による結果が与えた状態を表します。~された状態」といった受身のイメージをともないます。

過去分詞を用いて名詞を修飾するときは、主語の位置でも目的語の位置でも、自由使うことができます。

基本の型

名詞 + 過去分詞

【例文】

Do you know the languages spoken in Cambodia?
(カンボジアで話されている言語を知っていますか?)

I read a book written in English.
(私は英語で書かれた本を読みました。)

The products produced by this company are very popular.
( この会社で生産されている商品は人気があります。)

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練習問題

練習問題
以下に、練習問題を出しておきます。それぞれの英文を繰り返し声に出して読んでください。英語のリズムに慣れることで、後置修飾の構造をつかむことができます。

基礎問題

日本語にあうように(  )内に適切な単語を入れてください。

問題1:The bridge is 10 kilometers (  ).
(その橋は、長さ10㎞です)

long

問題2:Are there any rooms (  ) for reservation?
(予約可能な部屋はありますか?)

available

問題3:He did everything (  ).
(彼は、できることをすべてやりました。)

possible

問題4:My father carried a box (  ) of stuff.
(私の父は、ものでいっぱいの箱を運びました。)

full

問題5:The girl (  ) the long hair is Nancy.
(長い髪の女の子はナンシーです)

with

問題6:The cat (  ) the sofa is Tama.
(ソファの上にいる猫は、タマです。)

on

問題7:Do you know the boy (  ) with Tom?
(あなたは、トムと話をしている少年を知っていますか?)

talking

問題8:The woman (  ) the pink dress is my sister.
(ピンクのドレスを着ている女性は、私の姉です。)

wearing

問題9:There are many houses (  ) by the typhoon.
(台風で破壊された家がたくさんあります。)

destroyed

問題10:He bought a picture (  ) by a famous artist.
(彼は、有名な画家が描いた絵を買いました。)

painted / drawn

応用問題

日本語と同じ意味になるように、(  )内の単語を並びかえてください。

問題1:(warm, need, something, I).
(なにか温かいものがほしいです。)

I need something warm.

問題2:(of, behavior, worthy, his, praise, is).
(彼のふるまいは称賛にあたいします。)

His behavior is worthy of praise.

問題3:(the photo, is, the girl, daughter, in, my).
(その写真の少女は、私の娘です。)

The girl in the photo is my daughter.

問題4:(the station, the restaurant, is, in front of, famous, this town, in).
(駅前のレストランは、この町で有名です。)

The restaurant in front of the station is famous in this town.

問題5:(the man, is, who, the piano, playing)?
(ピアノを弾いている男性は誰ですか?)

Who is the man playing the piano?

問題6:(with, is, the woman, his girlfriend, walking, Ken).
(ケンと一緒にあるいている女性は、彼のガールフレンドです。)

The woman walking with Ken is his girlfriend.

問題7:(money, found, the policeman, stolen, the).
(警察官は、盗まれたお金をみつけました。)

The policeman found the stolen money.

問題8:(a language, English, by, spoken, many, is, people).
(英語は、多くの人に話されている言語です。)

English is a language spoken by many people.

まとめ

本記事では、後置修飾について例文とともに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

【特徴】

形容詞および形容詞相当の語句を名詞の後ろに置き、名詞に対して説明を加える。

【名詞 + 形容詞/形容詞句】

名詞に情報を付け足す。

【名詞 + 前置詞句】

名詞に場所や所有や関係性などの情報を加える。

【名詞 + 現在分詞】

名詞が「なにをしているのか」と説明し、「いままさに~している状態」といった躍動感のあるイメージを表す。

【名詞 + 過去分詞】

名詞が「なにをされたのか」と説明し、過去の行為による結果が与えた状態を表す。

後置修飾は、名詞の後に修飾したい内容をつけ加えることで、単調な文章に、豊かな情報を盛り込むことができます。

どれが説明している語句でどれが説明されている語句なのかを意識すると、しだいに修飾語と被修飾語が理解できるようになります。

いろいろな例文にふれて少しずつ慣れていけば、表現の幅が大きく広がりますので、ぜひこの機会に練習をしてマスターしてください。

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