日常会話で使えたらカッコイイ!英語のことわざ24選

日常会話で使えたらカッコイイ!英語のことわざ24選

日本語に様々シチュエーションで使えることわざがあるように、英語にもたくさんのことわざが存在します。

ことわざは英語で“proverb”と言い、日本語のことわざと同じ意味を持つものから英語にしか存在しないカッコイイ・面白いことわざまで、その種類は多岐にわたります。

英語のことわざは、日常的によく使われるため、学習しておくと表現力が豊かになるというメリットがあります。そこで本記事では、日常会話で使えたらカッコイイ英語のことわざを紹介します。

「英語の表現力を高めたい」「英語や英語圏の文化などに関する知識を増やしたい」という人はぜひ参考にしてください。

目次

あのことわざは英語で?日本語にもある英語のことわざ8選

あのことわざは英語で?日本語にもある英語のことわざ8選

英語のことわざの中には、日本語のことわざと同じ意味を持つものがたくさん存在します。

ここで紹介していることわざは、すべて日本語のことわざと同じシチュエーションで使えるので、覚えておくといいでしょう。

Kill two birds with one stone:「一石二鳥」

直訳すると「一つの石で二匹の鳥を仕留める」という意味です。

日本語の「一石二鳥」と同じニュアンスで使えることわざです。「一石二鳥だね!」と伝えたい時は、“That’s like killing two birds with one stone!”と言いましょう。

When in Rome do as the Romans do:「郷に入っては郷に従え」

直訳すると、「ローマに居る時は、ローマ人のように振る舞え」となり、「新たな土地に行ったら、その土地のルールに従うべきだ」という意味のことわざです。

補足

“When in Rome”は、“When you are in Rome”を省略した表現です。

The early bird catches the worm:「早起きは三文の得」

このことわざは、直訳すると「朝早く起きる鳥は虫を得る」という意味ですが、「早起きをすると良いことがある」「早起きは三文の得」というニュアンスで使われます。

補足

“early birds”とは、朝起きるのが早い人のことで、このことわざ以外でもよく耳にするフレーズです。

There’s no time like present:「思い立ったが吉日」

こちらは、「現在に勝る時はない」「思い立ったが吉日」という意味のことわざです。

補足

この“present”は「贈り物」という意味ではなく「現在の」という意味です。

Failure teaches success:「失敗は成功のもと」

“Failure teaches success”は、直訳すると「失敗は成功を教えてくれる」という意味で、日本語の「失敗は成功のもと」と同じ意味で使われます。

A picture is worth a thousand words:「百聞は一見にしかず」

「一枚の絵は一千の言葉に値する」という意味で、日本語の「百聞は一見にしかず」と同じニュアンスで使われることわざです。

補足

“主語 is worth 〜”で、「主語は〜に値する」「主語は〜の価値がある」という意味になります。

The grass is always greener on the other side of the hill:「隣の芝生は青く見える」

こちらは「他人のものは同じものでも良く見える」という状況を表す有名なことわざです。

補足

日本語でも英語でも、良く見えるものの例えとして「芝生」が使われます。

There is no use crying over spilt milk:「覆水盆に返らず」

直訳すると「こぼしたミルクを嘆いても無駄だ」となりますが、「1度起きてしまったことは元には戻らない」という意味で使われることわざです。

英語では「こぼれた水」ではなく「こぼれたミルク」で、二度と元に戻らないことを表現しています。

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日常生活で使えるとカッコイイことわざ4選

日常生活で使えるとカッコイイことわざ4選

次に、日常生活で使えたらカッコイイことわざを厳選して紹介します。

Time heals all wounds:「時はすべての傷を癒す」

“Time heals all wounds”は、「時が解決してくれる」「時間が経てば傷は癒える」という意味のことわざです。日常会話では、代わりに“Time heals everything”と言うこともあります。

An apple a day keeps the doctor away:「1日1個 リンゴを食べていれば、医者がいらない」

こちらは、フルーツや野菜が健康に良いことを意味することわざです。

日本語の「柿が赤くなれば医者が青くなる」「ミカンが黄色くなると医者が青くなる」などといったことわざによく似ています。

補足

“Keeps 名詞 away”は、「〜を遠ざける」という意味です。

Laughter is the best medicine:「笑いは最良の薬」

“Laughter is the best medicine”は、「笑いは最良の薬」という意味の古くからあることわざです。

笑うことによって状況が良くなったり、ストレスが解消されたりすることがあることを意味しています。

Actions speak louder than words:「行動は言葉よりも雄弁だ」

“Actions speak louder than words”は、「言葉よりも行動の方が大切だ」という意味のことわざです。

「行動を見れば、その人が考えていることが分かる」という意味で使われることもあります。

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意味が分かると面白いことわざ4選

意味が分かると面白いことわざ4選

続いて、意味が分かると面白い英語のことわざを4つ紹介します。

The squeaky wheel gets the grease:「言葉にしないと分かってもらえない」

直訳すると、「きしんでいる車輪は油を差してもらえる」という意味ですが、「しっかりと自己主張すれば、欲しいものを得られる」「思っていることは口に出さなければ気づいてもらえない」というニュアンスで使われます。

日本語の「出る釘は打たれる」ということわざの真逆の意味があり、日本語にはない英語特有のことわざの一つです。

A watched pot never boils:「待つ身は長い」

直訳すると「鍋をじっと見ていてもお湯は湧かない」という意味になりますが、「何かをじっと見ていると、かえって長く感じる」という状況を、沸騰する手前の鍋に例えたことわざです。

日本語の「待つ身は長い」「あせりは禁物」などのことわざとよく似ています。

One man’s trash is another man’s treasure:「捨てる神あれば拾う神あり」

直訳すると、「ある人のゴミは、他の人の宝」という意味ですが、「人によって価値観が異なること」「モノの見方や個性は十人十色であること」を表すことわざです。

「十人十色」「捨てる神あれば拾う神あり」などといった有名なことわざを英語に翻訳するとすれば、“One man’s trash is another man’s treasure”がふさわしいでしょう。

Easy come, easy go:「悪銭身につかず」

“Easy come, easy go”は、「簡単に来るものは簡単に去ってしまう」という意味のことわざで、「苦労せずに手に入れたものは失うのも早い」というニュアンスで使われます。

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ビジネスシーンで大活躍なことわざ8選

ビジネスシーンで大活躍なことわざ8選

続いて、ビジネスシーンで使える便利なことわざを紹介します。ビジネス英語を勉強しているという人は参考にしてください。

Better late than never:「遅れてもやらないよりはマシだ」

“It’s better to be late than never.”が省略されたことわざです。

“Better late than never”は、直訳すると「やらないよりは遅れた方がまだ良い」となりますが、「遅れてしまっても、全くやらないよりはマシだ」という意味でよく使われます。

こんな場面で使おう

例えば、「50歳になった今、英語を勉強するか迷っている」「大学のレポートの提出期限を1週間も過ぎてしまい、提出するかどうか迷っている」などといったシチュエーションにおいて、“Better late than never”は最高のアドバイスと言えます。

Better safe than sorry:「備えあれば憂いなし」

“Better safe than sorry”は、「用心に越したことはない」「後悔するよりは安全策を」という意味のことわざです。この“sorry”は謝罪ではなく「後悔」を意味しています。

こんな場面で使おう

「念のため、〇〇しておいた方がいいかな?」と迷っている人を見かけたら、“Better safe than sorry.”と声をかけてあげましょう。

Practice makes perfect:「習うより慣れろ」

“Practice makes perfect”は、「習うより慣れろ」「継続は力なり」という意味を持つことわざです。

こんな場面で使おう

この“practice”は、練習ではなく「実践や習慣」を意味しているので、何かを実践することや習慣として継続することが上達・成長の秘訣だと伝えたい時に最適なことわざです。

Time is money:「時は金なり」

“Time is money”は、文字通り「時は金なり」という意味のことわざです。日常会話ではもちろん、ビジネス英会話でもよく使われます。

Don’t put all your eggs in one basket:「リスクは分散すべきだ」

直訳すると「すべての卵を一つのカゴに入れるな」となりますが、実際には「リスクは分散するべきだ」「一つのことにすべてを賭けるな」というニュアンスで使われます。

こんな場面で使おう

「失敗した時のことを考えてリスクを分散しておくべきだ」というビジネスシーンで、使いたいことわざです。

You have to learn to walk before you run:「走る前に歩くことを習え」

こちらは、「何かを習う時には、基礎から段階的に取り組むべきだ」ということを表したことわざです。日本語の「千里の道も一歩から」ということわざと同じニュアンスで使われます。

Rome wasn’t built in a day:「ローマは1日にしてならず」

直訳すると、「ローマは1日で建てられたのではない」という意味で、「急いでいてもすぐに結果は出せない」「何かを達成するには長い時間が必要だ」というニュアンスで使われます。

こんな場面で使おう

仕事のプロジェクトやタスクなどの終わりがなかなか見えない時や、時間がかかって大変な時、このことわざを使うといいでしょう。

It takes two to tango:「ケンカ両成敗」

直訳すると、「タンゴを踊るには二人必要だ」となりますが、「争いごとやケンカには、必ず両方に責任がある」という意味で使われることわざです。

日本語で言う「ケンカ両成敗」に近いニュアンスで使うことができます。

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英語のことわざを学ぶメリット

英語のことわざを学ぶメリット

ここまでで、様々なシチュエーションで使えることわざを紹介しました。そこで次に、英語のことわざを勉強するメリットについて紹介します。

高い表現力が身につく

英語のことわざを学ぶ一つ目のメリットは、表現力が豊かになることです。

例えば、“You should eat more fruit.(もっとフルーツを食べるべきです。)”と言う代わりに、“An apple a day keeps the doctor away.(1日1個リンゴを食べていれば、医者にかからない)”と伝えられるとスマートな印象を与えます。

すでに日常英会話ができるほどの英語力が身についている中級者〜上級者の場合、ことわざを学習することで、より高い英語の表現力を身につけることができます。

英語圏の文化やモノの捉え方を学べる

英語のことわざを学ぶメリットの二つ目は、英語圏の文化やモノの捉え方、考え方を学べることです。

例えば、“The squeaky wheels get the grease.(言葉にしないと分かってもらえない)”ということわざは、英語圏の文化を如実に表しています。

また、日本語と英語の両方に存在することわざでも、例えとしての用いられ方や言い回しなどは大きく異なります。

英語のことわざを学ぶことで、英単語や熟語の知識や表現力を身につけられるのと同時に、海外の文化にも触れられ視野を広げることができます。

まとめ

今回は、使えるとカッコイイ英語のことわざを24個紹介しました。

英語のことわざを知っていると、英語圏の文化やモノの捉え方を理解できたり、表現力が豊かになったりするなど、様々なメリットがあります。

「英語の表現力を高めたい!」という方は、ぜひこの記事で紹介したことわざを覚えましょう。

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