
カナダは、多くの日本人学生から選ばれている魅力的な留学先の一つです。
特にカナダでの中学留学は、成長過程にある子どもが早い段階で異文化に触れ、語学力を磨きながら国際的な視野を広げる貴重な経験となります。
本記事では、カナダ中学留学を検討している学生や親御さんに向けて、中学留学の種類や費用の目安、カナダの学校制度などについて詳しく解説します。

中学時代に英語に惹かれ、外国語科の高校と法政大学GISに進学。英語漬けの学生時代を過ごし、アメリカ・イギリスへ短期留学もしました。大学卒業後はオーストラリアでワーキングホリデーを経験。以来、大好きな英語や海外に関する情報を発信するライターとして活動しています。
目次
中学生におすすめ?カナダ留学のメリット

中学生がカナダ留学をすることで得られる主なメリットを3つ紹介します。
- 英語力を向上できる
- グローバルな環境に身を置ける
- 将来の選択肢が広がる
英語力を向上できる
中学生がカナダ留学をする大きなメリットは、英語力を大きく向上させられることです。
カナダは公用語の一つが英語であり、日常生活の中で英語を使う機会が豊富にあります。
学校での授業や友人との会話、ホームステイ先での生活を通じて、実践的な英語スキルを磨くことができます。
また、現地の先生やクラスメートとのやり取りを通じて、リスニングやスピーキングだけでなく、ライティングやリーディングの力もバランスよく伸ばせます。
さらに、英語を使った学びを経験することで、単なる言語の習得を超えて、論理的思考力や表現力なども養うことができます。
このような環境で培った英語力は、将来の高校進学やキャリア形成において大きな強みとなるでしょう。
グローバルな環境に身を置ける
カナダ留学は、中学生にとってグローバルな環境の中で成長する絶好のチャンスです。
カナダは移民を積極的に受け入れている国であり、学校や地域社会にはさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まっています。
このようなグローバルな環境に身を置いて生活することで、異なる文化や価値観に触れ、柔軟な考え方や広い視野を身につけることができます。
また、カナダでは多文化主義が学校教育の中にも根付いており、異文化を尊重しながら多様性を受け入れる姿勢が学べます。
こうした経験は、国際的な感性を育むだけでなく、将来的にグローバルな舞台で活躍するための基盤を築くことにつながります。
将来の選択肢が広がる
中学生でカナダに留学することは、将来の可能性を大きく広げるきっかけとなります。
カナダの学校では、英語力を向上させられることに加えて、多彩な選択科目や進路指導が充実しています。
留学プログラムによっては、芸術や科学、スポーツ、ITなど、さまざまな分野で才能を伸ばすことが可能です。
興味を持つ分野に早くから触れることで、将来の夢や目標がより明確になるでしょう。
また、留学経験を通じて得た語学力や異文化理解力は、海外の高校や大学への進学、さらには国際的なキャリアを目指す際に大きなアピールポイントとなります。
中学生という若い時期に異国の地で新しい挑戦を経験することは、自信と成長を促し、進路の選択肢を広げる土台となるでしょう。
カナダに中学留学する方法

中学生がカナダに留学する方法は、大きく分けて3つあります。
- 短期留学・サマースクール
- セカンダリースクール
- ボーディングスクール
それぞれの留学方法について、詳しく解説していきます。
短期留学・サマースクール
短期留学・サマースクールは、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して、数週間から数か月の間カナダで英語を学ぶ留学プログラムです。
現地の生徒や他国の留学生と交流しながら、英語や文化を集中的に学べることが特徴です。
また、長期休暇を利用することで、日本の中学校を休まずにカナダ留学を実現できる点も大きなメリットでしょう。
さらに、現地の学校生活を短期間で体験することは、長期留学への準備としても役立ちます。
短期間でありながら海外生活や異文化交流の醍醐味を味わえるため、海外経験のない中学生や海外留学の雰囲気を知りたい人に特に適しています。
セカンダリースクール
カナダのセカンダリースクール留学は、11歳から16歳を対象とした「中等教育期間」に当たる時期に通う学校で学ぶ留学スタイルです。
現地の生徒と同じカリキュラムを受けることで、実践的な英語力を身につけながら異文化を深く理解することができます。
カナダは州ごとに教育システムや方針が異なっており、留学先によって多様な学びの機会が得られる点も特徴です。
この留学方法では、現地生徒との交流を通じて英語力を伸ばせるのはもちろん、多様な価値観を身につけたり視野を広げたりすることができます。
また、留学生をサポートする制度を導入している学校も多いため、初めての留学でも安心して学べる環境が整っています。
カナダ独自の教育環境で充実した留学生活を送りたい方におすすめの選択肢です。
ボーディングスクール
ボーディングスクールは、全寮制の少人数制教育が特徴の学校に1年以上留学する方法です。
授業内容や設備が充実しており、学問やスポーツ、アートなど特定の分野に力を入れたい学生が自分の才能を伸ばす機会を得られることが魅力です。
多くの学校で海外からの留学生を積極的に受け入れているため、国際色豊かな学びの場が広がっています。
また、生活面でも寮内でのルールや協調性を学びながら成長できる点がポイントです。
高度な教育を受けつつ、将来のキャリアに直結する経験を得たい人におすすめの留学方法ですが、留学費用は高くなる傾向にあります。
カナダの中学留学に必要な費用

カナダの中学留学に必要な費用は、留学期間や留学プログラム、学校の種類などによって大きく異なります。
ここでは、期間ごとに必要な留学費用の目安をご紹介します。
留学期間 | 費用目安 | 備考 |
---|---|---|
1週間 | 30〜50万円 | 夏休み期間は航空券が高くなりやすい |
1か月 | 70〜100万円 | 学校の種類によってかかる学費に差が出る |
1年 | 400〜700万円 |
1週間の留学費用
1週間ほどのカナダ短期留学にかかる費用の目安は、30〜50万円ほどです。
短期間の留学では、授業料とホームステイ費用、往復航空券が主な出費となります。
1週間の短期留学プログラムでは、現地での文化体験や英語強化を目的にしたプランが多く、比較的手軽に参加できるのが魅力です。
ただし、滞在期間を延ばしても往復航空券代は変わらないため、時間に余裕があれば2〜3週間の留学を検討するのもおすすめです。
滞在期間を延ばすことで、現地の文化や英語により深く触れられるだけでなく、費用対効果も高くなる場合があります。
1か月の留学費用
1か月のカナダ中学留学費用の目安は、約70万〜100万円程度です。
この金額には、授業料、滞在費(ホームステイや寮費)、食費、生活費、航空券代が含まれますが、選ぶ学校や滞在先の地域、為替レートによって異なる場合があります。
たとえば、都市部では食費や生活費などが高くなる傾向があり、逆に地方を留学先に選んだ場合は抑えられることがあります。
また、学校の種類(公立・私立・ボーディングスクール)によって授業料に大きな差が出ることも特徴です。
短期留学は、プログラム料金にさまざまなサービスが含まれている場合が多いので、費用の詳細を確認し、自分の目的に合ったプランを選ぶことが大切です。
1年間の留学費用
カナダに1年間中学留学をするのに必要な費用の目安は、400〜700万円ほどです。
長期留学では、学費やホームステイ費用に加え、生活費や保険料などの付随費用もしっかり考慮する必要があります。
特に、全寮制のボーディングスクールや私立校を選択する場合は、学費が高くなる傾向があります。
一方、公立校を選べば、留学費用を抑えることが可能です。
カナダの中学留学に必要なビザ

カナダの中学留学に必要なビザの種類は、滞在期間によって決まります。
留学期間に応じて、ビザの準備を進めましょう。
6か月以内の留学の場合
6か月以内の短期留学の場合、観光ビザのみでカナダに入国・滞在することができます。
学生ビザの取得は必要ありませんが、観光ビザとは別に電子渡航認証「eTA(Electronic Travel Authorization)」の取得が必要な点に注意しましょう。
eTAは誰でもオンラインで簡単に申請することができ、通常数日以内に発行されます。
6か月以上の留学の場合
カナダに6か月以上に渡って留学する場合は、学生ビザ(Study Permit)の取得が必要です。
パスポートや入学許可証、英文銀行残高証明書などの必要書類をそろえ、申請の手続きを進めましょう。
学生ビザ申請にかかる費用は、ビザ申請費用(150カナダドル)とバイオメトリクス費用(150カナダドル)です。
学生ビザの申請手続きは時間を要することがあるため、余裕を持って準備を進めるようにしましょう。
カナダの中学校の学校制度について

カナダに中学留学する上で知っておきたい、カナダの学校制度や学校の種類について解説します。
州別学年制度
カナダは連邦国家であり、州ごとに教育方針や中学校の学年制度にも違いがあります。
一般的に、カナダの中学校では中・高一貫で4〜6年制を採っており、「グレード6〜8」または「グレード7〜9」が該当します。
たとえば、オンタリオ州では中学校が2年間なのに対し、ブリティッシュコロンビア州ではグレード6〜8の3年間とされています。
一部の州では、小学校や高校と中学校の学年が重なる場合もあるため、留学先の州の教育制度を事前にしっかり確認しておくことが重要です。
また、多くの州では、グレード10までが義務教育とされています。
学校のシステム
カナダの中学校では新学期が9月に始まり、翌年6月末に終了するのが一般的です。
多くの学校で秋学期と春学期の2学期制が採用されていますが、一部では3学期制を取り入れているところもあります。
カナダの教育は生徒の自主性を重視しており、中学校でも一部の選択科目を履修できる仕組みが導入されています。
英語や数学、理科といった必修科目に加えて、芸術やコンピュータ、音楽などの多彩な選択肢が提供されており、生徒一人ひとりの興味や将来の方向性に応じた学びが可能です。
学校の種類
カナダの中学校は、日本と同じように公立校と私立校に分かれています。
公立中学
公立中学は、現地の生徒と留学生が一緒に学ぶ環境を提供しており、多文化的な交流を通じて、実践的な英語力を養うことができます。
入学試験はなく、書類審査を通じて入学が決定されるため、手続きが比較的簡単です。
規模は地域によって異なりますが、多くの公立中学校では豊富な課外活動が用意されており、生徒が勉強以外でも成長できる環境が整っています。
ホームステイが主な滞在方法で、現地の家庭生活を体験しながら英語力を磨くことができます。
また、学費が私立校に比べて安価である点も魅力です。
私立中学
カナダの私立中学は、少人数制を採用しており、個々の生徒に対するサポートが充実しています。
男子校や女子校、芸術やスポーツ、宗教に特化したプログラムを提供する学校など、その形態はさまざまです。
入学には書類審査や入学試験が必要で、英語力の証明やエッセイ提出を求められるなど、公立校と比べて留学生の受け入れ基準は高いのが特徴です。
滞在方法としては、ホームステイや学校内の学生寮が一般的で、安全で快適な環境が整えられています。
私立校は公立校に比べて学費が高めですが、質の高い教育と多様なプログラムが魅力です。
カナダの中学留学についてのよくある質問

カナダの中学留学についてのよくある質問とその回答を紹介します。
未成年が留学するのに必要なCustodian(カストディアン)とは?
カナダでは、18歳未満の未成年が留学する場合、保護者に代わって現地での法的責任を引き受けるCustodian(カストディアン)の指定が必要です。
カストディアンは、留学中に学生が何らかの問題に直面した際、迅速に対応する役割を担います。
通常、現地の親戚やホストファミリーなどがこの役割を引き受けることが多いですが、学校や留学エージェントが信頼できる候補者を紹介してくれる場合もあります。
カストディアンの任命には、公証人の署名付きで必要書類を提出する手続きが含まれるため、事前の準備が重要です。
カナダの短期留学は何歳からできる?
カナダの短期留学プログラムは、通常6・7歳から参加可能です。
一部のサマースクールや特別プログラムでは、さらに低年齢から受け入れ可能な場合もあります。
年齢に応じたプログラム内容やサポート体制が整っているため、小学生〜中学生でも安心して参加することができます。
また、中には親子で一緒に留学をする親子留学のオプションもあります。
特に低年齢の子どもの場合、保護者が同行することでより安心して留学体験を楽しむことができるでしょう。
プログラムの詳細や条件は提供機関によって異なるため、事前にしっかり確認しましょう。
カナダの中学留学には留学エージェントを使うべき?
留学エージェントの利用は、中学留学を成功させるための大きなサポートとなります。
学校選びからビザ申請、滞在先の手配まで、留学に必要な幅広いサポートを受けられるため、特に初めて留学する中学生や親御さんにとって心強い存在です。
また、カナダの教育システムや現地情報に精通したエージェントを頼ることで、子どものニーズに最適な学校やプログラムを提案してもらえるというメリットもあります。
一方、留学エージェントを利用せずに個人で留学手続きを進めることも可能です。
ただし、すべての準備を自分で進める場合、手続きが煩雑になる可能性もあるため、慎重に判断することが大切です。
カナダの中学留学についてのまとめ
今回は、カナダ中学留学に必要な費用を期間別に解説しました。
短期のサマープログラムから長期の1年間留学まで、多様な選択肢が用意されているカナダでは、目的や予算に応じた留学プランを選ぶことができます。
中学生のうちにカナダ留学を経験することで、語学力や学力の向上はもちろん、異文化への適応力向上や自己成長の機会も得られます。
留学の費用やプログラム内容を事前にしっかり把握し、自分に合った留学スタイルを選ぶことで、充実したカナダ留学を実現することができるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、具体的なカナダ留学プランを立ててみてください。