英語が話せるようになるには?独学での勉強法と効率良く学ぶコツ

英語を話せるようになるには?独学での勉強法と効率良く学ぶコツ

「英語が話せるようになりたいけど、何からどのように勉強すればいいかわからない」とお悩みの方は少なくないでしょう。

英語を習得するには、正しい知識と勉強法を知った上で、学習を長く継続することが大切です。

この記事では、独学で英語が話せるようになるための心得から勉強法、効率良く英語力を伸ばすポイントまで詳しく解説します。

目次

英語が話せるようになるための基礎知識

英語を話せるようになるために、知っておきたい基本知識を2つ紹介します。

  • 英語を話せるようになるのに必要な学習時間
  • 英語の学習方法はたくさんある

英語を話せるようになるのに必要な学習時間

一般的に、英語を喋れるようになるには、2,000〜3,000時間ほどの学習時間が必要だと言われています。

日本の学校教育では、授業で合計1,000時間ほど英語を学ぶことが一般的です。つまり、大人が英語を話せるようになるには残り1,000〜2,000時間ほど英語を学ぶ必要があるということになります。

仮に毎日英語を1時間勉強すれば2年半〜5年ほど、毎日3時間勉強すれば1〜2年ほどで英語を話せるようになる計算です。

ただし、英語力は徐々に向上するものですので、数年が経たないと英語を使えるようにならないという訳ではありません。

英語の基礎力をしっかり身につければ、数ヶ月ほどで基本的な日常会話が成り立つレベルに到達することは十分に可能です。

総じて、英語が話せるようになるには一定以上の学習時間が必要であり、学習を継続することで徐々に上達するということを覚えておきましょう。

英語の学習方法はたくさんある

世の中にはたくさんの英語学習方法があり、英語を話せるようになるための方法は人それぞれ異なります。

たとえば、以下のような学習方法があります。

  • 英会話教室
  • オンライン英会話スクール
  • 自己学習教材
  • 英語での趣味・活動
  • 留学や短期滞在

海外留学をして英語を話せるようになった人もいれば、海外ドラマを見て生きた英語を学んだ人、洋楽が好きで洋楽から英語を習得した人もいます。

誰かが効果的だと思う方法が、自分にとっても効果的であるとは限らないため、自分自身の学習スタイルや目標に合った方法を見つけることが重要です。

英語を話せるようになるための心得

英語を話せるようになるための心得

英語の勉強を始めるにあたって、英語を話せるようになるために心に留めておきたいポイントを4つ紹介します。

  • 明確な目標をもつ
  • すぐに上達しなくても焦らない
  • 楽しく学べる方法を見つける
  • 「間違えたら恥ずかしい」という考えは捨てる

これらの心得は、学習のモチベーションを維持し、効果的な学習を促進するのに役立ちます。順に詳しく紹介していきます。

明確な目標をもつ

英語を話せるようになるためには、明確な目標を設定することが大切です。

ただなんとなく英語を話せるようになりたいというよりも、具体的な目標があった方が学習の方向性が明確になり、日々の学習に継続して取り組みやすくなります。

たとえば、「1年後の留学までに英語で日常会話ができるようになる」など、自分が英語を話せるようになりたい理由をもとに具体的なゴールを決めてみましょう。

明確な目標があるとないでは、英語学習に対するモチベーションに大きな差が生まれます。

勉強のやる気が出ない日でも「目標を達成したいから頑張れる」と思えるような、自分だけの目標をたててみてください。

すぐに上達しなくても焦らない

英語を話せるようになるには時間がかかるので、すぐに上達しなくても焦らないことが大切です。

英語学習は、大きなバケツに少しずつ水を注ぐように、コツコツと少しずつ努力を積み重ねることで最終的に成果が得られるものです。

英単語や英文法の知識を少しずつ覚えていくプロセスでは、進歩がわかりにくいのでくじけそうになる時期もあります。

1日や1週間、1ヶ月で大きな成果が現れることはありません。進歩を感じられない時期でも焦らずに学習を継続することが大切です。

また、英語の上達スピードには個人差があります。周りの英語学習者と比較して「自分はいつまで経っても話せるようにならない……」などと落ち込まないようにしましょう。

英語を話せるようになるためには、焦らずにコツコツと努力し、継続的な学習を心がけることが重要です。

楽しく学べる方法を見つける

英語を話せるようになりたいなら、自分が楽しく英語に触れられる方法を見つけましょう。

英語は単なる勉強科目ではなく、世界中でコミュニケーションツールとして実際に活用されているツールです。「勉強」という考えにとらわれず、より広い視野でとらえることが大切です。

自分の興味関心に合わせて英語を楽しく学ぶには、たとえば以下の方法があります。

  • 海外ドラマを英語字幕で見る
  • 洋楽の歌詞を調べる
  • 英語のYouTube動画を見る
  • 英語で書かれたブログやSNS投稿を読む
  • ゲームを英語でプレイする
筆者
筆者

筆者の場合は、海外ドラマが大好きだったので、『LOST』や『glee』『Ugly Betty』などの作品を暇さえあれば英語字幕でひたすら見ていました。今思い返すと、自然にたくさんの生きた英語に触れる良い方法だったと思います。

もちろん、これらの方法だけで完璧な英語を話せるようになることはありません。しかしながら、自分が楽しいと思える方法で英語に触れることは、自然な形で英語力を向上する助けとなります。

「間違えたら恥ずかしい」という考えは捨てる

英語を話せるようになりたいなら、「間違えたら恥ずかしい」という考えは捨てましょう。

なぜなら、間違いを恐れずに積極的に英語を話して、間違いから正しい表現や発音などを覚える方が記憶に定着しやすく、効率良く英語を習得することができるからです。

外国語を学習するプロセスの中で間違えてしまうことは当たり前であり、上級者や英語のネイティブスピーカーでさえ英語を間違えることはあります。

「間違えたら恥ずかしい」という理由で、英語を話す練習をしないのはもったいないことです。

英語を学ぶにあたっては、失敗や間違いを恐れずに積極的にチャレンジする姿勢を大切にしてみてください。

英語を話せるようになるために必要な要素

英語を話せるようになるために必要な要素

続いて、英語を話せるようになるために必要な要素(=能力)を理解しましょう。

英語を話せるようになるために必要な要素は、大きく分けて以下の5つです。

  • 文法の知識
  • 語彙力
  • リスニング力
  • 英語での積極性

順に詳しく説明していきます。

文法の知識

英語を話せるようになるためには、文法の知識が不可欠です。

なぜなら、文法は文章を作るためのルールであり、ルールを知らなければ自分の頭の中にある考えを文章にして相手に伝えることはできないからです。

ただし、英文法をただ暗記するだけでは、瞬時に文章を理解したり組み立てたりできず、実践的な英会話では役に立たない点に注意しましょう。

英語のネイティブスピーカーと問題なく会話できるレベルを目指すのであれば、中学校・高校で習う基礎文法を中心に、無意識に使いこなせるまで練習をくり返す必要があります。

具体的には、日本語で会話をする際に、「主語の次は述語……」などと文法知識についていちいち考える必要がないのと同じレベルまで、英文法を体得することを目標としましょう。

語彙力

英語を話すには、語彙力も必要不可欠な要素です。

英単語やフレーズの知識が不足していると、英語での会話についていくことができません。

一般的に、日常英会話では3,000〜4,000語ほどを覚えれば、コミュニケーションを図れるようになると言われています。

日常英会話で頻出する単語を中心に、さまざまなテーマの会話についていけるように語彙を覚えていきましょう。

なお、英単語やフレーズを覚える際は、日本語訳だけでなく、正しい発音や使い方など、実際の会話で使うための知識とセットで覚えることが大切です。

リスニング力

英語が話せるようになるには、リスニング力も必須です。

文法・語彙の知識が十分にあっても、相手が話していることを聞き取れなければ英会話は成立しません。

英語のネイティブスピーカーと問題なく会話ができるようになるには、英語の発音を正しく聞き取った後、英語を英語のまま瞬時に理解することが大切です。

普段からたくさん英語を聞き、英語に耳を慣らしましょう。

英語での積極性

基本的な英語力に加えて、英語での積極性も英語を話せるようになるために大切な要素です。

文法や語彙の知識が十分にあっても、英語でコミュニケーションを取ることに対しての積極性が不足していると、いつまで経っても英会話に慣れることができません。

英語を話せるようになるには、積極的に英語を話す環境に身を置き、英語でコミュニケーションを取ることに慣れる必要があります。

英語を学んでいる最中であっても、「間違えたら恥ずかしい」「自分の英語力に自信がない」などと考えず、積極的に英語を話すことを心がけましょう。

英語を話せるようになるための独学勉強法

英語を話せるようになるための独学勉強法

では、それぞれの能力を伸ばすためには、具体的にどのように勉強をすればいいのでしょうか?

英語を話せるようになるための独学勉強法を、要素別にそれぞれ詳しく紹介します。

要素勉強法
文法の知識・初心者は「中学英文法」を学ぶ
・英文法を英語で学ぶ
・英語で日記を書く
語彙力・単語帳1冊を覚えきる
・新しく知った単語はノートにまとめる
・学んだ語彙を実際に使ってみる
リスニング力・ポッドキャストを聴く
・英語のYouTubeを見る
・海外ドラマを見る
スピーキング力・英語で独り言を言う
・オンライン英会話を受講する
英語での積極性・言語交換アプリを利用する
・国際交流イベントに参加する

文法の知識

文法の知識向上に役立つ勉強法を3つ紹介します。

初心者は「中学英文法」を学ぶ

初心者が文法の知識を身につけたい場合、まずは中学英文法を学びましょう。

中学英文法は、英会話の軸となる基本的な英文法の構造やルールをカバーしており、リスニング力やスピーキング力の土台作りに最適な学習内容です。

中学英文法を網羅したテキストを1冊手に取り、現在形や過去形、受動態などの基本英文法をさまざまな会話で使いこなせるレベルを目指して学習しましょう。

英文法を英語で学ぶ

中学英文法を一通り学習し、基本的な文法知識が身についたら、英文法を英語で学んでみましょう。

英文法が英語で解説された参考書を使って英文法を一通り学び直すことで、英文法の概念について理解を深めたり、より自然な使い方を身につけたりできます。

英文法を英語で学ぶには、ケンブリッジ大学出版局の『English Grammar in Use』という参考書がおすすめです。

筆者
筆者

筆者は、『English Grammar in Use』を何周もくり返し学習して英文法をインプットしました。英文法を英語の説明で理解することで、日本語に訳す必要なく自然と使いこなせるレベルに到達できました。

『English Grammar in Use』では、英文法が比較的簡単な英語でわかりやすく解説されているので、「英文法の知識はあるけど、使いこなせるレベルには至っていない」という人はぜひ手に取ってみてください。

英会話に文法は必要?英文法の覚え方と勉強法、まず押さえたい基礎文法英会話に文法は必要?英文法の覚え方と勉強法、まず押さえたい基礎文法

英語で日記を書く

英語で日記を書くことも、文法知識の向上に効果的です。

その日にしたことや考えたことなどについて、英文法の知識を使って文章を組み立てる良いトレーニングになります。

頭の中にある知識をアウトプットすることで、無意識に使いこなせるレベルを目指すことができます。

筆者
筆者

筆者は英語を学んでいた時、毎日英語で数行の日記をつけていました。

英語をアウトプットする良い機会になっていたと思います。

語彙力

語彙力アップに効果的な勉強法を3つ紹介します。

単語帳1冊を覚えきる

自分の現在の英語レベルに合った単語帳を1冊購入して、すべての単語を覚えきることを目標に毎日少しずつ単語を学習しましょう。

毎日一定量の英単語を覚えていくことで、着実に語彙力を向上させることができます。

英単語は一度学習するだけでは忘れやすいので、定期的に復習することが大切です。

付箋や暗記要チェックシートなどを活用して、自分に合ったやり方で語彙の知識を増やしましょう。

日常英会話・ビジネス英語に使える英単語帳20選

新しく学んだ単語はノートにまとめる

毎日のリーディング学習やリスニング学習などで新しく学んだ英単語は、忘れないようにノートにまとめましょう。

新しく学んだ単語をノートに記録し、定期的に復習することで、単語を記憶に定着させることができます。

学んだ語彙を実際に使ってみる

新しい語彙を学んだら、日常会話やライティングの中で積極的に使うことが大切です。

語彙はただインプットするだけでなく、意識的にアウトプットすることで忘れにくくなります。

また、実践的な会話や文章で使うことで、語彙を正しい使い方や発音とセットで覚えられるというメリットもあります。

リスニング力

英会話に欠かせないリスニング力を高めるのに効果的な勉強法を3つ紹介します。

ポッドキャストを聴く

ポッドキャストを聴くことは、英語のリスニング力向上に効果的です。

ポッドキャストには、英語学習社向けの番組から英語ネイティブスピーカー向けの番組まで、さまざまな英語のコンテンツがそろっています。

興味のあるトピックやテーマの英語のコンテンツをくり返し聴くことで、リスニング力を向上させることができます。

英語学習者向けに提供されているコンテンツの中には、英語のスクリプトを入手できるものもあります。

自分のレベルや興味に合ったコンテンツを見つけて、英語のリスニング学習を習慣化しましょう。

英語のYouTubeを見る

たくさんの英語コンテンツが公開されているYouTubeは、英語のリスニング学習にぴったりです。

自分の好きなコンテンツを英語で視聴することで、英語に耳を慣らすことができます。

たとえば、お菓子作りが好きなら、海外のシェフやクリエイターのレシピ動画を英語で視聴してみましょう。

筆者
筆者

筆者の場合は、アメリカのユーチューバーのDIYやファッション、インテリアなど、自分が好きなコンテンツを英語で視聴することを習慣化していました。

自分の好きなコンテンツであれば学習を無理なく継続しやすく、結果的に効率良くリスニング力を鍛えられます。

海外ドラマを見る

ポッドキャストやYouTubeに加えて、海外ドラマを見る方法もおすすめです。

海外ドラマは日常会話が多く、実際にネイティブが話すナチュラルスピードの英語のリスニング学習に最適です。

さらに、日常会話で登場した表現やフレーズを覚えることで、会話表現も増やせます。

海外ドラマで英語学習を効率良くするやり方とは?おすすめの作品も紹介

スピーキング力

英語のスピーキング力向上に効果的な勉強法を2つ紹介します。

英語で独り言を言う

英語で独り言を言うことで、発音や英語の文章を作る力を鍛えられ、結果的にスピーキング力の向上につながります。

独り言といっても、「英語でどう話すかを考える」「英語で文章を作る」「英語を話す」というプロセスは英会話とほとんど同じです。

一人の時間に英語で話す練習をすることで、徐々に英語を話すことに慣れていくことができますよ。

筆者
筆者

筆者は家で一人の時、「What should I eat now?」や「Where is my phone?」のように英語で独り言を言って英語を喋る練習をしていました。話す内容は何でも良いので、英語で話すことを習慣化してみてください。

オンライン英会話を受講する

英語のスピーキング力を伸ばすには、オンライン英会話の受講もおすすめです。

普段英語を話すチャンスがない人でも、オンライン英会話を利用すれば、自宅にいながら毎日のように講師と英語で話す時間を作れます。

オンライン英会話レッスンで実際に英語を話すことで、これまでに学んだ語彙や文法の知識が記憶に定着しやすくなるほか、英語のリスニング力やスピーキング力、英語での積極性も同時に鍛えられます。

英語を話せるようになるには、英語を話す練習をすることが近道ですので、ぜひオンライン英会話を上手に活用してみましょう。

英語での積極性

続いて、英語での積極性を鍛える方法を2つ紹介します。

言語交換アプリを利用する

英語での積極性を鍛えるには、言語交換アプリの利用がおすすめです。

言語交換アプリとは、外国語を学んでいる人と、その外国語を母語とする人をマッチングし、お互いの言語を教え合える場を提供しているアプリのことです。

たとえば、英語を学んでいる日本人の場合、日本語を学んでいる英語のネイティブスピーカーとつながって、チャットで会話をしたり、お互いの言語について質問をし合ったりすることができます。

言語交換アプリは、英語のネイティブスピーカーとコミュニケーションを取れる絶好のチャンスであり、英語で話す積極性を鍛えるのにも効果的です。

また、言語交換アプリは文章でのチャットが一般的なので、「対面だと緊張する」「まずはチャットで英語でコミュニケーションを取る練習をしたい」という初心者の方にもおすすめできます。

筆者
筆者

筆者は外国人と交流する場として言語交換アプリを使用していました。英語の文章を添削してもらったり、お互いの国の文化について質問し合ったりと、英語を使う良い練習になりました。

国際交流イベントに参加する

英語での積極性を向上するには、国際交流イベントに参加するのも一つの手です。

国際交流イベントでは、さまざまな国出身の人と英語でコミュニケーションを取ることができます。

アジア圏やヨーロッパなど、英語を母国語としていない外国人も多く参加しているので、「ネイティブスピーカーと英語を話すのは緊張してしまう」という人でも安心です。

英語を話せるようになるには、英語が話されている場に積極的に身を置くことが大切です。

「英語を話す機会がなかなかない……」という方は、国際交流イベントに参加してみましょう。

英語力を効率良く伸ばすポイント

英語力を効率良く伸ばすポイント

英語力を効率良く伸ばすポイントを6つ紹介します。

  • 英語を日本語に訳さない
  • 次から次へと教材を購入しない
  • 一度で覚えようとせず、反復して学習する
  • 覚えた知識は積極的に使う
  • 「まだ話せないから」とアウトプットを先延ばしにしない
  • とにかく学習を継続する

英語を日本語に訳さない

英語力を効率良く伸ばすには、英語を日本語に逐一翻訳しないように心がけましょう。

英語を日本語に翻訳して理解することを癖付けてしまうと、中級〜上級レベルになっても翻訳癖が抜けず、自然でスムーズなコミュニケーションを取ることが難しくなってしまうことがあります。

たとえば、英語で聞いたことを日本語に訳して理解していると、英語のまま理解するのと比べて理解に時間がかかってしまいます。

また、英語で会話をする際、日本語で文章を作ってから英語に翻訳すると、不自然な英語の文章になってしまう恐れもあります。

英語を学ぶにあたっては、初心者のうちから英語を英語のまま理解するように癖付けておくことが大切です。

次から次へと教材を購入しない

新しい英語の教材を次から次へと購入することは、あまり効果的ではありません。

英語教材は基本的に最後までやり切ることを前提に作られているので、次から次へと教材を変えていると大した成果は得られません。

教材を1冊購入したら、モチベーションが低下しても「教材がわかりにくいから」「自分に合っていないから」などと教材のせいにせず、集中して最後まで取り組みましょう。

また、1冊を最後までやり込んだ後は、定期的に内容を復習することでさらに学習効果を高めることができます。

一度で覚えようとせず、反復して学習する

英語学習を効果的に進めるには、一度で覚えようとするのではなく、反復して学習することが重要です。

語彙や文法、発音などはくり返し学習することは、長期的に記憶に定着させるのに効果的です。

「忘れた頃に復習する」をくり返すことで、新しい知識やスキルを確実に自分のものにすることができます。

「覚えてもすぐに忘れてしまう……」と悩んでいる人は、一度ですべて覚えようとせず、数日かけて反復して学習することで、忘れてしまうリスクを軽減してみてください。

筆者
筆者

たとえば、単語帳を使って暗記する際、筆者は「知らない英単語に付箋を付けて、3回正しく覚えられたら付箋を外す」というマイルールで英単語を覚えていました。反復して学習することで、学習したことを忘れにくくなります。

覚えた知識は積極的に使う

覚えた知識を積極的に使うことも、英語学習において重要なポイントです。

知識はただ覚えるだけでなく実際に使うことで、記憶に定着し、実際に使えるスキルとして身につきます。

たとえば、新しい単語や文法を学んだら、日常会話やライティングの中で使うように意識してみましょう。

また、覚えた知識を使うことで、学習の成果を実感することができ、自信を持って英語を使えるようになるというメリットもあります。

筆者
筆者

筆者は覚えた英単語や英文法を使う方法として、X(旧:Twitter)で、覚えた英単語や英文法を使った英語の文章をつぶやくという方法を実践していました。英語学習用のSNSアカウントを作って、覚えた知識を使う場としてみるといいかもしれません。

「まだ話せないから」とアウトプットを先延ばしにしない

英語を喋れるようになりたいなら、「まだ英語を話せないから」とアウトプットの機会を先延ばしにしないようにしましょう。

英語を話せるようになるためには、英単語や文法の知識をただインプットするだけでなく、実際に英語を話す練習を通して学んだことをアウトプットすることが大切です。

初めは英語で日記を書いたり、簡単な日常会話をしたりすることから始めて、徐々に自信をつけていきましょう。

失敗を恐れずに積極的にチャレンジし、自分の間違いから学ぶことで、効率良く英語力を伸ばしていくことができます。

とにかく学習を継続する

ここまで英語力を効率良く伸ばすポイントを紹介してきましたが、最終的に最も大切なことはとにかく学習を継続することです。

どんなに優れた学習法であっても、継続できなければ英語を話せるようにはなりません。

英語力の向上は長いプロセスであり、継続が不可欠であることを理解しておきましょう。

英語学習のモチベーションを保つコツ

英語学習のモチベーションを保つコツ

英語を話せるようになるには、モチベーションを上手に保って学習を継続することが大切です。

ここでは、英語学習のモチベーションを保つコツを4つ紹介します。

  • 定期的に英語力をチェックする
  • 学習目的・ゴールを定期的に見直す
  • 目標とする理想の姿をイメージする
  • 周りの人と比べない

定期的に英語力をチェックする

英語学習に対するモチベーションを高く保つためには、定期的に自分の英語力をチェックしましょう。

定期的に英語力を確認することで、自分の成長や学習の進捗状況を客観的に把握することができます。

たとえば、オンライン上の無料英語力チェックツールを活用したり、TOEICやTOEFLなどの模擬試験を受けたりすることで簡単に英語力をチェックすることが可能です。

英語力が伸びている実感がないことから来る不安やモチベーションの低下を防ぐために、定期的に自分の現在の英語力をチェックする場を設けましょう。

学習目的・ゴールを定期的に見直す

学習目的やゴールを定期的に見直すことも、モチベーション維持に役立ちます。

英語学習は長いプロセスであり、途中で学習に対するやる気や熱意が薄れてしまうことがあります。

その際、学習目的やゴールを振り返り、「自分がなぜ英語を学んでいるのか」「英語を使えるようになることで何を達成したいのか」を再確認することが大切です。

定期的な目標の見直しやゴールの設定により、学習への意欲を高め、目指す方向を明確にすることができます。

毎月の始めや終わりなど、定期的に時間を設けて、自分の学習目的やゴールを振り返ることを心がけましょう。

目標とする理想の姿をイメージする

目標とする理想の姿をイメージすることも、モチベーションを高めるのに有効です。

自分が英語を使える理想の姿を明確にイメージすることで、その目標に向かって努力するモチベーションが湧いてきます。

また、具体的なイメージを持つことで、目標達成への道筋がより明確になり、効果的なアクションを取ることができます。

たとえば、「英語を流暢に話せるようになりたい」「海外で仕事をしたり留学したりしたい」「国際的な会議やイベントで活躍したい」など具体的な目標を設定し、それに向かって進んでいく自分をイメージします。

目標とする理想の姿をしっかりとイメージし、それに向かって努力することで、英語学習へのモチベーションを高め、目標達成に近づくことができます。

周りの人と比べない

周りの人と比べないことも、英語学習効果を最大化するために重要なポイントです。

他人と比較すると、自分の英語力が不十分だと感じたり、自分の英語学習に焦りやストレスを感じたりすることがあります。

英語学習は個々のペースで進むものであり、他人と比較して落ち込む必要はありません。

英語をペラペラ話せる人や自分とは異なる方法で英語の勉強をしている人など、他人と比較する代わりに、自己成長に集中し、自分に合った学習スタイルを確立することが大切です。

焦らずに自分のペースで学習を進め、自己成長に集中することで、より効率的に英語力を伸ばすことができます。

英語独学に関するよくある質問

英語独学に関するよくある質問

英語独学に関するよくある質問とその回答を紹介していきます。

Q.独学でも英語を話せるようになる?

はい、可能です。

独学でも英語を話せるようになることは十分に可能です。

しかし、英語を話せるようになるには1,000〜2,000時間という膨大な学習時間が必要ですから、自己学習の継続と努力が欠かせません。

本記事で紹介したように、語彙や文法のインプットに加え、積極的なアウトプットやリスニング練習、モチベーションの維持などに取り組み、目標に向かってコツコツと努力を継続すれば、必ず英語を話せるようになるでしょう。

Q.英語を話せるようになるのに留学は必要?

いいえ、必要ではありません。

海外留学は英語学習方法の一つであり、留学をしないと英語を話せるようにならないということはありません。

海外留学には、英語が実際に話されている国で生活する中で効率良く英語を習得できるといったメリットはありますが、留学をしなくても英語を話せるようになったという人もたくさんいます。

実際に、独学や英会話教室、オンライン英会話、言語交換など、留学以外にも英語の勉強方法はたくさんあります。

海外留学には費用や時間などの制約があるため、留学の実現が難しい人は自分の目標や状況に合わせて、最適な学習方法を選んでみてください。

Q.英語学習のやる気がない日はどうする?

やる気がない日は無理をせず、自分のペースで学習を進めることも大切です。

英語学習は長いプロセスのため、勉強のやる気がない日は誰にでも訪れるものです。

英語を話せるようになるためには長期的なモチベーションを保つことが大切ですから、どうしてもやる気がない日は無理をせずに休息を取ることも大切です。

もしできるのであれば、海外ドラマやYouTubeを活用して、好きなコンテンツを楽しみながら英語に触れる方法もおすすめです。

どうしても英語学習のやる気がでない場合は、休息を取ってリフレッシュすることで、また次の日から英語学習に取り組めることもあります。

Q.仕事が忙しい人が学習時間を捻出するコツは?

仕事が忙しい人が学習時間を捻出するには、いくつかのコツがあります。

  • 日々のスケジュールを見直す
  • 優先順位をつける
  • 効率的な学習方法を選ぶ
  • 英語コーチングを利用する

仕事が忙しい人は、まず日々のスケジュールを見直して、1日の中でどこで学習時間を確保できるかを考えてみましょう。通勤時間や休憩時間、寝る前の時間など、スキマ時間を有効活用するのもいいでしょう。

また、学習時間を捻出するには、他のアクティビティや娯楽を犠牲にする必要がある可能性もあります。自分の目標や価値観に合わせて、学習を優先するべきかどうか考えてみましょう。

どうしても自分一人で学習時間の捻出が難しい場合は、英会話教室や英語コーチングなど、外部のサポートを利用する方法もおすすめです。

特に英語コーチングでは、仕事が忙しい社会人が学習時間を捻出する方法について指導を受けたり、コンサルタントに英語学習を管理してもらったりできるため、忙しい社会人にぴったりです。

英語を話せるようになるための勉強法とコツについてのまとめ

独学で英語を話せるようになるための心得から勉強法、効率良く英語力を伸ばすポイントなどを解説しました。

英語の習得は、1,000〜2,000時間の学習を必要とする長いプロセスです。したがって、どんなに優れた勉強法でも続けなければ成果は得られません。

本記事を参考に、正しい知識や心得を身につけ、自分に合った勉強法を見つけて、毎日コツコツ学習を継続してみてください。