
「英語を勉強していても実際に話す相手がいない」
そんな悩みを持つ人におすすめのアプリが口コミでも評判の「HelloTalk(ハロートーク)」です。
世界中の学習者やネイティブとチャットや音声通話で気軽につながることができ、無料で質の高い英会話練習できます。
この記事では、HelloTalk(ハロートーク)の特徴や料金プラン、実際の使い方や注意点までわかりやすく解説します。

2014年に英語学習を本格的に開始。学習開始からおよそ2年半でTOEIC980点・英検1級に到達。現在は試験対策から離れ、英語を実用のツールとして使い続けている。この経験をもとに、言語や学びにまつわるテーマを中心に、学習者の視点を活かした執筆を行っている。
HelloTalk(ハロートーク)の特徴

HelloTalk(ハロートーク)は、180以上の言語に対応し、世界中の学習者とネイティブスピーカーがつながれる言語交換アプリです。
テキストチャットや音声メッセージ、音声通話に加え、SNSのタイムラインのような「モーメンツ」と呼ばれる投稿機能を備えており、日常のやり取りを通して自然に表現を身につけられるようになっています。
また、翻訳機能や相互訂正機能を備え、初心者でも気軽に参加できるのが特徴です。
対象年齢 | 13歳以上 |
学習環境 | スマートフォン・タブレット用アプリ(iOS/Android) |
学習時間 | 無制限 |
支払方法 | ・クレジットカード ・アプリ内課金 |
カテゴリ | 多機能語学SNSアプリ ※言語交換・チャット・添削・音声通話など |
講師の数 | 公表なし |
講師の国籍 | 多国籍 |
多様なコミュニケーション手段
HelloTalk(ハロートーク)では、通常のチャットアプリのようにテキストでやり取りできます。
送信前に翻訳ボタンで意味を確認したり、相手の文章をタップして翻訳したりできるため、初心者でも理解に支障なく会話を進められる設計です。
また、録音ボタンを押して音声メッセージを送れば、相手に自分の発音を聞いてもらうことができ、発音のフィードバックをもらうこともできます。
リアルタイムで会話したいときは、無料の音声通話機能を使って、電話のようなやり取りが可能です。
「モーメンツ」では、写真や文章を投稿し、世界中の学習者やネイティブからコメントや添削を受けられます。
このように、チャット、音声、会話、モーメンツという流れで、徐々にアウトプットを広げていける仕組みがあるのがHelloTalk(ハロートーク)の強みです。
ネイティブと学習者の相互コミュニティ
HelloTalk(ハロートーク)は、英語や日本語、中国語をはじめ、180以上の言語に対応しており、世界中のユーザーとさまざまな言語でつながることができます。
利用にあたっては、まず自分の母国語と学習言語を登録します。すると、その条件に合わせて、「英語が母国語で日本語を学んでいる人」のような絞り込み検索が可能です。こうして出会った相手とは、お互いが勉強している言語を使ってメッセージを送り合うことができます。
その後は、自分の英文を相手が赤字で直してくれたり、逆に相手の日本語を訂正してあげたりしながら学習と交流を深めていきます。完璧な文章でなくても気軽にやり取りできる環境で、ネイティブだけでなく学習者同士で相互にフィードバックし合えるのが特徴です。
HelloTalk(ハロートーク)の口コミでの評判
HelloTalk(ハロートーク)の料金プラン・コース

HelloTalk(ハロートーク)は基本無料のアプリです。
チャットや音声メッセージ、音声通話、モーメンツの投稿など、主要な機能はすべて無料で利用できます。
ただし、いくつか制限があることに注意が必要です。
登録できる学習言語は1つに限られること、翻訳機能の使用回数は1日10回、新規に話しかけられる人数は1日10人までといった制限があります。また、利用中に広告が表示される点も無料版の特徴です。
有料版の「VIP」に登録すると機能が拡張されます。
学習言語は最大3つまで登録できるようになり、翻訳機能の使用回数は無制限です。新規に話しかけられる人数は1日25人に増え、広告は表示されなくなります。
プロフィール表示も無料ユーザーより優遇されるため、他のユーザーから見つけてもらいやすくなる点もメリットです。
まずは無料で使ってみて、自分に合うかどうかを確かめてみてください。
そのうえで、より幅広く活用したいと感じた場合に、VIPへの移行を検討するとよいでしょう。
無料版 | VIP(有料版) | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額1,480円 年額8,900円 |
翻訳機能の使用回数 | 1日10回 | 無制限 |
学習言語の登録数 | 1言語 | 最大3言語 |
プロフィール表示 | 通常 | 優先的に表示される |
新規に話しかけられる人数 | 1日10人まで | 1日25人まで |
広告の有無 | あり | なし |
※VIPプランのほか、ポイント購入による課金制コンテンツあり
HelloTalk(ハロートーク)はこんな人におすすめ

ハロートークはさまざまな学習目的に対応しています。特におすすめなのは、次のようなタイプの人です。
英語初心者
英語で話そうと思っても、文法や語彙に自信がなく、会話が止まってしまう人は少なくありません。
HelloTalk(ハロートーク)には翻訳機能や訂正機能があり、さらに音声メッセージで発音を確認しながらやり取りできます。
意味を取りこぼさずに会話を続けられることで、「英語でやり取りできた」という実感を積み重ねられます。
アウトプットの機会を増やしたい人
インプット学習が中心で、実際に話す機会が足りないと感じる人は多いでしょう。
HelloTalk(ハロートーク)なら、チャットのやり取りや音声通話に加え、モーメンツの投稿への反応から会話を広げられます。
自分の英語にすぐフィードバックがもらえるので、知識が定着しやすくなるのもメリットです。
海外旅行や留学を控えている人
海外旅行や留学の準備としてもおすすめです。地域を絞り込んで検索すれば、目的地に住むユーザーを探せます。
モーメンツでは現地の文化や話題に触れることもできるので、現地でどんな表現を使えばよいか不安な人も安心です。
出発前から生きた表現や生活情報を知ることができます。
外国人と日常的に交流したい人
外国人と交流したいと思っても、日常に継続的にやり取りできる場がないという人は少なくないでしょう。
その点、HelloTalk(ハロートーク)のモーメンツ機能を使えば、趣味や日常の出来事を発信でき、それに対して自然にコメントや会話が生まれます。
外国人とのやり取りが日常化するため、単なる学びの手段ではなく、交流の場としても楽しめるのがこのアプリを選ぶ大きなメリットです。
複数の言語を学びたい人
HelloTalk(ハロートーク)は、英語に加えてスペイン語や中国語など、複数の言語を同時に学びたい人にも向いています。
無料版では学習言語の登録は1つまでですが、VIP版に登録すると最大3つまで追加可能です。
通常、複数の言語を学習したい場合、それぞれ別のアプリを使う手間が生じますが、HelloTalk(ハロートーク)なら1つの環境で対応できるため、複数言語を同時に学習している人には最適な選択肢です。
HelloTalk(ハロートーク)のレッスン教材

HelloTalk(ハロートーク)には、市販の参考書や動画講座のような教材は用意されていません。
これこそ、アプリ内でのやり取りそのものが学習教材になるという、HelloTalk(ハロートーク)の大きな特徴です。
テキストチャットで交わされた文章は、相手から受けた訂正がそのまま「自分用の例文集」として残ります。
何度も見返すうちに、自分がつまずきやすい表現や文法などが記憶に定着するでしょう。
また、音声メッセージを使えば、自分の発音を記録として残すことができます。
相手から発音についての反応をもらえる場合もあり、自分の弱点を具体的に知る手がかりとして有用です。
テキストの訂正履歴と併せて一つの画面に記録されるため、後から見返せば「どんな場面でどの表現を使い、どう直されたのか」をテキストと音声の両面で確認できます。
加えて、モーメンツに短文や日記を投稿すれば、世界中のユーザーがコメントや添削をしてくれます。
自分では気づかなかった表現の不自然さや新しい言い回しを学べるため、投稿そのものが実践的な学習の場になるでしょう。
また、反応が返ってくることで交流が生まれ、単なる練習ではなく、人とつながりながら学ぶ体験が得られます。
このように、HelloTalk(ハロートーク)では、記録、振り返り、改善のサイクルがアプリ内で自然に回る仕組みが整っています。
教材に頼るのではなく自分のやり取りをそのまま学習素材にできる点が、このサービスならではの強みです。
HelloTalk(ハロートーク)の利用までの流れ

HelloTalk(ハロートーク)の魅力は、簡単に世界中の人とつながれる点にあります。
アプリのインストールから最初のメッセージを送るまでの基本的な流れは以下のとおりです。
AppStore、またはGooglePlayからHelloTalkアプリをダウンロードします。
インストール後、アプリを起動すれば、すぐにアカウント作成の画面が表示されます。
アカウントは、メールアドレスやSNS連携で登録可能です。
登録時に自分の母国語と学習したい言語を設定し、ニックネームや年齢などの基本情報を入力します。
無料版では設定できる学習言語は1種類のみですが、VIPでは最大3種類まで登録可能です。
プロフィールの設定では、写真の登録と、自己紹介文や学習目的、趣味などを記入します。
写真は必須ではありませんが、写真ありのプロフィールの方が興味を持ってもらいやすくなるのでおすすめです。
また、タグで興味のあることや訪れた国などを登録しておくと、共通点のある相手から声をかけてもらいやすくなります。
まず検索機能を使って、母国語、学習言語、地域、年齢などで相手を絞り込みます。
プロフィールを見て話してみたい相手が見つかったら、最初に「ウェーブ」を送りましょう。
「ウェーブ」とは、「話しかけてもいいですか?」と相手に意思表示できる機能です。
ウェーブに反応があれば次はメッセージですが、最初は2~4文程度の短いメッセージがおすすめです。
挨拶と簡単な自己紹介、相手のプロフィールやモーメンツへの一言、やり取りの提案といったポイントを意識するとよいでしょう。
HelloTalk(ハロートーク)の運営会社について

運営会社名 | HelloTalk Inc.(日本法人:HelloTalk Japan 合同会社) |
本部所在地 | FLAT 1506, 15/F, LUCKY CENTER, NO.165-171 WAN CHAI ROAD, HONGKONG, WAN CHAI, HONG KONG (日本法人:東京都渋谷区松濤一丁目28番2号) |
設立 | 2012年12月(中国本社創業) 2020年7月(日本法人設立) |
資本金 | 100万円(日本法人) |
従業員数 | 100名以上 |
事業内容 | 多言語学習アプリ「HelloTalk」の開発・運営 AI英語添削アプリ「AI Grammar」など 語学学習サービスの提供・マーケティング |
問い合わせ | 日本法人公式サイトお問い合わせページ(https://www.hellotalk.com/?lang=ja) または、アプリ内ヘルプ機能より連絡可能 |
HelloTalk(ハロートーク)のよくある質問

最後に、HelloTalk(ハロートーク)に関してよくある質問とその答えをまとめました。
- 初心者でも大丈夫?
- はい、まったく問題ありません。
HelloTalk(ハロートーク)は語学学習アプリとして、初心者でも無理なく使える設計になっています。
たとえば、投稿やチャットの文章には翻訳機能や訂正依頼の機能が備わっており、自分の語学力に自信がなくても安心です。
実際のやりとりも、短い挨拶や日常表現から始められるので、「間違えたらどうしよう」と不安な方でも気軽に挑戦できます。
最初は読む専門で、慣れてきたら発信するという人も実際多いです。
- 無料版と有料版(VIP)の違いは?
- 無料プランでも基本的な機能は一通り利用できますが、利用回数や選択肢に制限があります。
たとえば、翻訳は1日10回まで、学習できる言語は1つまで、新しくメッセージできる相手も1日10人までです。
また、画面には広告が表示されます。
それに対して、有料のVIPプランではこれらの制限が大幅に緩和され、翻訳回数や学習言語数が増えるほか、広告も非表示になります。
頻繁に使いたい方や複数言語を学びたい方には、VIPの方がストレスなく利用できるでしょう。
- 危険なユーザーに出会った場合どうすればいい?
- 迷惑行為や不適切な発言を受けた場合は、すぐにブロックし、アプリ内から報告してください。
HelloTalk(ハロートーク)では、ユーザー間の安全性を重視しており、通報されたアカウントは運営チームが内容を確認したうえで、必要に応じて利用制限などの措置を行っています。
また、どんな相手であっても、自分の本名や住所、連絡先といった個人情報は開示しないことが基本です。
リスクを避けるためにも、「少しでも不審」と感じたら距離を置くようにしましょう。
- プロフィールは実名で登録する必要がある?
- いいえ、ニックネームでかまいません。
HelloTalk(ハロートーク)は実名制ではなく、プロフィールも自由に設定できます。
顔写真の登録も任意で、イラストや風景写真などを使っているユーザーも多くいます。
「プライバシーが心配」という方でも、匿名に近い形で参加できるので安心です。