HelloTalk(ハロートーク)とは?基本機能や英語学習に役立つ使い方を解説

HelloTalk(ハロートーク)とは?基本機能や英語学習に役立つ使い方を解説

「英語を学びたいけれど、身近に英語を話す人がいない」、そんな悩みを解決してくれるのが「HelloTalk(ハロートーク)」です。

世界中の人たちとチャットや通話で気軽に交流できる言語交換アプリとして、多くの英語学習者に利用されています。

この記事では、HelloTalk(ハロートーク)の基本機能や使い方、言語交換パートナーの見つけ方などを詳しく解説します。

ムロタニハヤト

執筆者
ムロタニハヤト

2014年に英語学習を本格的に開始。学習開始からおよそ2年半でTOEIC980点・英検1級に到達。現在は試験対策から離れ、英語を実用のツールとして使い続けている。この経験をもとに、言語や学びにまつわるテーマを中心に、学習者の視点を活かした執筆を行っている。

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HelloTalk(ハロートーク)とは?

HelloTalk(ハロートーク)とは?

HelloTalk(ハロートーク)は、世界中の人たちと気軽につながりながら語学を学べるアプリです。

SNSのように交流でき、学習ツールとしての機能も豊富に備えています。

世界中の学習者と交流できる言語交換アプリ

HelloTalk(ハロートーク)は、母国語が異なるユーザー同士が互いに学び合うことのできる言語交換アプリです。

日本語を学びたい英語話者と、英語を学びたい日本人が出会えば、お互いに助け合いながら学びたい語学の学習を続けることができます。

HelloTalk(ハロートーク)は、150か国以上の言語に対応し、世界中で3,000万人以上のユーザーが登録しています。

語学学習者同士がつながるサービスのなかでも非常に規模の大きいアプリです。

チャット・通話・タイムラインで交流できる

HelloTalk(ハロートーク)では、チャット機能を使ってメッセージを送り合うのはもちろん、音声通話や録音メッセージの送受信も可能です。

加えて、「モーメンツ」と呼ばれるSNS型の掲示板があり、そこに質問や日記を投稿すれば、世界中のユーザーからコメントや添削を受けられます。

アウトプットの場として最適

英語を学びたい人にとって、HelloTalk(ハロートーク)はネイティブスピーカーと無料でやり取りできる貴重な機会を提供してくれます。

英会話スクールに通わなくても、テキストメッセージや通話を通じて実際の表現に触れられるため、スピーキングやライティングの実践練習に最適です。

また、モーメンツに英語で投稿して添削を受けることで、自分では気づきにくい文法や語彙の弱点を発見しやすくなります。

独学では不足しがちなアウトプットの場を確保できるのが、HelloTalk(ハロートーク)の最大のメリットです。

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HelloTalk(ハロートーク)の始め方

HelloTalk(ハロートーク)の始め方

HelloTalk(ハロートーク)を始めるには、まずアプリのインストールとアカウントの登録が必要です。

ここでは、アプリのダウンロードから登録、プロフィール設定までの流れを具体的に解説します。

登録方法

アプリは、iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから無料でダウンロードできます。

インストール後、アプリを開き、メールアドレスとパスワードを登録してください。

すぐに認証コードが送られてくるので、それをアプリの入力欄に入力するとアカウントが有効化されます。

続いて、氏名、生年月日、国籍、母国語の入力です。学習したい言語もここで選びます。

選択可能な言語は、無料ユーザーは1言語のみ、有料のVIP会員なら最大3言語までです。

初期設定で選んだ母国語は後から変更できないため、誤って別の言語を設定しないよう注意してください。

プロフィール設定のコツ

登録が完了したら、次はプロフィールの設定です。

プロフィールは第一印象を決める大切な要素です。

実際にやり取りを始める前に、相手はあなたのプロフィールを見て「この人と話してみたいかどうか」を判断します。

つまり、最初の段階で丁寧にプロフィールを整えておくことがパートナー探しの近道です。

プロフィールに掲載する写真ですが、必ずしも顔写真を載せる必要はありません。

しかし、笑顔の写真の方が相手に安心感を与えやすいのも確かです。

自分の写真を載せることに抵抗がある場合は、動物、風景、趣味に関する写真など何でも構いませんが、ネットで拾った画像や極端に暗い写真などは避けましょう。

HelloTalk(ハロートーク)のユーザーの多くは学習目的で真剣に交流したいと考えているため、安心感や信頼感を与えられる写真を選ぶことが大切です。

次に自己紹介文ですが、ここは単なる挨拶だけでなく、「どんな目的でこのアプリを使っているのか」を相手に伝える場でもあります。

英語学習が目的ならその目的をきちんと書いておくことが、出会い目的や勧誘、冷やかしなどを遠ざけるコツです。

たとえば、「IELTSのスコアを上げたい」「英語で日記を書く練習をしたい」など、具体的な目的を明記しておくと、真剣に語学を学びたい人からの連絡が増えるでしょう。

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HelloTalk(ハロートーク)のおもな機能と使い方

HelloTalk(ハロートーク)のおもな機能と使い方

HelloTalk(ハロートーク)には、学習者同士の交流を支えるためのさまざまな機能が用意されています。

基本となるチャットや音声通話に加え、日記のように投稿できるモーメンツ、複数人で会話できるボイスルームなど、SNSと学習ツールが組み合わさっているのが大きな特徴です。

メッセージ機能

HelloTalk(ハロートーク)のチャット画面は、LINEやInstagramのDMのように直感的に操作できます。

メッセージを送信する際には、テキストだけでなく、画像やスタンプを添えてやり取りできるのが特徴です。

メッセージ機能のなかでも、語学学習に役立つのが翻訳機能訂正機能です。

相手のメッセージを長押しすると翻訳ボタンが現れ、それをタップするだけで即座に母国語に翻訳されます。

無料会員の場合、1日10回までという制限がありますが、理解を助けるには十分でしょう。

訂正機能は、相手の文章を添削する際に使用する機能です。

相手のメッセージを長押しして表示されるメニューから「訂正(Correction)」を選び、正しい表現に書き直して送信します。

相手の画面には元の文と訂正文が並んで表示され、どの部分がどう変わったのかが一目でわかる仕組みです。

また、テキストでは表現しきれないニュアンスを伝えたいときは、マイクボタンを押して音声メッセージを送ることもできます。

HelloTalk(ハロートーク)では、この訂正機能を使ったやり取りが学習の土台になっています。

自分の英語を添削してもらうだけでなく、自分からも積極的に相手の文章を直してあげる姿勢が大切です。

そうすることで相手も自然にあなたの文を添削してくれるようになり、双方向のやり取りが生まれます。

モーメンツ(タイムライン)

HelloTalk(ハロートーク)には、「モーメンツ(Moments)」と呼ばれる投稿機能があります。

これはSNSのタイムラインに相当するもので、写真や音声、日記風の文などを投稿し、他のユーザーからコメントや添削を受けられる場です。

モーメンツに一日の出来事を英語で書いて投稿すれば、他のユーザーからコメントや添削を受けられます。

また、「この表現は正しい?」「こういうニュアンスをどう伝える?」といった質問をすれば、他のユーザーから自然な言い回しを教えてもらえることも少なくありません。

複数の人から異なる表現を提案されることもあるので、表現の幅を広げる場として有用です。

通話機能

HelloTalk(ハロートーク)には、1対1で話す音声通話と、複数人で同時に会話できるボイスルームがあります。

音声通話は完全無料で、相手の発音やイントネーションを直接聞き取り、自分の英語を試す実践の場として最適です。

ボイスルームは最大8名が参加できます。

入室しても会話に参加する義務はなく、そこで交わされる会話を聞くだけでもリスニングの練習になります。

慣れてきたら挙手ボタンをタップして、実際に会話に加わってみましょう。

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HelloTalk(ハロートーク)で言語学習パートナーを見つける方法

HelloTalk(ハロートーク)で言語学習パートナーを見つける方法

HelloTalk(ハロートーク)では、世界中のユーザーと直接つながることができます。

ここでは、検索機能やウェーブ機能を使った話しかけ方、最初のメッセージの送り方など、言語学習パートナーを見つけるのに役立つ方法を紹介します。

検索機能の使い方

HelloTalk(ハロートーク)で言語学習パートナーを探す際に役立つのが検索機能です。

検索画面では、相手の母国語、学習言語、地域、年齢などを条件で絞り込むことができます。

「英語が母国語で日本語を学んでいる人」といった指定が可能です。

相手のプロフィールを開くと、自己紹介文や趣味、学習中の言語レベルなどが確認できます。

趣味や興味の分野、学習目的などが共通している相手を選ぶと、会話のきっかけがつかみやすいです。

ウェーブ機能の使い方

HelloTalk(ハロートーク)には、相手に合図を送ることのできる「ウェーブ」という機能があります。

チャットでいきなり文章を送るのは抵抗がある場合でも、ウェーブを使えば、「こんにちは」「話しかけてもいいですか?」といったシンプルな意思表示が可能です。

ウェーブの使い方は簡単で、プロフィール画面やチャット一覧からウェーブボタンをタップするだけです。

ウェーブを受け取った相手は通知で気づき、興味があれば返信してくれます。

初めてのメッセージでの話しかけ方

初めて相手にメッセージを送るときは、短くわかりやすく、自分がどんな人で何を学びたいのかを伝えることが大切です。

挨拶、簡単な自己紹介、学習目的、相手のプロフィールや投稿への一言という流れにまとめると、相手も返信しやすくなります。

たとえば「Hi, I’m 〇〇 from Japan. I’m learning English. I saw your post about traveling. It looks interesting!」のように書けば、誰なのか、何を学びたいのか、相手にどんな関心を持ったのかが一目で伝わります。

日本語で送る場合も同じ構成を意識して、「はじめまして。日本在住の〇〇です。英語を勉強しているので、日本語の勉強を手伝いながら一緒に学べたらうれしいです。」といった具合にまとめましょう。

大切なのは、相手のプロフィールやモーメンツに反応することです。

「料理の写真がとても美味しそうでした」「英語の勉強法についての投稿が参考になりました」と具体的に書くことで、相手は「自分の情報をちゃんと見てくれている」と感じ、やり取りが続きやすくなります。

一方、避けるべきNG例もあります。

たとえば、「Hi」だけなど一言だけのメッセージだと、相手は返答に困ってしまいます。

逆に、初回から長文の自己紹介を送りつけるのも、読む側にとっては負担です。最初は2〜4文程度のシンプルなメッセージから始めるとよいでしょう。

友達ができない場合の工夫

HelloTalk(ハロートーク)を始めてしばらく経つのに、なかなか言語学習パートナーが見つからないことがあります。

そういう場合は、まずプロフィールを見直すことです。

自己紹介欄には1,000文字まで入力できるので、英語学習の目的、興味のある分野、訪れてみたい国などを具体的に詳しく書いておきましょう。

また、出会い目的ではないことを明記しておくと、異性のユーザーにとって安心です。

ほかにも、プロフィールには音声メッセージを登録できるので、これも積極的に活用することをおすすめします。

自分のレベルや本気度がよりリアルに伝わるので、返信してもらいやすくなるでしょう。

次に意識したいのは、相手の日本語の学習を手伝う姿勢を示すことです。

HelloTalk(ハロートーク)では、「教える人」と「教えられる人」という一方的な関係ではなく、お互いに学び合うことを前提に成り立っています。

相手が投稿した日本語の文章は積極的に添削してあげましょう。

その際、漢字にふりがなを添えるなど相手への配慮があると親切です。

また、モーメンツへの投稿も大切です。

モーメンツは、プロフィールでは伝わりにくいあなたの人柄や学習への姿勢を相手に見せる場になります。

たとえば、旅行の写真に簡単な英語を添えて投稿するだけでも、「いいね」やコメントがつきやすくなるものです。

そこから自然に会話が広がり、言語交換パートナーに発展するケースも少なくありません。

気になるユーザーを見つけたときは、自分から行動することも大切です。

挨拶だけのメッセージやウェーブだけでは埋もれてしまいやすいため、相手のプロフィールやモーメンツへの具体的な感想を、簡単な自己紹介を添えて送ってみましょう。

こうした一文があるだけで、「この人とは合いそうだ」と思ってもらえる確率は高くなります。

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HelloTalk(ハロートーク)の無料版と有料版(VIP)の違い

HelloTalk(ハロートーク)の無料版と有料版(VIP)の違い

HelloTalk(ハロートーク)は基本的に無料で利用できるアプリです。

チャットや音声メッセージ、ボイスルーム、モーメンツなどの基本機能は無料ユーザーもすべて使えます。

ただし、翻訳機能の回数は1日10回が上限です。

また、英語以外の言語も並行して学びたい場合でも、無料版ではプロフィールに登録できる学習言語は1つに限られます。

つまり、設定した学習言語に関してのみユーザー検索が可能で、他の言語が母国語のユーザーは検索できないということです。

そのほか、自分のプロフィールが他のユーザーに表示される回数に制限がある、1日に新しくコンタクトを取れる人数が10人まで、広告が表示されるといった制限があります。

一方、有料版(VIP)に登録すると、翻訳機能が無制限に使えるようになるうえ、学習言語に最大3言語まで追加できます。

加えて、プロフィール表示の優先度が上がるため、相手に見つけてもらいやすくなります。

1日に話しかけられる新規のユーザーも25人と増え、広告も非表示になるなど、さまざまな特典が受けられるのがVIPの特徴です。

料金翻訳機能学習言語の
登録数
プロフィール表示新規に話しかけられる人数広告表示
無料版無料1日10回1言語表示回数に制限あり1日10人まであり
有料版
(VIP)
月額1,480円
年額8,900円
無制限最大3言語優先的に表示される1日25人までなし
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※無料版あり

HelloTalk(ハロートーク)の注意点

HelloTalk(ハロートーク)の注意点

HelloTalk(ハロートーク)は便利なアプリですが、安心して利用するためにもいくつか知っておきたいポイントがあります。

ブロックされたらどうなる?

HelloTalk(ハロートーク)では、相手にブロックされたらそのユーザーにメッセージを送ることができなくなり、過去のやり取りの履歴も見られなくなります。

また、モーメンツに投稿された内容も非表示になり、事実上そのユーザーとは一切交流できなくなる仕組みです。

また、危険人物や不審な相手から身を守るためにも、自分から相手をブロックできることも知っておきましょう。

出会い目的や勧誘など言語学習以外の目的で接触してくるユーザーも存在しますので、不安を感じたらためらわずにブロックすることをおすすめします。

HelloTalkは友達にバレる?

HelloTalk(ハロートーク)を使っていることがリアルの知り合いや友達にバレる可能性は、基本的に低いと言えます。

HelloTalk(ハロートーク)の検索機能は、学習言語や地域、年齢などの条件に基づいて相手を表示する仕組みです。

偶然が重ならない限り、リアルな友達や知人が表示されることはありません。

ただし、プロフィールに詳細な個人情報を記載すると、知人に発見される可能性は当然高まります。

本名や居住地など、個人の特定につながる情報は控えることが望ましいです。

身バレを避けたい場合は、プロフィール写真も顔写真である必要はありません。

風景や趣味に関するものなど無難な写真を選びましょう。

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HelloTalk(ハロートーク)についてのまとめ

本記事では、HelloTalk(ハロートーク)の基本的な仕組みや使い方、言語交換パートナーの見つけ方、有料版と無料版の違いから注意点まで詳しく紹介しました。

基本的な機能はすべて無料で利用できるので、まずは気軽に始めてみることをおすすめします。

しばらく使ってみて、学習言語を増やしたい、翻訳をもっと使いたい、出会いの機会を広げたいと感じたときに有料版を検討すればよいでしょう。

自分に合ったスタイルでHelloTalk(ハロートーク)を取り入れ、英語学習をさらに充実させてください。