【テスト有り】中学英語の基礎文法をおさらい! 「不定詞」「動名詞」とは?

中学英語の基礎文法をおさらい! 「不定詞」、「動名詞」とは?

不定詞はto+動詞の原形」「動名詞は動詞の-ing形」の形をとりますが、どちらも似たような意味をもち、似たような位置で使われるため、「使い分けがよくわからない…」と混乱している人は多いのではないでしょうか。

不定詞や動名詞を使いこなせば、リアリティのある情報を伝えることができるようになります。さまざまな使いかたがあるため、最初はそれぞれの違いがわからず戸惑うことがあるかもしれません。

しかし、基本をおさえてどういう役割で使用しているのかを意識することで、使いこなせるようになります。

会話や文章に不定詞や動名詞を取り入れることで、表現の幅が格段に広がりますので、ぜひ、この機会にマスターして表現のバリエーションを増やしましょう。

今回は、おもに中学英語でならう不定詞と動名詞について、例文と練習問題をまじえて詳しく解説します。

不定詞とは

不定詞とは

不定詞は、主語の人称や単数・複数に限定されず名詞や形容詞や副詞として使用することができ、動詞に準ずる働きをします。英語では、「infinitive /ɪnfínəṭiv/」といいます。

不定詞には、to不定詞と原形不定詞の二種類がありますが、基本的に「to+動詞の原形」のことをto不定詞といいます。

本記事では、to不定詞と動名詞を対比して解説します。先ずは、不定詞の使いかた、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法について理解しましょう。

名詞的用法

to不定詞の名詞的用法は、文の中で名詞の役割をはたし、主語、補語、目的語になります。「~すること」という意味になり、一般的な内容や漠然とした内容を指し示します。

主語として使う例文

to+動詞の原形(主語) + 動詞 + 補語.

主語

To run is fun.
(走ることは楽しいです。)

To smoke is not good for your health.
(たばこを吸うことはあなたの健康によくないです。)

To talk in the library is annoying to others.
(図書館で話をすることは、周りに迷惑です。)

これらの3つの例文では、to run(走ることは)、to smoke(たばこを吸うことは)、to talk in the library(図書館で話をすることは)が主語の働きをしています。

補語として使う例文

主語 + 動詞 + to不定詞(補語).

補語

My hobby is to collect stamps.
(私の趣味は切手を集めることです。)

My dream is to live in Canada.
(私の夢はカナダに住むことです。)

His favorite thing is to play tennis.
(彼の好きなことはテニスをすることです。)

上記3つの例文では、to collect stamps(切手を集めること)、to live in Canada(カナダに住むこと)、to play tennis(テニスをすること)が補語の働きをしています。

目的語として使う例文

主語 + 動詞 + to+動詞の原形(目的語).

目的語

I like to play the piano.
(私はピアノを弾くことが好きです。)

She started to study French.
(彼女はフランス語の勉強をはじめました。)

He goes to buy vegetables.
(彼は野菜を買いに行きます。)

上記3つの例文では、to play the piano(ピアノを弾くことが)、to study French(フランス語を勉強することを)、to buy vegetables (野菜を買いに)が目的語の働きをしています。

形容詞的用法

to不定詞の形容詞的用法は、形容詞の働きをして名詞を修飾します。「名詞+to不定詞」の形をとり、to不定詞の前の名詞に説明を加え、「~するために」という意味となります。

【例文】

名詞 + to+動詞の原形(形容詞)

名詞 形容詞

I have somethingto tell you.
(私はあなたに話があります。)

There are many placesto visit in Japan.
(日本には訪問すべき場所がたくさんあります。)

I have a lot of workto do today.
(私は今日、しなくてはならない仕事がたくさんあります。)

上記の例文では、to tell you(あなたに話すため)が前の名詞something (何か)を修飾、また、to visit in Japan(日本で訪問すべき)がmany places(たくさんの場所)を修飾、そして、to do today(今日しなくてはならない)がa lot of work(たくさんの仕事)を修飾し、それぞれのto不定詞が形容詞の働きをしています。

副詞的用法

to不定詞の副詞的用法は、副詞の働きをして名詞以外のものを修飾します。「~するために」、「~して」という意味になり、目的や理由などを説明する役割をします。

【例文】

動詞/形容詞 + to+動詞の原形(副詞)

動詞/形容詞 副詞

I got up earlyto catch the first train.
(私は始発に間に合うために、早く起きました。)

He studied hardto become a doctor.
(彼は医者になるために一生懸命勉強しました。)

I am gladto meet you.
(私はあなたに会えて嬉しいです。)

上記の例文では、to catch the first train(始発に間に合うために)が前のgot up early (早く起きた)の理由を説明、また、to become a doctor(医者になるために)がstudied hard(一生懸命勉強しました)の目的を説明、そして、to meet you(あなたに会えて)がglad(嬉しい)と理由を説明し、それぞれのto不定詞が副詞の働きをしています。

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動名詞とは

動名詞とは
続いて、動名詞について解説します。動名詞とは、動詞を-ingの形にすることで、名詞の役割をする表現です。英語では、「gerund /dʒérənd/」といいます。

to不定詞の名詞的用法と同じように、主語、補語、目的語になることにより、さまざまな語句を修飾します。

動名詞を使うことで、「~すること」という意味になり、生き生きとした躍動感のある状況を表すことができます。

主語として使う

動名詞を主語として使う場合は、主語の位置に動詞の-ing形を置きます。

【例文】

動名詞(主語) + 動詞 + 補語.

主語

Running is fun.
(走ることは楽しいです。)

Smoking is not good for your health.
(たばこを吸うことはあなたの健康によくありません。)

Talking in the library is annoying to others.
(図書館で話をすると、周りに迷惑がかかります。)

これらの3つの例文では、Running(走ることは)、Smoking(喫煙は)、Talking in the library(図書館で話をすることは)が動名詞で、主語の働きをしています。

補語として使う

動名詞を補語として使う場合は、動詞の後に動詞の-ing形を置きます。

【例文】

主語 + 動詞 + 動名詞(補語).

補語

My hobby is collecting stamps.
(私の趣味は切手を集めることです。)

My dream is living in Canada.
(私の夢はカナダに住むことです。)

His favorite thing is playing tennis.
(彼の好きなことはテニスをすることです。)

上記3つの例文では、collecting stamps(切手を集めること)、living in Canada(カナダに住むこと)、playing tennis(テニスをすること)が動名詞で、補語の働きをしています。

「be動詞 + -ing」は進行形と同じ形ですが、「~している」とは訳しませんので注意しましょう。

目的語として使う

動名詞を目的語として使う場合も、動詞の後に動詞の-ing形を置きます。

【例文】

主語 + 動詞 + 動名詞(目的語).

目的語

I like playing the piano.
(私はピアノを弾くことが好きです。)

She started studying French.
(彼女はフランス語の勉強をはじめました。)

He goes buying vegetables.
(彼は野菜を買いに行きます。)

上記3つの例文では、playing the piano(ピアノを弾くことが)、studying French(フランス語を勉強することを)、buying vegetables (野菜を買いに)が動名詞で、目的語の働きをしています。

前置詞の目的語として使う

at、on、to、forなどの前置詞の目的語として動名詞を使うことができます。この場合は、前置詞の後に動詞の-ing形を置きます。

【例文】

前置詞 + 動名詞(目的語)

前置詞 目的語

She is good atdancing.
(彼女はダンスが得意です。)

Thank you forhelping me.
(お手伝いをしてくれてありがとう。)

He is proud ofworking at the famous company.
(彼は有名な会社で働いていることを誇りに思っている。)

上記3つの例文では、前置詞の後のdancing(ダンスをすること)、helping me(私を手伝ってくれること)、working at the famous company(有名な会社で働いていること)が動名詞で、前置詞の目的語の働きをしています。

前置詞の目的語になれるのは名詞と動名詞だけです。to不定詞はこの形をとることができません。

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注意が必要な動詞

注意が必要な動詞

to不定詞と動名詞は、どちらも名詞の役割をします。to不定詞と動名詞の意味合いは、多少ニュアンスは異なりますが大筋の意味はほとんどの場合同じです。

しかし、動詞によってはto不定詞と動名詞のどちらかしか使えないもの、またはそれぞれの意味が変わってしまうものがありますので注意が必要です。

to不定詞だけしかとらない動詞

未来のことを表現する動詞の後は、動名詞ではなくto不定詞を置きます。

例えばwant(~したい)のように未来の話をする動詞は、wantの後にto不定詞が続きます。

【例文】

動詞 to不定詞

I want to be a teacher.
(私は先生になりたいです。)

to不定詞を使う主な動詞 意味
agree 同意する
decide 決める
expect 予期する
hope のぞむ
wish したい
promise 約束する
plan 計画する
offer 申し出る
refuse 拒否する
manage なんとか~する

動名詞だけしかとらない動詞

具体的な状況を思い浮かべてリアリティのある話をする動詞には、to不定詞ではなく動名詞を使います。

例えばfinish(終わる)のように具体的な話をする動詞は、finishの後に動詞の-ing形が続きます。

【例文】

動詞 動名詞

I finished reading the book.
(私はその本を読み終えました。)

動名詞を使う主な動詞 意味
mind いやがる
enjoy 楽しむ
avoid 避ける
escape 逃げる
practice 練習する
deny 否定する
consider よく考える
imagine 想像する
recommend 薦める
suggest 提案する

to不定詞か動名詞かによって意味が異なる動詞

to不定詞か動名詞かのどちらをとるかによって意味が異なる動詞もあります。

例えば、rememberの後にto不定詞が続くと「忘れずに~する」、動名詞が続くと「~したことを覚えている」という意味になります。

【例文】

to不定詞 動名詞

I remember to take my medicine.
(私は忘れずに薬を飲みます。)

I remember seeing her.
(私は彼女に会ったことを覚えています。)

意味が異なる
主な動詞
意味
forget to不定詞 ~することを忘れる
動名詞 ~したことを忘れる
regret to不定詞 残念だけど~する
動名詞 ~したことを後悔する
try to不定詞 ~しようと努める
動名詞 ためしに~する
stop to不定詞 ~するために立ち止まる
動名詞 ~することをやめる

練習問題

以下に、練習問題を出しておきます。それぞれの英文は、繰り返し声に出して読んでください。そうすることで、to不定詞と動名詞の使い方に慣れることができます。

基礎問題

日本語の意味と同じになるように不定詞を用いて(  )に適切な語句を入れてください。

問題1:He likes (   )(   ) movies.
(彼は映画をみるのが好きです。)

to watch

問題2:(  )(  ) a good score on a test is not easy for me.
(テストでよい点をとることは、簡単ではありません。)

To get

問題3:I am sorry (  )(  ) that news.
(私はそのニュースを聞いて残念に思います。)

to hear

問題4:My dream is (  )(  ) a singer.
(私の夢は歌手になることです。)

to become/to be

日本語の意味と同じになるように動名詞を用いて(  )に適切な語句を入れてください。

問題1:We enjoyed (  ) golf.
(私たちはゴルフをすることを楽しみました。)

playing

問題2:My hobby is (  ) books.
(私の趣味は本を読むことです。)

reading

問題3:She is good at (  ).
(彼女は料理上手です。)

cooking

問題4:(  ) is good for your health.
(歩くことは健康にいいです。)

Walking

応用問題

日本語の意味と同じになるように(  )に適切な語句を入れてください。

問題1: Would you mind my (  ) the window?
(窓をあけてもよろしいでしょうか?)

opening

問題2: He offered (  ) (  ) the room
(彼は部屋を掃除すると申し出ました。)

to clean

問題3: She forgot (  ) (  ) the door.
(彼女はドアを閉じるのを忘れた。)

to close

問題4: I regret (  ) Ken about it.
(私はそのことについてケンに言ったことを後悔しています。)

telling

問題5: He was advised (  ) (  ) (  ).
(彼は喫煙をやめるようにアドバイスをされました。)

to stop smoking/to quit smoking

まとめ

本記事では、to不定詞と動名詞について、例文とともに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

to不定詞まとめ

  • 基本の形:to+動詞の原形
  • 使用イメージ:一般的な内容について述べる。これからの話について述べる。

動名詞まとめ

  • 基本の形:動詞の-ing形
  • 使用イメージ:躍動感のある状況について述べる。今までのことについて述べる。

to不定詞と動名詞は、それぞれの役割と語順を意識することで、次第にパターンがつかめるようになります。

to不定詞と動名詞をうまく使いこなすことで、表現の幅が格段に広がります。どちらも英会話や英作文では欠かすことができない文法要素ですので、ぜひこの機会に練習をしてマスターしてください。

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