オーストラリアでワーキングホリデー!費用・ビザ・仕事・生活情報を経験者が徹底解説

オーストラリアでワーキングホリデー!費用・ビザ・仕事・生活情報を経験者が徹底解説

オーストラリアに1年間滞在し、働きながら生活できるワーキングホリデー(ワーホリ)。

「ワーホリに挑戦したいけれど、実際にどのくらい費用がかかるのか不安」という方も多いでしょう。

この記事では、オーストラリアでのワーホリ経験者が費用やビザ取得の条件、仕事探しや生活のポイント、費用を抑えるコツまで詳しく解説します。

黒須千咲

執筆者
黒須千咲

中学時代に英語に惹かれ、外国語科の高校と法政大学GISに進学。英語漬けの学生時代を過ごし、アメリカ・イギリスへ短期留学もしました。大学卒業後はオーストラリアでワーキングホリデーを経験。以来、大好きな英語や海外に関する情報を発信するライターとして活動しています。

続きを読む

オーストラリアのワーキングホリデーとは?

オーストラリアのワーキングホリデーとは?

オーストラリアのワーキングホリデーとは、18歳から30歳までの若者が、原則1年間(条件を満たせば最長3年間)オーストラリアに滞在できる制度のことです。

働きながら旅行や生活を楽しめるのが大きな魅力で、「海外で暮らしてみたい」「英語を使いながら仕事をしたい」という人に人気があります。

オーストラリアはワーキングホリデー協定国の中でも特に受け入れ態勢が整っており、農業・観光業・都市部のアルバイトなど仕事の選択肢も豊富です。

また、一定条件を満たせばセカンド・サードビザを取得でき、最長3年間滞在できる点も大きな特徴。

他国と比べても英語環境が整っており、語学力を磨きながら多国籍な仲間と交流できるのも魅力です。

気候や自然環境にも恵まれ、ワーキングホリデー先として常に高い人気を誇っています。

ワーキングホリデービザの基本情報

ワーキングホリデービザの基本情報

オーストラリアのワーキングホリデービザの主な特徴は以下表のとおりです。

対象年齢18歳以上30歳以下
※申請時30歳なら31歳で可
滞在期間最長12か月
※延長制度あり
申請方法オンライン
費用申請料は670豪ドル
※クレジットカード決済のみ

このビザを利用すれば、観光や就労を組み合わせた滞在ができ、世界中の人々と交流しながらオーストラリアでの生活を満喫できます。

ここでは、取得条件と滞在期間、申請方法・費用についてそれぞれ詳しく解説します。

※申請時は、オーストラリア内務省の公式サイトで最新の情報を必ず確認してください。

取得条件

オーストラリアのワーキングホリデービザを取得するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 有効な日本の旅券を有している
  • ビザ申請時の年齢が18歳以上、30歳以下である
  • 生計のための十分な資金(約5,000豪ドル)を所持している
  • オーストラリア滞在中、扶養すべき子を同伴しない
  • オーストラリアを発つ際に、帰国or乗り継ぎの航空券を買うための十分な資金がある
  • Work and Holiday ビザ(サブクラス 462)で、過去にオーストラリアへの入国経験がない
  • 経歴や健康上の要件を満たしている
  • 長期的滞在を意図していない

参照:在日オーストラリア大使館

事前に条件を確認し、不備がないよう準備してから申請することがスムーズな取得への近道です。

滞在期間

1回目のワーキングホリデービザでは、入国日から最長12か月間の滞在が可能です。

この間は何度でも出入国でき、同一の雇用主の下で働ける期間は最長6か月までと制限されています。

さらに、オーストラリア独自の制度として「延長制度」があり、一定条件を満たすとセカンド、さらにはサードビザの申請が可能です。

具体的な条件
  • セカンドビザ:1回目の滞在中に地方地域で3か月以上の季節労働を行えば
  • サードビザ:2回目の滞在中に6か月以上の特定労働を行えば

これにより、合計で最長3年間オーストラリアに滞在できるのが大きな特徴です。

ワーキングホリデービザでできるだけ長くオーストラリアに滞在したい人は、セカンドビザとサードビザの利用も検討してみましょう。

参照:Australian Government

申請方法と費用

オーストラリアのワーキングホリデービザはオンラインで申請できます。

申請時は有効なパスポートとクレジットカードが必要で、申請料は670豪ドル($1=95円計算で約63,650円)。

申請はオーストラリア国外から行う必要があり、日本在住者ならインターネット経由で完結します。

申請後の審査はオーストラリア政府が行い、早ければ数時間から48時間以内に結果が出ることも。

発給されたビザは電子的にパスポートと紐づけられるので、オーストラリア入国時に空港でパスポートを提示するだけでOKです。

心配な場合は、通知書をプリントして持っていくのがおすすめ。

なお、健康診断や残高証明の取得には別途費用がかかるため、余裕を持った準備が必要です。

公式サイトで最新の情報をこまめにチェックしながら手続きを進めましょう。

ワーキングホリデーでかかる費用

ワーキングホリデーでかかる費用

オーストラリアでのワーキングホリデーは、自由に働きながら暮らせる魅力的な制度ですが、その分しっかりとした費用計画が必要です。

渡航前にはビザや航空券、保険といった初期費用が発生し、渡航後は毎月の生活費がかかります。

さらに語学学校に通う場合は授業料も上乗せされるため、トータルの費用は人によって大きく変わる点に注意が必要です。

ここでは、渡航前に必要な費用、渡航後の生活費、語学学校に通う場合の学費、そして1年間のシミュレーションを順に解説していきます。

渡航前に必要な費用

まず、ワーホリを実現するにあたって、渡航前に必要な費用は主に以下の3つです。

  • ビザ申請費用
  • 航空券代
  • 海外旅行保険

ビザ申請費用

2025年7月から、オーストラリアのワーキングホリデービザの申請費用は 670豪ドル に改定されました。

これは日本円で約63,650円($1=95円計算)となります。

場合によっては健康診断や無犯罪証明の提出が求められる場合があり、その際は別途数千〜数万円が加算されることもあります。

航空券代

航空券はシーズンや出発地によって変動します。

2025年現在、片道航空券の相場は A$800〜1,200(約76,000〜114,000円) 程度。

ワーホリでは片道航空券のみで入国できるため、将来の予定が未定の場合は片道を購入することで初期費用を安く抑えられるでしょう。

執筆者
執筆者

私の周りでも、帰国直前に航空券を予約する人が多かったです。

中には、他の国を旅行してから帰国する人もいました。渡航時は片道航空券にしておくと、予定に合わせて柔軟に動けます。

海外旅行保険

海外旅行保険への加入は義務ではありませんが、病気や怪我の医療費は高額になるため加入しておくことをおすすめします。

日本の保険会社では1年間で 約18〜22万円、オーストラリア現地の保険会社なら 約10〜12万円ほどが相場です。

補償範囲やサポート内容を比較して選ぶと安心です。

渡航後に必要な生活費

オーストラリアに着いてから必要になる生活費は以下の通りです。

  • 家賃(住居費)
  • 食費・日用品費
  • 交通費
  • 光熱費・通信費
  • その他(交通費・雑費など)

家賃(住居費)

オーストラリアのワーキングホリデーでは、シェアハウスに住むことが一般的です。

家賃は都市や立地によって異なりますが、一般的な相場は 週200〜350豪ドル(約19,000〜33,000円)、月にすると 800〜1,400ドル(約76,000〜133,000円) が目安です。

シドニーやメルボルンなど大都市の中心部は高めで、郊外や地方都市に行けば安く抑えられます。

水道光熱費やインターネット代が家賃に含まれている場合も多いため、入居前に確認しておくと安心です。

食費・日用品費

自炊中心の場合、毎月の食費・日用品費は、350〜500豪ドル(約33,000〜47,500円) ほどに抑えられるケースが多いです。

外食が多くなると 月600豪ドル以上(約57,000円〜) かかることも。

スーパーでの買い物は日本と同程度かやや高めですが、肉や野菜は比較的安いので、自炊を工夫することで節約が可能です。

執筆者
執筆者

私が滞在していたシドニーでは、外食が高かったので、できる限り自炊をして節約していました。

交通費

都市部での交通費は 月120〜250豪ドル(約11,400〜23,750円)

電車やバス、トラムはICカードで支払うのが主流で、割引制度を活用すると負担を抑えられます。

郊外に住む場合は移動距離が長くなるため、やや高くなる傾向にあります。

光熱費・通信費

光熱費は 月100〜150豪ドル(約9,500〜14,250円) が一般的。ただしシェアハウスでは家賃に含まれていることも多いです。

携帯はプリペイド式のSIMが主流で、月50〜100豪ドル(約4,750〜9,500円) が目安となります。

利用頻度に応じてプランを選ぶのがポイントです。

その他(交際費・雑費)

友人との外食や週末の旅行などを含めると、交際費や雑費は月200〜400豪ドル(約19,000〜38,000円) ほどかかります。

特にイベントやアクティビティが盛んなオーストラリアでは、生活費に余裕を持たせておくと安心です。

語学学校に通う場合の費用

オーストラリアでは、ワーキングホリデービザで最大4ヶ月まで語学学校に通うことが可能です。

語学学校に通う場合は、以下の費用がかかることを理解しておきましょう。

  • 学費
  • 教材費・入学金

学費

オーストラリアの語学学校の授業料は、1週間あたり200〜350豪ドルが一般的です。

3か月(約12週間)通った場合、2,400〜4,200豪ドル(約228,000〜399,000円)の学費を支払う必要があります。

教材費・入学金

学校によっては、授業料に加えて 200〜400豪ドル(約19,000〜38,000円) の入学金や教材費が必要なこともあります。

渡航前にしっかり確認しておきましょう。

生活費との両立

語学学校に通っている間はアルバイトの時間が制限されるため、十分な収入を得られないことも。

そのため、生活費を貯金から補うケースが多いです。

語学学校に通う予定がある人は、学業に集中するためにも、初期資金を多めに準備しておくと安心でしょう。

1年間滞在した場合のシミュレーション

オーストラリアで1年間ワーキングホリデーをする場合、どのくらいの支出と収入になるのかをシミュレーションしてみましょう。

生活スタイルや働き方によって変動はありますが、実際のイメージをつかむための参考にしてください。

※日本円表示は1ドル95円で計算しています。

項目金額日本円
ビザ申請費用670ドル63,650円
航空券(片道) 1,000ドル95,000円
語学学校(3か月)2,400〜4,200ドル228,000〜399,000円
海外旅行保険(1年)2,000ドル190,000円
家賃(シェアハウス)800〜1,400ドル76,000〜133,000円
食費・日用品費350〜600ドル33,250〜57,000円
交通費120〜250ドル11,400〜23,750円
光熱費・通信費150〜250ドル14,250〜23,750円
交際費・雑費 200〜400ドル19,000〜38,000円
合計支出27,000〜31,000ドル2,565,000〜2,945,000円

※金額はオーストラリアドル
※1豪ドル=95円

この金額は、「語学学校に3か月通う場合」の目安です。

語学学校に通わない場合は、学費分を引いた 約2,337,000〜2,546,000円 が1年間の支出の目安となります。

収入の目安

働く期間労働時間時給収入日本円
語学学校あり8ヶ月38時間×4週×8ヶ月24.95ドル29,610ドル2,811,950円
語学学校なし11ヶ月38時間×4週×11ヶ月40,690ドル3,865,550円

※金額はオーストラリアドル
※1豪ドル=95円

語学学校に通う場合は働ける期間が短くなるため、収入はやや少なめになります。

それでも8ヶ月間フルタイムで働けば、生活費と学費を十分にまかなえるレベルの収入を得られるでしょう。

一方、語学学校に通わず11か月間しっかり働いた場合は、年間で約400万円近い収入が見込めます。

この場合、生活費を差し引いても大きな黒字が残る可能性が高く、資金に余裕を持ちながら滞在を楽しむことができます。

ただし、実際にはシフトの削減や病気・旅行などで働けない期間が発生することもあります。

余裕を持った資金計画を立て、貯金や予備費を確保しておくと安心です。

オーストラリア主要都市別の特徴

オーストラリア主要都市別の特徴

オーストラリアは広大な国土を持つため、都市ごとに雰囲気や生活スタイル、仕事のチャンスが異なります。

主な都市の特徴を簡単に整理すると以下の通りです。

都市特徴
シドニー・国際色豊かで観光
・ビジネス両方に強い
メルボルン文化・芸術が盛んで落ち着いた街
パース・自然が豊かで治安が良い
・都会とリゾートのバランス
ブリスベン温暖で生活コストが比較的低め
ケアンズ・リゾート地
・観光・アウトドア体験に最適

自分の目的に合った滞在先を選べるよう、都市ごとの特徴を知っておきましょう。

シドニー

シドニーはオーストラリア最大の都市で、経済や観光の中心地としても知られています。

世界的に有名なオペラハウスやハーバーブリッジをはじめ、美しい港やビーチが身近にあるため、生活しながら観光を楽しめるのが魅力です。

街中にはカフェやレストランが多く、多国籍な人々と出会える環境も整っています。

また、仕事のチャンスも豊富で、観光業やサービス業をはじめ、都市部のアルバイトや短期職も探しやすいです。

一方で家賃や物価は全国的に高めなので、滞在費は少し余裕を持って計画するのがおすすめです。

観光と仕事を両立したい人に最適な都市です。

執筆者
執筆者

私は、ワーキングホリデーで1年間シドニーに滞在しました。

大都市ですが、自然もたっぷりで、カフェやモールなど、お出かけスポットも豊富。飽きることなく楽しめる、とても魅力的な都市です。

メルボルン

メルボルンは文化・芸術が盛んな都市で、落ち着いた雰囲気の街並みが特徴です。

カフェ文化が根付いており、グルメやアートを楽しみながら生活できる環境があります。

また、語学学校や専門学校も多く、学習環境が整っている点も魅力です。

都市部でも自然が身近にあり、週末にはビーチや公園でのんびり過ごすこともできます。

仕事面ではカフェやショップ、ホスピタリティ関連のアルバイトが豊富で、シドニーに比べると物価や家賃がやや抑えめです。

落ち着いた環境で学びながら働きたい人や、文化的な体験を重視したい人に向いています。

パース

パースはオーストラリア西部に位置する都市で、都会の便利さと自然の豊かさが両立しています。

街から少し離れるとビーチや山、ワイナリーなどアウトドアスポットが豊富で、週末には自然を満喫できます。

また、治安が良く、住民の生活ペースも比較的ゆったりしているため、落ち着いた環境で生活したい人に人気です。

仕事面では都市部中心のアルバイトや観光業の仕事もありますが、他の大都市に比べると求人数は少なめです。

自然と都市生活のバランスを重視した滞在を希望する人に向いています。

ブリスベン

ブリスベンはオーストラリア東部の温暖な都市で、比較的生活コストが抑えめなのが特徴です。

気候が過ごしやすく、街全体がコンパクトなため移動も楽です。

ビーチや川沿いの公園が身近にあり、アウトドアやスポーツも楽しめます。

また、観光業やカフェ、ショップなどのアルバイトも多く、仕事を探しやすい環境です。

都市部の喧騒が少なく、落ち着いた生活をしつつ仕事や遊びも両立したい人に適しています。

温暖な気候と穏やかな雰囲気で、初めてオーストラリアに滞在する人にも人気の都市です。

ケアンズ

ケアンズはオーストラリア北部のリゾート都市で、観光やアウトドア体験に最適な環境です。

グレートバリアリーフへのアクセスが良く、スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティが楽しめます。

また、トロピカルな気候で年間を通じて暖かく、自然に囲まれた生活を送ることができます。

都市規模は小さめですが、観光業を中心にアルバイトの機会も豊富です。

短期滞在や観光を兼ねたワーキングホリデー、アウトドア好きな人にぴったりの街です。

オーストラリアでの仕事と生活

オーストラリアでの仕事と生活

オーストラリアでワーキングホリデーをする際、仕事と生活の両方をスムーズに始めるために知っておきたいポイントを解説します。

  • 仕事の探し方
  • よくある仕事の種類
  • 仕事を始めるために必要な準備

海外生活が初めてでも、住居や仕事、銀行や税関係の手続きをあらかじめ整えておけば、生活にスムーズに馴染めます。

仕事の探し方

オーストラリアでの仕事探しは、オンラインサイトと直接訪問の併用がおすすめ。

オンラインではSeekやIndeed、Gumtreeなどの求人サイトが主流で、カフェやレストラン、ツアー会社、農場など幅広く検索できます。

現地に到着後は、気になる店舗に直接履歴書を持って行く「ウォークイン」スタイルもよく行われています。

さらに、現地のFacebookグループワーホリ専用掲示板で情報交換をするのも効果的です。

仕事を探す際は、英語力や経験に合ったポジションを選びつつ、カジュアルジョブで働きながら徐々にステップアップするのが一般的です。

また、現地で人とつながっておくと、思わぬ仕事の紹介や情報を得られることもあります。

執筆者
執筆者

私は現地の日本食レストランで働いていたのですが、同僚が辞めたあとに見つけたカフェで「一緒に働かない?」と誘われたことがありました。友達や同僚とのつながりが、新しいアルバイトにつながることが結構あります。

よくある仕事の種類

ワーキングホリデーでは下記の仕事が人気です。

  • カフェやレストランでの接客・キッチン補助
  • ホテルやホステルのクリーニング
  • 農場や果樹園での収穫作業

観光地ではツアーガイドやアクティビティスタッフも求人があります。

都市部では飲食や小売、観光関連のアルバイトが多く、地方では農業や季節労働が中心です。

経験者の多くは、最初は短期のカジュアルジョブで生活費を稼ぎつつ、英語力や仕事経験を積むことで、より待遇の良い仕事へ移るケースが多いです。

なお、接客業の中にはチップがもらえる仕事もあり、給与にプラスして収入を増やせることがあります。

執筆者
執筆者

私が働いていた日本食レストランでは、お客さんから受け取ったチップをスタッフで分け合い、月に1回もらっていました。月ごとに数十ドルほど受け取ることがあり、ちょっとしたお小遣いのようで嬉しかったです。

仕事を始めるために必要な準備

オーストラリアで仕事を始めるには、まず銀行口座の開設とタックスファイルナンバー(TFN)の取得が必要です。

銀行口座は現地での給与受け取りに必須で、各銀行の窓口でパスポートや住所確認書類を提出して開設します。

TFNはオーストラリア税務署(ATO)でオンライン申請が可能で、給与から正しい税金が引かれるために欠かせません。

また、履歴書はオーストラリア形式(英文)で作成すると、採用担当者に伝わりやすくなります。

さらに、レストランやバーでアルコールを提供する場合は、RSA(Responsible Service of Alcohol)という資格が必要で、事前に取得しておくと安心です。

これらの準備を整えておくことで、到着後すぐに仕事を始めることができます。

執筆者
執筆者

私はオーストラリアに着いてから履歴書を作ったので、仕事探しを始めるまでに少し時間がかかってしまいました。「できるだけ早く仕事を見つけたい!」という人は、日本にいるうちに英語の履歴書を作成しておきましょう。

オーストラリアワーキングホリデーの費用を抑えるコツ

オーストラリアワーキングホリデーの費用を抑えるコツ

オーストラリアでワーキングホリデーを楽しむ際、生活費や渡航費用は意外と大きな負担になります。

費用を抑えるコツを少し工夫するだけで、無理なく出費を抑えられるポイントがあります。

  • 渡航時期を工夫する
  • 大都市ではなく地方を選ぶ
  • シェアハウスでルームシェアを活用
  • 無料の留学エージェントを利用する
  • 日本から必需品を持参する

これらの工夫を取り入れることで、旅費や滞在費を効率的に節約しつつ、現地での生活を快適にスタートできます。

渡航時期を工夫する

航空券の料金は時期や曜日によって大きく変わります。

ワーキングホリデービザは発行から出発までの猶予が1年間あるため、チケット予約サイトで料金の安いタイミングをゆっくり探すことが可能です。

ピンポイントの日付にこだわらず、1〜2か月ほどの範囲で柔軟に検索すると、お得な便を見つけやすくなります。

一般的に、夏休みや春休みなどのハイシーズンや、週末・祝日を挟む便は料金が高くなる傾向があります。

渡航日を工夫することで、航空券代を抑えつつ、スムーズにワーキングホリデー生活をスタートできるでしょう。

大都市ではなく地方を選ぶ

シドニーやメルボルンなどの大都市は魅力的ですが、家賃や食費が高めです。

特に家賃は都市部だと、シェアハウスの1人部屋で月3〜5万円前後かかることも珍しくありません。

一方、地方都市や郊外に滞在すれば、同じ条件の住居でも家賃は半分程度まで抑えられる場合も。

また、スーパーやカフェの価格も比較的安く、生活費全体を大きく節約できます。

都市の便利さは少し手放すことになりますが、コストを抑えながら現地での生活を楽しむには、地方での滞在がおすすめです。

シェアハウスのルームシェアを活用

オーストラリアでの住居費を抑えるなら、シェアハウスでのルームシェアが効果的です。

家賃は1つの物件を何人でシェアするかによって変わり、人数が多いほど家賃を抑えられます。

たとえば、シドニーに滞在する場合、1人部屋の相場は300〜500ドル。2人部屋であれば170〜250ドル、3人以上でシェアすると120〜170ドルほどで借りられることもあります。

個室(own room)はプライベートが確保されており、バスルーム付きのタイプ(master room)はさらに快適ですが、その分家賃は少し高めです。

人数が多いルームシェアは家賃が安い点は魅力的ですが、プライベート空間が減る点は注意が必要です。

生活スタイルや予算に合わせて、プライベート空間の確保と費用のバランスを考えながら部屋を選ぶことをおすすめします。

無料の留学エージェントを利用する

渡航や現地での生活準備に不安がある場合、無料の留学エージェントを活用すると便利です。

学校手続きや滞在先の紹介、仕事探しのサポートまで幅広く対応してくれるため、初めてのワーキングホリデーでも安心です。

また、有料エージェントと違って費用がかからないため、節約にも直結します。

特に都市部での生活情報やアルバイト情報など、現地に詳しいサポートを受けられる点は大きなメリットです。

うまく活用すれば、時間とお金を効率的に使いながら、スムーズに現地での生活をスタートすることができます。

日本から必需品を持参する

オーストラリアでは、日本の食品や日用品は現地で購入すると割高になることが多く、普段使っている日本製品を持参すると節約になります。

たとえば、調味料やインスタント食品、化粧品や文房具など、こだわりがあるものはまとめて持っていくと安心です。

また、現地で手に入りにくい商品やブランドを事前に用意しておくことで、慣れない生活でもストレスを減らすことができるというメリットも。

重さや量には注意が必要ですが、荷物に余裕がある場合は、日本から持ち込むことで出費を抑えつつ快適な滞在を実現できます。

執筆者
執筆者

私はは現地で日本の食べ物が恋しくなり、アジア系スーパーで日本の2〜3倍の値段で日本食材を買っていました……。スーツケースに余裕がある場合は、日本の好きなお菓子やインスタント食品を多めに持っていくことをおすすめします!

オーストラリアワーキングホリデーについてのよくある質問

オーストラリアワーキングホリデーについてのよくある質問

オーストラリアワーキングホリデーについてのよくある質問とその答えを紹介していきます。

現地で仕事はどのくらいで見つかりますか?
渡航後すぐに仕事が決まる人もいますが、多くの場合は1〜2カ月ほどかかることを想定しておくと安心です。
都市部では求人は多いものの応募者も多く、面接やトライアルを経て給料日まで時間がかかる場合もあります。
渡航後1カ月以内に仕事が決まればラッキーくらいの感覚で、資金計画を立てると安心です。
現地のネットワークや求人サイトをうまく活用することも、仕事探しの成功につながります。
貯金がなくても大丈夫ですか?
ワーキングホリデーではフルタイムで働けるとはいえ、貯金ゼロでの渡航はリスクがあります。
仕事が見つかるまでの期間や、予期せぬトラブル・体調不良などを考えると、少なくとも現地で3カ月は生活できる余裕があると安心です。
実際に、オーストラリア政府はワーキングホリデービザの申請条件として、「生計のための十分な資金(目安は約5,000豪ドル)を所持していること」を定めています。
もちろん、フルタイムで働けば現地での生活費を賄うことは可能ですが、仕事が決まるまでの期間や想定外の出費を考えると、一定の貯金がある方が安心です。
初めての海外生活では、余裕をもった資金計画がトラブル回避につながります。
半年だけの滞在は可能ですか?
ワーキングホリデービザの有効期間は1年間ですが、短期間だけ滞在して途中で帰国することも可能です。
ただし、一度取得したビザは入国日から1年間のみ有効で、途中で帰国してもビザの有効期限が伸びることはありません。
また、ワーキングホリデーは国ごとに1度だけ利用できる制度なので、再度同じビザを取得することはできません。
短期間で使う場合は、滞在期間を有効に使えるかを事前に考えておくと良いでしょう。
語学学校と仕事の両立はできますか?
語学学校と仕事の両立は不可能ではありません。
しかし、語学学校の授業時間や課題と、アルバイトのシフトをうまく調整する必要があります。
現地のカジュアルジョブは比較的柔軟なシフトが多いため、学校と仕事を両立しながら英語力を伸ばすことも十分可能です。
事前に優先順位を決め、無理のない計画を立てるようにしましょう。

オーストラリアでのワーキングホリデーについてのまとめ

今回は、オーストラリアでのワーキングホリデーに関する費用やビザ取得の条件、仕事探しや生活のポイント、費用を抑えるコツなどを経験者の視点で紹介しました。

事前に必要な準備や情報を整理しておくことで、到着後すぐに安心して現地生活を始められます。

ワーキングホリデーは、働きながら異文化を体験できる貴重なチャンスです。計画的に準備して、有意義な1年間を過ごしましょう。