【TOEIC Part6対策】時間配分と解き方のコツは?対策におすすめの参考書・問題集・アプリも紹介

【TOEIC Part6対策】時間配分と解き方のコツは?対策におすすめの参考書・問題集・アプリも紹介

「Part6で点数が取れない」「素早く正確に解けるようになりたい」などと悩んでいませんか?

文法と読解の力量を問われるPar6を攻略するには、実践的な英語力を鍛えることはもちろん、出題傾向や時間配分を掴むことも大切です。

本記事では、リーディングセクションPart6の出題傾向や解き方のコツ、おすすめの対策本・アプリを紹介します。

TOEIC Part6の概要

TOEIC Part6の概要

TOEIC L&RのPart6は、「長文穴埋め問題」です。

リーディングセクションでPart5の「短文穴埋め問題」に次いで出題される長文の空所補充問題です。

問題形式 長文穴埋め問題
問題数 16問
時間 リーディングセクション全体で75分間

以下では、Part6の問題形式と問題数、時間・時間配分について詳しく説明していきます。

問題形式

Part6の問題形式は、「長文穴埋め問題」です。

不完全な長文の文章を完成させるために、4つの選択肢の中から最も適切なものを選んで解答用紙にマークします。

Part5と同様に英文の空所を埋める問題ですが、語彙・文法の知識だけでなく、長文の読解力を問われる問題も多く出題されます。

Part6の例題は、TOEICの公式サイトの「サンプル問題」で確認することができます。

「どんな文章や設問が出題されるの?」「問題は全部で何問なの?」と気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。

問題数は何問?

Part6では、16問出題されます。

長文は全部で4つ出題され、一つの長文に対して設問がそれぞれ4問あります。

時間

TOEICでは、リーディングセクション全体(Part5・Part6・Part7)で「75分間」という制限時間が設けられています。

それぞれのPartに制限時間が設けてあるわけではないため、パートごとに自分で上手に時間配分して回答していくことが大切です。

時間配分については、「TOEIC Part6の時間配分と基本の説き方」の章で詳しく説明していますが、1問あたり30〜40秒ほどで解き終えるくらいの時間配分が理想です。

TOEICのPart5とPart6、Part7の違いは?

TOEICのPart5とPart6、Part7の違いは?
TOEIC L&Rのリーディングセクションは、Part5〜7の3つのパートから構成されています。

ここでは、Part6とPart5・Part7はどのように違うのかをわかりやすく説明します。

Part5との違い

Part5は、「短文の穴埋め問題」です。

Part5 Part6
問題形式 短文穴埋め問題 長文穴埋め問題
問題数 30問 16問

Part5の「空欄に入れる適切な選択肢を選ぶ」という問題形式はPart6と同じですが、多くの問題は「語彙」「文法」「品詞」の知識を問うものになっており、Part6ほど読解力を必要としないのが特徴です。

Part5は、TOEIC頻出の語彙・文法を押さえて対策すれば、比較的容易にスコアアップが狙えます。

Part6と違って読解力が必要ない分、難易度は高くないので、Part6の対策に取り掛かる前にPart5の対策を十分に行っておくといいでしょう。

【TOEIC Part5対策】正答率を上げる時間配分と勉強法、おすすめ問題集・アプリ

Part7との違い

Part7は、いろいろな文書を読んで設問に答える「長文読解問題」です。

Part7 Part6
問題形式 長文読解問題 長文穴埋め問題
問題数 54問 16問

全100問で構成されるリーディングセクションのうちPart7は54問と出題数が多いので、しっかり点数を取れるようにしておく必要があります。

Part6とPart7は、どちらも長文の問題ですが、Part6が空所補充であるのに対して、Part7は長文読解です。

Part7では、語彙や文法の知識に加えて、読解力や読解スピードなど総合的な英語力が求められるため、Part6より難易度が高く、対策してもスコアに直結しにくいという特徴があります。

Part7で高得点を取るには、まずPart5とPart6を徹底的に対策し、総合的な英語力を伸ばす必要があります。

TOEIC Part6の時間配分と説き方

TOEIC Part6の時間配分と説き方

Part6では、時間配分と解き方についての次の4つのポイントを押さえておきましょう。

  • Part6の時間配分は10分以内がベスト
  • 全文を読んで回答する
  • 設問と選択肢を先読みする
  • 解けない問題は諦めることも大切

それぞれ詳しく説明していきます。

Part6の時間配分は10分以内がベスト

TOEICのリーディングセクションでは、75分間以内に100問を解く必要があります。

そのため、単純計算すると1問あたりに使える時間は「45秒」で、Part6の16問に使える時間は「12分」ということになります。

ただし、高得点を狙うには、文章量が多い難関のPart7にできるだけ多くの時間を残す必要があるため、Part6はできるだけスピーディーに回答することが求められます。

そこでPart6は、全16問を8分〜10分ほどで解き終えるくらいの時間配分がベストです。1問当たり30秒〜40秒ほどで解き終えることを目標に練習しましょう。

全文を読んで回答する

Part6では、文脈問題や分挿入問題など、空欄前後の単語を確認するだけでは解けない問題が多いため、基本的には全文を読んで回答することをおすすめします。

文章の全文を読むとなるとやや時間がかかってしまいますが、慣れてくると設問ごとに文章に戻って読み直すよりも確実で効率的です。

素早く正確に英文を読んで理解できるように、普段から長文を読んで訓練し、速読力を鍛えましょう。

設問と選択肢を先読みする

Part6では、全文を読んで文章を理解することが大切だとお伝えしましたが、全文をじっくり読んでいると問題を解くのに時間がかかりすぎてしまいます。

TOEICのリーディングセクションでは、難関のPart7にできるだけ多くの回答時間を残せるように、空所補充問題のPart5とPart6はできるだけスピーディーに回答していくことが大切です。

そこでおすすめなのが、「設問と選択肢を先読みしてから文章を読む」という解き方です。

先に設問と選択肢に目を通しておけば、どのパターンの問題が出るか、どんな情報を文章から得ればいいかがわかるので、効率良く問題を解き進めることができます。

過去問や練習問題に繰り返し取り組んで、先読みのテクニックを身につけましょう。

解けない問題は諦めることも大切

TOEICでは、1問を解くのに使う制限時間を決めておき、時間内に解けない問題は早めに諦めて次の問題に進むことが大切です。

なぜなら、知らない語彙や文法の知識を問われている問題や、難易度が高い文章挿入問題など、時間をかけても正答を導き出すのが難しい問題に1分、2分……と時間を使うのはもったいないからです。

そこで、時間内に解くことができないような問題は、「早めに諦める」「捨てる」という判断をすれば、解ける問題に時間を使えるようになり、回答時間を短縮しつつスコアアップが狙えます。

【問題の種類別】傾向と解き方のコツ

【問題の種類別】傾向と解き方のコツ

Part6の問題は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。

  1. 文法問題
  2. 文脈問題
  3. 文章挿入問題

ここでは、それぞれの出題傾向と解き方のコツを説明していきます。

文法問題の傾向・解き方のコツ

文法問題は、空欄に入る正しい品詞や前置詞、接続詞などを選択肢の中から選ぶ問題です。

Part5で出題されている語彙・文法問題とよく似ており、空欄が設けられている一文を確認するだけで解けることもあります。

文法問題は比較的難易度が低いため、時間をかけずにサクッと解いてしまいましょう。

解き方のコツ

  • できるだけスピーディーに解く
  • 空欄を含む一文と選択肢に注目し答えを導き出す

文脈問題の傾向・解き方のコツ

文脈問題は、4つの選択肢の中から空所に入れて文章の意味が成り立つものを選ぶ問題です。

文法的にはどれも当てはまる複数の選択肢の中から、前後の文章を読んで意味が通じるものを選ばなければならないため、空欄が設けられている一文だけでなく、その前後の文章も読んで文脈を読み取り、答えを導き出す必要があります。

文法問題と違って、空欄を含む一文だけでなく、他の文も読まないと解くことはできないので注意しましょう。

解き方のコツ

  • 空欄を含む文章とその前後の文章を読み文脈を掴む
  • 空欄に入る選択肢を文脈から判断する

文章挿入問題の傾向・解き方のコツ

文章挿入問題(文選択問題)は、4つの英文の選択肢の中から空欄に入る文として適切なものを選ぶ問題です。

文章挿入問題は、文脈をしっかり理解しないと回答することができないため、基本的には文章全体を読んでから解くことをおすすめします。

4つの選択肢から空欄に挿入する文章を選んだ後、文章の展開や流れに違和感がないかどうかをチェックしましょう。

とはいえ、文章挿入問題の解き方は人によって異なります。最初に選択肢の英文をすべて読んでから長文を読み始める人もいれば、長文を読んでから選択肢を読む人もいます。

そのため、問題演習を通して「自分がやりやすい解き方」を見つけることが大切です。

なお、文章挿入問題は、他の文法問題や文脈問題と比べて難易度が高いため、「文章挿入問題は難しいから捨てる」と判断する人も少なくありません。

英語初心者の場合は、正解を導くのに時間がかかってしまったり、時間をかけても正解を選べなかったりする可能性もあるため、最初から「諦める」という判断をし、確実に点数を稼げる問題に時間を回すというのも間違いではありません。

TOEICのリーディングセクションでは、時間配分がとにかく大切で、自分が自信を持って解ける問題にできるだけ時間を割きましょう。

ただし、ハイスコアを目指す中級者〜上級者であれば、ぜひとも正解したい問題ですので、自信を持って回答できるように練習を重ねましょう。

解き方のコツ

  • 文章を全部読んでから最後に解く
  • 問題演習を通して「自分がやりやすい解き方」を見つけておく
  • 初心者の場合は「捨てる」という判断をしてもOK

TOEIC対策ができるおすすめのオンライン英会話

TOEIC対策におすすめのオンライン英会話をランキング形式で紹介します。

1人では対策が難しいという方やプロに教わりたいという方は、ぜひオンライン英会話を利用してみてください。

第1位 ECCオンラインレッスン

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【フィリピン人講師】
■通常プラン
・月4回:月額3,080円~
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■デイタイムプラン
・月4回:月額2,772円~
・月8回:月額4,152円~
・1日1回:月額7,967円
・1日2回:月額12,276円
【ネイティブ・バイリンガル日本人講師】
■通常プラン
・月2回:月額8,360円~
・月3回:月額12,540円~
・月8回:月額31,680円~

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・オンライン英会話
・マンツーマン
・創業60周年のEECグループのサービス
・講師は研修や定期的にトレーニングを実施
・初心者の方への指導経験が豊富
・ECCが自社開発した日本人がつまずきやすいポイントを押さえたテキストやカリキュラム
・日常英会話~趣味、時事問題にまで幅広いテキストを用意
・企業、教育機関の利用実績が国内3,000社以上
・英語以外の言語も学べる

第2位 QQEnglish

QQ English
料金形式強み

■月4回コース:2,680円
■月8回コース:4,980円
■月16回コース:7,980円
■月30回コース:11,980円

※税込価格です。

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第3位 mytutor

mytutor(マイチューター)

料金形式強み
■月額制プラン
・毎月8回コース:月額6,980円
・毎月12回コース:月額8,980円
・毎月16回コース:月額10,980円
・毎月20回コース:月額12,980円
・毎月30回コース:月額19,980円

※税込価格です。

■その他
・ポイント制プラン
・月額制プラン 追加ポイント

無料体験レッスン2回あり

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・音声の品質を重視したレッスン
・1日の受講数に制限なし
・SkypeかZoom好きな方を選べる
・カリキュラムの種類が豊富

TOEIC Part6対策におすすめのアプリ

「スマホアプリでTOEIC対策をしたい!」という方におすすめのTOEIC対策アプリを3つ紹介します。

おすすめの人 アプリ
アプリで本格的にTOEIC対策したい人 スタディサプリENGLISH
「TOEIC® L&R TEST対策コース」
Part6対策に特化したアプリを探している人 TOEIC Test Part6 リーディング問題集240
無料で多くの練習問題に取り組みたい中・上級者 Reading for the TOEIC Test

スタディサプリENGLISH「TOEIC L&R TEST対策コース」

スタディサプリENGLISH「TOEIC® L&R TEST対策コース」

スマホアプリで本格的にTOEIC対策したいなら、スタディサプリENGLISHの「TOEIC® L&R TEST対策コース」の利用をおすすめします。

TOEICテスト20回分相当の演習問題と、問題や解き方を分かりやすく解説する授業が収録されているので、このアプリ一つで本格的なTOEIC対策に取り組めます。

パートごとの問題に取り組めるので、Part6だけ集中して対策することはもちろん、Part5対策をしてからPart6対策をするといった使い方もできます。

「TOEIC® L&R TEST対策コース」のベーシックプランは、月額3,278円(税込)です。専属コーチによる個別サポートを受けたい方には、「パーソナルコーチプラン(3ヶ月:74,800円〜)」がおすすめです。

有料のTOEIC対策アプリを使って本格的に英語を勉強したい方は、ぜひまずは7日間の無料体験から試してみてください。

公式サイト
※無料体験レッスン7日間あり

TOEIC Test Part6 リーディング問題集240

TOEIC Test Part6 リーディング問題集240

『TOEIC® Test Part6 リーディング問題集240』は、Part6の長文穴埋め問題に取り組めるアプリです。

Part6の問題を本番テスト20回分、たっぷり全240問収録しており、練習問題に繰り返し取り組むことでスコアアップを目指せます。

シンプルながらも多くの問題を収録した本アプリは、Part6に特化したTOEIC対策アプリを探している人におすすめです。

Reading for the TOEIC Test

Reading for the TOEIC Test

『Reading for the TOEIC® Test』は、TOEICリーディング(Part5・Part6・Part7)の練習問題に無料で取り組めるアプリです。

かなり多くの問題を収録してあるので、さまざまな問題に繰り返し取り組んでPart6対策に取り組みたい人にはもってこいのアプリです。

ただし、本アプリは表示言語が英語のみとなっているため、問題文の和訳や日本語による解説はありません。

「日本語訳や詳しい解説がなくてもいい」という方や、すでに何度かTOEICを受験し、これまで以上の高得点を取りたいと考えている上級者の方におすすめしたいアプリです。

TOEIC Part6対策におすすめの参考書・問題集

TOEICのリーディングセクションPart6の対策に役立つおすすめの本を4冊紹介します。

おすすめの人 参考書・問題集
リーディング問題が苦手な初心者 TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6
文法問題を苦手にしている人 TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問
Part6を効率良く攻略したい人 TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル
Part5&6を20分で解けるようになりたい人 TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6

TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6

『TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6』は、リーディング問題が苦手な初心者向けのPart6対策書です。

TOEIC新形式のPart6問題に対応していて、本番のテストで問われる基本のポイントを初心者向けに分かりやすく解説してあります。

本番さながらの基本問題を収録してあるので、この問題集に取り組めば初心者でもスコアアップを狙えます。

問題は段階的に難易度が上がっていくようになっており、比較的簡単なレベルの問題から始められるので、初心者でもムリなく取り組むことができます。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問

Part6の文法問題を苦手にしている人には、アスク出版の『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問』をおすすめします。

本書は文法問題をたっぷり1049問収録しており、この問題集に取り組めばPart5やPart6で出題される重要文法事項全般の対策になります。

Part6で高得点を狙うには、まずPart5で確実に高得点を取れるほどの文法知識や英語力を身につけることが不可欠です。

英文法に対して苦手意識を持っている人や、Part6の文法問題を苦手にしている人におすすめしたい1冊です。

TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル

『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』は、2016年から新形式となったPart6に特化したドリルです。

新形式に完全対応しており、TOEIC頻出単語を使用したPart6の問題を120問と、全問題の音声を収録しています。

Part6で求められる実践的な英語力の養成、およびPart6の苦手克服にピッタリな1冊です。

「Part6の傾向を掴みたい」「Part6を効率良く攻略したい!」などという人は、ぜひ手に取ってみてください。

TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6

『TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6』は、語学系出版物の企画・制作・販売を手がける株式会社アルクが出版する問題集です。

TOEIC指導の第一人者による解説と豊富な問題演習で、“得点源”と言われるPart5とPart6の対策に取り組める1冊となっています。

また、本書は「リーディングセクションのPart5とPart6を20分で解くこと」を目標に掲げており、Part5とPart6をスピーディーにかつ正確に解くためのポイントを学ぶことができます。

「Part5&6の回答スピードを上げたい」「リーディングセクションを時間内に解ききれるようになりたい」という人におすすめしたい1冊です。

TOEIC Part6対策についてのまとめ

本記事では、TOEICのリーディングセクションPart6の出題傾向や時間配分、解き方などについて解説しました。

文法と読解の力量を問われるPart6で高得点を狙うには、

  • Part6を10分以内で解く
  • 全文を読んで回答する
  • 設問と選択肢を先読みする
  • 解けない問題は諦める

といった解き方のコツをを頭に入れた上で、Part6の練習問題や過去問をたくさん解いて実力をつけることが有効な手段です。

本記事で解説したポイントを参考に対策をして、高得点を目指しましょう。