
近年留学先として注目を集めているフィリピン。
留学する前に、どんなメリットがあるのか、どんなことに気をつけなければならないのか知っておきたいですよね。
この記事では、フィリピン留学のメリットや具体的な費用について詳しく解説していきます。
フィリピン語学留学がおすすめの理由

費用が安い
語学留学で英語を本格的に学びたいと思ったとき、大きな壁となるのが費用面です。
たとえばアメリカは留学費用が高いことで知られており、近年の円安ドル高の影響も相まって、日本から渡航するハードルはさらに高くなっています。
アメリカへ12週間留学すると料金は約250万円ほどかかりますが、フィリピンであれば約72万円ほどで済みます。
コースによって多少のばらつきはありますが、費用面のメリットは十分に感じられるのではないでしょうか。
日本と同じアジア圏
語学留学で一番の難関が「文化の壁」だった方は多いのではないでしょうか。
一般的に、渡航時間が長ければ長いほど文化の違いは大きくなっていきます。
ですが、フィリピンは飛行機でわずか5時間の、同じアジア圏に属します。
これは留学未経験の方には大きなメリットです。
また、フィリピンの第一言語はタガログ語で、英語は第二外国語として使われています。
多くのフィリピンの人々も第二言語として英語を学んできたため、苦労や不安を共有することができるでしょう。
フィリピン留学の注意するべきところ

明確な目的を持つ
フィリピンはアジア圏でありながら英語が広く使われている環境で、初めての語学留学に最適だと感じる人も多くいます。
しかし、明確な目的がないまま留学してしまうと、思ったような成果が得られないこともあるので注意が必要です。
留学そのものよりも、帰国後にそれをどう活かすかが重要になります。
フィリピンはTOEICなどの試験対策コースやマンツーマンレッスンが充実しています。
なんとなく授業をこなすだけになってしまい、結果的に英語力があまり伸びなかった…ということになってしまったら、非常にもったいないことではないでしょうか。
「なぜフィリピンで学ぶのか」「自分は何を身につけたいのか」といった目的をはっきりさせることで、留学の質は大きく変わります。
後悔しないよう、行く前に自分の目標を明確にしておくといいかもしれません。
食文化の違い
フィリピン語学留学で多くの人が困っているのが食に関することです。
日本のように水道水をそのまま飲むことができないというのは広く知れ渡っていますが、あまり知られていないのが、料理の味付けも日本とは大きく異なるということです。
フィリピン料理は砂糖が多く使われ、全体的な味付けも濃い目となっており、日本の料理に慣れ切った人には独特な味だと感じます。
普段からエスニック料理を好んで食べる人の場合は嬉しい環境かもしれませんが、苦手な方は日本食を取り扱っているスーパーや、日本の飲食チェーン店を活用してみましょう。
安全への配慮
フィリピン留学する方が最も心配することは、治安の悪さではないでしょうか。
セブ島などの観光地はセキュリティも強化されていますが、詐欺やスリ、強盗の発生率は日本とは比べものにならず、なかでも首都のマニラは観光客を狙った軽犯罪が後を絶ちません。
とはいえ、安全なエリアに校舎を構える語学学校も数多くあるため、留学前に周辺の治安や行うべき行動について下調べをした方がよいでしょう。
フィリピン語学学校の選び方

自分の目的に合わせる
何をするのにも目的は大事になってきますが、フィリピン留学においても、自分の目的や求めるものをクリアにしてから臨むのがよいでしょう。
たとえば、「アメリカ英語を学びたい」、「映画で話されているような英語を勉強したい」といった要望を持っているのであれば、ネイティブの英語を話す講師が在籍している学校を探すのをおすすめします。
英語圏では各国特有のアクセントや多様な文法というのは、言語使用者のアイデンティティとして認識されているため、講師の方もフィリピンのアクセント・文法で授業を行います。
もしいわゆるアメリカ英語を学びたい場合は、それを考慮して学校を探した方がよいでしょう。
学習スタイルで選ぶ
フィリピンの語学学校の特徴として、「マンツーマン」と「4人程度の少人数グループ制」が挙げられます。
マンツーマンの方が自分のペースに合わせた学習ができますが、グループ制の方が様々な国籍の友人を作りやすいというメリットがあります。
これは、学校での語学学習一点に集中するか、コミュニケーションを通じて英語を学ぶかで選択が分かれるポイントになるでしょう。
もし少人数グループを選ぶ方で、いろいろな国の人と親交を深めたいという場合には、生徒の国籍内訳を尋ねてみるのもおすすめです。
スパルタコースの選択
フィリピンの語学留学を検索すると、様々な学校に「スパルタコース」というものがあります。
このコースは文字通り厳しく指導するコースとなっており、ある学校は平日の9時から夜の21時まで外出を禁止していたり、キャンパス内での母国語を禁止していたりします。
語学学習のみを目的としていて、短期間で英語を上達させたい場合はスパルタコースがおすすめできるかもしれません。
ですがスパルタコースでは学習に集中させるために厳しめの門限や規則を課しているため、考慮したうえで選択してください。
フィリピン語学学校のおすすめランキング

English Fella セブ島
料金(クラシックキャンパス、ESLコースの場合)
授業料(24週) | 約170万円 |
寮の費用(1人部屋) |
※クラシックキャンパスの他に、学習環境に特化した「スパルタキャンパス」が選択可能
この学校の1番の売りは、「講師の質」です。
大学院課程を修了している講師をリクルートし、スピーキング専任やライティング専任など、それぞれの専門分野に分かれて指導を担当しています。
さらに、生徒による講師評価を採り入れているため、講師側も身を引き締めて生徒と向き合ってくれます。
また、キャンパス内にプールが併設するなど、慣れない環境で疲れた心身を癒すための設備も整っています。
EG Academy クラーク
料金(クラシックキャンパス、ESLコースの場合)
ESLコース(24週間) | 約150万円 |
寮(1人部屋) |
この学校には、フィリピンでは珍しい欧米出身の講師が在籍しています。
ここではマンツーマンレッスンのほか、毎日エッセイの提出を義務付けており、翌日には講師からのフィードバックが手渡される仕組みになっています。
また、EG Academyにはゴルフ場が併設されており、ゴルフレッスンをプランの中に盛り込むことができるということも面白いポイントです。
SMEAG セブ島
料金(キャピタルキャンパス、ESLコースの場合)
授業料(24週) | 約175万円 |
寮(1人部屋) |
この学校はフィリピンで唯一の公認IELTSセンターとして指定されている語学学校です。
IELTSだけではなく、TOEIC、ケンブリッジ英検、TOEFLにも力を入れており、在学中に校内でテストを受験することが可能です。
そのため、講師陣も各試験対策に精通しており、指導力には期待ができます。
ビジネス英語にも力を入れており、ビジネス英語の授業を担当する講師は指導歴も長く、指導力の高い人材が採用されています。
タイプの異なる3キャンパス内で、自由に転校できるのも本校の特徴と言えるでしょう。
フィリピンの語学学校についてのまとめ
ここまで、フィリピン語学学校の選び方を解説してきました。
- 費用
- 治安
- 目的
- 選び方
語学留学は人生でそう何度も経験できることではありません。
フィリピン語学留学が持つメリットやデメリットに関する予備知識を深め、自身の渡航目的と照らし合わせながら、後悔のない学校選びをしてくださいね。