カナダ親子留学|必要な費用・ビザや成功させるためのポイントを解説

カナダ親子留学|必要な費用・ビザや成功させるためのポイントを解説

親子で海外生活を経験できるカナダ親子留学は、子どもの学びと家族の思い出づくりを同時に叶えられる留学スタイルとして注目されています。

一方で、費用やビザ、現地での生活など、事前に知っておきたいポイントも少なくありません。

本記事では、カナダ親子留学の特徴から費用・ビザ、プログラムの選び方、成功のコツまでを分かりやすく解説します。

黒須千咲

執筆者
黒須千咲

中学時代に英語に惹かれ、外国語科の高校と法政大学GISに進学。英語漬けの学生時代を過ごし、アメリカ・イギリスへ短期留学もしました。大学卒業後はオーストラリアでワーキングホリデーを経験。以来、大好きな英語や海外に関する情報を発信するライターとして活動しています。

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カナダ親子留学とは?

カナダ親子留学とは?

カナダ親子留学とは、親子で一定期間カナダに滞在し、それぞれが現地の教育機関で学ぶ留学スタイルのこと。

子どもは現地学校の子ども向けコースなどで学び、親は語学学校などに通って英語力アップを目指します。

保護者も一緒に生活するため、初めての海外生活でも安心感があり、小さな子どもでも挑戦しやすい点が特徴です。

また、カナダは治安が比較的安定しており、教育水準が高い国として知られています。

多国籍な背景を持つ人々が暮らしているため、日常生活の中で自然と多様な価値観に触れられる環境です。学びだけでなく、生活体験そのものが子どもにとって大きな刺激に。

親子留学は、語学力の向上だけでなく、家族で海外経験を共有できる貴重な機会と言えるでしょう。

カナダ親子留学はこんな人におすすめ
  • 子どもと一緒に海外生活を体験してみたい
  • 親子で英語を学びたい
  • 日本とは異なる教育や文化に触れさせたい
  • 子供に早いうちから海外経験を積ませたい
  • 親子・家族で思い出を作りたい

カナダ親子留学がおすすめな理由

カナダ親子留学がおすすめな理由

カナダは親子留学先として高い人気があります。

ここでは、カナダが選ばれる主な理由を3つの視点から解説します。

  • 教育水準が高い
  • 多文化環境を経験できる
  • 子供も大人も過ごしやすい環境

教育水準が高い

カナダは、国全体として教育に力を入れており、公立・私立を問わず教育水準が高いです。

留学生の受け入れ実績も多く、外国籍の子どもが学びやすい体制が整っている点も特徴。

また、カナダ英語は発音がクリアで聞き取りやすいとされており、英語に触れ慣れていない子どもでもなじみやすい傾向があります。

「将来につながる英語力を身につけてほしい」「国際的に通用する英語に早くから触れさせたい」と考える家庭にとって、カナダは魅力的な留学先と言えるでしょう。

多文化環境を経験できる

カナダは人口の23%を移民が占めるなど、外国人を積極的に受け入れてきた背景があり、さまざまな文化的背景を持つ人々が共に暮らしています。

参照:日本貿易振興機構(ジェトロ)

学校や地域社会でも多国籍な環境が当たり前のため、日本人だからと特別視されることなく、溶け込みやすいのが特徴です。

また、日常生活の中で異なる価値観や考え方に触れる経験は、子どもにとって視野を広げるきっかけになります。

多様性を尊重する文化の中で過ごすことで、柔軟な考え方や他者を受け入れる姿勢を自然と身につけることができます。

子供も大人も過ごしやすい環境

カナダは治安が比較的良く、医療や公共サービスも整っているため、海外生活が初めての親子でも安心して暮らしやすい国です。

公園や図書館などの公共施設も充実しており、子どもがのびのび過ごせる環境があります。

また、都市部でも自然を感じられる場所が多く、週末には家族で気軽にリフレッシュできるのも魅力。

学習環境だけでなく生活面でも無理が少なく、親子で安心して海外生活を送れる点は大きなメリットと言えるでしょう。

カナダ親子留学のデメリット・注意点

カナダ親子留学のデメリット・注意点

カナダに親子留学をするなら知っておきたいデメリットと注意点を3つ解説します。

  • 費用が高くなりやすい
  • 親子ともに環境の変化に慣れる必要がある
  • ビザや手続きが複雑に感じやすい

費用が高くなりやすい

カナダ親子留学では、授業料に加えて滞在費や生活費がかかるため、全体の費用が高額になりやすい点に注意が必要です。

特に親子で滞在する場合は、住居費や食費、交通費などが二人分以上発生します。

都市部では家賃相場が高く、想定よりも出費が増えるケースも少なくありません。

留学期間や滞在エリアによって必要な金額は大きく変わるため、事前におおよその費用感を把握し、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

親子ともに環境の変化に慣れる必要がある

海外での生活は、言語はもちろん、生活習慣や価値観、日常の過ごし方など、日本と異なる部分がたくさんあります。

子どもだけでなく、保護者も新しい環境に順応する必要があり、人によっては慣れるまでに時間がかかることも。

特に留学初期は、言葉の壁や生活リズムの違いから不安を感じやすい時期です。

親子留学を前向きな経験にするためには、親子で無理をしすぎず、少しずつ現地の生活に慣れていくことを意識するといいでしょう。

ビザや手続きが複雑に感じやすい

親子留学では、子どもと親それぞれに適したビザが必要になる場合があり、手続きが分かりにくいと感じることがあります。

留学期間や年齢、保護者の滞在目的などによって取得するビザの種類が異なるため、情報を正確に整理することが欠かせません。

また、ビザの申請には書類準備や審査期間が必要となり、直前では間に合わないことも。

余裕を持って準備を進め、必要に応じて留学エージェントなどの専門機関に相談することも検討すると安心です。

小学生の親子留学で選ばれる主なプログラム

小学生の親子留学では、滞在期間に応じて選ばれるプログラムが異なります。

主に、休みを利用して気軽に参加できる短期留学と、現地での生活を通して学ぶ長期留学の2つに分けられます。

ここでは、プログラムの特徴や向いている家庭についてそれぞれ紹介します。

短期留学

短期留学は、数週間程度の滞在で参加できるプログラムが中心です。

夏休みや春休みなどの長期休暇を利用しやすく、初めての海外経験として選ばれるケースも多くあります。

子どもはサマースクールやキッズ向けプログラムに参加し、英語学習に加えてアクティビティや現地の子どもとの交流を楽しむのが一般的です。

滞在期間が短いため、日本の学校への影響を抑えやすく、費用や準備の負担も比較的軽くなります。

「子どもと一緒に海外留学を体験してみたい」「親子で無理なく挑戦したい」という家庭に向いている留学スタイルです。

長期留学

長期留学は、数か月から1年程度の滞在を想定したプログラムで、より本格的に海外生活を体験できるのが特徴です。

子どもは現地校や長期向けの教育プログラムに通い、日常生活を送る中で自然と英語力を養います。

親も語学学校に通ったり、現地で生活したりと、それぞれの目的に合わせた滞在が可能です。

長い時間をカナダで過ごすことで、語学力だけでなく、自立心や異文化への理解が深まる点が長期留学の魅力です。一方で、費用や生活面の準備が重要になるため、事前の情報収集と計画が欠かせません。

カナダ親子留学で必要な費用

カナダ親子留学で必要な費用

カナダ親子留学にかかる費用は、滞在期間や就学内容、滞在スタイル、留学都市などによって大きく変わります。

一般的に、大人1人と子ども1人で渡航する場合、1か月でおよそ50〜80万円、1年間では400〜600万円程度が目安とされています。

留学期間必要な費用の目安
1か月約50〜80万円
3か月約90〜200万円
半年約200〜300万円
1年間約400〜600万円

参照:留学くらベーる

これらの金額には、航空券、学費、滞在費、食費などが含まれており、短期か長期かによって負担が大きく変わってきます。

費用の中で特に割合が大きいのが学費と滞在費です。

ここでは、学費と滞在費について詳しく解説します。

学費

子どもが留学生として学校に通う場合、公立・私立を問わず授業料が発生し、年間で少なくとも100万円前後は見込んでおく必要があります。

さらに、保護者も語学学校などに通う場合は、月額10万円前後の学費がかかることが一般的です。

ただし、サマースクールや短期プログラムであれば、数十万円から参加できるケースも

また、保護者は必ずしも語学学校に通う必要はなく、観光ビザで滞在しながら子どもをサポートする選択肢もあります。

滞在費

滞在費は、エリアや住居タイプによって差が出ます。

短期滞在向けの滞在先を選ぶと、家賃や光熱費を長期で契約する必要がないため、予算管理もしやすいでしょう。

このほか、航空券代や海外保険料なども必要になりますが、滞在期間を限定することで総額は抑えやすくなります。

カナダ親子留学で必要なビザ

カナダ親子留学で必要なビザ

カナダ親子留学で必要となるビザは、滞在期間や親子それぞれの就学状況によって異なります。

6か月未満の滞在で、観光や短期プログラムへの参加が目的であれば、原則としてビザの申請は不要です。

ただし、ビザが不要な場合でも、カナダへ渡航する際にはeTA(電子渡航認証)の取得が必要となります。eTAはオンラインで比較的簡単に申請が可能です。

一方、6か月以上学校に通う場合は、学生ビザの申請が必要になります。

カナダ親子留学で必要となるビザのパターンは以下の通りです。

滞在期間留学の内容親のビザ子どものビザ
6か月以内不要
(eTAのみ必須)
不要
(eTAのみ必須)
6か月以上子ども(6歳以上)が就学し
親は同伴する
不要
(eTAのみ必須)
学生ビザ
親が就学し
子供は同伴する
学生ビザ不要
(eTAのみ必須)
親と子ども(6歳以上)が
就学する
学生ビザ学生ビザ

また、子どもが6歳未満の場合は学生ビザの取得ができないため、観光ビザで親に同伴することになります。

なお、子どもの年齢や通学先、滞在都市によって細かな条件が異なることもあります。

ビザ制度は変更される可能性もあるため、最新情報については必ず公式機関や留学エージェントで確認するようにしてください。

カナダ親子留学で頼れるエージェント「ISS留学ライフ」

カナダ親子留学で頼れるエージェント「ISS留学ライフ」

「カナダで親子留学がしたいけど、手続きや準備が不安……」という人は、留学エージェントを利用すると安心です。

中でもおすすめなのが、Z会グループの留学エージェント「ISS留学ライフ」です。

ここでは、ISS留学ライフについて詳しく紹介していきます。

  • ISS留学ライフとは
  • ISS留学ライフの親子留学の特徴
  • ISS留学のサポート内容

ISS留学ライフとは

ISS留学ライフは、Z会グループに属する留学エージェントで、これまでに10万人以上の留学をサポートしてきた実績があります。

短期留学から長期留学、ジュニア留学、親子留学まで幅広いプログラムを取り扱っており、年齢や目的に応じた留学プランを提案している点が特徴。

ISS留学ライフの親子留学では、子どもはキッズ・ティーン向けプログラム、保護者は一般コースに参加するのが一般的です。

初めての留学でも相談しやすい体制が整っており、親子留学を検討している家庭にとって心強い存在です。

ISS留学ライフの親子留学の特徴

ISS留学ライフの親子留学の特徴を3つ紹介します。

  • 航空券付きパッケージプラン
  • 1200校以上の中から厳選したプラン
  • 充実したアクティビティ

航空券付きパッケージプラン

ISS留学ライフでは、観光庁長官登録の会社だけが企画・実施可能な「パッケージ留学プラン」を取り扱っています。

航空券をはじめ、レッスン、滞在先、空港送迎などがセットになっているため、個別に手配する手間を減らせるのがメリット。

留学準備に不安を感じやすい親子にとって、必要な手続きを一括で進められる点は安心材料となります。

出発前の準備から現地到着まで、流れが明確なのも特徴です。

1200校以上の中から厳選したプラン

ISS留学は、世界28カ国・1200校以上の提携語学学校を持っています。

その中から、低年齢の子どもの受け入れ実績があり、保護者も現地生活を楽しみやすい学校を中心にプランを厳選しています。

親子留学に適した環境かどうかを重視して選定されているため、学校選びの迷いを減らせます。

充実したアクティビティ

ISS留学の親子留学プランには、語学研修だけでなく、観光や体験型のアクティビティが含まれているものも多くあります。

授業のない午後や週末に、現地の観光地やテーマパークを楽しめる内容が組み込まれており、学びと体験の両方を重視した構成です。

観光や体験を通して英語に触れる機会が増えるため、教室で学ぶだけでは味わえない、実際のコミュニケーションを経験できる点も魅力です。

ISS留学のサポート内容

ISS留学では、親子留学を検討する段階から帰国まで、各ステップに応じたサポートを行っています。

サポート内容の具体例
  • 無料カウンセリング
  • 手続き代行
  • 英語講座(外国人講師によるレッスン)
  • 出発前オリエンテーション
  • 現地生活オリエンテーション
  • 銀行口座開設動向
  • 24時間電話サポートサービス

希望する国や期間、子どもの年齢に合わせた留学プラン選びの相談ができるほか、申し込みに必要な手続きについても順を追って案内してもらえます。

出発前には、留学に向けた準備や注意点についての説明もあり、初めての海外生活でも不安を軽減しやすい体制です。

また、留学中もサポート窓口が用意されており、現地で困ったことがあった際に相談できる点は、親子留学において心強いポイントと言えるでしょう。

ISS留学の口コミなども紹介してますので気になる方はチェックしてみてください。

公式サイトはこちら
※無料カウンセリングあり

カナダ親子留学を成功させるためのポイント

カナダ親子留学を成功させるためのポイント

カナダ親子留学を成功させるには、事前の考え方や準備がとても重要です。

ここでは、親子留学に挑戦する人が意識したいポイントを3つ紹介します。

  • 留学の目的を明確にする
  • 親子それぞれに合う学習・生活リズムを作る
  • 出発前から英語に触れておく

留学の目的を明確にする

親子留学を成功させるうえで、まず大切なのが「なぜカナダに留学するのか」という目的を明確にすることです。

「英語力を伸ばしたい」「海外生活を体験したい」「異文化に触れたい」など、留学の目的によって選ぶべきプログラムや滞在期間は変わってきます。

目的が曖昧なままだと、現地で「思っていた留学と違った」と感じてしまうことも。

親と子ども、それぞれの希望を事前に整理し、優先したいポイントを共有しておくことで、留学中の迷いや不安を減らしやすくなります。

目指すゴールをはっきりさせておくことが、満足度の高い親子留学につながります。

親子それぞれに合う学習・生活リズムを作る

親子留学では、同じ場所で生活するとはいえ、学ぶ内容や一日の過ごし方は親と子どもで異なります。

そのため、親子それぞれにとって無理のない学習・生活リズムを意識することが大切です。

子どもは学校やプログラムに慣れるまでに時間がかかる場合もあり、最初から詰め込みすぎると負担になってしまうことも。

一方、保護者も語学学習や生活面での調整が必要です。

お互いのペースを尊重しながら、生活リズムを整えることで、心身ともに安定した留学生活を送りやすくなります。

出発前から英語に触れておく

カナダ親子留学をスムーズにスタートさせるためには、出発前から英語に触れておくことも欠かせません。

英語を話せる必要はありませんが、簡単なあいさつや日常表現に慣れておくと現地での不安は大きく減ります。

特に子どもは、英語に対する抵抗感が少ない状態で渡航できると、現地での生活に馴染みやすくなります。

英語の動画や絵本、音声教材などを使い、日本にいるうちから楽しみながら英語に触れる時間を作るのがおすすめです。

事前準備をしておくことで、現地での学びや体験をより前向きに受け止めやすくなるでしょう。

編集者
編集者

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カナダ親子留学についてのまとめ

本記事では、カナダ親子留学がおすすめの理由や注意点、必要な費用・ビザ、成功させるためのポイントについて詳しく解説しました。

カナダ親子留学は、子どもの教育と家族での海外体験を両立できる貴重な機会です。

教育水準の高さや多文化環境、生活のしやすさといった魅力がある一方で、費用負担やビザ手続き、環境の変化への対応など、注意すべき点もあります。

滞在期間に応じたプログラム選びや、無理のない資金計画、事前準備を行うことで、親子での留学生活の満足度は大きく高まります。

また、初めての親子留学では、ISS留学ライフのような実績あるエージェントを活用するのもおすすめです。

ぜひこの記事を参考に、親子で「どんな留学にしたいか」を話し合いながら、自分たちに合ったカナダ親子留学のスタイルを検討してみてください。