流暢な英会話・英語プレゼンに役立つ!「つなぎ言葉」を使いこなそう

流暢な英会話・英語プレゼンに役立つ!「つなぎ言葉」を使いこなそう

日常会話やスピーチ、プレゼンテーションで「つなぎ言葉」を上手く使うことができれば、話の流れを途切れさせずにすみ、聞き手に流暢な印象を与えることができます。

そこで今回は、「つなぎ言葉」の解説と、すぐに使える「つなぎ言葉」の紹介をします。ぜひ参考にして、英会話や英語でのスピーチ、プレゼンテーションに役立ててください。

「つなぎ言葉」とは

「つなぎ言葉」とは

はじめに、そもそも「つなぎ言葉」がどういう言葉なのか、解説します。

辞書に載っている言葉ではないので、厳密な定義はありませんが、この記事で解説するつなぎ言葉は、「話の間を埋めるための言葉」のことを指します。

「えっと」「あの」「さらに」「とはいえ」などの言葉を想像すると、わかりやすいでしょう。

「えっと」「あの」のように、それ自体が意味を持つわけではない言葉を「フィラー」と言います。「(穴や空いた場所を)埋める・ふさぐ」という意味の「fill(フィル)」から来ています。

また、「さらに」「とはいえ」のように、文章と文章をつなぎ、前後の文章の関係を示す役割を持つ言葉を「接続詞」と言います。

次の言葉がすぐに出てこなくても、接続詞をとりあえず口にして、これから話す内容(補足・対立・強調など)を仄めかすことで、話の間を埋めることができます。

つなぎ言葉は、この「フィラー」と「接続詞」の2種類に、大きく分けられます。

英語の「つなぎ言葉」のメリットと注意点

「つなぎ言葉」のメリットと注意点
続いて、つなぎ言葉を学ぶことで得られるメリットと、つなぎ言葉を使う際の注意点について、解説します。

メリット①:流暢でこなれた会話をすることができる

つなぎ言葉を使いこなすことができれば、英語を使い慣れている印象を相手に与えることができます。

なぜなら、つなぎ言葉で話の間を埋めたり、考える時間を確保したりすることで、沈黙の時間を減らすことができるからです。

また、つなぎ言葉の使い方は、リスニングやリーディングの勉強では身につかないものなので、「スピーキングに特に慣れている」という印象を強調することができます。

メリット②:接続詞の扱いに慣れることができる

スピーキングの際につなぎ言葉として使うことができる接続詞は、スピーキングはもちろん、リーディングやリスニングにおいても重要な役割を持つ言葉です。

接続詞の扱いが上達することは、英語能力全般の向上とイコールだと言えます。

接続詞をつなぎ言葉として頻繁に使い、扱いに慣れることで、英語能力の全体的な底上げを図ることができます。

注意!フィラーの不適切な使用は、スピーキングが拙い印象を与えることがある

ここまで紹介したように、つなぎ言葉の習得には様々なメリットがありますが、2種類のつなぎ言葉のうち、特に「フィラー」の使い方には、十分な注意が必要です。

海外の学校やインターナショナル・スクールにおける英語の授業では、フィラーをあまり使用しないよう指導しています。

フィラーを自然に使えるようになると、フィラーに依存することが多くなり、話が間延びしているような印象を聞き手に与えてしまうからです。

また、事前に話すことがある程度決まっているときや、スピーチやプレゼンテーション等をするときにフィラーを使うと、「準備不足感」が出てしまいます。

フィラーを多用しすぎたり、スピーチ・プレゼンテーションでフィラーをみだりに使用したりするのはやめましょう。

英語でよく使う「フィラー」一覧

よく使う「フィラー」一覧
つなぎ言葉について理解を深められたところで、続いて、ネイティブがよく使うフィラーをいくつか紹介します。

先述したように、フィラーの使いすぎは逆効果になる場合がありますので、フィラーは用法・用量を守って、正しく使うようにしてください。

Well

代表的なフィラーであり、様々なシチュエーションで使われます。

「speaking well(上手に話す)」のように、「良く、上手く」という意味の副詞として使われる単語ですが、フィラーとして使われる場合は、そういった意味はありません。

日本語で言うと「う〜ん」に近い使い方ができる言葉で、相手の質問・提案に対して考えている態度を示したり、気が進まないという意思表示をしたりするときに用います。

また、「では」「ところで」のように、話を仕切り直すときにも使うことができます。

Well, I think the red one is better.
う〜ん、赤いやつのほうがいいと思う。

Well… fine, you can go to the party.
う〜ん、まあ、パーティに行ってもいいよ。

Well, as I said yesterday …
さて(ところで)、昨日言ったように…

Like

「Well」と並んでよく使われるフィラーで、「まあ」「その」のように、間を埋めるために使われます。

よく使われるフィラーですが、「若者が意味もなく多用する言葉」として、いい印象を持っていない人がいるので、使いすぎには気をつけましょう。

She was, like, very angry.
彼女は、その、とても怒っていたよ。

uh huh / mhm

「uh huh」は「アハ」、「mhm」は「ンフ」のように発音します。

洋画や海外ドラマを見ているときに、耳にしたことが多いのではないでしょうか。いずれも、「うん」「そっか」のように、相槌を打つときに使うフィラーです。

A: Have you seen that movie?
あの映画見たことある?

B: Uh huh, that was exciting.
うん。面白かったよ。

You know

「知っているでしょ?」「わかるでしょ?」という意味を込めた、「ほら」という日本語と同じように使えるフィラーです。

「Well」や「Like」とは違い、「You know(あなたは知っている)」というフレーズの元の意味と、フィラーとしての意味が似ているので、覚えやすいでしょう。

I went to that restaurant, you know, the one you recommended to me.
あのレストランに行ってきたよ。ほら、あなたが前に勧めてくれたところ。

He is a bit, you know, grumpy.
彼は、ほら、少し気難しい人なんです。

You see

「You know」と似ていますが、「You know」が「わかるでしょ?」のようなニュアンスを持つのに対し、「You see」は「わかったでしょ?」のようなニュアンスを持ち、日本語の「ほらね」とほぼ同じ意味になります。

You see, speaking English is not that difficult.
ほらね、英語で話すのはそんなに難しくないでしょう。

I mean

「I mean」は、自分が言いたいことを明確にする、あるいは、強調するときに使えるフィラーです。日本語では、「というか」「つまり」と訳すことできます。

また、誤ったことを伝えてしまった際に、内容を訂正するために使うこともできます。

I mean, he’s a good boss, I’m just not sure if he’s a good father.
つまりさ、彼はいい上司ではあるんだけど、いい父親かどうかはわからないよ。

That trip was 10 years… I mean, 15 years ago.
あの旅行に行ったのは10年前……え〜、15年前のことだ。

Let’s see / Let me see 

直訳すると、「Let’s see」は「見ましょう」、「Let me see」は「見せてください」という意味ですが、フィラーとして使う場合は、「えっと」のような意味になります。

相手からの質問に答える前に、考える時間や思い出す時間を稼ぐときに使います。

A: Are you free on Saturday?
土曜日空いていますか?

B: Let me see, I’m free in the afternoon.
えっと、午後なら空いています。

英語の「つなぎ言葉」として使える接続詞・接続語一覧

「つなぎ言葉」として使える接続詞・接続語一覧
最後に、つなぎ言葉として使える「接続詞・接続語」を紹介します。

接続詞・接続語がここまでに紹介したフィラーと異なるのは、スピーキングだけでなく、ライティングにも使うことができるところです。

ぜひ、それぞれの接続詞・接続語の意味と使い方を覚えて、英語の総合力を強化してください。

Also / In addition / Furthermore

「Also / In addition / Furthermore」は、「また、さらに」などといった意味の言葉です。

「Also」は「He also likes baseball.(彼は野球も好きです)」のように使うのが日本人にとっては馴染み深い使い方ですが、「Also」を文頭に置くことで、「また」という意味の接続詞として使うことができます。

自分の意見・主張の根拠を話しているときなどに、言葉に詰まってしまったとしても、「Also / In addition / Furthermore」をとりあえず口にすれば、自分の話がまだ終わっていないことを相手に伝えることができます。

三つの言葉の意味はほとんど同じですが、少し違いもあるので以下にまとめてみました。

・「Also」:最もカジュアルで会話でよく使われる言葉
・「Furthermore」:かなりフォーマルで、フォーマルな場でのスピーチや公文書等の堅い文章で使う言葉
・「In addition」:会話でもライティングでも使える、「Also」と「Furthermore」の中間に位置づけられている表現

Also, I like to watch movies.
また、映画を見るのも好きです。

In addition, having an environmentally responsible business leads to commercial success.
さらに、環境に配慮したビジネスを行うことは、商業的な成功にもつながります。

But / Although / However

「彼は皮肉屋だが、根はいい人だ」と言いたいとき、「彼は皮肉屋だ」のところで言葉に詰まってしまったら、相手に誤解を与えてしまいます。

そういうとき、「しかし、けれども」などといった意味の「But / Although / However」をつなぎ言葉として使えば、相手に誤解されるのを防ぐことができます。

「But / Although / However」は似た意味を持つ言葉ですが、フォーマルさや文法的な用法などにそれぞれ違いがあり、そのまま入れ替えて使える言葉ではないので、注意が必要です。

Although he’s sarcastic, he’s a good man at heart.
彼は皮肉屋だが、根はいい人だ。

However, there are exceptions to it.
しかし、それには例外もあります。

For example / For instance

「For example / For instance」を日本語に訳すと、「たとえば」という意味になります。

日本語で話すとき、「たとえば……」と、とりあえず口にしてから例を考えることがあるように、「For example / For instance」もつなぎ言葉として使うことができます。

「For example」と「For instance」はほとんど同じ意味ですが、「For instance」のほうがほんの少しだけ、カジュアルな表現になります。

My memory is failing. For example, I already forgot what I ate yesterday.
記憶力が衰えている。たとえば、昨日何を食べたのか、もう忘れてしまった。

First of all, Secondly, Thirdly

「First of all, Secondly, Thirdly」は本来、理由やメリットなどを列挙するときに使う表現ですが、つなぎ言葉としても使うことができます。

つなぎ言葉として使うと、話の間を埋められるだけでなく、話のテンポをよくすることができます。

列挙の接続詞の使い方を覚えておくと、スピーチやプレゼンテーションだけでなく、ライティングをするときにも役立ちます。

Secondly, learning English opens up the world of entertainment.
第2に、英語を学ぶことで、エンターテインメントの世界が広がります。

まとめ

「つなぎ言葉」は、スピーキングに「こなれ感」を出すことができる便利な表現です。

英会話で言葉に詰まったり、適切な語彙を探すのに時間がかかったりしたときは、沈黙するのではなく、今回紹介したつなぎ言葉を使って、話の間を埋めてください。

つなぎ言葉として使える言葉には、「フィラー」と「接続詞・接続語」の2種類がありますが、フィラーの使いすぎやフォーマルな場での使用は、聞き手に稚拙な印象を与えてしまうことがあるので、使用の頻度とTPOには注意が必要です。