【テストあり】英語の否定文の作り方|be動詞・一般動詞・助動詞別

英語の否定文の作り方を動詞別で解説

英語では、文に「not」を入れることで否定文を作ることができます。

ただし、be動詞や一般動詞、助動詞など、文の種類によって「not」を入れる位置などが変わるため、例文を通して作り方をしっかり理解しておく必要があります。

本記事では、英語の否定文の作り方を「be動詞」「一般動詞」「助動詞」別にわかりやすく解説します。

解説の後に応用テストも用意しておりますのでご自身の英語学習にぜひお役立て下さい。

英語の否定文の作り方を動画で解説

英語の否定文の基本

まず、英語で否定を表す際に使う否定文の基本を理解しましょう。

英語の否定文を作るには、大きく分けて3つの方法があります。

  1. 「not」を使う
  2. 「no」を使う
  3. その他否定を表す語句を使う

「not」を使うケース

英語の否定文で最もよく使われるのが、「not」です。

文章の中に「not」を入れることで、「〜ない」という否定の意味を表すことができます。

be動詞の場合は「be動詞のすぐ後ろにnot」、一般動詞の場合は「動詞の前にdo not/does not」、助動詞の場合は「助動詞と動詞の間にnot」を入れることで、否定文が完成します。

【例文】

I am not a student.
(私は学生ではありません。)

He doesn’t(does not) play soccer.
(彼はサッカーをしません。)

She can’t(cannot) speak French.
(彼女はフランス語を話せません。)

be動詞と一般動詞、助動詞の否定文の作り方について、詳しくは次章で解説しています。

「no」を使うケース

英語では、形容詞の「no」を用いることでも否定を表すことが可能です。

「no」は、「ひとつも(一人も)〜ない」という意味という意味で、名詞の前に置くと「〜ではない」という否定の意味を表します。

【例文】

There is no food in the fridge.
(冷蔵庫の中に食べ物はありません。)

I have no siblings.
(私には兄弟はいません。)

I have no idea where my phone is.
(私は携帯がどこにあるのか検討もつきません。)

「There is no food in the fridge. 」は「There isn’t food in the fridge.」と、「I have no siblings.」は「I don’t have siblings.」と言い換えることもできますが、いずれも前者の「no」を使った文の方がより強い否定の意味合いになります。

3つ目の例文にあるように、「I have no idea.」などと「no + 名詞」とすることで「〜か検討もつきません。」のように否定の意味を強調することができます。

なお、「一人も〜ない」という場合は「nobody」や「no one」、「何もない」という場合は「nothing」や「none」を使うことができます。

【例文】

There’s no one in the room.
(その部屋には誰もいません。)

None of the answers were correct.
(答えはどれも正しくありませんでした。)

I have nothing to do.
(私は何もすることがありません。)

その他否定を表す語句を使うケース

「not」や「no」の他に、否定を表す語句を用いて否定文を作ることもできます。

以下は、否定計ではないものの、否定の意味を表す語句の一例です。

否定を表す語句 意味
never ・一度も〜ない
・決して〜ない
neither ・どちらの…も〜でない
・AもBも〜ない
few/little ほとんど〜ない
rarely めったに〜ない

never

「never」は、「一度も〜ない」や「決して〜ない」など、強い否定を意味する副詞です。

また、テイラー・スウィフトの有名な曲『We Are Never Ever Getting Back Together』にあるように「never ever」という表現をすることで、「絶対に〜ない」とさらに否定を強調することができます。

特に口語でよく使われる表現なので覚えておくといいでしょう。

【例文】

I’ve never been abroad.
(私は海外に行ったことは一度もありません。)

I never want to go there again.
(私はそこにもう二度と行きたくありません。)

neither

「neither」は、形容詞として使うと「どちらの…も〜でない」という意味です。

接続詞として「neither A nor B」のように使うことで、「AもBも〜ない」という否定の意味を表します。

【例文】

Neither of you can know the truth.
(君たちは2人とも真実を知ることはできません。)

I like neither chicken nor pork.
(私は鶏肉も豚肉も好きではありません。)

few/little

「few/little」は、「ほとんどない」という否定の意味でも使うことができます。

数えられる名詞(可算名詞)には「few」を、数えられない名詞(不可算名詞)には「little」を使います。

【例文】

Few people attended the meeting.
(その会議に参加した人はほとんどいなかった)

I have little understanding of what’s going on here.
(私はここで何が起こっているのかほとんど理解していません。)

ただし、「a few」「a little」とすると、いずれも「いくつかの〜がある」という意味になり、否定的な意味合いはなくなります。使い分けに注意しましょう。

【例文】

A few people came to the party.
(数人の人がパーティーに来ました。)

There is a little sugar in my coffee.
(私のコーヒーにはいくらかの砂糖が入っています。)

rarely

「rarely」は、「〜の機会がほとんどない」「めったに〜ない」という意味で使われる表現です。

もともとは「珍しい」を意味する「rare」から来ています。

【例文】

We rarely see each other these days.
(近頃私たちはめったに顔を会わせません。)

I rarely work overtime.
(私はめったに残業をしません。)

「rarely」に似た否定を表す表現に、「hardly(ほとんど〜ない)」や「barely(ほとんんど〜ない)」「scarcely(ほとんど〜ない)」などもあります。

英語の否定文の作り方

英語の否定文の作り方

ここでは、英語の否定文の作り方を例文文とともにわかりやすく解説します。

be動詞の否定文の作り方

be動詞(am、are、is)を含む文は、be動詞のすぐ後ろに「not」を入れることで否定文になります。

  • 平叙文:I am 20 years old.(私は20歳です。)
  • 否定文:I am not(I’m not)20 years old.(私は20歳ではありません。)

be動詞の種類を問わず「be動詞 + not」で否定文を作ることができ、それぞれ次のように短縮することが可能です。

否定形 短縮形
am not I’m not
are not aren’t/You’re not
is not isn’t
was not wasn’t
were not weren’t

【例文】

I’m not a singer.
(私は歌手ではありません。)

You’re not good at cooking.
(あなたは料理が上手ではありません。)

This isn’t my pen.
(これは私のペンではありません。)

I wasn’t sick yesterday.
(私は昨日病気ではありませんでした。)

You weren’t busy yesterday.
(あなたは昨日忙しくありませんでした。)

現在進行形の場合

「主語 + be動詞 一般動詞のing形」で成り立つ現在進行形は、be動詞の否定文と同じく、be動詞の後ろに「not」を入れる方法で否定文を作ることができます。

  • 平叙文:I am studying English.(私は英語を勉強しています。)
  • 否定文:I’m not(I am not)studying English.(私は英語を勉強していません。)

一般動詞の否定文の作り方と間違えて、「I don’t studying English.」などとしないように注意しましょう。

【例文】

She isn’t coming to school today.
(今日彼女は学校に来ません。)

They aren’t working now.
(彼らは今働いていません。)

My dog isn’t sleeping right now.
(私の犬は今寝ていません。)

一般動詞の否定文の作り方

一般動詞(動作や状態を表す動詞)を含む文は、一般動詞の前に「do not」または「does not」を付けることで否定文になります。

  • 平叙文:I play the piano.(私はピアノをひきます。)
  • 否定文:I do not(don’t)play the piano.(私はピアノをひきません。)

主語が一人称(私)または二人称(あなた)の場合は「do not」を、三人称単数(私・あなた以外)の場合は「does not」を使います。

また、一般動詞の過去形の否定文の場合は、「do not」「does not」の代わりに「did not」を使います。

この際、動詞は元の形を使用する点に注意しましょう。たとえば、主語が三人称単数の場合、平叙文では「He plays the piano.」のように動詞は「plays」ですが、否定文では「He doesn’t play the piano.」と動詞は元の形「play」を使用します。

これらの否定形はそれぞれ次のように短縮することが可能です。

否定形 短縮形
do not don’t
does not doesn’t
did not didn’t

【例文】

I don’t speak Chinese.
(私は中国語を話しません。)

He doesn’t go to school.
(彼は学校に行きません。)

I didn’t go to work yesterday.
(私は昨日仕事に行きませんでした。)

助動詞の否定文の作り方

助動詞を含む文は、助動詞の後ろ(助動詞と動詞の間)に「not」を置くことで否定文になります。

  • 平叙文:I can speak several languages.(私は数カ国語話すことができます。)
  • 否定文:I can’t (cannot)speak several languages.(私は数カ国語話すことができません。)

ちなみに、助動詞とは動詞に意味をそえる働きがある語句のことで、「can(〜できる)」や「will(〜する予定だ)」「should(〜すべき)」「must(〜しなければならない)」などが助動詞にあたります。

それぞれ否定形にすると次のようになります。

否定形(省略形)
can cannot(can’t)
will will not(won’t)
should should not(shouldn’t)
must must not(mustn’t )

【例文】

She can’t eat fish.
(彼女は魚が食べられません。)

I won’t be here tomorrow.
(私は明日ここにはいません。)

You shouldn’t enter the room.
(あなたはその部屋に入るべきではありません。)

Kids mustn’t stay up late.
(子供は夜更かしをしてはいけません。)

英語の否定文のポイント

英語の否定文のポイント

ここまでで解説した、英語の否定文の作り方のポイントをおさらいします。

否定文のポイント

  • 否定形は文章内に「not」を入れる
  • be動詞の場合は「be動詞の直後」にnotをつける
  • 一般動詞の場合は「一般動詞の直前」にdo not/does notをつける
  • 助動詞の場合は「助動詞の直後」の「not」をつける
  • 「no」や「never」など否定を意味する語句を使うこともある
  • 否定文の動詞は元の形を使用する

英語では、文章に「not」を入れることで否定文を作ることができます。

be動詞を含む文の場合は「be動詞の直後」に、一般動詞を含む文の場合は「一般動詞の直前」に、助動詞の場合は「助動詞の直後」に、それぞれ「not」を置くことで否定文になります。

notの位置 例文
be動詞 be動詞の直後 I am not a student.
(私は学生ではありません。)
一般動詞 一般動詞の直前 I don’t go to school.
(私は学校に行きません。)
助動詞 助動詞の直後 I can’t speak English.
(私は英語を話すことができません。)

否定文では、動詞は「go」や「speak」など元の形を使用する点、および「don’t」や「can’t」などの省略形が使われる点にも注意しましょう。

また、上で解説した3パターンの他に、「no」や「never」「nobody」「few/little」など否定を意味する語句を使って否定文を作成することも可能です。

この場合、文法的には肯定文ですが、否定を意味する点に注意しましょう。

否定を表す語句 意味
no 〜ない I have no idea.
(私は検討もつきません。)
never ・一度も〜ない
・決して〜ない
I have never been to England.
(私はイギリスに行ったことがありません。)
neither ・どちらの…も〜でない
・AもBも〜ない
Neither of you can come.
(君たちは2人とも来ることができません。)
few/little ほとんど〜ない Few people came to the party.
(パーティーに来た人はほほとんど居ませんでした。)
rarely めったに〜しない I rarely see my parents.
(私はめったに両親に会いません。)

否定文の基礎&応用問題テスト

以下は、英語の否定文の基礎&応用問題テストです。

理解度チェックや音読練習にぜひご活用ください。

基礎問題

日本語に合うように( )内に適切な語を入れ、否定文を完成させてください。

問題1:I ( )a teacher.
(私は教師ではありません。)

am not

問題2:This ( )my laptop.
(これは私のパソコンではありません。)

isn’t (is not)

問題3:She ( )speak Spanish.
(彼女はスペイン語を話しません。)

doesn’t (does not)

問題4:They ( )attend the meeting yesterday.
(彼らは昨日会議に参加しませんでした。)

didn’t (did not)

問題5:The customer ( )satisfied with the service.
(お客さんはサービスに満足していませんでした。)

wasn’t (was not)

問題6:I have ( )what I’m supposed to do now.
(私は今何をすべきなのか検討もつきません。)

no idea

問題7:She ( )come to the party because she’s sick.
(彼女は病気のためパーティーに来ることができません。)

can’t (cannot)

問題8:You ( )enter the room without permission.
(許可なしに部屋に入ってはいけません。)

mustn’t

問題9:( )people joined the club.
(そのクラブに参加した人はほとんどいませんでした。)

Few(※A few とすると、「2〜3人がそのクラブに参加した」という肯定の意味になってしまうので注意)

問題10:I ( )buy new clothes this month.
(私は今月新しい服を買いません。)

won’t(will not)

応用問題

以下の平叙文を「否定文」にしてください。

問題1:He is good at teaching English.
(彼は英語を教えるのが上手です。)

He isn’t (is not)good at teaching English.
(彼は英語を教えるのが上手ではありません。)

問題2:I listen to the radio on my way to school.
(私は通学中にラジオを聞きます。)

I don’t (do not)listen to the radio on my way to school.
(私は通学中にラジオを聞きません。)

問題3:She likes to watch YouTube videos while taking a bath.
(彼女はお風呂に入りながらYouTubeの動画を見ることが好きです。)

She doesn’t (does not)like to watch YouTube videos while taking a bath.
(彼女はお風呂に入りながらYouTubeの動画を見ることが好きではありません。)

問題4:You can take pictures in the museum.
(あなたは、この博物館で写真を撮ることができます。)

You can’t (cannot)take pictures in the museum.
(あなたはこの博物館で写真を撮ることはできません.)

問題5:I’m watching TV right now.
(私は今テレビを見ています。)

I’m not(I am not)watching TV right now.
(私は今テレビを見ていません。)

問題6:She will start practicing the piano.
(彼女はこれからピアノの練習を始めます。)

She won’t (will not)start practicing the piano.
(彼女はこれからピアノの練習を始めません。)

問題7:You should stay home tonight.
(あなたは今夜家で過ごすべきです。)

You shouldn’t (should not)stay home tonight.
(あなたは今夜家で過ごすべきではありません。)

問題8:Tom can swim.
(トムは泳ぐことができます。)

Tom can’t (cannot)swim.
(トムは泳ぐことができません。)

問題9:We went shopping yesterday.
(私たちは昨日買い物に行きました。)

We didn’t go shopping yesterday.
(私たちは昨日買い物に行きませんでした。)

問題10:He is one of the most famous actors in Japan.
(彼は日本で最も有名な俳優の一人です。)

He isn’t (is not)one of the most famous actors in Japan.
(彼は日本で最も有名な俳優の一人ではありません。

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英語の否定文の作り方についてのまとめ

本記事では、英語の否定文の作り方について例文とともに解説しました。

否定文の作り方まとめ

  • be動詞の場合は「be動詞の直後」にnotをつける
  • 一般動詞の場合は「一般動詞の直前」にdo not/does notをつける
  • 助動詞の場合は「助動詞の直後」の「not」をつける

「not」が「〜ない」という働きをすること、また動詞の種類に合わせて「not」を正しい位置につけることさえ押さえておけば、英語の否定文の作り方は決して難しいものではありません。

ぜひこれを機に否定文の作り方を練習して、表現のバリエーションを増やしましょう。

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