SVOCとは?基本5文型を例文とともにわかりやすく解説

SVOCとは?基本5文型を例文とともにわかりやすく解説

「SVOC」とは、英語学習の土台となる基本文型の1つです。

英文法を学んでいると目にする機会が多い文法用語ですが、その意味や見分け方、文の作り方までしっかり理解しているという人は意外と少ないかもしれません。

本記事では、SVOCとその他の基本文型を、例文とともにわかりやすく解説します。
また、英文法を効率良く学ぶ方法も紹介しているので参考にしてみてください。

SVOCとは?

SVOCとは?

SVOCとは、英語の基本文型の 1つで「第5文型」と呼ばれる文型のことです。

そもそも英文は、「S」「V」「O」「C」という4つの要素で構成されており、それぞれ下記のような役割をもっています。

要素 役割
S 主語
(Subject)
動作や状態の主体 ・名詞
・代名詞
V 動詞
(Verb)
動作や状態を表す語 ・be動詞
・一般動詞
O 目的語
(Object)
動作や行為の対象となる語 ・名詞
・代名詞
C 補語
(Complement)
主語や目的語を説明する語 ・名詞
・形容詞

つまり、「SVOC」とは、「S(主語)」+「V(動詞)」+「O(目的語)」+「C(補語)」という配列で構成された文のことです。

たとえば、“He makes me happy.(彼は私を幸せにします。)”という文は、

  • 主語:He
  • 動詞:makes
  • 目的語:me
  • 補語:happy

とSVOCで構成されていることから、「SVOC(第5文型」であることがわかります。

SVOCの例文

He keeps the room clean.
(彼はその部屋をキレイに保っています。)

Everyone calls him Jessy.
(みんなは彼をジェシーと呼びます。)

They named their baby Lucy.
(彼らは赤ちゃんをルーシーと名付けました。)

She found the movie boring.
(彼女はその映画は退屈だと感じました。)

Music makes us happy.
(音楽は私たちを幸せにします。)

SVOCは、基本5文型の「第5文型」に該当する文型で、構成要素が4つになるため、第1〜第3文型と比べてやや複雑になります。

「SVOC?そもそも英語の文型がよくわからない……」とお悩みの方は、まず第1文型からおさらいして、文型の理解を深めることをおすすめします。

SVOCを含む「基本5文型」を解説!

SVOCを含む「基本5文型」を解説!

上で説明した「S」「V」「O」「C」という4つの要素は、並びの順番によって5つの型に分類することができます。

この5つの文型のことを「基本5文型」と呼び、英文法(英語の語順のルール)を理解するのに大いに役立ちます。

文型 並びの順番 例文
第1文型 「S」+「V」
主語+動詞
He cooks.
(彼は料理する)
第2文型 「S」+「V」+「C」
主語+動詞+補語
He is a cook.
(彼は料理人です。)
第3文型 「S」+「V」+「O」
主語+動詞+目的語
He cooks Italian food.
(彼はイタリア料理を調理する。)
第4文型 「S」+「V」+「O」+「O」
主語+動詞+目的語+目的語
He cooked me dinner.
(彼は私に夕飯を作った。)
第5文型 「S」+「V」+「O」+「C」
主語+動詞+目的語+補語
His Italian food makes me happy.
(彼のイタリア料理は私を幸せにする。)

以下では、それぞれの文型について順に詳しく説明していきます。

第1文型「SV」

第1文型は、「S(主語)」と「V(動詞)」のみで構成されたシンプルな文章です。

構成 「S」+「V」
日本語訳 「S」は「V」する

【例文】

He cried.
(彼は泣いた。)

She joined.
(彼女は参加した。)

We smiled.
(私たちは微笑んだ。)

第1文型は、主語と動詞のみで完結する文章なので、動詞は必ず「O(目的語)」を必要としない自動詞になります。

  • 自動詞:目的語を必要としない(単語だけで意味が成り立つ動詞)
  • 他動詞:目的語を必要とする(単語だけでは意味が成り立たない動詞)

たとえば、上の3つの例文は「〜を」にあたる目的語がなくても意味が成り立っていますので、動詞は「自動詞」です。

一方、他動詞は、「like」や「gave」のように目的語がないと意味が通らないことから、第1文型で使われることはありません。

つまり、文中で使われている動詞が自動詞であれば、「第1文型」と判断することができます。

第1文型のポイント

  • 「SV」で「SがVする」
  • 自動詞が使われる

第2文型「SVC」

第2文型は、「S(主語)」と「V(動詞)」「C(補語)」で構成された文です。

構成 「S」+「V」+「C」
日本語訳 「S」は「C」である

補語が主語を説明していることから、「S(主語)」=「C(補語)」の関係が成り立ちます。

【例文】

He is kind.
(彼は親切です。)

She looks angry.
(彼女は怒っているように見えます。)

They are my friends.
(彼らは私の友達です。)

いずれの例文も、「He」=「kind」、「She」=「angry」、「They」=「my friends」とイコールで結ぶことができます。

この特性から、第2文型で使われる動詞の種類は多くありません。主に使われるのは、be動詞や、look、sound、become、seem、taste、smellなどの一般動詞で

す。

「この文章は第2文型かな?」と迷ったら、「S」=「C」の関係になっているかをチェックするとわかりやすいでしょう。

第2文型のポイント

  • 「SVC」で「SはCである」
  • 「S(主語)」=「C(補語)」の関係が成り立つ

第3文型「SVO」

第3文型は、「S(主語)」と「V(動詞)」「O(目的語)」で構成された文で、「SがOをVする」という意味になります。

構成 「S」+「V」+「O」
日本語訳 「S」が「O」を「V」する

【例文】

I have a banana.
(私はバナナを持っています。)

She plays tennis.
(彼女はテニスをします。)

He likes the book.
(彼はこの本が好きです。)

動詞の後ろに目的語がくることから、第1文型とは対象的に動詞は「他動詞」しか使われません。

また、第2文型とは異なり、「S(主語)」と「O(目的語)」はイコールでは結べない点にも注意が必要です。

たとえば、1つ目の例文の場合、主語の「I」と目的語の「a banana」はイコールの関係ではないことから、第2文型ではなく第3文型だと判別することができます。

第3文型のポイント

  • 「SVO」で「SがOをVする」
  • 他動詞が使われる

第4文型「SVOO」

第4文型は、「S(主語)」と「V(動詞)」「O(目的語1)」「O(目的語2)」で構成される文です。

「SVO1O2」の形をとり、「SはO1にO2をする」という意味になります。Oに1・2という数字をふってあるのはわかりやすくするためで、通常の文ではいずれにも名詞や代名詞が入ります。

構成 「S」+「V」+「O1」+「O2」
日本語訳 「S」は「O1」を「O2」にする

「give O1 O2(O1にO2をあげる)」「tell O1 O2(O1にO2を伝える)」「teach O1 O2(O1にO2を教える)」といったように使います。

【例文】

She gave him a letter.
(彼女は彼に手紙をあげました。)

I teach kids music.
(私は子ども達に音楽を教えます。)

He bought me a book.
(彼は私に本を買ってくれました。)

なお、第4文型の文は、toや、forなどを使って第3文型に書き換えることができます。

たとえば、上記の例文を第3文型の文に書き換えると、それぞれ下記のようになります。いずれも文自体の意味は変わりません。

She gave a letter to me.
(彼女は彼に手紙をあげました。)

I teach music to kids.
(私は子ども達に音楽を教えます。)

He bought a book for me.
(彼は私に本を買ってくれました。)

第4文型ポイント

  • 「SVO1O2」で「SがO1をO2にする」
  • 他動詞が使われる
  • toやforを用いて第3文型に書き換えが可能

第5文型「SVOC」

第5文型は、上で説明した通り、「S(主語)」と「V(動詞)」「O(目的語)」「C(補語)」で構成される文です。

「SはOをCにVする」、「SによってOはCになる」という意味になります。

構成 「S」+「V」+「O」+「C」
日本語訳 SはOをCにVする

第5文型は、「O(目的語)」=「C(補語)」の関係になるという点において、第4文型と異なります。

【例文】

The teacher made him happy.
(先生は彼を幸せにしました。)

I left the door open.
(私はドアを空けたままにしました。)

She painted the wall pink.
(彼女は壁をピンク色に塗りました。)

ポイント

  • 「SVOC」で「SはOをCに(と)Vする」
  • 「O(目的語)」=「C(補語)」の関係が成り立つ

英文法は必要?英文法(語順のルール)を学ぶメリット

英文法は必要?英文法(語順のルール)を学ぶメリット

ここまで、SVOCを含む英語の基本5文型を解説しました。

では、英文法(語順のルール)を学ぶとどのようなメリットがあるのでしょうか?

  • 読解力が向上する
  • 正しい英語の文章を作れるようになる
  • 効率良く英語学習を進められる

読解力が向上する

英語の文章は、基本的に英文法のルールに沿って書かれているため、英文法を学ぶことで読解力が向上します。

英語は日本語と語順が大きく異なるため、英語の語順のまま文章の意味を理解するには英文法の知識が不可欠です。

たとえば、「短い文章なら読めるけど、長文になると理解できない」という悩みは、文法知識の不足が1つの原因として考えられます。

英文を素早くかつ正確に読めるようになるには、文法力を身につけることが大切です。

正しい英語の文章を作れるようになる

英文法を学ぶと、英単語をルール通りに配置して、正しい英語の文章を作れるようになります。

日本語の場合、「私は彼にペンをあげる」「彼に私はペンをあげる」「彼にペンを私はあげる」のように語順を入れ替えても、多少不自然になることはあっても、ほとんどの場合意味は通じます。

これは、日本語は「文型」ではなく「助詞」によって文が構成されているためです。

一方、英語は「文型」で文章が成り立っているため、「I gave him a pen.」という第4文型の文を「him I gave a pen」とか「gave him a pen I」のように入れ替えることはできません。

もし仮に「I」と「him」を入れ替えて「He gave me a pen.」としてしまえば、「ペンをあげた人」と「ペンをもらった人」が真逆になってしまいます。

このように、英語で正しい文章を作るには、文型の知識が不可欠です。

文型をしっかり覚えておけば、単語を正しく並べて正しく英語を書いたり話したりできるようになります。

効率良く英語学習を進められる

英文法を学ぶと、効率良く英語学習を進められるというメリットもあります。

英文法の知識を身につけておくと、英語の文章を読んだり聞いたり、自分で英文を作ったりすることができるので、実践練習を通して効率良く英語力を伸ばすことができます。

たとえば、単語帳で英単語を覚えるにしても、文法の知識があれば「この例文にこの単語が使われるのはなぜか」「なぜ語形が変化しているのか」といったことまで理解できるので、学びや気づきが多くなります。

ちなみに、英語ネイティブの子供なら、英文法を学ばなくても日常的に英語を聞いたり話したりする中で自然と正しい文法を使えるようになりますが、英語を大人になってから外国語として学ぶ私たちは、英文法をルールとして学ばないと正しい知識は身につきません。

「中学・高校で習った英文法を忘れてしまった……」「英文法に対して苦手意識がある」という方は、ぜひこれを機に英文法を基礎から学び直してみましょう。

英文法を効率良く学ぶ方法

英文法を効率良く学ぶ方法

ここでは、英文法を効率良く学ぶ方法を紹介します。

文法書で学ぶ

1つ目は、文法書を使って英文法を学ぶ方法です。

あらゆる文法事項を網羅している文法書は、英文法を効率良く学ぶのにもってこいの参考書です。

たくさんある文法書の中からどれを選んだらいいか悩むかもしれませんが、大切なのは自分のレベルに合った良書1冊に絞って最後までやり抜くことです。

以下では、おすすめの英文法参考書を2つ厳選して紹介します。

English Grammar in Use

『English Grammar in Use』は、イギリスのケンブリッジ大学出版が出版するベストセラー英文法書です。

世界中の英語学習者向けに、実践的な英文法を全編英語でわかりやすく解説してあります。

日本語訳や日本語の解説は一切収録されていないので、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれません。

しかし、英文法を英語ネイティブと同じ感覚で、日本語に訳すことなく学べるので、英文法の理解を深めることができます。

日本語では説明するのが難しいような細かなニュアンスの違いや、使い方などまでしっかり解説してあるので、英文法を徹底的に学び直したい方におすすめです。

同シリーズには「Elementary(初級)」「Intermediate(中級)」「Advanced(上級)」の3つのレベルがあるので、ぜひ自分の英語レベルに合った1冊を手に取ってみてください。

キク英文法

『キク英文法』は、語学系出版物の企画・制作・販売を手がける株式会社アルクが出版する文法書・問題集です。

大学入試に必須の英文法212項目を網羅してあり、たったの7週間で英文法をマスターすることができます。

大学入試対策には最適な教材ですが、中学〜高校レベルの基本文法を学び直したい方や、英語の基本文法を短時間で効率良く学びたい方など、年齢や学年を問わず使うことができます。

1日の学習量は、最短3分、最長でも9分に設定されているので、まとまった学習時間を確保するのが難しい方でもムリなく学習を継続できます。

オンライン英会話で学ぶ

2つ目は、オンライン英会話を利用して英文法を学ぶ方法です。

「一人だと勉強がなかなか続かない」「わからないところを講師に解説してもらいたい」などという方には、オンライン英会話の利用をおすすめします。

オンライン英会話の中には、英文法の指導を得意としているところや、英文法を重点的に学べるコースを用意しているところがあります。

こういったオンライン英会話を利用すれば、効率良く英文法を身につけることができます。

以下では、英文法を楽しく学ぶことができるおすすめのオンライン英会話を紹介します。

DMM英会話

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「DMM英会話」は、月額6,480円という低価格で、世界122カ国の講師から毎日英語を学べるオンライン英会話です。

11,927以上のレッスン教材を無料で利用することができ、自分の目的やレベルに合う教材を選んで毎日1回以上レッスンを受けることができます。

文法を学びたい方向けには、英文法の理解が深まる「文法」という教材が用意されており、初心者レベルから上級者レベルまで、さまざまな英文法を学ぶことができます。

ちなみに、この記事で解説した「SVO」や「SVC」「SVOO」などの文型に特化したレッスンも用意されています。

レッスン1からレッスン109まで順番に学ぶことはもちろん、自分が苦手にしている文法事項をピックアップして重点的に学ぶことも可能です。

DMM英会話では、2回まで無料でレッスンを体験することができます。

「オンライン英会話で文法を学ぶのってどうなんだろう?」と気になっている方は、ぜひ試してみてくださいね。

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※無料体験レッスン2回あり

Kimini英会話

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「Kimini英会話」は、教材・参考書などの制作で70年の実績をもつ「学研」が提供しているオンライン英会話です。

さまざまな学習目的やレベルごとの学習コースを用意しており、英語の基礎からしっかり学べる「総合英語コース」や文法学習に特化した「文法特訓コース」など、文法を学ぶのにぴったりなコースもあります。

文法特訓コースは、「基本5文型編」「be動詞と一般動詞編」「現在の文編」など、文法事項ごとに分かれているので、自分が苦手とする文法事項を重点的に学ぶこともできます。

Kimini英会話の料金プランには、月額6,028円で毎日1回レッスンを受けられる「スタンダードプラン」と、平日の9時〜16時のみレッスンを受講できる月額4,378円の「ウィークデイプラン」があります。

その他にも「回数プラン」や「幼児プラン」なども用意されています。

少しでも気になった方は、10日間の無料体験を利用してみてください。

Kimini英会話 公式サイト
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ワールドトーク

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「ワールドトーク」は、日本人講師から英語を学べるオンライン英会話です。

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そんなワールドトークは、以下の3つの理由から文法指導を得意としています。

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ワールドトークでは、初心者にとっては理解するのが難しい英文法の細かい部分まで、日本語でわかりやすく説明してもらえるので、初心者でもムリなく効率良く英文法を学ぶことができます。

また、日本語で質問できる環境が整っていることもおすすめのポイントです。

ワールドトークの料金プランは、「ポイント制(購入したポイントを利用してレッスンを予約するシステム)」で、月額3,300円から利用することができます。

「日本人講師から英文法を学びたい」「わからないところは日本語で質問したい」などという方におすすめのオンライン英会話です。

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SVOCについてのまとめ

この記事では、SVOCを中心に英語の基本5文型を例文とともに解説しました。

英語は日本語と語順が大きく異なるので、効率良く学習を進めていくには英文法をしっかり理解しておくことが大切です。

本記事を参考にして、ぜひ英語の基本5文型をマスターしてくださいね。