格安で留学できるにも関わらず、短期間でもしっかり学習効果が出ると、日本人の間で人気が急上昇しているフィリピン留学。
フィリピンに留学する日本人が増えたことを受け、学校に日本人スタッフをおいている場合があることから、フィリピンへの留学を検討している人の中には、エージェントを使わずに自分で留学手続きを進める人もいます。
しかし、個人で手配を進めると、トラブルに巻き込まれたり、思ったような学習効果が得られなかったりすることがあります。
そこでこの記事では、エージェントなしで留学した場合に生じる問題などを交えながら、エージェントを通さずに留学すると困る理由について、具体的に解説します。
また、留学エージェント選びに失敗しないためのポイントや、おすすめの留学エージェントについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【フィリピン留学】口コミ評価の高い人気エージェント8選
ここまで、留学エージェントを通さないと困る理由や、エージェントの選び方などを紹介しましたが、留学初心者の中には、自分で優良なエージェントを見つけることは難しいという人もいると思います。
そこでここからは、評判の良い人気の留学エージェントを8つ紹介します。
School With(スクールウィズ)
料金 | ・1週間:220,000円 ・1ヶ月:423,000円 ・3ヶ月:1,177,000円 ・半年:2,184,000円 ・1年:3,875,000円 ※モデル費用 |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 ・親子留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京 ・現地オフィス:なし |
留学サポート内容 | ・カウンセリング ・留学プランの提案 ・入学手続き ・ビザ取得代行 ・現地トラブルサポート |
留学できる都市 | ・バギオ ・クラーク ・マニラ ・バコロド ・セブ ・タバオ |
無料カウンセリング | あり ※オンライン個別面談 公式LINE相談・質問 |
スクールウィズは、フィリピンだけではなく、世界各国の語学学校と提携している大手の留学エージェントです。
留学情報の掲載数は16ヵ国746都市2,746校と多く、フィリピンだけでも200校前後の学校と提携しています。
ホームページには豊富な口コミが掲載されている点が大きな特徴で、学校によっては500件近くのリアルな口コミが掲載されています。
また、世界中の語学学校と提携している特色を活かし、欧米留学と組み合わせた「2カ国留学プラン」を手配してもらうこともできるので、自分に合った学校や留学プランを見つけやすいという大きなメリットがあります。
さらに、学校倒産保証制度や最低価格保証制度など、安心して申し込みができる体制が整っているため、信頼のおける留学エージェントの一つと言えます。
Studyin(スタディーイン)
料金 | プランによって異なる ※最低価格保証 |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 ・インターン留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京・名古屋・福岡 ・現地オフィス:なし |
留学サポート内容 | ・留学手続き ・出発前オリエンテーション ・無料英会話レッスン ・留学中LINE相談 |
留学できる都市 | ・バギオ ・クラーク ・マニラ ・バコロド ・セブ ・ダバオ |
無料カウンセリング | あり ※留学説明会 / LINE相談 |
StudyIn(スタディーイン)は、年間4,500人以上の留学生から選ばれている実績のある留学エージェントです。
手数料無料で充実した留学サポートを受けられる他、留学決定から出発まで週3回のプライベート英会話レッスンも無料で利用できます。
フィリピン留学では、セブやバギオ、マニラなどの人気都市を中心に数多くの提携校があり、スクールと留学期間ごとに学費が明確に記載されているので予算に合わせたスクール選びが可能です。
初心者向けの学校や学費がリーズナブルな学校、スピーキング特化の学校など、さまざまな特徴をもつ語学学校の中から自分に合った渡航先が見つかります。
スマ留
料金 | 記載なし ※最低価格保証 |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 |
サポート | ・国内オフィス:新宿 ・大阪 ・現地オフィス:なし |
留学サポート内容 | ・留学手続き ・出発前オリエンテーション ・現地オリエンテーション ・学校とのトラブル対応サポート ・帰国後の就職 ・転職相談 |
留学できる都市 | ・セブ島 ・クラーク ・バギオ ・マニラ |
無料カウンセリング | あり ※留学カウンセリング / LINE留学相談 |
スマ留は、語学学校の空き時間や空き場所を有効活用する仕組みで、従来の最大半額で留学を叶えられる留学エージェントです。
フィリピン留学の料金プランは非公開ですが、「最低保証価格」となっているため、他の留学エージェントよりも費用を抑えてフィリピン留学を実現することができます。
セブ島やバギオ、クラークを中心に多くの提携校があり、授業料はすべての語学学校で同一価格になっているため、費用を気にせずに自分が行きたい学校を選ぶことが可能です。
留学中は365日・24時間のコールサポートでさまざまなトラブルに対応。初めての海外でも安心して留学生活を送れます。
フィリピン留学ドットコム
料金 | 記載なし |
留学方法 | ・短期留学 ・親子留学 ・小中高校生留学 ・英語教員のための留学 ・法人英語研修 |
サポート | ・国内オフィス:東京・大阪・福岡 ・現地オフィス:セブ |
留学サポート内容 | ・留学プログラムへの申込手続き ・航空券の手続き ・申し込み ・渡航前ガイドブック ・渡航前オンライン事前研修 |
留学できる都市 | ・セブ ・マニラ ・クラーク ・バギオ ・バコロド ・イロイロ ・ダバオ |
無料カウンセリング | あり ※個別留学相談 / 留学説明会 |
フィリピン留学ドットコムは、年間3,000人の送客実績を誇る、老舗の留学エージェントです。
人気のセブ島だけでなく、フィリピン全土の優良な語学学校と提携しているため、豊富な選択肢の中から自分に合った学校を紹介してもらうことができます。
さらに、カウンセラーは全員がフィリピン留学の経験者なので、的確なアドバイスや信頼できる情報を提供してもらうことが可能です。
また、留学前から手厚いサポートを受けられる点でも安心です。オンライン英会話レッスンを無料で受講できる特典や、留学先の学校が倒産した場合に学費を全て返金してくれる「学費保証制度」があるため、留学初心者でも安心して留学計画を進めることができます。
さらに、フィリピン留学と欧米留学を組み合わせた「2カ国留学」にも対応しているため、フィリピン留学後のプランについても相談しやすいというメリットがあります。
全国の主要都市で定期的に無料の説明会が行われているので、気になる人は一度参加してみてはいかがでしょうか。
CEBU21
料金 | 記載なし |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 ・2カ国留学 ・社会人留学 ・親子留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京 ・現地オフィス:クラーク |
留学サポート内容 | ・語学学校入学手続き ・現地空港出迎え手続き代行 ・留学中のメール ・LINE相談デスク ・出発前のオリエンテーション ・留学中の現地延長や内容変更サポート |
留学できる都市 | ・セブ ・クラーク ・バギオ ・バコロド ・ボラカイ |
無料カウンセリング | あり ※無料カウンセリング / LINE相談 |
CEBU21は、これまでに1万8,000人以上の人をサポートした実績を持つ、2005年創業のフィリピン留学に特化したエージェントです。
その歴史と実績から、個人だけではなく、上場企業を含めた多くの企業の団体留学手配なども行っている、信頼できる留学エージェントの一つです。
手配範囲はセブ島だけではなく、フィリピン全土の学校を紹介してもらうことができます。
また、厳選に厳選を重ねた学校のみと提携しており、90日間の留学で英語力が上がらなければ、学費を全額返金してくれる制度もあるため、学習効果が出ないことを心配する必要はありません。
さらに、カウンセラーは全て、NPO留学協会認定のプロのカウンセラーなので、安心して学校選びを任せることができます。
とにかく安心できるところへの留学をお願いしたい、という人に非常におすすめのエージェントです。
セブ島留学センター
料金 | ・1週間:170,000〜250,000円 ・1ヶ月:280,000〜460,000円 ・3ヶ月:650,000〜1,200,000円 ・6ヶ月:1,200,000〜2,200,000円 ・1年:2,200,000〜4,500,000円 |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京 ・現地オフィス:セブ |
留学サポート内容 | ・語学学校入学手続き ・ビザ申請 ・海外送金 ・無料オンライン英会話プログラム ・現地デスクによる緊急時対応 |
留学できる都市 | ・セブ ・バギオ ・クラーク ・バコロド ・イロイロ ・マニラ |
無料カウンセリング | あり ※無料個別相談 |
セブ島留学センターは、2012年の創業以来、年間1,000人の安定した送客実績を誇る留学エージェントです。
セブ島以外の学校やオンライン留学の手配も可能で、様々なプランの中から自分に最適な留学プランを選ぶことができます。
スタッフは全員海外で1年以上の滞在経験があり、学校選びだけではなく、英語学習やこれからの海外生活について相談できる点でも安心して任されます。
また、学校手続きにおける手数料は全て無料で、セブ島留学センターより費用が安いエージェントがあれば価格を合わせてくれる、「最低価格保証制度」もあるので、費用面を心配せずに申し込むことができます。
さらに、お得な割引キャンペーンが実施されることが多く、少しでも料金を抑えて留学したいという人は、選択肢に入れておきたいエージェントの一つです。
セブイングリッシュ
料金 | 記載なし |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 ・欧米圏留学のプレ留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京 ・現地オフィス:セブ |
留学サポート内容 | ・語学学校紹介 ・フィリピン留学に関するお役立ち情報 ・現地サポート |
留学できる都市 | ・バギオ ・クラーク ・マニラ ・イロイロ ・バコロド ・セブ ・ダバオ |
無料カウンセリング | あり ※無料相談 |
セブイングリッシュは、きめ細やかなサポートが評判の、セブ島に拠点をおく留学エージェントです。
現地に拠点をおいているだけあり、情報量が多いのが特徴で、各学校の授業内容や寮での食事などを紹介した動画のほか、フィリピン留学に関するお役立ち情報などが、ホームページにアップしてあり、いつでも確認することができます。
また、紹介する学校の質にはとことんこだわっており、現地在住のスタッフが頻繁に学校に足を運んで、授業や講師の質、施設の清潔さなどをチェックしています。
さらに、新設校を紹介する場合は、学校関係者と入念なミーティングをした上で紹介するという徹底ぶりです。
従って、優良な学校で確実に英語力を向上させたいという人でも、満足できる学校を紹介してもらうことができます。
フィリピン留学情報館
料金 | 記載なし |
留学方法 | ・短期留学 ・長期留学 ・大学正規留学 ・2カ国留学 |
サポート | ・国内オフィス:東京・大阪 ・現地オフィス:セブ |
留学サポート内容 | ・カウンセラーによる留学前〜帰国後サポート ・留学経験者に直接相談 ・大学進学サポート |
留学できる都市 | ・マニラ ・セブ ・バギオ ・クラーク ・イロイロ ・リゾート |
無料カウンセリング | あり ※無料カウンセリング |
フィリピン留学情報館は、2015年創業の比較的新しい会社ですが、日本国内で唯一、フィリピンの大学への進学サポートをしているエージェントです。
フィリピンの大学は、世界大学ランキングで上位に入る大学が多く、近年その学術レベルの高さが注目されています。
例えば、フィリピンの最高学府である「フィリピン大学」は、一橋大学よりもランキング上位で、高度な学問を学ぶことが可能です。
また、授業は全て英語で行われるため、大学を卒業する頃には、上級レベルの英語力が身に付いています。
このように、様々なメリットがあるフィリピンの大学ですが、学費が安い点も大きな特徴で、国立大学であれば、年間8?10万円程度しか学費がかかりません。
私立大学でも20万円程度が相場なので、費用を抑えて優秀な大学で学習することが可能です。
もちろん、大学だけではなく語学学校を紹介してもらうこともできるので、いきなり海外の大学に入学することが不安な場合は、語学学校で英語の基礎を身に付けてから大学入学を目指すプランがおすすめです。
紹介される語学学校は、スタッフが厳選した優良校のみで、現地の学生と触れ合える「大学付属校」や、資格対策に強い学校などの中から、自分に合った最適な学校を選ぶことができます。
留学スタイル別で選ぶおすすめフィリピン留学エージェント
一口にフィリピン留学といっても、目的によってさまざまな留学スタイルが存在します。
主流な留学スタイル別に、おすすめできるフィリピン留学エージェントを紹介します。
留学スタイル | おすすめのフィリピン留学エージェント |
ホームステイ | スマ留 |
語学学校留学 | スマ留 |
大学・大学院留学 | フィリピン留学情報館 |
セブ島留学 | セブイングリッシュ |
2カ国留学 | セブ島留学センター |
ホームステイ
ホームステイは、現地の家庭で生活しながら、フィリピン人の日常生活や文化に直接触れることができる留学スタイルです。
家族と日常的に英語を使いながら生活することで、英語力を自然に向上できます。
また、フィリピンの温かいホスピタリティを体感でき、現地の食文化や習慣にも触れることができるため、単なる語学留学以上の深い経験が得られます。
フィリピン留学においては、ホームステイはあまり主流ではなく、語学学校の学生寮や提携しているホテルに滞在することが一般的です。
ホームステイを希望する場合は、ホームステイを提供している語学学校を渡航先に選ぶ必要があります。
ホームステイを希望する人におすすめの留学エージェントは、スマ留です。
スマ留は、ホームステイ可能なプログラムを多く提供しており、別途料金を支払うことで滞在方法をホームステイに変更することが可能です。
語学学校留学
フィリピン留学の語学学校では、特にマンツーマンレッスンが充実しており、個別のニーズに応じた学習が可能です。
フィリピンの語学学校は、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、自分のペースで英語を学ぶことができます。
多くの学校では、スパルタ式と呼ばれる厳格な学習スケジュールが設定されており、短期間で英語力を飛躍的に向上させたい学生にとって理想的です。
語学学校留学を希望する人には、スマ留が最適です。
スマ留は、提携校が豊富で、すべての語学学校で同一のリーズナブルな料金設定となっているので、費用を気にせずに行きたい学校を選べます。
学校選びから渡航手続きまで一貫してサポートしてくれるため、安心して留学を始めることができます。
大学・大学院留学
フィリピンの大学や大学院留学は、高度な専門知識を英語で学ぶことができる点が大きな魅力です。
フィリピンの大学は、医療系、ビジネス、工学など、多彩な分野で高い評価を受けており、国際的なキャリアを目指す学生にとって理想的な学びの場となります。
また、学費が比較的低いこともフィリピン留学の魅力の一つで、経済的負担を抑えながら質の高い教育を受けることができます。
大学・大学院留学を希望する場合には、フィリピン留学情報館をおすすめします。
フィリピン留学情報館では、大学留学プログラムやフィリピン大学進学を見据えた留学プログラムなどを多数用意。
名門大学とも多く提携しており、進学に必要なサポートを手厚く提供しています。
留学準備から入学後のフォローアップまで一貫してサポートしてくれるので、フィリピン大学・大学院へ進学したいと考えている人は相談してみましょう。
セブ島留学
セブ島は、フィリピン留学の中でも特に人気のあるエリアで、美しいビーチとリゾート環境が魅力の留学先です。
セブ島留学の特徴は、リラックスした環境の中で集中して英語を学べる点にあります。
語学学校の多くはリゾート施設に併設されており、勉強の合間にビーチでリフレッシュすることが可能です。
セブ島留学を希望する方には、セブイングリッシュをおすすめします。
セブイングリッシュは、セブ島に特化した留学エージェントで、語学学校の選定から宿泊施設の手配まで、セブ島留学のトータルサポートを提供しています。
また、セブイングリッシュが提携しているセブ地域の提携校は、いずれも現地オフィスから車で3分〜1時間以内の立地にあるため、現地でトラブルに見舞われた際には迅速な対応をしてもらえます。
セブイングリッシュは、初めてのセブ島留学でも安心して任せることができるエージェントです。
2カ国留学
2カ国留学は、フィリピンで英語力を基礎からしっかりと身につけた後、オーストラリアやカナダなどの英語圏の国でさらに専門的な英語を学ぶという留学スタイルです。
短期間で英語力を大幅に向上させ、次のステップとして他の英語圏に留学する学生にとって最適な選択です。
フィリピンでの語学留学は費用が安く、集中して学べるため、2カ国目での留学をより効果的にする準備期間として非常に有効です。
2カ国留学を希望する人には、セブ島留学センターがおすすめです。
セブ島留学センターでは、フィリピン留学の後に、英語圏での再入学やワーキングホリデー、インターンシップなどに挑戦する二カ国留学プランを提供しています。
2カ国留学の準備から渡航まで、しっかりとサポートしてくれる信頼できるエージェントです。
フィリピン留学をする際にエージェントなしだと困る理由3つ
留学エージェントは、必ず利用しなくてはいけないという訳ではないので、留学を検討している人の中には、個人で手続きを進める人も大勢います。
しかし、個人で留学手続きを進めることは、簡単なことではありません。
そこでここからは、フィリピン留学をする際、エージェントなしで進めてしまうと困る理由を3つ紹介します。
自分に合った語学学校やコースの選び方が分からない
フィリピンにはかなりの数の語学学校があり、フィリピン全土で500校以上、セブ島だけでも100校以上の学校が存在します。
その中から、海外留学初心者が、自分に最適な学校を選ぶことは簡単なことではありません。
その上、中には設立したばかりで実績が十分でない学校や、経営難に陥っていて閉校寸前の学校などもあり、せっかく留学しても、思ったような結果を得られない可能性があります。
また、学校の選び方だけではなく、コースの選び方がよく分からないという人もたくさんいます。
フィリピン留学では、独自のコースを設定している学校が多く、一般英語コースやTOEICコースなどに加え、マンツーマン授業が中心のコースや、義務自習や小テストがあるスパルタ式のコースなど、様々なコースを設けています。
しかし、英語学習に慣れていない人は、どのコースをどれぐらいの期間受講すると効果があるのか分からず、コース選びの時点で挫折してしまうことがよくあります。
一方、留学エージェントを通すと、エージェントが自分の条件や英語力を考慮した上で学校やコースを選んでくれるため、学校やコース選びの際に悩むことがありません。
また、エージェントと契約している学校は、優良な学校がほとんどなので、学校選びに失敗してしまう可能性は低いと考えられます。
学校とのやり取りを全て自分でしなくてはいけない
個人で留学を手配する場合、学校に直接連絡をして手続きを進めることになりますが、フィリピンの語学学校は、韓国資本の学校が非常に多く、全ての学校に日本人スタッフがいるとは限りません。
自分の行きたい学校に日本人スタッフがいない場合は、手続きは全て英語で行うことになるので、基本的な英語の読み書きができない人だと、スムーズに進まない可能性があります。
従って、手続きを確実に進めるためにも、英語力が十分でない人は、エージェントを使う方が無難です。
また、日本人スタッフがいる場合でも、双方の思い違いなどが原因で、学校との間でトラブルが起きる可能性もあります。
留学前に学校から得た情報が、実際の状況とは異なっていたというケースもあります。
そのような場合でも、エージェントを通していると、エージェントが間に入ってトラブルを解決してくれるため、安心して留学生活を送ることができます。
信頼できる情報を手に入れることが難しい
近年、インターネットの普及により情報を簡単に手に入れることができるようになったため、個人ブログや体験談などを通して、留学に関する情報を得る人は増えています。
しかし、ブログや経験談などには、誤った情報や古い情報が混ざっている可能性があり、全てが信頼できる情報とは限りません。
その点、留学エージェントは、現地支店などを通して最新の情報を常に保持しているため、エージェントを通すことで、簡単に信頼できる情報を手に入れることができます。
また、気になることがあれば学校に直接聞いてもらうことができるので、正しい情報を得るためにも、エージェントを通して手配をする方が安心です。
留学エージェントとは?
留学エージェントとは、個人の留学に関するサポートや、渡航手続きの代行をしている民間の業者のことです。
留学斡旋業者とか留学代理店と呼ばれることもあり、学校選びのアドバイスや入学の手続き、現地での滞在先の紹介、ビザ申請の代行など、留学に関する様々な業務を行っています。
留学エージェントの種類は大きく分けて2種類あり、手配手数料が有料のエージェントと、無料のエージェントがあります。
無料のエージェントの方がお得に感じる人は多いと思いますが、手数料が有料のエージェントは、手数料を徴収する分手厚いサポートをしてくれるので、自分の状況に応じて有料にするか無料にするか考える必要があります。
なお、フィリピン留学に関しては、滞在先が寮のみであったり、ビザの事前申請が不要だったりと、手続きが簡略化されていることが多いため、ほとんどの業者が手配手数料無料で運営しています。
留学エージェント選びに失敗しないためのポイント3つ
エージェントを通すとメリットが多いフィリピン留学ですが、学校の数と同じように、エージェントの数も非常に多く、優良なエージェントばかりという訳ではありません。
また、自分のニーズに合わないエージェントを選んでしまい、希望に合う学校を紹介されなかったという人も少なくありません。
そこでここからは、エージェント選びに失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
エージェント選びのコツをしっかりと押さえ、自分に最適なエージェントを選びましょう。
エージェントが手配可能な地域や学校をよく確認する
フィリピン留学を取り扱うエージェントは、フィリピンの全ての学校と提携している訳ではありません。
フィリピン全土には500校以上という膨大な数の語学学校があり、全ての学校を視野に入れておくことは困難なので、各エージェントはそれぞれが厳選した学校のみを取り扱っています。
例えば、フィリピンの中でも人気の留学地である、セブ島にある学校を中心に手配をしているというエージェントが多いのですが、セブ以外の場所への留学を希望している人がセブ島をメインにしているエージェントに相談しても、希望に沿うような学校を紹介してもらうことはできないでしょう。
また、外国資本の学校に興味がある人が、日本資本の学校を中心に取り扱うエージェントに相談すると、納得できる学校を選べない可能性が高くなります。
従って、自分が申し込みを検討しているエージェントがどのような学校を取り扱っているのかは、必ず確認するようにしましょう。
エージェントの送客実績や運営状況を調べる
近年、フィリピン留学への注目度が上がっているため、フィリピン留学を取り扱うエージェントの数はますます増えてきています。
しかし、全てのエージェントが安心して手配を任せられるエージェントという訳ではありません。
中には突然倒産してしまうエージェントがあるのも事実です。
そこで、契約をする前に、必ずエージェントの送客実績や運営状況を調べておきましょう。
例えば、留学協会や留学サービス審査機構に加入しているかどうかや、年間の平均送客実績などを確認しておくと安心です。
また、トラブルが発生した場合は、どのように対処してくれるのかなども聞いておくことをおすすめします。
上手く答えられない場合は、運営体制が整っていない可能性があります。
カウンセラーの経験や知識をよく確認する
エージェントの質や実績と同じぐらい注意して確認しておきたいのが、留学カウンセラーの経験や知識です。
どれだけ優良なエージェントでも、カウンセラーの質が低い場合、最適な学校を紹介してもらうことはできません。
従って、担当カウンセラーが実際にフィリピンへ留学した経験があるのかどうかや、これまでに手配経験を十分積んでいるのかなどは、必ず確認するようにしましょう。
また、カウンセラーとの相性が悪いと感じた場合は、躊躇せず別のカウンセラーに変更してもらうことをおすすめします。
フィリピン留学について
フィリピン留学を検討している人に向けて、フィリピン留学の魅力や基本情報、人気の留学都市などについて紹介します。
フィリピン留学の魅力
フィリピン留学の魅力は、費用対効果の高さと英語教育の質にあります。
フィリピンは他の英語圏諸国に比べて生活費や学費が非常にリーズナブルでありながら、質の高いマンツーマン授業を受けることができる点が留学生にとって大きな魅力です。
特に、英語を母語としないフィリピン人教師も多く、第二言語としての英語教育に特化した指導が受けられるので、初心者でも安心して学べます。
また、フィリピンは日本からのアクセスが良く、気軽に短期留学や長期滞在が可能です。
さらに、フィリピン人のホスピタリティは非常に高く、温かい環境での生活を通じて、異文化交流や国際的な視野を広げることができる点も、フィリピン留学の大きな魅力となっています。
基本情報
フィリピンは東南アジアに位置する島国で、約7,000もの島々から成り立っています。
首都はマニラで、公用語はフィリピン語と英語です。
フィリピンは独特の多文化社会であり、スペインやアメリカの影響を受けた文化が融合しています。
教育面では、特に英語教育が盛んで、英語を公用語として使用する教育機関が多くあります。
気候は熱帯性で、年間を通じて温暖ですが、雨季と乾季があり、地域によって気候に差があります。
通貨はフィリピン・ペソで、生活費は日本に比べて比較的安価です。
フィリピンは観光地としても有名で、美しいビーチやリゾートが数多く存在し、留学中に観光も楽しむことができるでしょう。
また、フィリピン人は非常にフレンドリーで親日的な国民性を持っており、日本人留学生も安心して過ごせる環境が整っています。
人気の留学都市
フィリピンには多くの都市があり、都市ごとにそれぞれ異なる魅力を持っています。
特に人気があるのは、セブ、マニラ、バギオの3都市です。
セブ
セブはリゾート地として有名で、美しいビーチと温暖な気候が特徴です。
留学生活とリゾートライフを両立できるため、観光と学業を両方楽しみたい学生に人気があります。
マニラ
マニラはフィリピンの首都で、政治・経済・文化の中心地です。
多くの語学学校や教育機関が集中しており、さまざまなカリキュラムや学習スタイルを選ぶことができます。
また、都市部ならではの充実したインフラも魅力です。
バギオ
バギオは高地に位置し、年間を通じて涼しい気候が特徴です。
「フィリピンの夏の都」として知られ、学習に集中しやすい環境が整っています。
治安も良く、自然に囲まれた環境でのんびりとした留学生活を送りたい方におすすめです。
ビザと入国制限について
フィリピン留学をするにあたって必要なビザは、留学期間によって異なります。
30日以内の語学学校への短期留学の場合、「無査証滞在」に該当するため、ビザの取得なしで入国・滞在が可能です。
ただし、30日を超える滞在には観光ビザの延長手続きや、学生ビザの取得が必要になります。
また、大学や大学院、専門学校などへの正規留学の場合も、学生ビザの申請が必要です。
ビザの準備を進めるにあたっては、フィリピン共和国大使館の公式サイトで最新の情報を参考にしてください。心配な場合は、留学エージェントに相談すると安心でしょう。
コロナ禍以降、入国制限は緩和されており、2024年8月現在、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提示は不要です。
参照:在フィリピン日本国大使館
留学先にフィリピンを選ぶメリット
留学先にフィリピンを選ぶメリットを4つ紹介します。
- 留学費用を安く抑えられる
- マンツーマンで英語を学べる
- 日本から行きやすく時差が少ない
- 短期留学であればビザ取得が不要
留学費用を安く抑えられる
フィリピン留学を選ぶメリットの一つは、他の英語圏と比べて留学費用を大幅に抑えられることです。
フィリピンでは、学費や生活費などの物価が他の英語圏の国々と比べて非常に低い水準にあります。
たとえば、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの国々での留学費用と比べて、フィリピンでは同じ期間の留学費用を半額以下までに抑えられることが一般的です。
特に、語学学校の学費は非常に手頃で、1ヶ月あたりの費用が数万円から十数万円程度で収まることが多いです。
さらに、現地の物価も比較的安いため、食費や交通費、住居費などの生活費も抑えられます。
予算が限られている学生でも、フィリピンを留学先に選ぶことで質の高い英語教育を受けたり、長期留学を実現したりすることが可能になります。
マンツーマンで英語を学べる
フィリピン留学の大きな特徴の一つに、マンツーマンの英語授業がメインで提供されている点が挙げられます。
マンツーマン授業では、教師が生徒一人ひとりのレベルや学習ニーズに合わせた指導を行うため、グループレッスンとは異なり、自分のペースで学ぶことができます。
また、教師との対話が中心となるため、発音やリスニング、スピーキングスキルを短期間で集中的に向上させやすいというメリットも。
グループレッスンでは得られにくい、個別のフィードバックや質問対応も可能で、理解を深めやすいでしょう。
このように、マンツーマンレッスンを主流とする語学学校が多いフィリピンへの留学は、特に短期間で英語力を飛躍的に向上させたいと考える留学生にとって非常に魅力的です。
日本から行きやすく時差が少ない
フィリピンを留学先としておすすめする理由の一つに、日本からのアクセスの良さがあります。
フィリピンは地理的に日本に近く、フライト時間も短いことから、留学の際に移動の負担が少なくて済みます。
特に、東京や大阪などの主要都市からは、マニラやセブへの直行便が多く運航されており、4〜5時間ほどで到着するため、移動による疲労を最小限に抑えた状態で現地での生活を始めることができます。
さらに、日本とフィリピンの時差はわずか1時間しかないため、日本にいる家族や友人とのコミュニケーションが取りやすいこともメリットです。
特に、時間が限られている短期留学や社会人留学の場合、フィリピンのこのような地理的利点は大きな魅力となるでしょう。
短期留学であればビザ取得が不要
フィリピン留学では、短期留学であればビザを取得せずに渡航することができます。
具体的には、フィリピンに30日以内の滞在であれば、日本国籍のパスポートを持つ留学生はビザを取得する必要がありません。
参照:フィリピン共和国大使館
ビザ申請で必要な手続きの手間やコストが必要ないため、より気軽に留学に挑戦できます。
特に、短期的に集中して英語を学びたい人や、長期留学の前にフィリピンの環境や学校を試してみたいと考える人にとって、このビザ免除制度は非常に便利です。
さらに、30日以上の滞在を希望する場合でも、現地でのビザ延長手続きは比較的簡単で、手続きに要する時間や費用も抑えられます。
ビザ取得が不要であることは、初めての留学や留学準備に不安を感じる人にとって、フィリピンを選ぶ一つの大きな理由となるでしょう。
フィリピン留学の注意点
フィリピンに留学をするにあたって知っておきたい注意点を4つ紹介します。
- 日本と比べてインフラが不安定
- 治安は地域によって差が大きい
- 日本人留学生が多い
- 慎重に学校を選ぶ必要がある
日本と比べてインフラが不安定
フィリピン留学の際に注意すべき点として、日本と比べてインフラが不安定であることが挙げられます。
特に、電力供給やインターネット接続が不安定で、停電や通信障害が頻繁に発生することがあります。
都市部では比較的インフラが整っていますが、地方ではこれらの問題が顕著になることが多いです。
また、交通インフラも未発達で、渋滞や公共交通機関の不備が日常的に発生することも。
日本の当たり前が通用しないこともフィリピン留学の醍醐味だと考えるなど、現地での困難やトラブルも前向きに捉えて乗り越えられるといいでしょう。
治安は地域によって差が大きい
フィリピンでは、地域によって治安状況に大きな差があります。
都市部や観光地ではスリや詐欺などの軽犯罪が発生しやすいため、日常生活での注意が必要です。
留学先の学校や宿泊施設は、治安が良いとされるエリアを選び、夜間の外出や人通りの少ない場所への立ち入りは避けることが大切です。
フィリピン滞在中は、日頃から安全情報を収集し、自身の行動に気を配ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
安心してフィリピン留学を楽しめるよう、治安対策をしっかりと行いましょう。
日本人留学生が多い
フィリピンは、留学先として日本人に非常に人気が高く、多くの日本人留学生が集まっています。
そのため、留学先での過ごし方によっては、留学中に日本語を使う機会が増え、英語の学習効果が薄れてしまう可能性があります。
特に、学校や寮で日本人同士で固まってしまうと、せっかくの英語環境が活かされず、成長の機会を逃すことにもなりかねません。
留学中は、意識的に他国の留学生と交流を持ち、英語を使う環境を積極的に作ることが大切です。
また、英語学習の目的や目標を明確にし、日本人の多い環境であっても、それを克服する工夫を怠らないようにしましょう。
慎重に学校を選ぶ必要がある
フィリピンでの留学を成功させるには、学校選びが極めて重要です。
フィリピンには多数の語学学校が存在しており、学校によってカリキュラムや施設、教師の質などが大きく異なります。
一部の学校では、授業の質が期待に届かない場合もあるため、しっかりとしたリサーチが不可欠です。
特に、自分の学習目標や英語力に合ったプログラムを提供しているかどうかを確認することが大切です。
記事のまとめ
フィリピン留学をする際にエージェントなしだと困る理由や、失敗しないエージェントの選び方などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
多種多様な学校とコースがあるフィリピン留学において、個人で留学プランを立てることは簡単ではありません。
自分に最適な学校で安心して留学生活を送れるように、留学エージェントを上手く活用して手配を進めましょう。
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