英語教材は、しっかりと情報収集をした上で、子供にあったものを選ぶことが大切です。
本記事では、ユーザー視点から人気のある子供向けの英語教材を、有料版・無料版でそれぞれから紹介します。
子供用英語教材の選び方のポイント
子供用の英語教材の選び方はとても大事です。選び方を間違えてしまうと、買っても使わなくなってしまいがちです。
必ずしも高価な教材=効果が高いというわけではありません。
子供にあった教材を選ぶことがなによりも重要です。
ここからは、効果的な英語教材の選び方のポイントを5つ紹介します。
子供が楽しめる内容か
まず一番大切なことは、子供が楽しんで続けていけそうかという点です。
子供の性格や、これまでの学習時間、年齢、好奇心の強さなどを考慮して選ぶ必要があります。
何を目標とした教育か
どのレベルにしたいのかは、子供の将来を見据えてプランニングすることが大切です。
- バイリンガルレベルにしたい
- 留学をさせて海外で活躍できるレベルにする
- 英語に慣れて、外国人と臆せず付き合える程度のレベルでよい
たくさん教材を揃えたのはいいものの、目指す目的と教材のレベルが合っていないということもよくある話です。
基礎さえしっかり身についてしまえば、子供の年齢が上がるにつれ、集中的に英語学習に時間を割くこともできます。
まずは子供たちが無理せずに継続して学習できる範囲で目標を定めましょう。
親の英語力はどれくらい必要か
英語は義務教育で習ってきたけど、英語でコミュニケーションとなるとちょっと自信がないな…。
このような親御さんは多いと思いますが、家庭での英語学習は「親子で楽しむこと」が基本です。
親の英語力は、中学レベルは必要ですが、最近では大人のやり直し英語の教材も充実しています。
教材にはさまざまな謳い文句がつけられていますが、5W1Hや、簡単な指示ができれば十分でしょう。
特に、中学レベルのやり直し英語はクオリティも高く、1週間もあれば学習できますので、これを機会に学び直しをしてみてはいかがでしょうか。
子供に教える労力がどれほどかかるか
始めのうちは、1日の学習時間は少なくすることがポイントです。1日30分くらいから始めてみましょう。
DVDやCDであれば、DVDプレーヤーやCDプレーヤーで流すだけですので手軽に始めることができます。
使い方としては、知っている歌やフレーズを、音声に合わせて真似します。
語学学習はなによりも継続が大事です。週末だけ詰め込み学習をするよりも、1日の学習時間は10分でもかまわないので毎日続けた方が効果があります。
価格は適性か
子供用教材も同じような商品がいろいろなメーカーから発売されています。
それも、安いものから高いものまでピンキリです。しかし、高ければよい教材というわけではありません。
先にも記載したように、目的にあった教材であるかどうかが大切です。
子供用の英語教材おすすめ11選
ここからは、子供におすすめの英語教材を紹介していきます。
おうち英語教材の人気商品や、楽天やAmazonなどの通販サイトのランキングで上位に入る人気商品を集めました。
サンリオイングリッシュマスター
公式サイト:https://english.sanrio.co.jp/
株式会社サンリオが提供している幼児・小学生向け本格英語教材「サンリオイングリッシュマスター」は、0~8歳の子どもを対象にしているオールイングリッシュの教材です。
教材にはお馴染みのサンリオのキャラクターも多数登場したり、動画や絵本、おもちゃを活用して楽しく英語を学ぶことができます。
英語でのコミュニケーションで大事な文法や語彙を網羅しているので、ただ楽しく英語に触れるだけではなく、英語がしっかりと身に付くように工夫されています。
教材の作成には、NHK Eテレ「えいごであそぼ」の総合指導者である「佐藤久美子」先生が監修として関わっていたり、大人気番組「シナぷしゅ」を監修している「開一夫」先生が認知科学アドバイザーとして教材作りに携わっています。
今なら「ABCお風呂シート」や「英語学習DVD」、「英語学習絵本」がついてくる無料サンプルキャンペーンも実施していますので気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
Goomies English for Kids グーミーズ
「グーミーズ」は、幼児用のDVDです。
1話が3分で構成され、1話ごとに以下の1~4の流れで進んでいきます。
- 自己紹介
- 日常会話
- 単語のレッスン
- 童謡
子供の集中力は長続きしませんが、一方で同じものを繰り返し見るのが好きなので、1話(3分間)の内容を繰り返し見せるのが効果的です。
DVDは1~3章まであって、1章には3分×10話が収録されています。すなわち1本のDVDには30話収録されているので、1日1話のペースで進めていけば1か月で終えられることになります。
幼少期からのバイリンガル教育に効果的な教材です。
Little Baby Bum 37 Kids’ Favorite Songs!
YouTube上で、シリーズ累計100億回以上も再生されている人気幼児向けコンテンツで流される歌の中から、厳選した37曲を集めた歌とアニメーションのDVDです。
日本にも馴染みの深い、「ABCの歌」「キラキラ星」「幸せなら手をたたこう」「メリーさんの羊」などを収録しています。
英語の歌に合わせて流れる3Dアニメーションは、幼児が好きな原色を使ったカラフルな映像です。
アニメには動物がたくさん登場し、キャラクターの表情や動きもコミカルでとても楽しく学べる教材です。英語の歌詞は画面に字幕で出てきます。
カラオケのように歌に合わせて字幕の色が変わるので、子供も歌詞を目で文字を追うことができます。
耳で聞くだけでなく、目からも英語のスペルを学べるので絵本を指さししながら読んであげるのと同じ効果があります。
子供を楽しませるだけでなく、親も一緒に楽しめる教材です。
Super Simple Songs(スーパー・シンプル・ソングス)
世界中の子供たちに愛され、YouTubeで合計25億回以上も再生されている人気英語ソングシリーズです。
シリーズ2巻と、動物、ハロウィン、クリスマスの曲を集めた特集DVD3巻を合わせたお得な5巻セットです。
シリーズ1巻目には、「ABCの歌」や「キラキラ星」「むすんで開いて」など、特に人気の高い15曲が収録されています。
映像は2Dのアニメーションであるため、シンプルで見やすく初めての学習にはおすすめです。
シリーズ2巻目は、歌に合わせて思わず手をたたいてしまう「しあわせなら手をたたこう」や、数字の数え方を踊りながら覚えられる「かぞえておどろう」など、身体のこと、数字の数え方、動植物の名前、など生活に密着したテーマが登場してきます。
3巻目~5巻目は動物の鳴き声、イベントに特化したテーマなど、子供の興味をより一層引く内容となっています。
幼児期から小学校高学年まで、長く使える教材です。
7+BILINGUAL(セブンプラス・バイリンガル)
この「7+BILINGUAL(セブンプラス・バイリンガル)」は子供用教材で有名な「七田式」が開発した教材です。
自宅でも効率的にバイリンガル教育ができるということで、早期教育を取り入れる家庭で人気の教材です。
主人公が世界中のさまざまな場所をまわり、個性的なキャラクター達と会話をするという内容で、親子で楽しく英語に親しむことができます。
教材は、CD14枚、CDを有効に使うためのマニュアルが4冊、英文テキスト、イラスト集、ぬりえで構成されています。
特に0歳~6歳の幼児期に学習効果が高いといわれています。
CDは家族で世界を旅している物語になっていて、映像がない分カラフルなイラスト集とぬりえで場面をイメージしやすくしてあります。
DVDではなく、音声だけで英語を聞くというのは集中して聴く力をつけられそうです。
幼児だけでなく、大人になってからの英語やり直しにもピッタリです。
アクティブ フォニックス
フォニックスとは英語の文字と発音の関係性を学ぶ学習法のことです。
英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられています。
この教材は、フォニックスの基本となる65のルールを、1日20分、30レッスンで覚えられるカリキュラムになっています。
小学校就学前からネイティブ英語を聴き取れるようになりたい!という方におすすめです。
ここからは、無料版の子供用英語教材について、おすすめの5つを紹介します。
無料版でも、使い方次第では十分な英語力をつけることができます。
ちびむすドリル
「ちびむすドリル」は、知育学習を行っているコンテンツサイトです。
幼児から小学生、中学生まで幅広教材が用意されています。
英語の教材は、小さい子供でも理解しやすいようにイラストが豊富に使われていますので、就学前でも楽しみながら英語に触れることができます。
アルファベット表、アルファベットかるた、英語ぬりえ、絵カード(動物、人体、乗り物、気持ち)、フォニックス教材など、使用されている教材の種類も豊富です。
教材を印刷する場合、印刷するサイズをA4、A3、A2、はがきから選べますので、用途に応じて使い分けることも可能です。
フォニックス教材では、音声もついていますので発音もしっかり学ぶことができます。
えいごばたけ
「えいごばたけ」では、英語カード(アルファベット、動植物、食べ物、人に関すること、数字、乗り物など)、英語パズル、ビンゴゲーム、感情表現などさまざまな種類の教材が揃っています。
カラフルなイラストで楽しみながら学習することができます。
Super Simple
「Super Simple」は歌って、踊って、学べる、楽しい英語教材!をコンセプトに、プリント、教授法、工作、音楽などさまざまなコンテンツを無料で提供しています。
特に音楽は、400以上の歌が公開されており、日本語と英語の字幕がついている上、英語の字幕はテキストとしてダウンロードが可能なので、楽しみながら英語を学ぶことができます。
すきるまドリル【無料学習プリント】
「すきるまドリル」では、小学校1年生~6年生向けの学習プリントを無料公開しています。
英語ドリルは、アルファベットの練習、英単語の練習で構成されています。
英単語は、人物、数字、動物、季節、曜日、色、くだもの、時間、野菜、体、食べ物・飲み物とバリエーションも豊富です。
シンプルで分かりやすいイラストと、罫線付きのノートがついているため、英単語を正しくきれいに書く練習をすることができます。
発音もカタカナで記載されているので、気軽に英語に触れることができます。
ドリルズ
「ドリルズ」は、年少から小学校6年生までを対象とした、無料学習プリントサイトです。
アルファベットの読み書き、クイズ形式の設問、動植物の名前、身の回りのものの名前、英語の挨拶、6年生になると必要な英文法などのプリントが提供されています。
かわいいイラストとわかりやすい解説付きですので、低学年からでもしっかり学ぶことができます。
無料の会員登録をすると、マイページでお気に入りのドリルをストックすることができます。
英語以外にも、全教科が揃っているので、小学校入学後の自主学習にも使えるサイトです。
子供に英語教育は必要?早期教育のメリット
英語教育改革により、2020年より外国語学習が本格的に導入され、小学校3年生から「外国語活動」、小学校5年生からは英語を「教科」として取り入れることになりました。
小学校の英語必修化により、幼い頃から子供に英語を学ばせるべきか悩んでいる方は多いと思います。
幼少期に無理に英語を学ばせなくても、中高生、はたまた大学生、社会人になってからでも身につくのではないかと考えている方もいるでしょう。
しかし、残念ながら言語の学習には「臨界期」という学習に適した時期というものがあり、英語に触れる時期が遅くなればなるほど、習得するのに多大な時間と労力を伴うことになってしまいます。
人間は、赤ちゃんの頃から母国語を聞き分ける能力が身についています。
年を重ね、脳や耳の機能が固まってしまうと、英語を流暢に扱うことは難しくなります。
そのため、幼児期にはとにかく英語に触れさ、英語を聞き慣らせ、「英語の耳」を作ることが重要です。
1歳前後ではまだ英語の意味を理解することはできませんが、「英語の耳」を育てれば次第に単語・文章を聴き取れるようになり、ネイティブ並みの英語力を身につけることも十分可能です。
子供用のおすすめ英語教材についてのまとめ
本記事では、子供用おすすめ教材を紹介してきました。
お子さんが気に入りそうな教材は見つかりましたでしょうか?
英語教育は、早ければ早いほど効果的です。
特に、幼いうちに耳を英語に慣れさせることは重要です。
まずは、有料版のDVDやCD教材で、英語の歌や物語で基礎的な英語耳を作っていくようにし、子供の様子を見ながら段階的にステップアップさせていきましょう。
英語を好きになってもらうためには、いろいろな場面で英語に触れさせることも重要です。
高価な教材を買っても続かなければ意味がありません。
将来お子さんが英語好きになれるように、教材も有料版や無料版を組み合わせながら楽しみながら取り組んでみてください。