
独学でTOEICのスコアを上げるにはアプリの利用が有効ですが、種類が多くてどれを選べばよいのか迷うところです。適切なアプリを選ぶことで、学習効率が向上しスコアアップにつながります。
この記事では、TOEIC対策に役立つアプリの選び方から、活用法やアプリで勉強する際の注意点まで解説します。
目次
TOEIC対策におすすめのアプリ4選

TOEIC800点の保有者が多くのアプリの中から、TOEIC対策におすすめのアプリを4つ厳選して紹介します。
アプリ名 | 料金(1か月あたり) | 対策できる内容 | 無料体験 | 対応OS | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 1,915円~5,980円 | TOEIC対策 | △ | Android iOS | 公式 詳細 |
![]() | 2,728円~3,278円 | TOEIC対策 | 〇 | Android iOS | 公式 詳細 |
![]() | 1,200円~4,933円 | 日常英会話 ビジネス英語 TOEIC対策 | 〇 | Android iOS | 公式 詳細 |
![]() | 780円~980円 | 日常英会話 英検対策 TOEIC対策 | 〇 | Android iOS | 公式 詳細 |
Santaアルク

評価 | AppStore: 4.5 GooglePlay: 4.3 |
料金 | ■無料版 ■有料版 ・1か月:月額5,980円 ・3か月:月額2,993円 ・6か月:月額2,163円 ・12か月:月額1,915円 |
無料体験 | なし(AIによるTOEIC無料スコア診断のみ利用可能) |
Santaアルクは、創業55年の語学総合企業アルクが提供する、利用者600万人の人気アプリです。
3億人以上の学習データを元に、AIが学習者の弱点を分析し、学習者個々に合わせた学習プランを提供してくれます。
AIと対話しながら学べる機能もあり、TOEICのスコアアップに向けた勉強法をしっかりサポートします。
1カ月プラン以外は、アカウント登録から2日間限定のキャンペーン価格が適用されます。
最もお得なのは、12カ月プランです。
Santaアルクでできる対策
無料版 | ・利用可能Part:Part2、5のみ ・問題の出題数:約1,500問 ・問題の制限/日:1Part10問/日 ・視聴可能動画:約20本 ・実践模試試験:30問 |
有料版 | ・利用可能Part:全Part ・問題の出題数:約5,000問 ・問題の制限/日:無制限 ・視聴可能動画:約300本 ・実践模試試験:30問・100問・200問 |
AIが苦手分野を分析し弱点克服に最適な学習方法を提案
無料スコア診断が何度でも受けられる
AIが少し上のレベルで問題を調整するので難易度が高い
アウトプット型の勉強法のため初心者は難しく感じる
スタディサプリTOEIC L&R TEST対策コース

評価 | AppStore: 4.6 GooglePlay: 4.5 |
料金 | ■TOEIC L&R TEST対策コース ・1か月:月額3,278円 ・6か月:月額3,058円 ・12か月:月額2,728円 ■パーソナルコーチ ・3か月:74,800円 ・6か月:107,800円 |
無料体験 | あり(7日間無料体験) |
スタディサプリTOEIC L&R TEST対策コースは、豊富な練習問題や、カリスマ講師による分かりやすい動画レッスンを提供するTOEIC試験対策に特化したアプリです。
リスニング・リーディング対策はもちろん、シャドーイング機能や単語学習機能が充実しています。
進捗管理機能を活用すれば、短期間で効率的にスコアアップを目指せます。
スタディサプリでできる対策
パーフェクト講義 | プロ講師がTOEICを攻略するためのポイントを動画にて解説 |
実践問題集 | 模試試験20回相当の演習問題を繰り返し学習 |
TEPPAN単語帳 | TOEIC頻出の英単語・熟語を網羅 |
基礎講座 | 基礎英文法学習と練習問題を動画でおこなう特別レッスン |
1分クイズ | 1分間の抜き打ちテスト。時事ネタや英会話に使える単語をクイズ形式で出題 |
スピード音読機能 | シャドーイングやリスニングの演習問題をレベルに合わせて速度変更できる機能 |
講義動画を24時間視聴できる
英語の基礎から学べる
個別指導のオプションあり
本番形式の模試問題は別途購入が必要
比較的月額料金が高め
レシピー(POLYGLOTS)

評価 | AppStore: 4.5 GooglePlay: 3.2 |
料金 | ■無料版 ■ベーシック ・3か月:3,600円 ■スタンダード ・3か月:7,500円 ■アドバンス ・3か月:14,800円 |
無料体験 | あり(7日間無料体験) |
レシピー(POLYGLOTS)は、AIが学習者個々のレベルに合わせた学習カリキュラムを作成し、リスニング、リーディング、スピーキングから英文法や英単語まで、英語6技能の強化をサポートします。
最新ニュース記事や発音チェック機能など、バラエティ豊かなコンテンツで楽しく学習できます。
レシピーでできる対策
無料版 | ・英語ニュース記事読み放題(一部リスニング機能、日本語訳付き) ・単語帳機能 ・洋楽を使った学習機能 |
有料版 | ・AIがカリキュラムを提案(My Recip) ・海外ニュース記事 ・長文リーディング・リスニング文法解説 ・フレーズリスニング、スピーキング(AIによる発音チェック) ・TOEIC®︎ によく出る単語リスト(初級・中級・上級) ・TOEIC®︎ Part5 模擬問題集 ・TOEIC®︎ Part7 模擬問題集 ・AIがTOEIC向けのカリキュラムを提案 ※一部の教材はスタンダードプラン、アドバンスプランのみ利用可能 |
無料で利用できるコンテンツが豊富
スタンダードコースではAIが最適な勉強法を提案
日本語訳の記事が限定されている
英語中級〜上級者向けの問題が多い
Risdom(リズダム)

評価 | AppStore: 4.7 GooglePlay: 4.5 |
料金 | ■月次契約 ・1か月:月額980円 ■年次契約 ・12か月:9,360円 |
無料体験 | 3日間無料体験(3日以上のキャンペーン期間あり) |
Risdom(リズダム)は、ベネッセコーポレーションとセガ エックスディーが共同開発したゲーム型英語学習アプリです。
ゲームの中でクイズ形式の問題を解きながら、英検5級から1級レベルの英語力を習得できます。
プレイは1回3分で、学習の進捗に応じてレベルが上がるため、モチベーションを保ちながら学習を継続できます。
Risdomでできる対策
収録英単語数 | 10,000語 |
収録リスニング問題数 | 5,000問 |
ほか | ・「リズムバトル×英語学習」で反復練習 ・単語&文法学習は1回3分 ・最適なタイミングで復習できる ・幅広いレベルを網羅 ・文法解説つき ・学習の進捗状況の現在地をリアルタイムで確認できる |
1回3分なので習慣化しやすい
ゲーム感覚で楽しみながら学べる
英検5級レベルから対応
ゲーム要素としては機能が物足りない
TOIEC対策に特化した出題が少ない
TOEIC800点保有者がおすすめするアプリの選び方

TOEIC対策で適切な学習アプリを選ぶことは重要です。
TOEIC800点を獲得した経験から、効果的にスコアアップを狙えるTOEIC対策アプリの選び方について詳しく解説します。
勉強目的に合った機能で選ぶ
TOEIC対策のアプリを選ぶ際は、自分の勉強目的に合う機能を重視することが大切です。
例えば、リスニング力を強化したいなら、音声教材や発音練習が充実したアプリ、語彙力を伸ばしたいなら、単語帳機能やクイズ形式の練習が充実したアプリが適しています。
さらに、本番の試験対策には、模試問題を多く収録したアプリが役立ちます。自分の弱点や目標を明確にし、最適な機能を持つアプリを選ぶことで、効率よく勉強が進みます。
口コミや評価をチェックする
TOEIC対策アプリを選ぶ際には、実際に利用した人の口コミや評価をチェックすることが大切です。
レビューやSNS、ブログの体験談などを読めば、使いやすさや利用した効果についてリアルな意見を聞くことができます。
特に「スコアが上がった」「使いやすい」といったポジティブな評価が多いアプリは、信頼性が高いでしょう。
また、ネガディブな意見を書かれているアプリについてはその理由に注目すると、そのアプリが自分の勉強目的に合っているかどうか判断しやすくなります。
無料アプリか有料アプリかで選ぶ
TOEIC対策アプリには、無料版と有料版があります。
無料版は手軽に始められるメリットがありますが、ほとんどの場合学習機能が限られています。
対して、有料版はAIを活用したり詳しく解説したりするなど機能が充実しています。
まずは無料版を試し、使いやすさや機能を確認してから、有料版に移行するのも一つの方法です。
自分の勉強目的や予算に合わせて、最適なアプリを選びしょう。
TOEIC対策アプリの活用方法

TOEIC対策アプリを活用して独学でスコアアップを狙うために、押さえておきたい3つのポイントを解説します。
目標スコアを設定して学習計画を立てる
TOEIC対策でまず必要なのは、目標スコアを明確にすることです。
現在のスコアと目標の差を把握することで、勉強の方向性が定まるうえ、モチベーションも維持できます。
また、目標達成するための具体的な学習計画も必要です。
例えば「1ヶ月で〇点アップ」など可視化した目標値を設定し、アプリのAI機能を活用して学習プランを作成し進捗を管理すれば、効率的に学習を進められます。
「ながら勉強」で英語に触れる時間を増やす
TOEIC対策アプリには、スマホ1つで時間や場所を選ばずに「ながら勉強」ができ、英語に触れる時間を手軽に増やせるという特長があります。
例えば、通勤や通学中にリスニング練習をしたり、家事をしながら英単語を覚えたりすれば、無理なく学習を続けられます。
アプリの機能には、短時間で学習できるコンテンツや、繰り返し再生できる音声教材が豊富にそろっていますから、レベルに合わせて学習することができます。
こうした機能を活用すれば、スキマ時間を有効に使いながら無理なくTOEICの勉強を続けられます。
傾向問題・実践問題で試験対策をする
TOEICのスコアアップを目指すなら、過去問題や実践問題を勉強するのが最も効果的です。
TOEIC対策アプリでは、出題頻度の高い単語や出題傾向に基づいた模擬試験を、レベルに合わせて学習できます。
実践問題を解くことで、問題形式や出題傾向、時間配分に慣れることができるだけでなく、間違えやすい部分の把握もできます。
さらに、AI機能を使って弱点を分析し、効率的に学習計画を立てれば、スコアアップがより確実になります。
TOEIC対策にアプリを使うメリット

TOEIC対策アプリを使うメリットは、スマホ1つでスキマ時間を有効活用しながら、効率よく学習できる点です。
ここでは、TOEIC対策にアプリを使うメリットを3つ解説します。
スマホ1つで場所や時間にとらわれずに学習できる
TOEIC対策アプリの最大のメリットは、場所や時間にとらわれることなく学習できる点です。
スマホがあれば、通勤・通学中の電車内や、ちょっとした待ち時間・休憩時間などを有効活用できます。また、一部のアプリはオフラインでも利用でき、このようなアプリを使えば、インターネット環境がなくても自分のペースで模試問題を解いたり、新しい単語を覚えたりできます。
さらに、AI機能がレベルに合わせて学習プランを提案してくれるため、時間を確保しづらい人や勉強法が分からない人でも効果的にTOEIC対策ができます。
効率よく単語力が身につく
TOEICのスコアを上げるためには、単語力の強化が欠かせません。
多くのアプリには、単語カード機能やクイズ形式の練習問題、出題頻度の高い単語リストなど、短時間で効率よく単語を覚えられる機能が備わっています。
また、難易度別の教材が用意されているため、目標スコアに適した教材を重点的に勉強できます。
さらに、発音チェック機能を活用すれば、リスニング力も強化でき、より実践的な単語力を身につけられます。
AI機能を使ってゲーム感覚で学習できる
最近のTOEIC対策アプリには、AI機能を活用したユニークな勉強法が取り入れられています。
そんなポイントを獲得したり、競い合いたりできるゲーム要素を取り入れたアプリを利用すれば、楽しみながら英語力を伸ばせます。
学習の継続が苦手な人や、ゲーム感覚で楽しみながらスコアアップを目指したい人には、特におすすめの機能です。
アプリでTOEIC対策する際の注意点

TOEIC対策アプリは、手軽に学習できる便利なツールですが、使い方を間違えると思うように効果が上がりません。
ここでは、アプリを使って効率よくTOEIC対策するための3つの注意点を解説します。
レベルにあった教材を選ぶ
TOEIC対策アプリを選ぶ際は、自分の英語レベルに合ったものを選ぶことが重要です。
もしも難易度の高い問題ばかりに取り組んでしまうと、理解が追いつかずにモチベーションが下がってしまいます。
一方で、簡単な問題ばかり解いていても、スコアアップにはつながりません。
アプリによっては、AIがレベルを診断しレベルに合った最適な問題を提案してくれるものがあります。
学習目的に合わせて自分の弱点を補強できる教材を選べば、スコアアップが期待できます。
無料にこだわらず継続勉強できる機能を選ぶ
TOEIC対策アプリを選ぶ際は、無料版にこだわらず学習機能を重視しましょう。
無料アプリは手軽に始められる一方で、広告が表示されたり、機能が制限されたりするため、学習の質が下がる場合があります。
有料アプリは学習コンテンツが充実しており、広告表示なしで快適に使用できます。
また、多くの有料アプリには、AIが進捗を管理してくれたり、学習プランを作成してくれたりする機能がついていて、状況に合わせて学習をサポートしてくれます。
学習スタイルや予算に合わせて、まずは無料版を試して、効果を感じたら有料版に切り替えるのも一つの方法です。
アプリと参考書を組み合わせて学習する
TOEIC対策はアプリだけでは不十分なため、参考書や問題集と組み合わせると、より効果的な学習ができます。
アプリは手軽に使える反面、詳しい解説や多くの模試を登載した紙の参考書や問題集とは違い、学習の深度が不足しがちです。
特に長文読解や文法問題は、参考書を使ってじっくり理解を深める必要があります。
スキマ時間にアプリを使ってリスニング練習や単語の暗記をし、紙の模試で時間配分を意識して練習問題に取り組むなど、アナログとデジタルの勉強方法を組み合わせることで、より効率的にスコアアップを目指せます。
TOEIC対策アプリについてのまとめ
TOEIC対策で最も重要なのは、目標スコア達成に向けて、毎日継続的に勉強を続けることです。
勉強する目的に合ったアプリを活用すれば、苦手分野を重点的に強化でき、効率的なスコアアップを目指せます。
特に忙しい社会人にとっては、スマホ1つで手軽にTOEIC対策できるアプリは、魅力的なツールです。
目標スコアを設定したうえで、その目標に合ったアプリを選び、無理なく続けられる学習計画を立て地道に勉学に向き合いましょう。