
「語学留学をしたいけど、費用が心配……」とお悩みではありませんか?
渡航費や授業料、現地での生活費など、語学留学にはまとまったお金が必要ですが、国選びや渡航時期、現地での過ごし方を工夫すれば、費用を抑えることは可能です。
今回は、留学費用が安いおすすめの国と費用を抑えて留学を実現する方法を紹介します。
そもそも費用が安い留学先とは?留学費用が安い国の見極め方

語学留学にかかる費用を抑えるための最大のポイントとも言えるのが、「国選び」です。
というのも、同じ語学留学をするにしても、どこの国に留学するかによって「日本からの渡航費用」「滞在費・生活費」「学費」に顕著な差が出るからです。
一般的には、全体の留学費用の大半をこれらの費用が占めるため、費用の安い国を留学先に選びたいなら、「これらの3つの費用を安く抑えられるかどうか」を見極めることが大切です。
日本からの渡航費用が安い
留学費用が安い国を見極めるポイントの一つ目は、「日本からの渡航費用が安いかどうか」です。
欧米諸国に留学する場合、日本から距離が離れているため、往復航空券代だけでも10〜20万円程度の費用がかかります。
航空券代は留学期間にかかわらず一定ですので、留学期間が短いほど渡航費用が留学費用に占める割合も高くなります。
たとえば、数週間〜3ヶ月といった短期留学の場合、航空券代が留学費用の半分以上を占めることも珍しくありません。
このように、語学留学では渡航費用がかさみます。留学費用を抑えたいなら、日本からアクセスが良く、航空券の相場が比較的安い国を選びましょう。
物価(滞在費・生活費)が安い
二つ目のポイントは、「物価が安いかどうか」です。
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの先進国は物価が高いため、家賃や食費、娯楽費といった現地での生活費も当然ながら高くなります。
一方、フィリピンやフィジーなどのアジア圏の国は、欧米と比較して物価が安いため、現地での滞在費や生活費を安く抑えられます。
語学留学中は、現地で生活しながら語学学校に通うことになりますから、物価が安い国を選ぶことで留学にかかる費用の総額をグッと抑えることができます。
また、一部例外はあるかもしれませんが、ほとんどの国では都心と郊外では、郊外の方が滞在費や生活費を安く抑えることができます。
すでに行きたい国が決まっている場合は、郊外を滞在先に選ぶことで留学費用の抑制が見込めるでしょう。
学費(授業料)が安い
物価が安いことに関連して、「学費(授業料)が安いかどうか」も留学費用が安い国を見極めるための大切なポイントになります。
基本的に、語学学校の授業料というのはその国の物価に比例しますが、航空券代や生活費などと比較すると、国が変わってもそれほど大きな差はありません。
ただし国によって、語学学校の数や学校が設けているコース、費用などは大きく異なります。
授業料に見合った英語教育を受けられる質の高い語学学校がある国を選ぶと、満足度の高い語学留学が実現するでしょう。
留学費用が安いおすすめの国6選

ここまでのポイントを踏まえて、語学留学の費用が安い国を6つ紹介します。
国 | 特徴 |
---|---|
フィリピン | ・日本からのアクセスがいい ・英語が公用語の一つになっている ・質の高いレッスンを受けられる |
フィジー | ・英語が公用語の一つになっている ・常夏の島国でリゾート気分を味わいながら学習できる |
マレーシア | ・準公用語として英語が話されている ・物価が安い ・日本人留学性が比較的少ない |
マルタ共和国 | ・費用を抑えてヨーロッパ留学を実現できる ・英語が公用語の一つになっている ・観光スポットが多く楽しみながら学習できる |
カナダ | ・州や地域によって物価が異なる ・語学学校のコースの種類が豊富 |
ニュージーランド | ・日本との時差が少ない ・物価が安い ・雄大な自然のなかでリフレッシュしながら学習できる |
フィリピン
フィリピンは、日本からのアクセスが良く、「費用を抑えて気軽に行ける留学先」として近年日本から多くの人が留学している国の一つです。
日本から距離が近く航空券代を安く抑えられる他、物価が安いため現地での生活費や授業料も安く抑えることができます。
また、フィリピンのセブ島やマニラ、バギオなど、留学生から人気の地域では、たくさんの語学学校が留学生獲得競争を展開していることから、質の高いレッスンを受けられるというメリットがあります。
中にはマンツーマンレッスンを提供している語学学校もあり、初心者から上級者まで自分のレベルや目的に合わせて英語を学ぶことができます。
ちなみに、フィリピンでは、フィリピン語の他に英語が公用語になっています。
アメリカ英語やイギリス英語と比べるとやや訛りはあるものの、語学学校で英語を学ぶ分にはフィリピン英語の影響を受けることはほとんどありません。
フィリピンは、「最安で語学留学を実現したい」「短期間でしっかり英語力を伸ばしたい」などという方におすすめしたい留学先です。
フィジー
フィジーは、オーストラリアの東に位置する島国です。リゾート地として高い人気がある国ですが、最近では格安留学先としての人気も高まっています。
日本からのフライト時間は直行便で約9時間と、欧米諸国と比較してアクセスが良いのが特徴です。
公用語はフィジー語と英語で、フィジーはもともとイギリスの植民地であったことから、フィジーで話される英語のアクセントはイギリス英語のアクセントに似ています。
したがって、訛りが強すぎて聞き取れなかったり、英語学習の妨げになったりする心配はありません。
また、フィジーは1年を通して平均気温が23〜28度と気候に恵まれています。
常夏の島国なので、日本の冬期に暖かい気候の国に留学したい方や、リゾート気分を味わいながら英語を学びたい方にぴったりの留学先です。
マレーシア
マレーシアは、東南アジアの中心に位置する国です。
さまざまな民族が共に暮らす「多民族国家」であることから、準公用語として英語が広く用いられています。
マレーシア留学の特徴としては、マレーシアの屈指の都市であるクアラルンプールと日本との平均フライト時間が約7時間半と渡航しやすいことが挙げられます。
欧米諸国と比べて日本からの距離が近い分、渡航費用を安く抑えることができます。
また、日本や欧米諸国と比較して物価が非常に安く、低予算でも快適な留学生活を送りやすいというのもマレーシアを留学先に選ぶ魅力の一つです。
なお、マレーシアは日本人留学生が比較的少ないため、「日本語を一切使わずに、英語漬けの留学生活を送りたい」という方にもおすすめできる留学先です。
マルタ共和国
マルタは、費用を抑えてヨーロッパ留学を実現したい方におすすめの留学先です。
マルタはヨーロッパの地中海にある島国で、英語が公用語の一つになっていることから、近年英会話学習の留学先として人気が高まっています。
マルタ留学の最大の特長は、ヨーロッパの中でも物価や学費が安いため、イギリスやアメリカなど定番の留学先と比較して留学にかかる費用を抑えられることです。
また、マルタは世界遺産や地中海などの観光スポットが充実している上、ヨーロッパ諸国へのアクセスも抜群なので、留学中にヨーロッパ観光を楽しみたいという方にもピッタリです。
「ヨーロッパで英語を学びたいけど、イギリス留学は予算を超えてしまう……」とお悩みなら、マルタを候補としてみてはどうでしょうか。
カナダ
カナダは世界で2番目に広大な国土を持ち、豊かな自然と多様な文化が魅力の国です。
教育の質が高く治安も良いため、留学先として人気があり、さまざまな国から留学生が集まります。
アメリカやイギリスと比べて、学費や滞在費などの留学費用を比較的安く抑えられる点も、カナダ留学が選ばれている理由の一つです。
カナダの語学学校では、一般英語コースや資格対策コースに加え、大学進学コースなど多彩なプログラムが用意されており、自分の目的に合わせて英語を学ぶことができます。
州や地域によって物価が異なるため、物価の安い都市を選ぶことで、生活費を抑えることも可能です。
また、学生ビザで入国していても、アルバイトすることが認められているため、アルバイトで生活費の一部を補いながら留学できるというメリットもあります。
カナダは、「しっかりとした教育環境で学びたい」「国際的な雰囲気のなかで英語留学をしたい」という方にとって、おすすめの留学先と言えるでしょう。
ニュージーランド
ニュージーランドは、南太平洋に位置する自然豊かな島国で、費用を抑えながら生活できる留学先として人気を集めています。
温暖で過ごしやすい気候と治安の良さから、初めて英語留学する人でも安心して生活をスタートできます。
日本との時差はわずか3〜4時間と少ないため、生活リズムを調整しやすく、日本にいる家族や友人とも連絡が取りやすい点もメリットです。
ニュージーランド留学では、他の英語圏と比べて家賃や生活費が安く、トータルの留学費用を抑えることができます。
また、雄大な自然が広がっており、山や湖、海が身近にあるため、週末や休日にはハイキングやカヤックなどのアクティビティを気軽に楽しめます。
学習だけでなく、自然のなかでリフレッシュしながら充実した時間を過ごせるのも、ニュージーランドならではの魅力と言えるでしょう。
「自然豊かな環境で、ゆったりとしたペースで英語を学びたい」という方に、特におすすめの留学先です。
留学費用が安いおすすめの国ごとの費用比較

できるだけ費用を抑えて英語留学したいと考えている方に向けて、ここでは留学費用が安いおすすめの国ごとの費用比較を紹介します。
1か月と1年間の留学費用の目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、ここで紹介する留学費用には、学費、滞在費、生活費、渡航費、ビザ代など、主な項目をすべて含んでいます。
留学費用が安いおすすめの国では、アメリカやイギリスといった人気の留学先と比べると、費用を大幅に抑えて英語留学することが可能です。
たとえば、アメリカやイギリスへの英語留学の場合、1か月の留学で約70万円、1年間では500万円以上かかるケースも少なくありません。
これに対し、カナダ、ニュージーランド、マルタ共和国といった国への英語留学では、1か月の短期留学で10万円ほど、1年間では50〜100万円程度の費用を節約できます。
さらに、フィリピン、フィジー、マレーシアへの英語留学であれば、アメリカとイギリスへの留学費用と比べて、1か月では約20万円、1年間では100〜200万円ほど安く留学できる場合もあります。
特に1年間の長期留学になると、学費や滞在費の全体に占める割合が大きくなるため、国ごとの価格差がより明確になります。
このように、留学先にどの国を選ぶかによって、費用は大きく変わってきます。
限られた予算内で、質の高い英語留学を経験したいと考えている方は、ぜひ今回紹介した国を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
国名 | 1か月 | 1年 |
---|---|---|
フィリピン | 23万円〜36万円 | 220万円〜330万円 |
フィジー | 24万円〜42万円 | 160万円〜290万円 |
マレーシア | 27万円〜33万円 | 180万円〜230万円 |
マルタ共和国 | 33万円〜59万円 | 290万円〜520万円 |
カナダ | 30万円〜57万円 | 280万円〜520万円 |
ニュージーランド | 30万円〜57万円 | 280万円〜520万円 |
費用が安い国を渡航先に選ぶメリット

費用が安い国を渡航先に選ぶメリットを紹介します。
- 低予算で語学留学を実現できる
- 長期間留学できる
低予算で語学留学を実現できる
英語留学に興味はあるものの、「費用が高くて手が出せない」と感じている人は少なくありません。
特にアメリカやイギリスなどの人気留学先は、物価や学費が高く、短期間でも大きな出費になってしまうことがあります。
そんななか、費用が安い国を渡航先に選ぶことで、低予算でも英語留学を実現できるという大きなメリットがあります。
たとえば、フィリピンやマレーシア、フィジーでは、学費や滞在費、生活費を抑えながら英語を学べる環境が整っているため、限られた予算のなかでも充実した留学生活を送ることが可能です。
自分の予算内でプランを立てられるため、金銭的な理由で留学を諦めなくて済みます。
英語留学はお金がかかるものと諦めてしまう前に、費用が安い国を留学先として選ぶことで、新たなチャンスが広がるかもしれません。
長期間留学できる
留学費用が安い国を渡航先に選ぶことで、同じ予算でもより長く留学することが可能になります。
たとえば、アメリカやイギリスに1〜2か月しか留学できない予算でも、フィリピンやフィジーなどの費用が安い国であれば3〜6か月、あるいはそれ以上の期間、留学できるケースもあります。
これまで「長期留学をしたいけれど、費用が高いから……」と諦めていた方にとっては、長期間の留学を実現できるチャンスとなるでしょう。
また、長期間の留学をすることで、語学力の向上はもちろんのこと、現地の文化や人々との交流をさらに深めることができます。
このように、費用の安い国を留学先に選ぶことで、限られた予算内でもしっかりと英語を学びながら、異文化交流を図ることができるでしょう。
費用が安い国を渡航先に選ぶデメリット

続いて、費用が安い国を渡航先に選ぶデメリットを紹介します。
- 治安が悪い地域もある
- 交通面で不便な可能性がある
治安が悪い地域もある
費用が安い国を渡航先に選ぶデメリットとして、治安が悪い地域もあるということが挙げられます。
物価が安い国には、治安があまり良くない地域が含まれていることも少なくありません。
都会よりも郊外のほうが生活費や滞在費が安くなる傾向があるため、費用を重視する留学生の多くが郊外を選ぶ傾向にあります。
しかし、郊外では人通りが少なかったり、夜道が暗かったりする場所も多く、特にひとりでの外出が危ない可能性があります。
一概に「都会のほうが安全」とは言い切れませんが、治安対策やインフラ整備が比較的行き届いているのは都心部であることが多いのも事実です。
日本は世界的に見ても治安が良いため、同じ感覚で行動すると、思わぬトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
そのため、留学先を選ぶ際には「費用の安さ」だけで判断するのではなく、安全性も重視して慎重に決めることが大切です。
費用を抑えながらも安心して留学生活を送るために、渡航前にしっかりと情報収集し、できるだけ安全な地域を選ぶようにしましょう。
交通面で不便な可能性がある
費用が安い国を渡航先に選ぶデメリットの一つに、交通面で不便な可能性があるということも挙げられます。
物価が安い国や地域では、公共交通機関があまり発達していないケースも。
日本のように電車や地下鉄が整備されている国ばかりではなく、電車そのものが普及していない地域も多くあります。
そのような地域では、車やバスが主な移動手段となり、自由な移動が難しくなることがあるでしょう。
また、電車が普及している場合でも本数が非常に少なく、移動に時間がかかることもあるため、日常生活のなかで不便さを感じる可能性も否定できません。
交通インフラが整備されているかどうかは、現地での生活のしやすさに大きく関わります。
費用を抑えることは大切ですが、渡航先の移動手段や交通事情についても、事前にしっかりと調べておくようにしましょう。
語学留学に安く行くには?費用を抑える方法:渡航前編

ここまで、留学費用が安い国の見極め方法や費用が安いおすすめの留学先を紹介しました。
そこで次に、語学留学の費用をできるだけ安く抑えるために渡航前にできることを紹介します。
- 滞在先は大都市を避ける
- オフシーズンに渡航する
- 無料の留学エージェントを利用する
- 円高のタイミングを狙う
滞在先は大都市を避ける
ここまで、留学費用が安い国を紹介しましたが、実は同じ国でも滞在する「都市」によっても留学にかかる費用は異なります。
一般的に、どの国でも大都市であるほど物価が高く、滞在費や生活費、授業料なども高くなる傾向があります。
たとえば、オーストラリアのシドニーやメルボルンなど、世界中からたくさんの留学生が集まる屈指の大都市は、物価が高く生活費がかさみます。
できるだけ費用を抑えて語学留学を実現したいのであれば、滞在先はできるだけ大都市を避けるようにしましょう。
オフシーズンに渡航する
留学期間によっては費用の半分以上を占めることがある航空券の価格は、シーズンによって大きく変動します。
年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークなどといった日本の「ハイシーズン」は、海外に出かける人が多いため、航空券の価格が高騰します。
ですので、渡航日にある程度融通が利くのであれば、航空券が最も安くなる「オフシーズン」を狙って渡航することで、渡航費を安く抑えることができます。
また、語学学校によっては、ハイシーズンには「夏期追加料金」などの追加料金が発生したり、逆にオフシーズンには割引キャンペーンを利用できたりすることがあります。
このように、オフシーズンに留学することで留学費用を大幅に節約できることがあるので、渡航時期は慎重に選びましょう。
無料の留学エージェントを利用する
語学留学をするにあたっては、日本の留学エージェントを通して語学学校に申し込んだり、留学に必要な各種手続きを行ったりするのが一般的です。
留学エージェントには、「無料のエージェント」と「有料のエージェント」があり、一概にどちらが良いとは言えませんが、留学費用を抑えたいのであれば、無料の留学エージェントを利用することをおすすめします。
無料の留学エージェントとは、語学学校などからの紹介手数料を運営資金にしているエージェントのことです。基本的には、無料だからといってサポートが雑になるようなことはありません。
ただし、サポートの内容が十分であるか、またその留学エージェントが安全かどうかなどといったところは、留学エージェントを選ぶ際にしっかり見極めるようにしましょう。
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円高のタイミングを狙う
授業料や滞在費、生活費などといった留学費用は、外国為替レートによって大きく変動します。
たとえば、同じ「100USドル」でも、円安(例:1ドル=130円)の時と円高(例:1ドル=90円)の時とでは、日本円に換算すると前者は「13,000円」後者は「9,000円」と、支払わなければならない日本円の額に顕著な差が出ます。
そのため、円高のタイミングを狙って留学すれば、留学にかかる費用を大幅に節約することができます。
逆に円安のタイミングは、留学にかかる費用がかさむため、可能であれば避けるのが理想的です。
もちろん外国為替レートを読み当てるのは容易なことではありませんが、渡航日に融通が利くのであれば、円高のタイミングを狙うことをおすすめします。
また、円高のタイミングを見計らって、あらかじめ日本円を渡航先の通貨に両替しておくのもおすすめです。
現地での生活費を節約するには?費用を抑える方法:滞在中編

続いて、留学中に現地での生活費を節約する術をお伝えします。
- 郊外の滞在先を選ぶ
- 自炊をする
- 現地でアルバイトをする
郊外の滞在先を選ぶ
現地での生活費を節約する方法の一つ目は、郊外の滞在先を選ぶことです。
日本と同じように、都心と郊外に住むのでは「郊外」に住む方が生活費を安く抑えることができます。
生活費を節約したいなら、語学学校に無理なく通える範囲内で、家賃や生活費が安い郊外を滞在先に選びましょう。
自炊をする
現地での食費を節約したいなら、できるだけ自炊をするように心がけましょう。
海外で生活していると毎日外食したくなってしまいますが、外食ばかりしていると食費がかさみます。
また、国によっては食事代に加えてチップを支払わないといけないなど、出費がかさんでしまいがちです。
普段は自炊をして節約しつつ、たまに語学学校で出会った友人と外食を楽しむなど、バランスを意識しながら生活するといいでしょう。
現地でアルバイトをする
低予算で語学留学を実現したいなら、現地でアルバイトをして生活費を稼ぐのもおすすめです。
オーストラリアやニュージーランドなどでは、就労制限はあるものの学生ビザでも働くことが許可されています。
現地で収入を得られれば、生活費を実質抑えることができるので、留学費用全体を抑えることができます。
ただし、海外で働くには当然ながら一定以上の英語力と滞在期間が必要です。半年以上の長期留学を計画しているのであれば、現地でアルバイトをして生活費を稼ぐ方法も検討してみるといいでしょう。
また、バイトに打ち込みすぎて、肝心の学業が疎かにならないようにくれぐれも注意しましょう。
費用が安い国を留学先に選ぶ際の注意点

費用が安い国を留学先に選ぶにあたっては、留意しておきたい注意点もいくつか存在します。
- 「費用が安い」だけを理由に渡航先を決めない
- 現地での生活費や娯楽費は節約しすぎない
- 短期留学の場合は、滞在する国が違っても費用差は小さい
「費用が安い」だけを理由に渡航先を決めない
この記事では、留学費用が安いおすすめの渡航先を紹介しました。
しかしながら、「費用が安いから」という理由だけで、留学する国を決めるのはおすすめできません。
なぜなら、「費用が安い」というのは渡航先を選ぶ際の判断材料の一つに過ぎず、他にも考慮すべき要素があるからです。
費用を抑えることを優先するばかりに、満足の行く留学生活を送ることができなければ元も子もありません。
せっかくの語学留学ですから、自分自身が留学生活を満喫できるように、自分の憧れの国や行きたい国など、自分に合う渡航先を選ぶこともぜひ意識してみてください。
現地での生活費や娯楽交際費は節約しすぎない
費用を抑えて留学を実現するには、現地での生活費や娯楽交際費を節約する必要があります。
しかし、留学費用を抑えたいばかりに生活費や娯楽交際費を削りすぎると、慣れない海外生活に嫌気がさしてしまいかねません。
現地での節約は、無理のない範囲内で行うのが最善です。
短期留学の場合は、滞在する国が違っても費用差は小さい
数週間といった短期留学の場合、全体の留学費用において渡航費の占める割合が大きいため、滞在する国による費用差はそこまで大きくありません。
留学費用を抑えるために物価が安い国を選んでも、滞在期間が短ければ留学費用全体に与える影響はわずかです。
インターネット上の情報を鵜呑みにせず、渡航期間に見合う費用だと納得できる渡航先を選ぶことが大切です。
費用が安い留学先についてのまとめ
今回は、「語学留学をしたいけど、費用が心配……」とお悩みの方に向けて、費用を抑えて留学できるおすすめの留学先と、留学費用を抑える方法を紹介しました。
留学に興味を持っている人にとって、「留学費用」は渡航先や留学期間を決めるのに欠かせない判断材料になります。
この記事で紹介したポイントを参考に、自分にピッタリな渡航先を見つけて、素敵な留学生活を実現しましょう。