DMM英会話は、高品質な英会話レッスンと英会話教材を提供する大手オンライン英会話スクールです。
今回は、DMM英会話の人気No.1教材『デイリーニュース』のレベルや活用メリット、効果的な使い方などについて解説します。
目次
DMM英会話のデイリーニュース(Daily News)とは
デイリーニュース(Daily News)は、大手で人気のオンライン英会話スクールである「DMM英会話」のオリジナル教材です。
たくさんの英会話教材がある中、デイリーニュースは不動の人気No.1を獲得しています。
DMM英会話のオンライン英会話レッスンではもちろん、自己学習でもぜひとも活用していだだきたい教材です。
デイリーニュースでは、政治や科学、経済、エンターテインメントなど、さまざまな分野の英語記事が毎日更新されています。
さらに、デイリーニュースで公開されているコンテンツは、誰でも無料で利用することが可能です。
DMM英会話の有料会員になると、デイリーニュースを活用したプロの講師によるレッスンを受けられます。
無料体験も実施しており、25分のレッスンが2回も受講できるので気になった方は試してみてください。
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DMM英会話のデイリーニュースのレベルは?初心者には難しい?
では、デイリーニュースの難易度はどのくらいなのでしょうか?
DMM英会話では1〜10の英語レベルを設けており、デイリーニュースはレベル5〜10の受講生を対象とした教材なので、レベル5に達していない初心者が使いこなすのは難しいと思われます。
DMM英会話のレベル1〜4(TOEIC:0〜390点 / 英検5〜3級)に該当する初心者は、まずは初心者向けの教材からチャレンジすることをおすすめします。
ここでは、デイリーニュースの各レベル「レベル5〜6」「レベル7〜8」「レベル9〜10」の難易度について詳しく説明します。
レベル5〜6(Intermediate)
レベル5〜6の記事は、英検準2級程度のやや平易な語彙、および比較的シンプルな文法を使って書かれています。
英会話レッスンで行うディスカッションも、「アメリカのどこを訪れたいですか?」など、比較的平易で答えやすい質問が出されます。
また、レベル5〜6の記事には日本語訳がついています。
そのため、「英語のニュースをちゃんと理解できるか不安……」という方でも、しっかりニュースの内容を理解することが可能です(日本語訳はOFFにすることも可)。
・The Difference Between a CV and a Resume
・How Three Famous Writers Got Their Pen Names
レベル目安 |
---|
・海外旅行先や日常生活で、問題なくコミュニケーションが取れる ・身近なトピックについて簡単な話の言い換えができる |
TOEIC / 英検 |
395〜640点 / 準2級〜2級 |
レベル7〜8(Advanced)
レベル7〜8の記事は、英検2級〜準1級程度のやや難しい語彙および文法を使って書かれています。
ディスカッションの質問も、「あなたが知っている中で最も幸せな人は誰ですか?」など、やや抽象的で答えるのが難しいものが多くなっています。
また、記事には日本語訳がついていないので、自分の力で読み解く必要があります。
・Vegetarians May Be at Lower Risk of Disease than Meat Eaters
・The Story of How the Days of the Week Got Their Names
レベル目安 |
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・字幕なしでテレビや映画を観られる ・職場で問題なくコミュニケーションが取れる |
TOEIC / 英検 |
645〜855点 / 2級〜準1級 |
レベル9〜10(Proficient)
英語上級者の方でも、知らない語彙が出てくることがあるので、レッスン前に予習しないで取り組むと、すこし難しく感じるかもしれません。
また、記事のジャンルにもよりますが、ディスカッションでは、政治や科学、経済などに関する意見を問うものなど、難易度がかなり高い質問が出されます。
「ネイティブ並みの英語力を目指している」という上級者は、ぜひチャレンジしましょう。
・Students Push Universities to Stop Investing in Fossil Fuels
・World Leaders, Climate Activists Gather in Glasgow for COP26
レベル目安 |
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・幅広いボキャブラリーを使って、ネイティブスピーカーと互角に会話ができる |
TOEIC / 英検 |
860〜990点 / 準1級〜1級 |
DMM英会話のデイリーニュースを活用するメリット
デイリーニュースを活用したレッスンを受けるメリットについて紹介します。
英語の記事を読めるようになる
デイリーニュースを使って学習すると、英語のニュース記事をスラスラ読めるようになります。
英語のニュースや英字新聞というと、ハードルを高く感じてしまうかもしれません。
しかし、まずは易しいレベル(レベル5〜6)の記事から始めて、英語の文章に慣れていけば、リーディングスキルは確実に伸びます。
英語を話す練習をたくさんすることがスピーキング力を伸ばすのに最も効果的であるように、英語のリーディング力を鍛えるには、英語の文章をたくさん読むことが効果的です。
自分の英語レベルに合わせて、英語の文章をたくさん読む練習ができるデイリーニュースは、英語のリーディングスキルの向上に最適です。
語彙力が身につく
デイリーニュースを活用すると、語彙力を効率よく伸ばすことができます。
デイリーニュースでは、重要単語を1記事あたり5〜6個学べます。
例文や解説、ニュース本文と合わせて新しい単語を学ぶことができるので、通常の単語学習よりも覚えやすいというメリットがあります。
「英単語を機械的に暗記するのは苦手……」という方や、「効率よく実践的な語彙力を身につけたい」という方は、デイリーニュースを使った英語学習に取り組みましょう。
スピーキング力が向上する
デイリーニュースを使ってレッスンを受けると、スピーキング力が伸びます。
なぜなら、デイリーニュースは、英語の記事を読んで理解することに加えて、記事を題材にしたディスカッションを通して「英語を話すこと」もできる教材だからです。
記事を読んで何を感じ、何を思ったのかを自分の言葉で伝える練習を重ねることで、スピーキング力は飛躍的に向上します。
「リーディングは得意だけど、スピーキングが苦手」「英語を話すことに抵抗がある」などという方には、デイリーニュースを使ったレッスンを受けることをおすすめします。
世界時事に関する教養が身につく
英語力はもちろん、世界時事に関する教養が身につくことも、デイリーニュースを使った学習のメリットです。
デイリーニュースには、アメリカ合衆国やヨーロッパ、アジア諸国など、世界中の最新ニュースがたくさん掲載されています。
世界時事に関するニュースを毎日読み、レッスンを受ける習慣をつけることで、世界時事に関する教養が身につきます。
自分の意見を伝える力が身につく
デイリーニュースを使ったレッスンを受けると、自分の意見を英語でわかりやすく完結に伝える力が身につきます。
日本人英語学習者の中には、英語力にかかわらず「自分の意見が間違っていたら恥ずかしい」「自分の考えを論理的に伝えるのは苦手だ……」などと考える方が少なくありません。
その主な原因は、普段から自分の意見を伝える練習をしていないからです。
そこで、デイリーニュースを使って、ニュースの内容やより踏み込んだ事柄についてディスカッションすることで、「自分の意見を伝えること」に対する抵抗感をなくせます。
「自分の意見を英語でしっかり伝えられるようになりたい」という方は、デイリーニュースのディスカッションを毎日の学習に取り入れましょう。
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DMM英会話のデイリーニュースを活用した英会話レッスンの流れ
DMM英会話のデイリーニュースを活用したレッスンは、基本的に次の1〜5のステップで進みます。
1.ボキャブラリーをチェックする
2.英語ニュース記事を読む
3.英語ニュース記事についての質問に答える(レベル5〜6のみ)
4.英語ニュース記事についてディスカッションする
5.英語ニュース記事を元により踏み込んだ事柄についてディスカッションする
実際のレッスンの進め方を詳しく見ていきましょう。
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Exercise1.ボキャブラリーをチェックする
まず、選んだ英語記事に登場する重要なボキャブラリーを確認します。
単語の意味と品詞、発音記号、定義、例文がまとめて記載されているので、効率よく学習できます。
単語の意味や使い方、細かなニュアンスなどについてわからないことがあったら、講師に質問しましょう。
ボキャブラリーチェックは、自分一人でも簡単にできるパートなので、レッスン前の「予習」として取り組んでおくことをおすすめします。
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Exercise2.英語ニュース記事を読む
次に、ニュース記事の本文を読みます。
基本的に、一文またはパラグラフを講師が読み上げ、それに続いて音読するという流れでリーディングを行います。
ただし、レッスンで初めて目にするニュース記事を、講師と一緒に一度音読しただけで理解するのは容易ではありません。
そのため、「Exercise1(ボキャブラリーチェック)」と「Excercise2(英語ニュース記事を読む)」は、レッスン前の予習として済ませておくことをおすすめします。
レッスン前にこれらのステップを済ませておくことで、ニュース記事の内容をしっかり理解できるのはもちろん、貴重な25分というレッスン時間をより有効に使えます。
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Exercise3.英語ニュース記事についての質問に答える
次に、ニュース記事に関する質問が出され、その質問に答えることで、内容を理解できているかどうかチェックされます。
Exercise4以降で取り組むディスカッションとは異なり、自分の意見や考えについてではなく、「〜は誰が作りましたか?」「〜はいつですか?」など記事本文に書かれている内容ついての質問に答えます。
ちなみに、Exercise3は、レベル5〜6の記事でのみ行うステップで、レベル7以降の上級者・熟練者向けの記事では省略されます。
「ディスカッションをする前に、記事の内容を理解できているかチェックしておきたい」という方は、レベル5または6の記事を選びましょう。
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Exercise4.英語ニュース記事についてディスカッションする
続いて、講師とディスカッションし、ニュース記事に関する考えや意見を問う質問に答えます。
質問はすべて「〜したことはありますか?」「〜は役に立ったと思いますか?」など、あなたの考えや意見、経験を問うものなので、回答に正解はありません。
自分がニュース記事を読んで思ったことや、自分の経験や意見などを自由に表現し、講師とのディスカッションを楽しみましょう。
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Exercise5.より踏み込んだ事柄についてディスカッションする
Exercise5では、ニュース記事を元により踏み込んだ事柄について講師とディスカッションします。
ニュース記事に関することだけでなく、その記事から派生した事柄についても自分の考えや意見を述べましょう。
即答できないような難しい質問が多いので、余裕があればレッスン前に質問を確認しておき、回答をある程度用意しておくことをおすすめします。
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DMM英会話のデイリーニュースにおける記事の選び方
毎日新しい記事が追加されるデイリーニュースには、膨大な数のニュース記事が掲載されています。
そのため、最初のうちは「どの記事を選べばいいの?」と迷ったり、自分が読みたいと思える記事を探すのに時間がかかったりしてしまうかもしれません。
そこで次に、デイリーニュースでの記事の選び方を紹介します。
興味のあるカテゴリーから選ぶ
デイリーニュースで公開されている記事は、次の10のカテゴリーに分類されています。
- Science & Technology(科学&技術)
- Culture & Entertainment(文化&エンターテインメント)
- Economy & Business(経済&ビジネス)
- Health(健康)
- Language & Education (言語と教育)
- Asia & Pacific(アジアと太平洋)
- USA & America(アメリカ合衆国)
- Europe(ヨーロッパ)
- Middle East & Africa(中東とアフリカ)
一口に「英語ニュース」と言っても、カテゴリーごとに取り扱われている内容が大きく異なるため、自分が興味をもって取り組めるカテゴリーをまずは見つけましょう。
たとえば、英語学習や言語教育に興味があるなら「Language & Education」を、アメリカ合衆国のニュースに興味があるなら「USA & America」を選ぶといいでしょう。
始めにカテゴリーを決めておくことで、自分の興味のあるトピックをサクッと見つけられるようになります。
英語記事の難易度で選ぶ
デイリーニュースは、DMM英会話独自のシステムによって6段階のレベルのみ色分けされています。
- レベル5〜6(Intermediate):黄緑
- レベル7〜8(Advanced):オレンジ
- レベル9〜10(Proficient):赤
サイトの右上にある「Level▼」をクリックし、レベル5〜10の中から自分にふさわしいと思うレベルをスライドバーで選択すると、表示する記事のレベルを絞ることができます。
始めに自分のレベルに合いそうな記事の難易度(レベル)を決めておくことで、取り組んでから「難しすぎる」とか「簡単すぎる」といった事態になることを防げます。
DMM英会話のデイリーニュースの効果的な使い方と勉強法
最後に、デイリーニュースの効果的な活用術と勉強法を紹介します。
デイリーニュースの学習効果を最大化するために、ぜひ次のポイントを押さえておきましょう。
レッスン前に英語記事を読み、理解しておく
デイリーニュースを使ったレッスンを受ける前に、英語記事を精読し、内容をしっかり理解しておきましょう。
わからない単語や文法があれば、辞書や参考書を開いて調べておきます。
レベル5〜6の記事を選んだ場合は、日本語訳を確認することも可能です。「よく理解できないな……」と感じた箇所は、日本語訳と照らし合わせて内容を確認しておきましょう。
レッスン前に予習を行い、記事全体の内容をしっかり掴んでおくことで、レッスン中は「アウトプット」に専念できるので、学習効果が高まります。
レッスンでは「ディスカッション」のみ取り組む
「英会話レッスンの流れ」でお伝えしたように、デイリーニュースを活用したレッスンは、通常「ボキャブラリーチェック」から始まります。
しかし、レッスン前に予習をしておけば、「ボキャブラリーチェック」と「記事のリーディング」をスキップして、いきなりディスカッションパートから取り組むことが可能です。
レッスンが始まったら、講師に「I already read the article, so can we start from Discussion?(記事は既に読んだので、ディスカッションから始められますか?」と尋ねましょう。
25分という限られたレッスン時間をすべて「英語を話す練習」に使うことで、より効果的にスピーキング力や自分の意見を伝える力を鍛えられます。
また、時間に余裕があれば、レッスン前に予習をする際にディスカッションの質問を確認しておき、「どんな回答をするか」「講師にどんな質問をするか」を考えておくといいでしょう。
というのも、「I agree with the idea.(私はその意見に賛成です。)」とか「Yes, I think so.(はい、そう思います。)」などと一言で答え終わってしまうようでは、英語を話す練習にはならないからです。
ディスカッションの質問に対して、具体例を交えながらできるだけ長く話せるように工夫しましょう。
レッスン後は復習に取り組む
デイリーニュースを活用したレッスンを受けた後は、必ず復習に取り組みましょう。
レッスンを受けっぱなしにせず、ディスカッションを通して新たに学んだフレーズや英語表現、講師からもらったアドバイスをノートなどに記録しておくことが大切です。
というのも、レッスン後の復習を怠っていると、せっかくレッスンで学んだことが記憶に定着しないため、英語力が思うように伸びないからです。
レッスンで学んだことは、しっかりノートなどに記録し、翌日、2日後、そして一週間後……と、何度も繰り返し復習することが理想です。
自習教材としての活用もおすすめ!
デイリーニュースは、レッスン以外の時間に「自習教材」として活用するのもおすすめです。
記事本文はもちろん、ボキャブラリーや日本語訳(レベル5〜6のみ)、ディスカッション問題はすべて一般公開されているので、レッスンを予約しなくても活用することができます。
「デイリーニュースを毎日1記事読む」などと目標を決めて自己学習に取り組むことで、英語のリーディング力や語彙力を伸ばせます。
また、DMM英会話のデイリーニュースは、パソコンだけでなくスマホからも簡単にアクセスすることができます。
通勤時間や通学時間などのスキマ時間を積極的に使用して、普段から英語の文章を読む習慣を作りましょう。
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DMM英会話のデイリーニュースについてのまとめ
今回は、DMM英会話の人気オリジナル教材『デイリーニュース』について紹介しました。
デイリーニュースは、リーディング力やスピーキング力を鍛え上げることはもちろんのこと、「自分の意見を伝える力」や「世界時事に関する教養」を身につけることもできる魅力的な教材です。
今回紹介した「効果的な使い方」を参考に、DMM英会話のレッスンに取り組んで、効率よく英語力を伸ばしましょう。