英語の重要性が増している現在、TOEICで高得点を取る必要性を感じている方は多いのではないでしょうか。
社会人が独学で高得点を取れるTOEICの勉強法を解説していきます。
目次
社会人におすすめのTOEIC勉強法・対策
社会人が独学でTOEIC対策する時におすすめの勉強法を紹介します。
TOEICの模試を解く
模試は知識を定着させるためにおすすめの勉強法です。精神科医の樺沢紫苑先生は、知識は使うことによって記憶に強く残るとおっしゃっています。
多くの人は読んだり聞いたりするインプットを重視して勉強します。しかし、インプッするトだけでは、知識はなかなか定着しません。知識を使って模試を解くことで、知識はどんどん定着します。
教科書を読むのはほどほどにして、まず模試を解く。こうした実践的な勉強法は、脳科学的に効果のある勉強法であることが実証されています。
ネイティブの音声をまねて音読をする
リスニング対策に最も有効な勉強法が音読です。自分が発音できる音は聞き取ることができると言われています。実際に、筆者自身発音が上達するにつれて、リスニングの点数が上がりました。
おすすめの音読方法はシャドーイングです。シャドーイングとは、聞こえた音声を追いかけて読む音読法です。シャドーイングでネイティブをまねて音読すると以下のことが身につきます。
- 正しい発音
- 正しいイントネーション
- ネイティブ特有の抑揚の付け方
シャドーイングは効果が期待できる発音の練習法です。
発音が上手になると劇的なスコアアップが期待できます。
英語コーチングを受講する
英語コーチングでプロ講師と一緒にTOEIC対策をすることもおすすめです。
英語コーチングでは、TOEICのスコア満点の講師など実力がある講師から正しく効果的な勉強法を指導してくれます。
学校では自分に合う勉強の仕方を教えてくれません。
しかし、勉強にも効果的で結果に結びつきやすい方法があります。
英語コーチングでは、TOEICで結果を出しているプロ講師から直接指導を受けることができます。
社会人が勉強の時間を確保するのは大変です。限られた時間で効率よく英語を身につけるには、プロ講師の指導の下で学ぶことをおすすめします。
社会人が独学でTOEICの勉強・対策することは可能?
勉強する時間を確保するのが難しい社会人が独学でTOEIC対策することはできるのでしょうか。
社会人のTOEIC対策について解説します。
勉強習慣を身につけることで社会人でもTOEIC対策は可能
英語を学ぶ習慣が身についている社会人はTOEIC対策に有利です。英語は使わなければどんどん忘れてしまいます。
日常的に英語を使っていれば、試験の時に知識がすぐに頭から出てきます。
日常的に英語を使うとは、1日に10分でも英語に触れる習慣があることです。
わずかな空き時間を見つけて英語の習得に充てている社会人は、TOEICで良い結果を残しています。
勉強習慣を作るには英語コーチングがおすすめ
TOEIC対策を習慣にするには、英語コーチングがおすすめです。人間は誰かに見られていると行動が変わります。英語コーチングでは、講師と数か月間面談を重ねながらTOEIC対策をします。
勉強を習慣化できない理由は、勉強を一人でするからです。英語コーチングでは定期的に講師と顔を合わせすることにより、勉強と自然に向き合うようになり、モチベーションも湧いてきます。
一人では辛いTOEICの勉強も、伴走してくれる人がいてくれるともう一歩踏ん張りすることができます。勉強することを習慣にしてTOEICで結果を出したい人に、英語コーチングはおすすめです。
社会人におすすめのTOEICの勉強・対策ができるサービス4選
社会人が目標とするTOEICのスコアは?
社会人が目標にすべきTOEICスコアは何点でしょうか。
TOEICスコア:600点
600点は基礎的な英語力があることをアピールできる点数です。600点は履歴書に記載しても恥ずかしくない点数で、企業の採用担当者の目に留まるかもしれません。
また、TOEIC受験者全体の平均点は602点です。
なので、600点は社会人がまず目標にしたいスコアといえるでしょう。
TOEICスコア:800点
600点を取得した人の次の目標が800点です。800点は海外出張や駐在を任されるレベルの英語力があることの証明になり、取得できるとキャリアの幅がグッと広がります。
600点と800点には大きな実力差があるように見えますが、見た目ほどの差はありません。600点が取れれば、800点は数か月後に取得可能なスコアです。600点が取れたら、一気にTOEIC上級者を目指しましょう。
TOEICスコア:900点
最終目標にするのが900点です。900点を取得していると、アピールしなくても周りが勝手に評価してくれるようになります。
900点取得は簡単ではありません。しかし、TOEIC900点は、どこからも高評価を得られるため、取得しておくと就職でも転職でも圧倒的に有利です。
社会人がTOEICを受験するメリットとおすすめの理由
社会人がTOEICを受験するメリットとおすすめの理由を解説します。
昇進・昇格に有利
TOEICの主催団体であるIIBCの調査によると、約30%の企業が英語力を昇進・昇格の判断材料としているとのこと。海外企業と取引している企業の管理職ともなると、英語力は必須です。
また、TOEICで高得点を取得していれば、部署でも高い評価を得られます。英語を使った仕事で結果を残せるようになれば、海外出張や駐在も夢ではありません。
転職活動で有利
日本で一番有名な英語の資格試験TOEICのハイスコアは転職活動においても有利です。転職活動でどの企業に行っても、TOEICのハイスコアは大きなアピール材料になります。
TOEICのハイスコアは潰しの効くスキルです。800点とか900点のハイスコアを取得すると、外資系企業で働く選択肢も見えてきます。キャリアアップのためにTOEICを受験しておいて損することはありません。
社会人がTOEICを受験するデメリットと対策が難しい理由
TOEICを受験するデメリットはどんなことでしょうか。また、社会人はTOEIC対策するのが難しいと言われる理由を説明します。
勉強時間の確保が難しい
TOEIC対策するための時間確保に多くの社会人は苦戦します。平日は朝から夜まで働きづめ、休日も家族や友人との付き合いで自分の時間を作るのが難しい社会人は、いつも何かにに追われていると感じているのではないでしょうか。
TOEICのハイスコアを目指すなら、趣味や付き合いを止めて、勉強に時間を割かなければなりません。勉強時間の確保は社会人のTOEIC対策の大きな壁です。
客観的なフィードバックがなく、自分の弱点に気づきづらい
客観的なアドバイスをもらえないことも、社会人がTOEICに苦戦する理由の一つです。
多くの社会人は一人でTOEIC対策をしていますが、独学でのTOEIC対策は暗中模索。正解が分からないまま勉強を続けることになります。
客観的な視点で指導してもらわないと、自分が抱えている問題に気づけません。スコアが伸びない本当の理由が分からず、スコアが伸び悩んでしまう社会人は多くいます。
TOEICは簡単に結果を出せない
TOEICで結果を出すには時間がかかります。長年TOEICを勉強して思うのは、TOEICに裏ワザはないということです。
巷には、「TOEICはコツで解ける」とか「TOEICで本当の英語力は測れない」といった言葉が溢れています。しかし、筆者は、インターネットや参考書にあるコツを試してもスコアは伸びませんでした。
TOEICは、文法や単語を基礎から地道に習得して初めて結果が出る試験です。TOEICのハイスコア取得には時間がかかります。したがって、忙しい社会人が結果を出すのは簡単ではありません。
社会人がTOEICの勉強をする時に意識したいポイント
社会人はどのような心構えでTOEICに望めばよいのでしょうか。
社会人がTOEIC対策をする時に意識したいポイントを解説します。
TOEICは難しい試験である
確かな英語力がなければ、TOEICで800点や900点を取ることは不可能です。筆者は、運良くTOEICで900点を取った人に出会ったことがありません。TOEICに近道はなく、地道な勉強あるのみです。
高得点を目指すなら、犠牲を払う覚悟を持ちましょう。TOEICは簡単な試験ではないからこそ、高得点取得者が評価されるのです。
既にTOEICで結果を出している人の勉強法をまねる
TOEICで高得点を目指すなら、既に結果を出している人の勉強法をまねることです。TOEICで効果が出る勉強法は分かっています。自分で勉強法をゼロから開発する必要はありません。
TOEIC対策している人の中には、自分の勉強スタイルにこだわっているためにスコアが伸びない人がいます。
効率の悪い方法で勉強を続けていれば、結果が伸びないのは当然です。TOEICで結果を出した人の勉強法を取り入れてスコアアップを目指しましょう。
社会人におすすめのTOEICの勉強・対策ができるサービス5選
仕事と誘惑で勉強する時間を確保できない社会人が、効率的にTOEIC対策をできるおすすめのサービスを紹介します。
プログリットのTOEIC L&R TESTコース
本田圭佑さんのCMでおなじみのプログリット。プログリットは、受講生それぞれ専用のカリキュラムと携帯アプリでTOEIC対策を徹底サポートしてくれます。
TOEICの同じ点数を取った人の結果を見ると、点数は同じでも一人ひとりの得意不得意は違います。画一的なカリキュラムは、TOEICで結果を出す最短ルートにならないでしょう。
完全個別指導のプログリットの対策に無駄はありません。プログリットで自分の弱点を的確な方法で克服し、TOEICのスコアアップを狙いましょう。
TORAIZ(トライズ)のTOEIC対策コース
2か月で確実にTOEICのレベルアップをしたい人にTORAIZはおすすめです。
TORAIZでは、専属のコーチの指導により高校レベルの基礎英語を徹底的に学習します。基礎は何事においても非常に重要です。基礎ができていないと永遠に次のレベルに行けません。
TORAIZでは、英語の基礎を身につけるためのマンツーマン指導を毎週受けることができます。TOEIC受験後も見据えた英語学習をしたい方にTORAIZはおすすめです。
KIRIHARA Online AcademyのTOEIC対策コース
KIRIHARA Online Academyは、創業55年の教材開発の歴史を持ち、2カ月の短期集中にこだわったカリキュラムを提供しています。
担当講師がTOEIC対策に精通している日本人講師なので、受講生の悩みに寄り添った、的確なアドバイスをしてくれます。さらに、リスニング・リーディングのコツまで丁寧に日本語で解説してくれます。
KIRIHARA Online Academyには初心者向けの500~600点突破コース、スコアアップを目指してる方向けの730点突破コースの2種類コースがあります。
各コースを利用すると、Amazonでも評価の高い「DataBase TOEICR L&Rテスト最強 単語&フレーズ」が無料で使えます。さらに他にも2種類のTOEIC対策に特化した教材が無料で提供されます。
TOEIC対策アプリ「Santaアルク」
Santaアルクは、AIによる弱点分析と再現度の高い演習問題に取り組めるアプリです。
Santaアルクには、精度95%のAIスコア診断が搭載されています。TOEICは出題分野が多岐にわたるため、スコア診断95%という精度は驚異的です。高精度なフィードバックは、独学でのTOEIC対策に大きく役立ちます。
また、運営会社は「キクタン」などのベストセラーを出版しているアルクです。演習問題の再現度が高いSantaアルクを使えば、効果的に弱点補強ができるため、独学でもTOEICスコアアップを狙えます。
スタディサプリEnglish
「スタディサプリEnglishのTOEIC L&R TEST対策コース」は、株式会社リクルートが提供する英語学習サービスです。月額3,278円から利用することができます。
1回3分で取り組めるレッスンを多数収録しており、TOEIC L&R TEST対策はもちろんのこと、リスニングや、パート別演習問題、約580本の講義など、豊富な演習問題と分かりやすい授業が収録されています。
動画講義の講師を担当しているのは、カリスマ講師の関先生です。
TOEIC L&R TESTの授業では、1回5分のショートレッスンで単語・文法、最新のパート別傾向と対策をとても分かりやすく解説しています。
7日間の無料お試し期間では、全レッスン全機能が使い放題です。また、期間内に解約すれば料金は発生しないので安心して利用できます。