【テスト有り】中学英語の基礎文法をおさらい! 「助動詞」とは?

中学英語の基礎文法をおさらい! 「助動詞」とは?

「助動詞の種類がたくさんあるので混乱する…」、「似たような意味の助動詞があって違いがよくわからない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか? 

おもな助動詞には、will、can、may、shall、should、mustなどがあります。

それらの助動詞を使うことで、確信がある表現なのか半信半疑の表現なのか、または高圧的な表現なのか気軽な表現なのかなど、心理的な状況を細かく伝えることができるようになります。 

最初はそれぞれの違いがわからず戸惑うことがあるかもしれませんが、それぞれの微妙なニュアンスを意識することで使いこなせるようになります。

会話や文章に助動詞を取り入れることで、自分の気持ちを正しく相手に伝えることができますので、ぜひ、この機会にマスターして表現のバリエーションを増やしましょう。 

今回は、おもに中学英語で助動詞と、助動詞を用いた否定文と疑問文について、例文と練習問題をまじえて詳しく解説します。

助動詞とは

助動詞とは

動詞を補助する働きをする助動詞は、英語では欠かすことのできない文法要素の一つです。また、助動詞には種類がたくさんあり、一つの助動詞が複数の意味をもつこともあります。

先ずは、数ある助動詞の共通する役割について解説しますので、しっかりと理解しておきましょう。

助動詞の働き

助動詞とは、動詞を助ける言葉で、英語では「auxiliary verb(補助の動詞」といいます。助動詞を使うことによって、動詞の意味が微妙に変化し、話し手の心理を伝える働きをします。

例えば、つぎの文を比べてみましょう。

  • I play tennis. ⇒助動詞なし (私はテニスをします。)
  • I can play tennis. ⇒助動詞あり (私はテニスをすることができます。)

can(~できる)という助動詞を使うことで、play(~する)の基本的な内容はそのままで、動詞の意味に「能力的にすることができる」という変化をもたらします。

助動詞一覧

使用する助動詞によって、表す役割や意味が異なります。おもな助動詞とその役割と意味は、以下のとおりです。

助動詞 役割① 意味① 役割② 意味②
can 能力 ~できる 許可 ~していい
will 予測 ~でしょう 意志 ~するつもりだ
may 許可 ~していい 推量 ~かもしれない
shall 確信 ~になる 申し出/勧誘 ~しましょうか
should 提案/アドバイス ~すべき 確信 ~のはず
must 義務/ ~しなければならない 確信 ~に違いない

助動詞の使いかた

助動詞を使った文のつくりは比較的シンプルです。助動詞は動詞の前が定位置で、その後の動詞はつねに原形で、主語が単数であろうが複数であろうが、助動詞の形は変わりません。

それでは、助動詞を使った肯定文、否定文、疑問文の基本の形を把握しておきましょう。

肯定文の場合

主語の後に助動詞を置き、その後の動詞を原形にします。

基本文型

主語 + 助動詞 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

She can play the piano. (彼女はピアノを弾くことができます。)

否定文の場合

助動詞の後にnotを置き、その後の動詞を原形にします。

基本文型

主語 + 助動詞 + not + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

She can not play the piano. (彼女はピアノを弾くことができません。)

助動詞+notは、以下のように短縮形で表すこともできます。

can not →can’t
will not →won’t
should not →shouldn’t
must not →mustn’t

疑問文の場合

主語の前に助動詞を置きます。そして動詞を原形にして、文の最後に「?マーク」をつけ加えます。

基本文型

助動詞 + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Can she play the piano? (彼女はピアノを弾くことができますか?)

さらに、疑問詞を使った疑問文の場合は、文頭に疑問詞を置き、主語の前に助動詞を出します。そして、動詞は原形にします。

基本文型

疑問詞 + 助動詞 + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

What can she play? (彼女は何を演奏することができますか?)

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おもな助動詞

おもな助動詞

つぎに、使用頻度の高い助動詞とその主要な役割と意味を詳しく説明します。

can

canは、何かの内部にひそむ能力や性質を表す助動詞です。「~できる」という意味で、能力や可能性を表現するときに使います。

【例文】

He can drive a car. (彼は車を運転することができます。)
⇒法律的にも能力的にも運転することができる。

She can speak French. (彼女はフランス語を話すことができます。)
⇒話すことができる能力がある。

また、「~していい」という意味で、許可を表すときにも使います。

【例文】

You can borrow my book. (あなたは私の本を借りてもいいです。)
⇒本を貸すことに対し、気軽に許可をしている。

Can I use your car, Mom? (お母さん、車を使ってもいいですか?)
⇒車を使ってもいいか許可を求めている。

will

willは、先のことを見通す感覚を表す助動詞です。「~だろう」、「~でしょう」という意味で、ある程度確信をもって、まだ見ぬ未来の出来事や状況を予測するときに使います。

【例文】

It will rain tomorrow. (明日は雨が降るだろう。)
⇒天気予報などから雨が降ることを予測している。

You will feel better tomorrow. (あなたは明日、気分が良くなっているでしょう。)
⇒病状がよくなることを予測している。

また、現時点より先にある動作への意志を表す表現としても使います。その場の状況を考慮して瞬間的に決断するというイメージで、「~するつもりだ」という意味になります。

【例文】

I will attend the next meeting. (私はつぎの会議に出席するつもりです。)
⇒会議への出席を意思表示している。

I will marry Tom next year. (私は来年、トムと結婚するつもりです。)
⇒トムとの結婚を決めたとの意思表示をしている。

may

mayは、許可を表す助動詞で、「~していい」という意味になります。

肯定文の場合は、権威のある人が相手に許可を与えるイメージで、疑問文の場合は、下から目線で許可を請うイメージで使います。canの許可と比較して、かしこまった意味合いがあります。

【例文】

You may smoke only in the smoking room. (喫煙室でのみ喫煙することができます。)
⇒喫煙室のみ喫煙OKと許可を与えている。

May I have your name? (お名前をお伺いしてよろしいでしょうか?)
⇒名前を聞くことを許可して欲しいとお願いしている =丁寧に名前を聞いている。

また、「~かもしれない」という意味で、推量を表すときにも使います。それほど大きな可能性を示しているわけではなく、「~かもしれないし、~でないかもしれない」という意味合いで用います。

She may go to Tokyo on this vacation. (彼女は、この休暇で東京に行くかもしれないです。)
⇒東京に行くかもしれないし行かないかもしれない。

He may come to the party. (彼はパーティーに来るかもしれない。)
⇒パーティーに来るかもしれないし、来ないかもしれない。

shall

shallは、「必ずそうなる」、「それ以外にない」という確信のニュアンスがある助動詞で、「~になる」という意味になります。

【例文】

I shall study hard. (私は一生懸命勉強するだろう)
⇒一生懸命勉強すると確信している。

You shall regret it! (あなたは後悔することになるだろう)
⇒後悔するという確信がある。=脅し文句にもなる。

また、疑問文の場合は、「~しましょうか?」と申し出や勧誘の表現として使います。

【例文】

Shall I help you? (お手伝いしましょうか?)
⇒手伝いを申し出ている。

Shall we dance? (踊りましょうか?)
⇒Shall we~ =Let’s~で、ダンスに誘っている。

should

shouldは、「~するべき」という意味で、提案やアドバイスを表したいときに使う助動詞です。

【例文】

You should listen to her advice. (あなたは彼女の助言を聞くべきです。)
⇒助言を聞いたほうがいいとアドバイスをしている。

You shouldn’t drink a lot of alcohol. (あなたはお酒をたくさん飲むべきではないです。)
⇒お酒を飲みすぎないほうがいいとアドバイスをしている。

また、「~のはず」と確信の意味も表します。Shallの確信よりかなりマイルドな意味合いがあります。

【例文】

That should be no problem. (それは問題ないはずです。)
⇒問題はないんじゃないかな、というマイルドなニュアンス。

His decision should be right. (彼の決断は正しいはずです。)
⇒正しいんじゃないかな、というマイルドなニュアンス。

must

mustは、「~しなければならない」という意味で、ある行動に駆り立てる強い圧力が感じられる助動詞です。

【例文】

I must submit my report by the deadline.(私は期限までにレポートを提出しなければならない。)
⇒どうしても提出しなければならないという強い圧力が感じられる表現。

You must not do that! (あなたはそれをしてはだめだ!)
⇒must notと否定文になると、決してしてはいけない!と強い禁止を表す。

また、「~に違いない」という確信の意味でも使います。shouldの確信と比べて、「~以外は考えられない」というイメージで強い確信が感じられます。

【例文】

He must be wrong. (彼は間違っているに違いない。)
⇒絶対に間違っている!と強い確信を表す。

She must be happy with him. (彼女は彼と一緒にいて幸せに違いない。)
⇒絶対に幸せ!と強い確信を表す。

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助動詞相当のフレーズ

助動詞相当のフレーズ

英語には助動詞とよく似た意味をもつフレーズがあります。それらのフレーズは助動詞相当の働きをすることから、「疑似助動詞」とも呼ばれます。

be able to、be going to、have toなどがありますが、それぞれの使いかたも理解しておきましょう。

be able to

ableは、形容詞で「できる」という意味です。be able toで、canと同じ「(to以下のことを)~することができる」という意味になります。

話し手の心理を表すフレーズではなく、単純に~する能力があることを表しますが、canの能力との違いはほとんどありません。

肯定文の場合

主語の後に、be動詞を置きます。そして、able toがきて、その後に動詞の原形を置きます。

基本文型

主語 + be動詞 + able to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

I am able to drive a car. (私は車の運転ができます。)
⇒単に車の運転ができることを表す。

否定文の場合

be動詞の後にnotを置き、その後にable toと動詞の原形が続きます。それにより、notより後にある内容を否定し、「~することができない」という意味になります。

基本文型

主語 + be動詞 + not + able to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

I am not able to drive a car. (私は車の運転ができません。)

疑問文の場合

be able toを使った文を疑問文するには、主語の前にbe動詞を置き、その後にable toと動詞の原形が続きます。それにより、「~できますか?」とたずねる意味になります。

基本文型

be動詞 + 主語 + able to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Are you able to drive a car? (あなたは車の運転ができますか?)

be going to

be going toは、ある状況に向かう現象や以前から決まっている予定について述べるときに使います。「(to以下のことを)~するつもりです」という意図を表します。

willの意志とよく似ていますが、willは「瞬間的に決めたことを表す」。一方のbe going toは、実行するために「準備をしていることを表す」という違いがあります。

肯定文の場合

主語の後にbe動詞を置きます。そして、going toがきて、その後に動詞の原形がきます。

基本文型

主語 + be動詞 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

I am going to visit Canada with my family.(私は家族とカナダを訪れるつもりです。)
⇒カナダを訪れる準備をしている。

否定文の場合

be動詞の後にnotを置き、その後にgoing toと動詞の原形が続きます。それにより、notより後にある内容を否定し、「~するつもりではありません」という意味になります。

基本文型

主語 + be動詞 + not + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

I’m not going to visit Canada with my family.(私は家族とカナダを訪れるつもりはありません。)

疑問文の場合

be going toを使った文を疑問文するには、主語の前にbe動詞を置き、その後にgoing toと動詞の原形が続きます。それにより、「~するつもりですか?」とたずねる意味になります。

基本文型

be動詞 + 主語 + going to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Are you going to visit Canada with your family.(あなたは家族とカナダを訪れるつもりですか?)

have to / has to

have toとhas toは、「~しなければならない」、「~に違いない」という意味で、義務や確信を表す表現です。have toは、「ハフ・トゥ/ˈhæf.tu/」、has toは、「ハス・トゥ/ ˈhæs.tu /」と発音します。

mustと同じように高圧的なイメージのある表現ですが、have toは、客観的な必要性や必然性が含まれます。

肯定文の場合

主語の後にhave toを置きます。そして、その後に動詞を原形にします。もし主語がhe、she、itといった三人称単数であれば、has toになりますので注意しましょう。

基本文型

主語 + have to / has to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

You have to wear a uniform. (あなたは制服を着なくてはなりません。)
⇒制服を着なくてはならない必要性がある。

She has to be happy. (彼女は幸せに違いない。)
⇒幸せであるなんらかの確証がある。

否定文の場合

主語の後にdo notかdon’tを置き、その後にhave toと動詞の原形が続きます。それにより、notより後にある内容を否定し、「~の必要がない」という意味になります。

もし、主語が三人称単数であれば、主語の後にdoes notかdoesn’tを置き、have toがきます。

基本文型

主語 + don’t / doesn’t + have to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.

【例文】

You don’t have to wear a uniform. (あなたは制服を着る必要はありません。)

疑問文の場合

have toを使った文を疑問文にするには、主語の前にdoを置き、その後にhave toと動詞の原形が続きます。それにより、「~する必要がありますか?」とたずねる意味になります。

もし、主語が三人称単数であれば、主語の後にdoesを置き、have toがきます。

基本文型

Do / Does + 主語 + have to + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

【例文】

Do you have to wear a uniform? (あなたは制服を着る必要はありますか?)

練習問題

練習問題

以下に、練習問題を出しておきます。それぞれの英文は、繰り返し声に出して読んでください。そうすることで、助動詞の使い方に慣れることができます。

基礎問題

つぎの文を[  ]の語句を用いて書き換えてください。

問題1:He helps her. [will]

He will help her.

問題2:She speaks English very well. [can]

She can speak English very well.

問題3:We go skiing in Hokkaido. [may]

We may go skiing in Hokkaido.

問題4:You get an iPhone. [should]

You should get an iPhone.

問題5:Does Ken see Tom at the party? [be going to]

Is Ken going to see Tom at the party?

問題6:He doesn’t catch the last train. [be able to]

He is not able to catch the last train.

問題7:You wash your hands before dinner. [have to]

You have to wash your hands before dinner.

応用問題

日本語の意味と同じになるように(  )に適切な助動詞または疑似助動詞を入れてください。

問題1:You (  ) sleep well.
(アドバイス:あなたはよく睡眠をとる必要があります。)

should

問題2:(  ) I clean your room?
(申し出:あなたの部屋を掃除しましょうか?)

Shall

問題3:It’s hot. I (  ) open the window.
(意志:暑いです。窓を開けますね。)

will

問題4:You (  ) (  ) smoke here!
(禁止:あなたはここでたばこを吸ってはいけません!)

must not

問題5:(  ) I use the bathroom?
(気軽な許可:トイレを借りてもいいですか?)

Can

問題6:Sam (  ) (  ) (  ) to watch the movie tomorrow.
(予定:サムは明日映画を見ないつもりです。)

is not going

問題7:She (  ) (  ) be in trouble.
(必然性:彼女は困っているに違いありません。)

has to

まとめ

本記事では、助動詞と、助動詞を用いた肯定文、否定文と疑問文について、例文とともに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

助動詞の文型まとめ

助動詞は、動詞の意味を変化させて、話し手の心理を伝える働きをします。

  • 肯定文:主語 + 助動詞 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 否定文:主語 + 助動詞 + not + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語.
  • 疑問文:助動詞 + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?
  • 疑問詞 + 助動詞 + 主語 + 動詞の原形 + 修飾語/目的語/補語?

助動詞は、基本文型とその助動詞の役割と意味を理解することで、次第に使い方のパターンがつかめるようになります。

助動詞をうまく使いこなすことで、心理状態や状況を正しく伝えることができます。表現の幅が格段にひろがりますので、ぜひこの機会に練習をしてマスターしてください。

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