オンライン英語コーチングと聞いても、よくわからない方は多いと思います。
「英語コーチング」とは、専属のコーチが英語の学習方法を教える指導法です。
一般的な英会話教室は、外国人講師が英語を教えますが、スピークバディは日本人が「英語そのもの」ではなく「英語の学習方法」を教えます。
目次
スピークバディパーソナルコーチングの特徴
コーチング講師について
スピークバディには英語講師はいません。
スピークバディにいるのは、日本人コーチだけです。
日本人コーチは、下記の特徴を持ちます。
- TOEIC 900点以上、または英検1級を取得している
- 帰国子女やネイティブではなく、外国人として英語を学び英語を習得した
- 海外在住が長いなどスピーキング力を駆使してきた経験を持つ
- ビジネスで英語を使った経験がある
「帰国子女やネイティブではなく」という意味は、英語しか使えない環境で生まれ育ったわけではない、という意味です。
そして「外国人として英語を学んだ」とは、日本人として英語を学んだという意味であり、後天的に英語力を身につけたことを意味しています。
つまりスピークバディの日本人コーチは、英語スキルを獲得する強い意思を持ち、それを実行してきた人たちというわけです。
スピークバディがこのような履歴を持つ人をコーチに採用しているのは、日本人が英語をマスターすることの困難さを知っている人のほうが、受講者に寄り添うことができると考えたからでしょう。
スピークバディパーソナルコーチングの料金
スピークバディの料金は12週間で税別168,000円です。
サービス内容は次のとおりです。
1週間の学習の振り返り、確認テスト、相談、カリキュラム管理、目標設定
24時間利用可能、使い放題、リスニング、スピーキング、単語チェック、発音チェック
繰り返しになりますが、スピークバディは「英語」を教えるのではなく「英語の勉強法」を教えます。
この「英語の勉強法を教える」コーチングについては、このあと詳しく解説します。
スピークバディに加入していると、AIスマホアプリは追加料金なしで利用できます。
AIスマホアプリだけの利用も可能で、その場合は月額税込1,950円になります。
スピークバディパーソナルコーチングの口コミの評判
スピークバディについては、ネット上に多くの口コミ情報が拡散されています。
口コミ情報は個人の感想なので、客観的な根拠がないことが少なくありません。
しかし主観的な意見は知ることはできます。
スピークバディを受講しようかどうか真剣に悩んでいる人には参考になるはずです。
まずは、ポジティブな声を紹介します。
スマホで受講でき、利便性が高い。
スピークバディはスマホにも対応しています。忙しいビジネスパーソンにはよさそうです。
3カ月続けてみて、なんだかんだで前よりは英語を話せるようになったと思う。嬉しい。
率直な意見です。
学習効果が得られたと言っています。
続いて、ネガティブな声を紹介します。
コーチング時間が週1回30分と短い。
この方は、コーチングの時間の短さに不満を持っています。スピークバディはコーチングを売りにしているだけに、気になる意見です。
英会話初級者には荷が重い。
短いコメントなので、「荷」が何を指すのか不明ですが、ただ、スピークバディは「英語の学習法」を教えるサービスなので、教わった学習法を自分で進めるにはベースとなる英語スキルが必要になります。
英会話教室のような「手取り足取り」教える教授法ではないため、初級者には荷が重いと感じたのかもしれません。
この点については、申し込みをする前に、スピークバディのスタッフに確認したほうがよいでしょう。
スピークバディパーソナルコーチングのカリキュラム・レッスン・教材
スピークバディのレッスン内容と教材を紹介します。
学習方法を教える
スピークバディでは、日本人コーチが受講者に、英語の勉強方法を指導します。
受講者はそのアドバイスにしたがって、自習形式で英語を勉強します。
自習時間は1日1時間を想定しています。
勉強方法のコーチングは週1回、受けることができます。
スピークバディの売りは、日本人コーチが、受講者1人ひとりに合った学習方法を提案することです。
そして英語力のレベルが上がったら、それに応じて学習方法もレベルアップしていきます。
何の学習法を教えてくれるのか
日本人コーチが教える学習方法は次のとおりです。
英語で表現する機会
日本人コーチたちは受講者に、英文を多く書いたり、英語を積極的に話したりするカリキュラムを提供します。
英語のリズム
英語のリズム、抑揚、リンケージの学習法を指導します。
リンケージとは、複数の英単語がつながったときの発音が、単語1つひとつのときの発音と変わる現象のことです。
インプットも重視
語彙やダイアログの学習方法も指導します。
強みと弱みを把握して指導
日本人コーチは、受講者の強みと弱みを把握して、それを指導方法に反映させます。
AIスマホアプリでの学習方法
AIスマホアプリは、コンピュータ(AIキャラクター)が対話形式で英語を教えます。
AIキャラクターはデジタル音声で英語を話します。
AIが受講者のデータを分析するので、やはり受講者の英語力のレベルに合った学習内容になります。
AIスマホアプリは2020年9月に100万ダウンロードを達成しました。
また2019年5月には、App Storeの教育部門のランキングで1位を獲得しました。

スピークバディパーソナルコーチングで習うメリットとデメリット
英語学習のモチベーションが高い人がスピークバディを使うと、多くのメリットを得られるでしょう。
モチベーションが高い人が、スピークバディの日本人コーチからハイレベルの英語学習法を教われば、加速度的に力がついていくはずです。
日本人コーチは、苦労してハイレベルな英語力を身につけた人たちです。
したがって、一生懸命英語を勉強しているのに、なかなか上達しない人の苦労と悩みを知っています。
そのような人から励まされると、やる気がみなぎってくるでしょう。
スピークバディを開発した立石氏は「私は英語学習をゼロから始めましたが、1人でやると非効率なことが多かったです」と振り返っています。
その非効率さを解消したのが、スピークバディ・メソッドというわけです。
一方で、外国人講師と交友を深めながら学習する英会話教室をイメージしている人は、スピークバディではメリットを得られないかもしれません。
また、スピークバディの日本コーチたちは、例えば頻出英単語を教えることや、英文法を解説するといった教えはしません。
英文法が苦手な受講者には、英文法の学習方法を教えます。
ベースとなる英語力がない人は、スピークバディで習ってもデメリットしか感じないかもしれません。
運営会社について
「しっかりした英会話教室や英語学習ツール」と出会うには、「しっかりした会社」が運営・開発しているかどうかを調べる必要があります。
スピークバディの運営会社の情報は次のとおりです。
会社名 | 株式会社スピークバディ |
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本社住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山2-6-12 アヌシー青山 |
代表取締役 | 立石剛史 |
電話番号 | 非公開 問い合わせ先は「https://speakbuddy.jp/contact/」 |
設立 | 2013年5月 |
資本金 | 非公開 |
事業内容 | 英会話アプリ「スピークバディ」と オンライン英語コーチング「スピークバディ・パーソナルコーチング」の企画・運営 |
株式会社スピークバディは、2013年設立のベンチャー企業です。
また、事業はスピークバディのみです。
「新しい会社で大丈夫か」と感じる人がいるかもしれませんが、代表取締役であり創業者である立石氏の履歴やスピークバディ事業の生い立ちを知ると、期待が持てます。
立石氏は慶應義塾大学を卒業しています。
同大学の入試は、英語の試験が難しいことで知られていますが、立石氏は英語が得意ではなく、大学時代のTOEICは280点でした。
TOEIC280点は「基礎力が不足して、英会話も読み書きもカタコトで、意思疎通を図ることは難しく、資格としてアピールできない」レベルです。
それでも立石氏が慶應義塾大学に入学できたのは、内部進学だったからです。
立石氏は、大学を卒業して外資系企業に就職し、そこから英語を猛勉強しました。
そしてTOEICで985点を取りました。
985点は「英語で意見を述べたり、複雑な要求に対して英語で適切に応えたりすることができる。
高度な英文を理解して、英文で的確な文章を書くことができる。
企業からすると、「極めて魅力的な人材」というレベルです。
立石氏は、英語力がない人が、高度な英語力を身につける術(すべ)を知っている人といえます。
立石氏は、「スピークバディには、自分の3,000時間に及ぶ英語学習のノウハウを投じた」と説明しています。
対象はビジネスパーソン
立石氏は、「英語を克服したいと考えているビジネスパーソンを助けたい」という想いで開発したと語っています。
スピークバディは、国際的に活躍したいと考えている人の利用を想定しています。
創業者の熱量が感じられる
スピークバディは、よい意味で独特です。
それは、スピークバディを開発した立石氏自身の英語学習体験が反映されているからです。
英会話教室では、外国人講師が教えるのが一般的です。なぜなら英語を母国語としている人なら、本物の英語を教えることができるからです。
しかしスピークバディは、日本人による指導にこだわっています。
それは苦労して英語を身につけた日本人のほうが、苦労して英語を学習している日本人の気持ちがわかるからです。
日本人による日本人のための英語学習サービスであるスピークバディは、「はまる人ははまる」はずです。