英語のビジネスメールで使える季節の挨拶とは?

英語のビジネスメールで使える季節の挨拶とは?

近年、ビジネスシーンにおいて、海外の取引先や支社とやり取りする機会が増えており、丁寧な印象を持ってもらえる季節の挨拶を、英語のビジネスメールに取り入れたいという人は多いと思います。

ただし、日本語でも扱いが難しい季節の挨拶を、英語でどのように表現していいか分からないという人もいるでしょう。

そこでこの記事では、英語のビジネスメールで使える季節の挨拶や表現を、日本語訳付きで紹介していきます。

イディオムの使い方や文法ルール、また、季節の挨拶をする上での注意点などもあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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【YouTube動画】季節ごとのピッタリな挨拶フレーズ

【季節の挨拶】今すぐ使える例文まとめ(日本語訳付き)

【季節の挨拶】今すぐ使える例文まとめ(日本語訳付き)

ここからは、どの季節でも使える基本的な表現や、季節ごとの英語の挨拶を、日本語訳付きで紹介していきます。

イディオムの使い方や文法のルールなどもあわせて説明しますので、ぜひ参考にしてください。

基本的な季節の挨拶について

まずは、どの季節でも使える基本的な表現を紹介していきます。

「○○(季節)の訪れを感じる」、「○○(季節)が到来した」と言いたい時に使える便利な表現なので、しっかり覚えておきましょう。

I think spring is just around the corner.
(春はすぐそこまで来ているようです。)

※「すぐそこの角まで」という意味のjust around the cornerを使い、「すぐそこまで○○(季節)が来ている」と表現します。

I think summer is on its way.
(夏が近づいてきています。)

on one’s way「?に向かっている」「?へ順調に進んでいる」という意味です。

「季節が到来している」というニュアンスを表したい時によく使います。

It feels like autumn has arrived.
(秋がやってきたようです。)

※「季節がちょうど訪れた」というニュアンスをhas+過去分詞で表現します。

春に使える英語の挨拶

新しいシーズンの始まりや芽吹きをイメージする日本の春。

海外では、日本の春は気候が良く綺麗な花が見られる季節というイメージを持たれています。

そこで、英語で挨拶をする際は、日本の春らしさを感じてもらえる表現を取り入れてみることをおすすめします。

It is getting warmer and warmer here. The cherry blossoms are about to bloom.
(こちらはだんだんと温かくなってきています。桜の花が今にも咲きそうです。)

※「だんだん~になってきている」という風に、気温の移り変わりなどを表現する場合は、「It is getting 比較級 and 比較級」を使いましょう。

また、桜の花が今にも咲きそうな様子はbe about to do(今にも?しそうだ)というイディオムを使って表現できます。

日本の春を相手にイメージしてもらいやすく、春の挨拶としておすすめの表現です。

It feels like spring is in the air.
(春の気配が感じられるようです。)

※「(気配など)?が漂って」という意味のin the airを使って春の訪れを表現します。

The hay fever season has just begun here. I would wear a mask the whole day.
(こちらでは花粉症の季節が始まってしまいました。私はマスクを一日中着けることになりそうです。)

※春ならではの現象である花粉症を挨拶に取り入れたパターンです。

「花粉症」を意味するhay feverを使って、花粉症のシーズンがちょうど始まってしまったという状態を表現します。

夏に使える英語の挨拶

日本の夏と聞くと、外国でもかなりの暑さを想像する人が多いようです。

従って、挨拶にも夏らしい天候や気候を表す表現を入れましょう。

また、アジア圏特有の気象現象である梅雨について触れるのもおすすめです。

It is terribly hot these days in Tokyo. How about your area?
(最近、東京はひどい暑さです。あなたの地域はどうですか?)

※日本の暑い夏を「ひどい」という意味のterriblyを使って表現します。
ある程度フランクに接している相手なら、How about??を使って相手の近況を尋ねてみるのもおすすめです。

I hope you are well during this hot summer.
(あなたが夏の暑い最中、元気に過ごされているといいのですが。)

※相手も日本と同じような気候の国にいる場合は、相手の健康を気遣いましょう。

It feels like hot and humid weather remain for a while.
(暑く蒸し暑い天候がしばらく続きそうです。)

※「~の状態のままである」「居残る」という意味のremainを使って、夏の天気が続きそうな様子を表現します。
humidは「蒸し蒸しした」「湿気が多い」、for a whileは「しばらく」という意味です。

In Tokyo, it is said rainy season lasts for approximately a month. I wish summer would arrive earlier.
(東京では、梅雨が約一ヶ月続くと言われています。早く夏が来てくれればいいのですが。)

※アジア地域特有の現象である梅雨を使った挨拶も覚えておきましょう。

梅雨は英語でrainy seasonです。

「天候が続く」はlast forで表し、その後ろに期間を表す単語(例文の場合はa month)を置きます。

なお、「約?日」や「約?ヶ月」と言いたい場合は、「おおよそ」という意味のapproximatelyを使います。

また、梅雨が終わり早く夏が来てほしいという気持ちをI wish?で表現しましょう。

秋に使える英語の挨拶

暑くじめじめした夏が終わり、心地のいい季節である日本の秋。

涼しい秋風や、秋特有の紅葉などを英語で表現し、季節感のある挨拶をメールに取り入れてみましょう。

There is a cool gentle breeze today. It seems fall has arrived here.
(今日はひんやりした気持ちいい風が吹いています。秋が来たようですね。)

※心地いい秋風を、「優しい」「穏やかな」という意味のgentleを使って表現します。

cool gentle breezeで「ひんやりとした穏やかな風」となります。

I think summer is finally over. It is getting cooler and cooler these days.
(夏がついに終わったように感じます。最近だんだんと涼しくなってきました。)

※暑い夏が終わり、秋が来たことを表現する挨拶です。

「ついに終わった」というニュアンスはfinally overで表します。

「だんだんと涼しくなってきている」は「It is getting 比較級 and 比較級」を使って表現します。

There are autumn leaves around my area. It feels like autumn has come.
(私の地域では紅葉が見られるようになりました。秋が訪れたようです。)

※秋特有の紅葉を、季節の挨拶に取り入れた表現です。

紅葉はautumn leavesやautumn colorsと表します。

冬に使える英語の挨拶

厳しい寒さや雪が特徴的な日本の冬。

季節の挨拶をする際は、冬の気温や天候がよく分かる表現を使いましょう。

また、相手の国も寒い季節の場合は、身体を気遣うメッセージを送ると好感を持たれます。

It is freezing cold here. I feel winter is coming quickly.
(こちらは凍えるような寒さです。冬がすぐに来てしまったように感じます。)

※「凍えるような寒さ」を表す場合は、「非常に寒い」「凍えるような寒さの」という意味の形容詞であるfreezingを使います。

I hope you are taking care of yourself during this cold season.
(この寒い季節の間、元気に過ごされているといいのですが。)

※take care of yourselfで「お身体を大切に」という意味になります。

寒い冬や暑い夏に、「ご自愛ください」と伝えたい時によく使える表現です。

The snow settled on the ground. It is bitterly cold here.
(雪が積もりました。こちらは厳しい寒さです。)
※「積もる」はsettle onという語句を使って表現します。

また、寒さが厳しいことを表したい場合は、「ひどく」「痛烈に」という意味のbitterlyを使いましょう。

年末年始とクリスマスの挨拶はどうする?

春夏秋冬の挨拶とは別に、クリスマスや年末年始に挨拶メールを送りたいという人は多いでしょう。

特に、英語圏ではクリスマスにメッセージを送り合う文化が浸透しており、距離の近い人には一言メッセージを添えて送ると喜ばれます。

そこで、クリスマスや年末年始に使える英語の挨拶をまとめてみました。

相手とより親密になりたいと思う人は、ぜひ使ってみてください。

Best wishes in this Holiday Season.
(休暇中のご多幸をお祈りします。)

※Best wishesは手紙などの結びの言葉としてもよく使われる表現です。

「たくさんの幸せが訪れますように」「お幸せに」という意味になります。

Wishing you a beautiful Holiday Season and a New Year of peace and happiness.
(素敵な休暇と、平穏で幸せな新年を過ごされることをお祈り致します。)

※英語圏では、クリスマスと新年の挨拶は一緒にすることがよくあります。

一度にまとめてメッセージを送りたい場合は、上記のようにクリスマス休暇と新年両方に関する挨拶を送りましょう。

We are grateful to have clients like you, and we wish you a prosperous New Year.
(貴社のような顧客を持てて大変光栄に思っております。栄えある新年をお迎えください。)

※取引先などに送るのにおすすめの表現です。

prosperousは、「繁栄する」「(経済的に)成功した」という意味の形容詞で、prosperous New Yearで「栄えのある新年」という意味になります。

Thank you for everything you have done for us this year. We look forward to working together in 2021.
(今年も色々とお世話になりました。2021年も一緒に働けることを楽しみにしております。)

※一年の終わりに感謝の気持ちを伝えたい時に使える表現です。

比較的カジュアルな表現になるため、距離の近い人や個人的に親しい人に送ることをおすすめします。

また、「?を楽しみにしている」という意味のlook forward toを使い、「来年もよろしくお願いします」という気持ちを込めましょう。

英語のビジネスメールで季節の挨拶は必要?

英語のビジネスメールで季節の挨拶は必要?

日本では、ビジネス文書やメールでよく目にする季節の挨拶。

しかし、英語のビジネスメールにおいても日本と同じように季節の挨拶が必要なのでしょうか。

英語圏のビジネスシーンでは、用件だけが求められますので、いきなり本題に入る場合が多く、季節の挨拶は必ず必要という訳ではありません。

ただし、相手や状況によっては、気の利いた挨拶を入れることで印象が良くなる場合があります。

例えば、ビジネスシーンであっても、個人的に良好な関係を築いている相手に連絡する場合や、顔見知りの相手に挨拶を兼ねてメールする場合は、季節の挨拶を入れると相手に親近感を持ってもらえます。

無機質なビジネスメールにパーソナルなメッセージが加わることで、一層親密な関係を築くことができるでしょう。

一方、急ぎの用件を伝える場合やプロジェクトなどの進捗状況などを報告する場合は、季節の挨拶は省いた方がスマートです。

このように、相手や状況に合わせて適切に季節の挨拶を使いこなし、海外の取引先や支社の担当者とより良い関係を構築しましょう。

ビジネス英語メールの書き方は?フォーマット・テンプレートも紹介

季節の挨拶を使う場合の注意点とは?

季節の挨拶を使う場合の注意点とは?

相手によっては効果がある季節の挨拶ですが、使い方を間違えてしまうと悪い印象を与えてしまう可能性があります。

そこで、英文メールに季節の挨拶を記載する際の注意点を確認しておきましょう。

まず、季節の挨拶を入れる場所ですが、本題に入る前の文頭か、結びの言葉の前である末尾に入れるのが一般的です。

読み手を混乱させないためにも、段落と段落の間などにいきなり挨拶を入れることは避けましょう。

また、メールを送る相手との関係性によって、フォーマルな表現とセミフォーマルな表現を使い分ける必要があります。

信頼関係が築けている場合はカジュアル寄りの表現を使っても構いませんが、どちらを使うべきか悩んでしまう場合は、フォーマルな表現を選んでおくのが無難です。

なお、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球にある国は、日本とは季節が逆になります。

従って、使用する挨拶によっては表現が不適切になってしまう場合があるため、相手の国の季節や天候はしっかりと確認し、適切な表現を使うよう心がけましょう。

まとめ

英語のビジネスメールで使える季節の挨拶や、使用する上での注意点を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

英語圏のビジネスシーンでは、季節の挨拶は必ずしも必要という訳ではありませんが、相手との関係性や状況により上手く取り入れることで、いい印象を与える効果があります。

英語での季節の挨拶を上手く使いこなして、海外の取引先や海外支店の担当者と、さらに良好な関係を築きましょう。

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