これだけは押さえておきたい日常英会話のフレーズと例文【挨拶編】

これだけは押さえておきたい日常英会話フレーズと例文【挨拶編】
英語の挨拶といえば、“Hello”や“How are you?”を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は英語の挨拶はバリエーションが豊富です。

英語で元気に挨拶ができるように、シチュエーションにあう挨拶を覚えておきましょう。
この記事では、日常生活のさまざまなシチュエーションに適した、これだけは押さえておきたい!という英会話フレーズと例文を紹介します。

英語で挨拶する時のフレーズについてのYouTube動画

YouTubeチャンネルでも英語で挨拶する時のフレーズを色々なパターンで説明しています。

基本の挨拶フレーズ

まずは英語圏でよく使われる、基本の挨拶フレーズを見ていきましょう。

初対面の人に

Nice to meet you
「はじめまして」

初対面の人に対する基本の挨拶です。

Nice to meet you too
「こちらこそ、はじめまして」

「こちらこそ」という意味を込めて“Me too”と言ってしまうと、「わたしもわたしと会えて嬉しい」という変な意味になってしまうので注意しましょう。
“Nice to meet you too”を省略して伝える場合は、“You too”や“Likewise”を使いましょう。

It’s a pleasure to meet you
「お会いできて嬉しいです」

“Nice to meet you”とほぼ同じ意味で使えるもうひとつのフレーズです。
初対面の人との挨拶のバリエーションを増やしたいという人は、ぜひこちらのフレーズも活用してみてください。

You must be ~
「あなたが~さんですね」

人づてに相手の名前を知っているのであれば、“You must be John, nice to meet you”と言えると親切です。

相手の名前を知らない場合は、“Hi, I’m 〇〇 and you are…?”など、自分の名を名乗ってから相手の名前を尋ねてみましょう。

“What’s your name?”と聞いてしまうと、少し雑な印象を与えてしまうことがあるので、フォーマルな場ではさけるのが無難です。

It was nice meeting you
「会えてよかったです」

初対面の人と会話をしたあと、別れるときに使うフレーズです。
省略して“Nice meeting you”とも言いますが、省略された部分が「過去形」であることを忘れないようにしましょう。

  • Nice to meet you(=It is nice to meet you)
  • Nice meeting you(=It was nice meeting you)

それぞれ初対面の人に会ったときと、初対面の人と別れるときに使います。
正しく使い分けができるように、意味の違いをしっかりと覚えておきましょう。

仲のいい友だちに

続いて、仲のいい友だちとの会話をはじめとした、カジュアルなシーンで使う挨拶フレーズを紹介します。

Hi!/Hey!
「やあ」

“Hi!”と“Hey!”はどちらも、“Hello”のカジュアルバージョンです。
クラスメイトと廊下ですれ違ったときや、友だちと偶然会ったときなど、軽い挨拶としてとてもよく使われます。

How are you?
「元気?」

教科書で習う英語の定番フレーズ“How are you?”は、挨拶として英語圏で実際によく使われています。
友だちと会ったときの第一声として“Hi, how are you?”を覚えておけば、挨拶の仕方に困ることはないでしょう。

英語の授業やビジネスシーンで

英語の授業やビジネスシーンで
英語の授業やビジネスシーンでよく使われる挨拶フレーズを見ていきましょう。
オンライン英会話や職場で実際に使ってみてください。

英語の授業で

How are you?/How are you doing?
「元気ですか?」

“How are you?”は、会話の相手もシチュエーションも関係なく使える挨拶フレーズです。
相手が先生だからといって、変える必要はありません。

Did you have a good weekend?
「いい週末を過ごしましたか?」

How was your weekend?
「どんな週末を過ごしましたか?」

週明けは、必ず挨拶とセットで週末に関することが話題にあがります。

ビジネスシーンで

I’m looking forward to working with you
「一緒に仕事をするのを楽しみにしています。」

Thank you for your time
「お時間いただきありがとうございます」

ビジネスシーンでも、“How are you?”や“How are you doing?”などの基本の挨拶は同じです。
上記2フレーズはよく使うので、覚えておいて損はないでしょう。

その他知っておきたい挨拶フレーズ

その他、知っておきたい挨拶フレーズ
日常生活を送るうえで、知っておくと便利な挨拶フレーズをシチュエーションごとに紹介します。

久しぶりに会ったとき

Long time no see!
「久しぶり!」

直訳すると「長い間会ってなかったね」という意味ですが、日本語の「久しぶり!」と同じニュアンスで使われるフレーズです。

How have you been?
「元気にしていましたか?/最近どうしてるの?」

もちろん“How are you?”と聞くのもいいですが、久しぶりに会った人には“How have you been?”と聞いてあげると自然に近況報告ができますよ。

It’s so good to see you
「会えて嬉しいよ」

Good to see you again
「また会えて嬉しいよ」

再会を果たしたときの嬉しい気持ちは、はっきり言葉で伝えると相手も喜びます。

ただ、“Good to meet you”と言ってしまうと、不自然に聞こえるので注意が必要です。
“meet”には「初めて会う」と言うニュアンスが含まれているので、すでに会ったことのある人に対しては“see”を使いましょう。

お別れを伝える

続いて、お別れを伝えるときの英語の挨拶を紹介します。

日常で使う別れの挨拶

See you
「またね」

次に会う日が決まっているのであれば、“See you tomorrow”や“See you next week”などと日時を表す単語を付け加えるとより自然な別れの挨拶になります。

Have a nice day!
「いい1日を!」

Have a nice weekend!
「いい週末を!」

日本語だと少し不自然に感じるかもしれませんが、英語圏では本当によく使われるフレーズです。
他にも“Have a good afternoon!”“Have a good holiday!”など、状況に応じて使い分けられるとスマートです。

しばらく会わない人への別れの挨拶

Let’s keep in touch
「連絡を取り合おうね」

I will miss you
「寂しくなるよ」

I hope to see you soon
「またすぐ会えるといいな」

しばらく会わない人に別れを伝えるときは、上記のようなフレーズが便利です。
特に“Let’s keep in touch”は、別れ際によく使います。

電話・メールで使える挨拶フレーズ

電話・メールで使える挨拶フレーズ

電話をかけてみよう

Hello/Good morning/Good afternoon
「もしもし」

日本語の「もしもし」のように、英語には電話だけで使う挨拶フレーズはありません。
いつも通りの挨拶で通話をはじめましょう。

This is 〇〇
「こちらは〇〇です」

会社名も一緒に名乗る場合は、名前のあとに“from(会社名)”と付け加えます。
たとえば「ジャパンホテルの田中です」と言いたい場合は、“This is Tanaka from Japan hotel”となります。
ちなみに、“My name is 〇〇”と名乗るのは、自己紹介のようで不自然なので注意しましょう。

電話がかかってきたら

Hello, this is 〇〇. How can I help you?
「はい、こちら〇〇です。ご用件はなんでしょうか?」

会社での電話対応の場合、このように対応しましょう。
カジュアルな電話であれば、相手も自分の電話だと知っていて電話をかけているわけですから、“Hi”だけで問題ありません。

メールでの挨拶も覚えておこう

メールの文章で使われる挨拶は、会話で使うフレーズとは異なる部分が多いのでしっかりと覚えておきましょう。

また、ビジネスメールとカジュアルなメールでは、使うべき挨拶フレーズが違うので、シーンに応じて使い分けられるとスマートです。

ビジネスメール

Dear 〇〇,
「親愛なる〇〇さま」

カジュアルなメール

Hi 〇〇,
「やあ、〇〇」

メールでは上記のように“Dear”や“Hi”などを入れるので、挨拶文は特に必要ありません。
名前のあとのコンマを置いて改行し、以下のような前置きフレーズを入れてから本題へと移りましょう。

Sorry for my late reply
「返信が遅れて申し訳ございません」

Thank you for your message
「メッセージをありがとう」

本題を書き終えたら、メールの文末に下記に示したフレーズのような文章を加えましょう。

I hope to hear from you soon
「お返事お待ちしております」

I’m looking forward to seeing you
「お会いできるのを楽しみにしています」

最後に、英語のメールでは忘れてはならない「結び」という挨拶があります。
結びとは平たく言うと、メールの締めとなる言葉で、日本語の「よろしくお願いいたします」に当たります。

そんな結びの言葉は、フォーマルなシーンとカジュアルなシーンで異なるので、どちらも覚えておいたほうがいいでしょう。

フォーマルなメール

  • Sincerely
  • Yours sincerely
  • Kind regards

それぞれメールの定型として使われるもので、「誠意を込めて」や「敬意を込めて」などといった意味になります。
フォーマルなシーンであれば、上記の3つどれを使っても特に大きな違いはありません。

カジュアルなメール

  • Best
  • Best wishes

親しい友人へメールを送る際は、カジュアルな結びの言葉を使用しましょう。
どちらも「ベストを祈る」といった意味ですが、特に深い意味はないのでメールの内容を問わず使用することができます。

日本語でよく使う挨拶、英語でどう表現する?

日本語でよく使う挨拶、英語でどう表現する?
「日本語で毎日のように使う挨拶フレーズは、英語ではどう言えばいいのだろう?」と疑問に思うことってありますよね。

でも、日本語ではよく使う挨拶を英語に直訳すると不自然な表現になってしまうことがあります。

日本語では一般的でも、英語ではあまり使わない挨拶フレーズを英語で自然に表現する方法について考えてみましょう。

お疲れさまです

職場で上司や同僚に「お疲れさまです」を口にしない日はありませんが、実は英語ではほとんど使わない挨拶のひとつです。

「お疲れさまです」は、英語で“Thank you for your hard work”と訳されることがありますが、これはあくまでも直訳であって、英語圏で実際に挨拶としては使われません。

日本語の「お疲れさまです」は、英語ではシチュエーションによって自然な挨拶に言い換える必要があるでしょう。

How are you doing?
「調子はいかがですか?」

たとえば、社内で上司や同僚と鉢合わせしたときなど、軽い挨拶としての「お疲れさまです」は、英語では“How are you doing?”と言うが自然です。

You did a great job!
「よくやったね!」

プレゼンテーションを成功させた同僚への「お疲れさまです」なら、このフレーズもいいでしょう。

ただ、このフレーズは自分より立場が上の人に使うと、見下しているような印象を与えてしまうので、同僚や部下への声がけとしてのみ使うようにしましょう。

See you tomorrow
「また、明日会いましょう」

仕事終わりの挨拶としての「お疲れさまです」は、“See you tomorrow”や“Have a good weekend!”などの挨拶フレーズで代用できます。

日本人の感覚からすると、「カジュアルすぎるのでは?」と心配になりますが、英語圏ではごく自然な職場での挨拶です。

よろしくお願いします

日本語ではシーンを問わず使えるとても便利な挨拶ですが、英語では「よろしくお願いします」に該当する挨拶はありません。

上記で解説した「お疲れさまです」と同様に、シーンに合った自然な挨拶に言い換える必要があります。

Nice to meet you
「はじめまして(どうぞよろしく)」

初対面の人への基本の挨拶である“Nice to meet you”の中には、「よろしく」といったニュアンスがすでに含まれています。

日本語の「よろしくお願いします」を直訳して、“Please be nice to me”と言ってしまう人がいますが、これは英語圏では不自然なフレーズなので、相手を困惑させてしまうかもしれません。

使わないほうが無難です。

Thank you
「ありがとう(よろしく)」

ありがとうを意味する“Thank you”ですが、「よろしくお願いします」の意を込めて使うこともできます。

たとえば、トイレに貼ってある“Thank you for keeping the toilet clean”という張り紙は、直訳すると「トイレをきれいに使ってくれてありがとう」となりますが、「トイレをきれいに使うよう、よろしくお願いします」というニュアンスも少なからず含んでいますよね。

お願いしたいことを述べたあとに、“Thank you”と付け加えることで、日本語の「よろしくお願いします」のニュアンスを相手に届けることができます。

お世話になりました

日本語だと「お世話になります」や「お世話になりました」という挨拶が、さまざまなシーンで使われますが、英語ではシーンに応じて言葉を換える必要があります。
お世話になった人に感謝の気持ちを伝える英語の挨拶をいくつか紹介します。

Thank you for everything
「いろいろとありがとうございました」

Thank you for your support
「応援ありがとうございました」

I appreciate everything you have done for me
「すべてに感謝しています」

まとめ

日常生活で使える英語の挨拶と例文を紹介しました。

“Hello”や“How are you?”などの基本の挨拶だけでなく、さまざまなシーンに適した挨拶ができるとコミュニケーションが弾みます。

外国人と会ったときや、海外を訪れたときなどに、スマートに挨拶ができるように英語の学習をしておきましょう。