幼児から小学生までおすすめの子供向け英語教材

幼児から小学生までおすすめの子供向け英語教材

子供に英語を学ばせたいと思っても、市販のDVDやアプリ、ディズニー作品を題材にしたものなど、幼児向けのものから小学生向けのものまで非常に多くの種類があります。

教材ごとに特徴や難易度が異なるため、年齢や興味に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、子供向け英語教材の選び方やメリットほか、おすすめの教材について紹介します。

子供向け英語教材の選び方

子供向け英語教材の選び方

子供向け英語教材を選ぶ際は、どれが一番良いかという視点ではなく、家庭環境や子供の興味や性格などと合うかどうかが大切です。

ここでは、初めての英語教材の選び方として、押さえておきたいポイントを紹介します。

子供が楽しめる内容か

子供が自主的に続けたいと思うような教材は、必ず「楽しさ」が入口になっています。

映像や歌、キャラクターといった子供が好きな要素が入っている教材なら、英語への抵抗感を下げ、自然と取り組みたくなるものです。

特に幼児期は、意味の理解よりも、英語に触れる頻度が大切ですから、子供の興味を引く仕掛けがあるかどうかが続けられるかどうかの差になります。

たとえば、歌に合わせて声を出すタイプや、キャラクターが問題を出す形式なら、英語に初めて触れる子供にも入りやすいでしょう。

どれが良いか決められないのであれば、最終的には、子供の興味を目安に選ぶのがおすすめです。

子供の年齢・レベルに合っているか

子供の発達段階に合っていない教材は、理解できなかったり、量が多くて負担になったりして、途中で挫折する原因です。

語彙の難易度、1回あたりの分量、イラストの多さなど、どれが適しているかは、子供の年齢や英語レベルによって異なります。

最初は無理なく理解できるレベルから始めましょう。

たとえば、未就学児なら短いフレーズで絵が多いもの、小学生なら語彙が少しずつ増えていくような教材がおすすめです。

「わかる」が増えることが子供にとっての成功体験となりますので、自主的に取り組みやすくなります。

続けやすい価格か

子供向け英語教材を選ぶときは、初期費用だけでなく、「どれぐらいの期間で総額いくらになるか」で判断してください。

教材によって、月額制や買い切り、有料での追加コンテンツの有無など料金の仕組みが異なります。

一見、安い教材でも、使う期間が長くなるほど総額ではかなりのコストになる教材も多いです。

家計に影響を与えるような価格では、どんなに優れた教材でも続きません。

ですので、教材を比較するときは、初期費用に加えて、毎月かかる費用と想定している利用期間も併せて判断するようにしましょう。

子供向け英語教材を使うメリット

子供向け英語教材を使うメリット

子供向け教材には、英会話教室などにはない、家庭学習向けならではのメリットがあります。

ここでは、子供の興味や日常に合わせて柔軟に取り組める点を中心に、子供向け英語教材のさまざまなメリットを紹介します。

子供の興味に合わせて選べる

子供向け教材の大きなメリットは、興味の対象がそのまま学習効果につながりやすいことです。

子供の特徴として、興味を持ったものに対して注意の持続時間が長いことが挙げられます。

たとえば、気に入った歌なら何度も再生したがりますし、好きなキャラクターが登場する場面は何度でも繰り返して見るものです。

また、子供が興味を持つ教材ほど、自分から積極的に取り組もうとします。

親が声をかけなくても自然と英語学習が続くのです。

その結果、英語との接触回数が増え、学習効果そのものにも良い影響が期待できます。

英語に早く慣れることができる

子供向け教材を使うと、歌や簡単なフレーズ、日常表現に何度も触れるうちに、英語特有のリズムや音のまとまりに早く慣れることができます。

英語は日本語と音の構造が大きく異なり、母音や子音の種類、音のつながり方、抑揚の付け方など、初めて聞くと違和感を覚えるものです。

子供の場合、この違いそのものを自然に受け入れ、聞き慣れない音でも抵抗なく処理できる柔軟さがあります。

たとえば、語順一つ取ってもそうです。

英語の語順は日本語と違うため、大人は意味を先に考えてしまいますが、子供は音の並びとしてそのまま受け取ります。

そのため、英語のテンポやリズムも大人より早く吸収しやすいのです。

子供のうちに英語のリズムや音に親しんでおくと、のちに本格的に勉強する際の負担が軽くなります。

家庭で取り組める英語教材は、こうした英語の土台づくりに最適です。

親子で一緒に取り組みやすい

子供向け英語教材は、歌や絵本、アニメーションなど、親子で一緒に楽しめる内容が多いこともメリットです。

親と同じ対象に注意を向ける「共同注意」が生まれると、子供は安心して課題に取り組めるようになります。

これは、親と離れて受講する英会話教室などでは得にくい効果です。

また、親が歌を口ずさんだり、絵本のリズムに合わせて声を出したりする姿は、子供にとって手本になります。

子供は親の行動を模倣したがるものですから、難しい説明がなくても自然にアウトプットの機会が増えるのです。

親が楽しんでいる様子そのものが、子供にとってはポジティブなフィードバックになります。

加えて、親子で一緒に取り組む時間は、子供にとって「間違えても大丈夫」と感じられる安全な環境になります。

外国語の習得において、学習初期の段階ほど、間違いを気にせず発話することが大切です。

その点、親がそばにいれば、子供は安心して間違えることができるため、結果的に学習効果も高くなります。

家庭で好きな時間に取り組める

子供は集中できる時間帯が一定ではなく、朝の方が落ち着いて取り組める子もいれば、夕方に気持ちが切り替わりやすい子もいます。

家庭で使える英語教材は、子供のリズムに合わせて取り組めることがメリットです。

また、子供に限ったことではありませんが、疲れている日と元気な日では学習の質が大きく変わります。

通学型の教室のように時間が固定されている場合、子供のコンディションと勉強のタイミングが合わないこともあるでしょう。

一方、家庭で取り組める教材であれば、「今日は短く」「今日はじっくり」といったように柔軟な調整が可能です。

もちろん、親の都合で英会話教室に通うのが難しいといったご家庭にとっても、好きなときに好きなだけ取り組める家庭用教材は大きな魅力です。

おすすめの子供向け英語教材11選

子供向け英語教材と一口に言っても、その特徴はさまざまです。

ここでは、幼児から小学生まで家庭で使いやすいおすすめの教材を紹介します。

うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS

うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS

「うっかりペネロペ」とは、フランスの幼児向け絵本シリーズもとにしたアニメ作品です。

こちらのDVDは、それを題材に英語が学べる教材となっています。

全13話がネイティブの英語吹き替えで収録されているほか、各エピソードは2分程度の英語レッスン付きです。

おはなしに登場する単語や身近な表現を、場面と一緒に自然に覚えられるようになっています。

0~6歳の幼児が親しみやすい内容です。

対象年齢0~6歳
料金3,960円(税込)
学習内容リスニング、基本単語、簡単なフレーズ
教材内容DVD
(全13エピソード・合計約90分、ネイティブ英語吹き替え+約2分の英語レッスン付き)
無料体験なし

井原さんちの英語de子育て

井原さんちの英語de子育て

「井原さんちの英語de子育て」は、親子の会話をそのまま英語で再現できるように作られた日常フレーズ集と英語絵本の教材シリーズです。

0〜10歳を対象に、年齢別の音声CDとダウンロード音源、英語絵本などさまざまな種類があります。

起きる、食べる、遊ぶなど日常の場面を英語で話す練習が中心です。

日本語と英語が対応した音声付きフレーズ集になっているため、親の英語力がなくても問題なく取り組めます。

対象年齢0~10歳
料金56,800円(税込)
学習内容リスニング、日常のやり取りを題材にしたフレーズ学習、
絵本を使った語彙・表現の習得
教材内容フレーズ集
(音声ダウンロード・CD9枚・ラミネートリスト)、英語絵本24冊、洋書絵本3冊
無料体験なし

Goomies

Goomies

「Goomies」は、幼児の日常をテーマにしたアニメーションと歌で英語に触れられるDVD教材です。

1話3分のエピソードが全30話収録されており、自己紹介や身近な会話、基本単語、童謡などが繰り返し登場します。

合計90分で自然に英語の音や表現に慣れることのできる構成ですが、1日1話ずつなど少しの時間でも続けやすいのが特徴です。

初めて英語に触れる子供でも取り組みやすくなっています。

対象年齢幼児(0〜6歳前後)
料金3,960円(税込)
学習内容リスニング、自己紹介、簡単なやり取り、基本単語、
童謡など、日常で触れる表現を短いエピソードで学べる
教材内容DVD1枚(30エピソード、合計約90分)
無料体験なし

ミライコイングリッシュ

ミライコイングリッシュ

「ミライコイングリッシュ」は、0〜8歳を対象にした英語DVD教材で、全15枚のDVDに265本以上のアニメ映像が収録されています。

内容はアルファベットと音の対応を扱うフォニックス、基本的な語彙、簡単なやり取り、オリジナルソングなど複数の要素を組み合わせた構成です。

親しみやすいキャラクターで、音声はすべてネイティブの声優が担当しています。

映像は数分単位の短いクリップで1話ずつ内容が完結するため、短時間の視聴にもおすすめです。

対象年齢0〜8歳
料金68,600円(税込)
学習内容フォニックス、リスニング、基本語彙、短い受け答え
教材内容DVD15枚(全265以上のエピソード)、
CD3枚(41曲)、
できたよシール15シート、
アルファベットシール
無料体験無料サンプル動画あり

サンリオイングリッシュマスター

サンリオイングリッシュマスター

「サンリオイングリッシュマスター」は、認知科学や幼児英語教育の専門家が監修した幼児向けの英語教材です。

動画や絵本に加えて、しゃべるぬいぐるみやマイク型のおもちゃ、音声認識付きアプリなど、子供が英語を話したくなる仕掛けが多く用意されています。

日常会話で使う重要フレーズや語彙や文法をしっかりカバーしており、遊びながら英語の基本が身につく設計です。

対象年齢0〜8歳
料金368,478円(税込)
学習内容フォニックス、リスニング、基本語彙・重要フレーズ、
チャンツ、英文法、英会話
教材内容絵本25冊、DVD16枚、ぬいぐるみ4体、音声ぬいぐるみ、
積み木、ボール、ポータブルDVDプレイヤー、音声タッチペン、
Dream Switch(プロジェクター+絵本15冊+音楽16曲)、
カードリーダー、単語カード400枚、音声マイク、ワークブック
無料体験あり

ディズニーの英語システム

ディズニーの英語システム

「ディズニーの英語システム」は、45年以上にわたり支持されている幼児向け英語教材で、ディズニーキャラクターと一緒に英語に親しめる内容になっています。

映像、歌、絵本、タッチペン、知育玩具など教材の種類が豊富で、目と耳や体全体を通して英語を自然に覚えられる構成です。

タブレット教材「English Tab」では、タッチ操作で歌やストーリー、レッスンが楽しめ、外出先でも使いやすくなっています。

親が英語を話せなくても取り組めるよう設計されているので安心です。

対象年齢0歳〜
料金プレイ・アロング・セット:58,300円(税込)
シング・アロング・セット:202,400円(税込)
学習内容リスニング、日常会話の基本表現、受け答え、
重要フレーズ、歌・チャンツを通じたリズム学習
教材内容プレイ・アロング・セット:ブルーレイ3枚、CD3枚、
ミニ絵本3冊、おもちゃ16種とバッグ、ガイドブック
シング・アロング・セット:歌の絵本4冊、CD8枚(歌+朗読)、
ブルーレイ12枚、絵辞書ポスター4枚、型ぬき絵本、
キャラクターカード12枚、シール2枚、ソングガイド4冊
無料体験あり

こどもちゃれんじEnglish

こどもちゃれんじEnglish

「こどもちゃれんじEnglish」は、1歳から6歳までの発達段階に合わせて、しまじろうと一緒に英語に触れられる通信教材です。

2か月に1回届く絵本や映像、英語玩具を使いながら、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能を無理なく伸ばせるようになっています。

幼児が夢中になりやすい歌や手遊びからスタートし、年齢が上がるにつれて「まねして言う」「クイズに答える」「簡単なやり取りをする」など、少しずつステップが上がる構成です。

対象年齢1〜6歳
料金■6回
・1・2歳向け講座:23,380円
・2・3歳向け講座:23,380円
・年少さん向け講座:26,680円
・年中さん向け講座:26,680円
■7回
・年長さん向け講座:31,210円
学習内容音やリズム・英単語(1〜3歳)
発音・フレーズ表現(1歳半〜3歳)
受け答え・アルファベットの読み(3〜3歳半)
アルファベットの書き(5歳半〜)
教材内容映像教材(ウェブ・アプリ)、絵本、おもちゃ、
ポスター、ワークブック、英語辞典、保護者向け冊子など
無料体験あり

スマイルゼミ

スマイルゼミ

「スマイルゼミ」は、専用タブレットで学習が完結する通信教育サービスです。

幼児から高校生まで学齢ごとにコースが分かれており、英語だけでなく国語や算数など他教科も含まれます。

英語学習に関しては、幼児期は英語の音を真似るレッスンを中心に、遊び感覚で英語に慣れる構成です。

小学生コースでは、学校の教科書に合わせた英語レッスンが配信されます。

単語、フレーズ、リスニングなどを段階的に学べます。アプリで子供の学習状況を確認できるのも特徴です。

対象年齢年中~年長(幼児コース)
小学1~6年(小学生コース)
料金月額3,630円〜
学習内容幼児コース:英語の音・リズムに触れる、簡単な単語、発音のまね
小学生コース:単語、基本フレーズ、リスニング、教科書準拠の英語レッスン
教材内容専用タブレットでのレッスン
無料体験あり

天神

天神

「天神」は、家庭学習用のデジタル教材で、必要な内容だけを選んで申し込めるオーダーメイド型のサービスです。

幼児タブレット版では、0〜6歳相当の知育と英語がまるごと収録されており、年齢に関係なく好きなペースで学べるようになっています。

英語に特化した「First English」では、フォニックス、リスニング、リーディング、英会話まで段階的に学べる内容です。

小学生版では、教科書準拠の英語を学習します。

対象年齢幼児タブレット版:0〜6歳相当
First English:幼児〜小学生
小学生版:小学1〜6年生
料金資料請求で個別案内
学習内容アルファベット、フォニックス、リスニング、
リーディング、ライティング、英会話
教材内容専用タブレット/USBメモリで配信
無料体験あり

パルキッズ

パルキッズ

「パルキッズ」は、0歳から小学生までの英語初級者を対象にした家庭向け英語教材です。

ふだんの生活の中で英語を聞き流すことを重視しており、英語音声のかけ流しで英語のリズムや音のパターンを自然に養う仕組みになっています。

教材は年齢や習熟度に合わせて細かくコース分けされており、プリスクーラーやキンダー、リーディング教材、英検向けレッスンまで段階的にレベルアップできるプログラムです。

家庭で無理なく英語環境を作りたい方に向いています。

対象年齢0歳~小学生
料金■バイリンガルを育てるインプット教材
・パルキッズプリスクーラーYEAR1:71,500円
・パルキッズプリスクーラーYEAR2:71,500円
・パルキッズプリスクーラーYEAR1リーディングセット:104,500円
・パルキッズプリスクーラーYEAR1・YEAR2セット:143,000円
・パルキッズキンダーJUNIOR:71,500円
・パルキッズキンダーSENIOR:71,500円
・パルキッズジュニア:74,415円
■アウトプットと読解力育成教材
・アイキャンリード:38,500円
・アイラブリーディング:38,500円
・リーディングマスターセット:73,150円
・Spells to Sounds:25,000円
■英検・ドリル教材
・英検5級オンラインレッスン:19,800円
・英検4級オンラインレッスン:19,800円
・英検3級オンラインレッスン:71,500円
・英検準2級オンラインレッスン:80,960円
・英検2級オンラインレッスン:96,140円
・英検準1級オンラインレッスン:106,260円
・7-day English(目指せ3級〜準2級):68,200円
・The Book Of Books(目指せ2級〜準1級):68,200円
・フォニックスドリル:11,000円
・ライミングドリル:11,000円
・英検ドリル:11,000円
・ドローイングラインズ:11,000円
※税込価格です
学習内容リスニング、リーディング、スピーキング、
ライティング、フォニックス、アルファベット習得、英検対策
教材内容音声ダウンロード、PDF等のオンライン教材、オンラインレッスン
無料体験あり

7+ BILINGUAL

7+ BILINGUAL

「7+ BILINGUAL」は、幼児教育で知られる七田式が開発した英語教材です。

物語を楽しみながら35日間で700フレーズを覚えられる構成となっています。

主人公たちと一緒に世界を旅するストーリー仕立てになっており、キャラクターの声、イラスト、音声タッチペンを組み合わせて、英語が初めての子供でも自然にフレーズが身につく内容です。

付属の「しちだの魔法ペン」でリスニングからスピーキングまで完結するため、親が英語を教える必要はありません。

0〜6歳の幼児に特に適した教材です。

対象年齢0歳~
料金27,280円(税込)
学習内容リスニング、スピーキング、リーディング、語彙、会話表現
教材内容音声タッチペン、英文テキスト集、イラスト集、使い方マニュアル
無料体験なし

子供が英語教材を続けるためのコツ

子供が英語教材を続けるためのコツ

子供が英語教材を続けるためには、教材そのものよりも、いかに続けられる仕組みを整えるかが肝心です。

そこで、子供の年代ごとの特徴に合わせて、家庭学習が続きやすくなるコツを紹介します。

年齢に合わせて取り組み方を変える

子供の年齢によって、英語への向き合い方は違うものです。

ぜひ年齢に合わせて取り組み方を工夫してみてください。

幼児は意味を丁寧に理解するより、音やリズム、キャラクターの動きといった五感の刺激に自然と反応しやすい段階にあります。

そのため、歌や映像のように身体の動きや声まねが伴う形式は、理解の負担をかけずに英語へ入っていける良い方法です。

遊びの延長として触れられる教材は、感覚的な学び方と相性が良く、短い時間でも無理なく続けられます。

一方、小学生になると文字の認識が安定し、音と文字の対応や、短い文の構造をつかむ力が育ってきます。

簡単な読み物や短いフレーズの練習を始めるにもふさわしい段階です。

幼児期とは異なり、自分で扱える言語の枠組みが少しずつ広がっていくため、能動的に取り組める教材が適しています。

親がそばにいるだけで続けやすくなる

子供にとって、親が英語を教えられるかどうかよりも、そばにいるかどうかの方が取り組みやすさに大きく影響します。

幼児の場合、特に、安心できる相手が近くにいることが気持ちの安定に大切です。

親がそばにいれば、慣れない英語の音や表現にも抵抗を感じにくくなるでしょう。

先述のように、親が隣にいるだけで「間違えても大丈夫」という安心感が生まれるため、遊びの延長として自然に取り組みやすくなります。

小学生になると、学習内容そのものの負荷が少しずつ増えていきます。

意味がわからない部分など子供の手が止まりがちなところで、親が隣で操作を手伝ったり声をかけたりするだけでも心強いです。親が英語を教える必要はありません。

子供にとっては、困ったらすぐに聞ける人がいるという安心できる環境そのものが支えになります。

飽きたときは教材の形式を変える

子供が飽きてしまうのは、英語に興味がなくなったわけではなく、同じ刺激が続くことで新鮮さが薄れ、先の展開が予測できるようになるためです。

子供は新しい音や動きに反応しやすく、刺激が変わると注意を向ける力が自然と戻ります。

この刺激の変化を生み出すためにも、ときどきは教材の形式を変えることがおすすめです。

幼児の場合、理解よりも反応が先に来る段階なので、教材の形式を変えるだけで手が伸びやすくなります。

歌、絵本、映像といった変化は、内容自体は変わっていなくても、子供にとっては違うものとして認識しやすいです。

小学生になると、飽きる理由が幼児期よりも複雑になります。

同じ形式の教材ばかりを使っていると、負荷のかかり方が一定になり、集中力が続きにくくなるものです。

この場合、紙の問題集からアプリ、映像から読み物といったように、取り組み方そのものを変えることをおすすめします。

これまでのモードがリセットされ、新しいモードに切り替わるため、ふたたび集中しやすくなるはずです。

子供が飽きることは自然な反応です。無理に新しい教材を買う必要はなく、飽きたときに別の切り口を示すだけでも、新鮮な気持ちで取り組めるようになるでしょう。

短時間でも「できた」を積み重ねる

子供にとって英語学習が続けられるかどうかは、「できた」と感じられる経験がどれだけあるかに大きく左右されます。

幼児の場合、英語の歌を歌うことができた、簡単なフレーズを真似できたといった、身体反応に近い達成がそのまま学習意欲につながります。

意味を深く理解する段階ではないため、「やってみたらできた」という感覚を大切にしてあげてください。

そうすると、次への意欲も自然と生まれるでしょう。

小学生になると、達成の仕組みが幼児とは少し変わります。

文字を読む力や文のまとまりを理解する力が伸び始めるため、自分の力で課題を処理できたという実感が得られるようになります。

したがって、教材に取り組む場合も、自分の理解に沿って進められたという感覚が大切です。

一つの課題を終えることができるにつれ、英語への抵抗も薄れていくでしょう。

短時間でもかまいません。小さな達成を積み重ねることで、子供は「次もやってみよう」という気持ちになります。

子供向けの英語教材を使うデメリットと注意点

子供向けの英語教材を使うデメリットと注意点

子供向け英語教材は、柔軟に取り組めるなどのメリットがある一方で、使い方を誤るとデメリットにもなり得ます。

ここでは、教材だけに頼りすぎることのデメリットや注意点を解説します。

英語を口に出す量が不足しやすい

子供向け英語教材を使うと、映像や音声に受動的に触れることが学習の中心になります。

そのため、英語を実際に口にする機会が少なくなることに注意が必要です。

語学学習において、聞いてわかることと自分で言えることは別物です。

発話は、外国語の音や語順を自分の中で組み立て直す行為にあたります。

この経験が不足すると、意味は理解できても言葉として出てこない状態になりやすいです。

また、発話の役割は、子供の年齢によってまったく異なることにも注意しましょう。

幼児にとっての発話は、まだ意味や文の構造を深く扱う段階ではなく、聞こえた音をそのまま身体で真似る感覚的な反応に近いものです。

模倣によって音のまとまりを記憶に定着させるため、単語やフレーズを声に出すことが欠かせません。

つまり、幼児の場合、発話はアウトプットというよりインプットの延長として機能します。

小学生になると、語順や意味の流れを処理できるようになります。

そのため、声に出すことが、理解した内容を自分の言葉として組み立て直す作業になるのです。

同じ発話でも、幼児の模倣とは異なり、認知的な処理が伴います。

その経験が不足すると、「理解はしているのに表現できない」ということになってしまうのです。

英語教材を使った学習でも、セリフや歌に合わせて声を出すなどして発話量を補うことはできます。

小さな子供の場合、親が一緒に英語を声に出すことで、自分でもやってみようという意欲を育てます。

親が完璧な発音である必要はありません。子供にとって、自分で口に出して言ったという経験そのものが、英語のアウトプットの回路を作るのに大切なことなのです。

教材だけではコミュニケーション経験が少ない

家庭学習用の英語教材は、英語の音や表現に触れやすいというメリットがある反面、リアルな人間とやり取りする経験は得られません。

英語を習得するには、相手の反応を見ながら意味を組み立て、タイミングや間を調整してやり取りすることも不可欠です。

一方向のインプットだけでは、「どこで間を取るか」「どのように返事をするか」といった実際の会話で必要な感覚が育ちにくい点に注意する必要があります。

教材のような正解のあるものとは違い、実際の会話では、相手の反応を予測しながら言葉を選ぶ即時的な処理が求められます。

教材ではその処理能力を鍛えにくいことは知っておくべきでしょう。

幼児期は、相手の表情や声の調子といった非言語の反応を手がかりにコミュニケーションを学ぶ段階です。

相手から返ってくる反応を感じ取る経験が、自分の発話の結果を予測する力につながり、こうした経験を通してコミュニケーションの基本が少しずつ育っていきます。

一方、小学生になると、聞いた内容に対して自分で言葉を選ぶ力を養うために、会話の流れを捉える練習も必要です。

やはり幼児期と同じく、双方向のやり取りを経験することが英語でのコミュニケーション能力の習得に不可欠なのです。

英語教材のこの弱点を補うには、子供が教材に慣れてきた段階で、その内容をもとに、親子で簡単な受け答えするのがおすすめです。

たとえば、英語であいさつしたり、短い質問に「Yes」や「No」で答えたりといったやり取りでも、反応が返ってくる状況を経験できます。

また、可能であれば、週に1回でもオンラインレッスンを取り入れると、教材では届かない部分を補うことができます。

興味の移り変わりで使わなくなることがある

子供は興味の対象が頻繁に変わりやすく、数週間前まで夢中だった教材でも急に興味を失うことは珍しくありません。

これは、単に飽きたからというより、刺激の変化を求める脳の働きが強く表れる時期だからと考える方が自然です。

つまり、子供の興味の移り変わりは、発達過程で見られる正常な反応と言えるでしょう。

親としては、「せっかく買ったのだから続けてほしい」と思うものですが、無理に続けさせようとしても子供の反撥を招くだけです。

悪くすると、英語自体に悪い印象を持つようになってしまうこともあります。

教材を選ぶ際は、「どんなに優れた教材でも、一定の確率で途中でやめることがある」という前提で考えることをおすすめします。

家庭の負担が思ったより大きくなる場合がある

子供向けの英語教材は手軽に始められる一方で、価格の幅が大きく、ものによっては想像以上の支出になることがあります。

買い切りのDVD教材やセット教材の場合、最初にまとまった費用が必要です。

アプリやオンライン教材は月額制のため、月単位では安く見えても、長く使うとかなりの出費になることもあります。

また、親のサポート面での負担も考慮しておきましょう。

特に幼児向けの教材では、操作の補助や画面の切り替え、歌や音声に合わせた声かけなど、最初の数回だけでなく、習慣化するまで親のサポートが欠かせません。

それが思っている以上に負担になることもあります。

子供向けの英語教材についてよくある質問

子供向けの英語教材についてよくある質問

最後に、子供向け英語教材について、よくある質問とその回答をまとめました。

親が英語を話せなくても大丈夫ですか?
親が英語を話せなくても問題ありません。親の役割は、子供が安心して取り組める環境を整えることにあります。
映像なら一緒に見たり子供と一緒に英語のセリフを声を出してみたりといった、ごく自然なかかわり方で十分です。
どのくらいの時間使えば効果がありますか?
英語は長時間取り組むより、短い時間でも繰り返し触れる方が定着しやすいです。
子供の脳は、新しい知識は短期的に処理し、一定の間隔で再び触れることで記憶に定着させます。
1回に5~10分でもいいので、英語に触れる頻度を増やすことを意識しましょう。
教材と英会話教室はどちらがいいですか?
教材と英会話教室は役割が異なり、どちらがいいというものではありません。
教材は毎日短時間でも触れられるため、インプットの量を確保しやすいのが強みです。
英会話教室では、実際のやり取りのなかで、英語でのコミュニケーションを学べます。
複数の教材を併用しても問題ありませんか?
教材の併用自体に問題はありません。
同じテーマでも映像、絵本、アプリなど形式が異なると、新鮮に感じられ、飽きにくくなるという利点があります。ただし、あまり多くの教材を同時に使うと、どれも中途半端になるかもしれないことには注意しましょう。
英語が身についているかどうか、どうやって判断すればいいですか?
親が英語を話せなくても、子供の進歩は判断可能です。
たとえば、自分から教材を開くようになる、歌やフレーズを自然に口にする、英語を聞いてから反応するまでの迷いが少なくなる、といった行動の変化に注目するとよいでしょう。

子供向け英語教材についてのまとめ

子供向けの英語教材は種類が多く、内容や難易度、続けやすさもそれぞれ異なります。

大切なのは「どの教材が良いか」ではなく、家庭環境や子供の興味、発達段階と合っているかどうかです。

楽しさを入り口にできる教材は自然と取り組む時間が増え、英語の音や表現にも早く慣れていきます。

親の英語力はなくても大丈夫です。安心して取り組める環境が整っていれば、幼児も小学生も自分のペースで続けることができます。

子供が英語を身につけるためには、何よりもまず英語に触れる頻度を増やすことが大切です。

どんなに優れた教材でも続かなければ効果は期待できません。

一方、安価な教材でも子供が気に入って続けることができれば十分力になります。

ぜひお子さんが興味を持てる教材を見つけてあげてください。