英語の絵本と本選びのポイントを紹介

英語の絵本と本選びのポイントを紹介

「英語の絵本で英語の勉強をして本当に効果があるの?」と疑問に感じる方や、「どの英語絵本を選んだらいいか分からない……」という方は多いでしょう。

今回は、英語学習におすすめの英語絵本を年齢別に紹介します。

幼児向け!読み聞かせにおすすめの英語絵本2選

早期の英語学習には、英語絵本の活用がおすすめです。

とはいえ、幼児は自分の力で絵本を読むことができないので、親が読み聞かせてあげるといいでしょう。

ここでは、幼児へ読み聞かせるのにおすすめの英語絵本を2冊紹介します。

おすすめ絵本1.The very hungry caterpillar / エリック・カール

こちらは、読み聞かせ本として日本で高い人気を誇る絵本『はらぺこあおむし』の原作バージョンです。

日本語版とストーリーが同じなので、『はらぺこあおむし』が大好きなお子さんなら、少し難しい英語が使われていても取っ付きやすいでしょう。

また、『はらぺこあおむし』は世界中で大人気の絵本作品なので、YouTubeで『The very hungry caterpillar』と検索すると、たくさんの読み聞かせ動画(英語)が見つかります。

インターネットさえあれば簡単に音声データを見つけて流すことができるので、「英語で子どもに読み聞かせをする自信がない…」という方でも安心です。

可愛いイラストとシンプルなストーリー展開が特徴の『はらぺこあおむし』は、小さな子どもへの読み聞かせ絵本としておすすめです。

おすすめ絵本2.おふろだーいすき! / パトリセリ・レスリー

こちらは全世界で350万部の発行数を誇る大人気絵本の『バイリンガル版』です。

主人公の赤ちゃんがお風呂を好きになる様子が描かれている『おふろだーいすき!』は、「お風呂が苦手…」という子どもの知育絵本としても役立ちます。

同じストーリーを、英語と日本語の2カ国語で楽しめるので、ある日は日本語で、そしてある日は英語で読み聞かせてあげることができますよ。

『おふろだーいすき!』の他にも、

  • ねんねのじかん
  • おしっこどこでする?

など、主人公の赤ちゃんと一緒に生活習慣について学べる同じシリーズの絵本が多数存在します。

これらの知育英語絵本を活用して、「英語学習」と「知育学習」を一緒に行ってみてはいかがですか?

本を選ぶ際のポイント

幼児に読み聞かせる英語絵本を選ぶ際に、

  • 話が長すぎないものを選ぶ
  • 音声CDが付いているものを選ぶ
  • 内容を知っている本を選ぶ

これら3つのポイントを押さえておくと安心です。

話が長すぎる絵本を選んでしまうと、子どもの集中力が途中で切れてしまう可能性があります。

できるだけ短くておもしろいストーリーのものを選んであげると、英語絵本に集中してもらえます。

また、「英語力が低いから、読み聞かせができるか不安…」という方は、音声CDが付いている英語絵本を選ぶと安心です。

読み聞かせCDを流しながら、子どもの横で絵本のページをめくってあげれば、子どもは安心して英語絵本に集中することができますよ。

付属のCDは、ネイティブの話す英語を聞くいい機会にもなりますので、ぜひCD付きの英語絵本を選んであげましょう。

小学生向け!簡単な英語絵本3選

続いて、小学生におすすめの英語絵本を3冊紹介します。

幼児と同様に読み聞かせてあげるのはもちろん、付属のCDをリスニング教材として活用したり、英語の本を読む練習に利用したりするのもいいでしょう。

子どもの英語力や学習スタイルに合わせて、英語の絵本を上手に利用してくださいね。

おすすめ絵本1.What Color is Papa Bear? / アリス・ペンゲリー

「はやく仕事を終えて、家族と会いたいな……」というパパ熊の気持ちを可愛く表現したバイリンガル絵本です。

英語絵本を利用する第一目的が英語学習だとしても、ストーリーがおもしろくなければ、すぐに飽きられてしまいます。

『What Color is Papa Bear?』は、子どもにとって身近な「家族愛」がテーマの絵本なので、小さな子どもでも取っ付きやすいでしょう。

また、日本語と英語の2カ国語で書かれているので、日本語で意味をしっかり理解しながら英語の文章に触れられるというメリットがあります。

子どもがまだ英語を読めない場合でも、バイリンガル本を自宅に置いておけば、英語に興味を持つきっかけになるかもしれません。

「日本語と英語で読める本を探している…」という方におすすめです。

おすすめ絵本2.Where’s Spot? / エリック・ヒル

お母さん犬が、息子のスポットを探し回るというストーリーの絵本です。

「ドアの後ろかな?」「タンスの中かな?」と家中を探し回る姿が描かれているので、家にある家具の名前などの身近な英単語を学べます。

文字が大きく、簡単な英語で書かれているので、英語の知識がまだあまりない子どもでも取っ付きやすいでしょう。

また、この本は仕掛け絵本になっていて、楽しく遊びながら英語に触れることができます。

おすすめ絵本3.Love You Forever / ロバート・マンチ

日本ではあまり知られていない絵本作品ですが、大人気海外ドラマ『Friends』のワンシーンで赤ちゃんに向けて朗読されたことから、海外では高い人気を得ている絵本のひとつになっています。

母親の息子に対する愛情が描かれた作品で、何度も「Love you forever」という台詞が登場します。

子育てに奮闘する大人もつい涙してしまうような、心温かいストーリーです。

子どもに読み聞かせてあげる、または子どもと一緒に読むことをおすすめします。

本を選ぶ際のポイント

小学生向けの英語絵本を選ぶ際は、

  • 子どもの英語レベルに合った本を選ぶ
  • イラストが見やすいものを選ぶ

という2つの点に注意しましょう。

一口に、小学生といっても、英語の実力は個人差が大きいので、子どもの英語力に合った絵本を選ぶことが重要です。

難しすぎる絵本を選んでしまえば、英語が嫌いになってしまうことも考えられます。

「簡単すぎるかな?」くらいのレベルから始めて、徐々にレベルを上げていくと失敗は少ないでしょう。

また、小学生の子どもには文字数が多い絵本よりも、イラスト中心の絵本を選んであげることをおすすめします。

イラスト中心に描かれた絵本であれば、分からない英単語や表現が登場しても、イラストからイメージを膨らませることができます。

学生・大人向け!英語学習におすすめの英語絵本3選

最後に、学生・大人向けにおすすめの英語絵本を紹介します。

「絵本」と聞くと、子どもが読むものというイメージがあるかもしれません。

ですが、英語絵本は英語ネイティブの子どもに向けて書かれたものですので、英語初心者には丁度いいレベルといえます。

おすすめ絵本1.Charlie and the Chocolate Factory / ロアルド・ダール

こちらの絵本は、2005年に公開された映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作本です。

映画版とは細かな違いがあるものの、大まかなストーリーは同じなので、分からない単語や表現が登場しても、ストーリーを知っているから読み進めやすいというメリットがあります。

その他の特徴としては、

  • 分かりやすい英語で書かれている
  • イラストよりテキストが多い
  • ストーリーがおもしろい

などが挙げられます。

ネイティブスピーカーの子ども向けの絵本ですが、英語学習中の大人でも充分に楽しめる1冊です。

ちなみに、この絵本の作家である「ロアルド・ダール」は『Charile and the Chocolate Factory』以外にも、たくさんのおもしろい絵本を執筆しています。

例えば、

  • The Magic Finger
  • Matilda
  • The Enormous Crocodile

などのタイトルは英語学習に最適ですので、『Charlie and the Chocolate Factory』を読んで、おもしろいと感じた方はぜひロアルド・ダールの他の絵本にも挑戦してみてくださいね!

おすすめ絵本2.Frog and Toad Are Friends / アーノルド・ローベル

表紙の絵を見て、「子どもの頃に読んだ!」と思った人は多いのではないでしょうか?

日本語のタイトルは『ふたりはともだち』で、小学校の国語の教科書に採用されています。

心温まるストーリーとイラストで、飽きることなく最後まで読み進めることができますよ。

「読み甲斐のある英語の絵本を探している」という人におすすめです。

おすすめ絵本3.The Three Billy Goats Gruff / マーシャブラウン

こちらは、大人気の絵本作品『三匹のやぎのがらがらどん』の英語版です。

とても有名な作品なので、「子どもの頃に読んだ…」という人は多いのではないでしょうか。

物語のあらすじや内容を既に知っていれば、知らない英単語が出てきても意味を推測して読み進めることができますよ。

また、絵本ではあるものの、しっかりとストーリーがあり、文字数も多いので、大人の英語学習教材としておすすめです。

英語の絵本を読むのが初めてという方は、『ふたりはともだち』や『三匹のやぎのがらがらどん』など、子どもの頃に読んだことがある有名作品を選ぶと、取っ付きやすいでしょう。

本を選ぶ際のポイント

学生や大人が英語学習に英語絵本を取り入れる場合は、

  • 自分の英語レベルに合った本を選ぶ
  • イラストが多すぎない本を選ぶ
  • 文字数が多い本を選ぶ

これら3つのポイントに注意しましょう。

イラストを楽しみながら英語に触れられるのが英語絵本のメリットですが、学生や大人の場合、イラストが中心になっている絵本を選ぶと簡単すぎてしまう可能性があります。

「せっかく英語絵本を購入したのに、3分で読み終えてしまった……」ということがないように、大人の英語学習教材としてふさわしい難易度・文字数かどうかを基準に選ぶよう心がけましょう。

文字数の多い絵本を選ぶと、しっかりと読み応えを感じられますよ!

英語絵本を使って英語を学習するメリット

英語絵本を使って英語を学習するメリット

まず、英語の絵本を使う英語学習法のメリットを紹介します。

メリットを把握することで、英語絵本を活用した英語学習に対するモチベーションを高めることができるので、しっかりと確認しておきましょう。

1.英語の語彙が増える

英語の絵本を活用すると、実際のストーリーの中で新しい英単語に触れることができるので、語彙を楽しく増やせるというメリットがあります。

特に子どもの場合は、単語帳を使って英単語を機械的に暗記することはできないので、絵本を活用した単語学習がおすすめです。

絵本なら、英語の知識がなくても、イラストから英語の意味を推測して理解することができます。

大人でも、「暗記が苦手……」という方は、英語の絵本を活用することで楽しく単語を覚えることができますよ。

2.楽しく英語に触れられる

英語絵本は、英語学習者向けに作られた学習コンテンツではないので、勉強が苦手な人でも、手軽に楽しく英語に触れることができます。

海外ドラマや映画などを活用すると楽しく英語の勉強ができるように、英語絵本も楽しく英語に触れる方法として有効的です。

ストーリーやイラストを楽しみながら、英語にたくさん触れましょう。

英語絵本が読めるアプリの活用もおすすめ!

ここまでで、英語絵本を使って英語の勉強をするメリットと、年齢別におすすめの英語絵本を紹介しました。

英語絵本は、英語に楽しく触れる方法として様々なメリットがありますが、デメリットもあります。それは、価格が高いこと。

ほとんどの英語絵本は、洋書と比べて話が短いのにもかかわらず、1冊あたりの値段は一般的な洋書とあまり変わりません。

「英語の絵本はお金が掛かりすぎる…」と感じた方には、定額で英語の絵本が読み放題になるサービスの利用がおすすめです。

そこで、次は定額の英語絵本読み放題のサービスを紹介します。

Kindle Unlimited

『Kindle Unlimited』は、Amazonが運営する月額980円で120万冊以上の洋書が読み放題になるサービスです。

洋書の中には、英語の絵本もたくさん含まれています。

タブレット端末またはスマホ端末に、Kindleアプリをダウンロードして使用することができます。

大人の英語学習の場合は、スマホ端末でも問題ありませんが、子どもに読み聞かせをしてあげたい場合は、画面の大きいタブレット端末を使うことをおすすめします。

Kindle Unlimitedを活用するメリットとしては、

  • 英語絵本を何冊読んでも月額980円
  • いつでもどこでも好きなときに読める
  • 洋書だけでなく日本語の本も読める

などが挙げられます。

登録後30日間は、無料で利用することができるので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。

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まとめ

この記事では、英語学習におすすめの英語絵本を年齢別に紹介しました。

一口に「英語絵本」と言っても、幼児向けのものから大人の英語初心者向けのものまであって、それぞれレベルが大きく異なります。

英語絵本を活用して効率よく英語の勉強をするためには、自分の英語レベルに合った絵本を選ぶことをおすすめします。

ぜひこの記事を参考に、英語絵本を活用してみてくださいね。