トビタテ!留学JAPANとは?高校生・大学生向け留学支援制度と倍率、受かるための条件を解説

トビタテ!留学JAPANとは?高校生・大学生向け留学支援制度と倍率、受かるための条件を解説

トビタテ!留学JAPANは、高校生や大学生が海外で学ぶ機会を支援する日本政府の制度です。

留学先での学びや挑戦を通じて、将来のキャリアや社会貢献につなげることを目的としています。

本記事では、制度の概要や応募条件、倍率、合格のポイントなどを詳しく解説します。

黒須千咲

執筆者
黒須千咲

中学時代に英語に惹かれ、外国語科の高校と法政大学GISに進学。英語漬けの学生時代を過ごし、アメリカ・イギリスへ短期留学もしました。大学卒業後はオーストラリアでワーキングホリデーを経験。以来、大好きな英語や海外に関する情報を発信するライターとして活動しています。

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トビタテ!留学JAPANとは?

トビタテ!留学JAPANとは?

「トビタテ!留学JAPAN」とは、日本の高校生や大学生が海外で学び・挑戦できるよう支援する官民協働の留学促進キャンペーンのことです。

ここでは、その概要やプログラムの目的、対象者別の特徴、そしてコースや留学期間について解説します。

留学支援制度の概要

「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省が中心となり、政府だけでなく企業や大学などの民間と協力して取り組んでいる日本の留学促進キャンペーンです。

2013年にスタートし、意欲と能力を持つ高校生・大学生が海外に一歩踏み出すきっかけをつくることを目的としています。

これまでに約9,500人が採択され、海外での多様な経験を通じてグローバル人材として成長してきました。

2023年度からは「第2ステージ」が始まり、新たなビジョンとコンセプトのもと、より多くの若者に海外での挑戦の場を提供しています。

トビタテ!留学JAPANは、第2ステージにおいて次の3つの柱を中心に展開されています。

  • 新・日本代表プログラム:高校生・大学生への奨学金支給(返済不要)
  • 留学プラットフォーム事業:留学に必要な情報集約と関係者連携の強化
  • 価値イノベーション人材ネットワーク事業:帰国後の活動を通じた人材育成支援

この中で、高校生や大学生が主に利用するのは「新・日本代表プログラム」です。

学業に限らず、インターンシップ、ボランティア、フィールドワークなどを組み合わせた自由度の高い留学計画を立てられる点が大きな特徴です。

プログラムの主催者と目的

トビタテ!留学JAPANの主催は文部科学省で、民間企業や団体、大学などと連携する官民協働の取り組みです。

目的は、日本の若者が世界に挑戦し、異文化理解や国際的なネットワークを築きながら、国内外で社会に貢献できるグローバル人材を育成すること。

第2ステージでは、「Challenge, Connect, Co-create(挑戦・つながる・共創する)」をコンセプトに掲げ、帰国後も活躍できる人材育成に力を入れています。

高校生・大学生それぞれが対象になる理由

トビタテ!留学JAPANは、高校生と大学生の両方を対象にしています。

これは、若い世代のうちから国際経験を積むことで、将来の進学・就職・起業など多様なキャリアに活かせるからです。

高校生は柔軟な発想と吸収力を活かし、早い段階で異文化に触れることができます。

一方、大学生は専門分野や研究テーマを持ちながら、海外での実践経験を積むことで国際的な競争力を高められます。

コースと留学期間

コースと留学期間

新・日本代表プログラムは、留学計画のテーマや目的に応じて複数のコースを用意しています。

高校生対象は「探究心」や「社会課題解決」「STEAM領域」「スポーツ・芸術」など関心に合わせた4コース。

大学生対象は「イノベーション創出」「技術・芸術分野での挑戦」「多様な領域での課題解決」に応える3コースがあります。

いずれも返済不要の奨学金が支給され、留学期間はおおむね2週間から1年程度まで幅広く設定可能。

自身の興味や将来像に最も合うコースを選び、海外での学びを最大限に活かすことができます。

高校生対象「新・日本代表プログラム」

トビタテ!留学JAPANを利用したい高校生は、以下の4つのコースの中から選んで応募する必要があります。

コースごとに留学計画の内容が異なります。

  • マイ好奇心探究コース(250名)
  • 社会課題探究コース(150名)
  • STEAM探究コース(160名)
  • スポーツ・芸術探究コース(140名)

マイ好奇心探究コース

「知りたい!」「もっと深く調べたい!」という純粋な好奇心からスタートするコースです。

テーマは自由で、身近な生活の疑問から世界の不思議まで、自分だけの問いを見つけて海外で探究します。

現地でのフィールドワークやインタビュー、資料収集などを通して、未知の世界を自分の手で既知に変えていく喜びを味わえます。

専門分野や実績がなくてもOK。挑戦する気持ちがあれば誰でも参加できる留学計画です。

社会課題探究コース

世界や地域、日本が抱える課題を「自分ごと」としてとらえ、その解決や活性化をめざすコースです。

環境問題、貧困、ジェンダー平等、地域振興などテーマは多彩。現地の人々や団体と協力し、解決策を考え、試すことができます。

SDGsや社会貢献に関心がある人にぴったり。自分の行動が誰かの未来を変えるきっかけになる留学計画です。

STEAM探究コース

科学・技術・工学・芸術・数学といったSTEAM分野をテーマに、海外での探究活動を行うコースです。

ロボット開発、AI活用、建築デザイン、数理モデル研究など、最先端の知見や現場に触れられるのが魅力。

現地の学校や企業での活動、国際コンテスト参加など、実践的な経験を通じてスキルと発想力を磨きます。

理系志向はもちろん、アートやデザインに関心がある人にもおすすめの留学計画です。

スポーツ・芸術探究コース

スポーツや芸術を切り口に、海外で学びや活動を広げるコースです。

競技力や表現力を高めるだけでなく、その文化や歴史、社会的な価値について探究できます。

経験者はもちろん未経験でも応募可能。音楽や演劇、美術、ダンス、サッカーやバスケットなど、多様な分野で挑戦できます。

国境を越えた仲間との交流や合同練習・公演は、きっと一生の思い出になる留学計画です。

大学生対象「新・日本代表プログラム」

大学生向けのコースは、以下の3つです。

留学計画の内容に沿って、自分に合ったコースを選んで応募しましょう。

  • イノベーターコース
  • STEAMコース
  • ダイバーシティコース

イノベーターコース

「まだ世の中にない価値をつくる」ことに挑むコースです。

自ら課題を発見し、その解決に向けてゼロから仕組みを考え、試行錯誤を重ねます。

現地でのリサーチやプロトタイプ開発、社会実験など、挑戦的な活動を通じて構想力と行動力を鍛えます。

起業やプロジェクト立ち上げをめざす人にも最適な留学計画です。

STEAMコース

技術革新や新産業創出に直結するSTEAM領域での留学計画を支援します。

研究や開発だけでなく、芸術やデザインを科学と融合させた新たな挑戦も可能。

世界の最前線に触れ、知識と視野を広げることで、日本や世界の課題解決につなげます。

理系・文系を問わず、多様なバックグラウンドの学生が参加できる留学計画です。

ダイバーシティコース

スポーツ、芸術、人文社会科学、総合知領域など、多様な分野での課題解決を目指すコースです。

自身の専門性を活かしながら、国境や文化を越えたフィールドで実践。

現地のコミュニティや団体との協働を通じ、専門分野の枠を広げる経験が得られます。

将来、国際的に活動したい人や専門性を深めたい人にぴったりの留学計画です。

対象者と応募条件(高校生・大学生向け)

対象者と応募条件(高校生・大学生向け)

トビタテ!留学JAPANの「新・日本代表プログラム」の対象となる人と応募条件を、高校生と大学生向けにそれぞれ詳しく解説します。

高校生向けの条件

新・日本代表プログラムは、日本の高校などに在籍している生徒が対象です。

主な応募要件は以下の通りです。

  • 国籍・在留資格:日本国籍を持つ、または応募までに日本への永住許可を受けている
  • 在籍校:卒業を目的として高校等に在籍している
  • 派遣許可:在籍校と受け入れ先機関の両方から派遣許可が得られる
  • 家計基準:国内奨学金「第二種奨学金」に掲げる家計基準を満たす(基準外でも一部採用枠あり)
  • 必要書類:留学に必要なビザやパスポートを確実に取得できる
  • 帰国後の進路:留学終了後、在籍校に戻って学業を継続または卒業を目指す
  • 年齢:留学開始年度の4月1日時点で30歳以下
  • 研修参加:事前・事後研修や派遣留学生ネットワーク活動に参加できる

他にもいくつか細かな要件があるため、詳細は必ず公式サイトを確認してください。

学業成績・語学力について

応募するにあたって、学業成績や語学力の条件はありません。

意欲と留学計画の中身が重視されるので、学歴や語学力に関係なく誰でもチャレンジが可能です。

家計基準の確認方法

家計基準を満たすかどうかは、在籍高校に必要書類を提出することで確認できます。

目安は、JASSOの公式サイト「進学前(予約採用)の第二種奨学金の家計基準」「進学資金シミュレーター」でも確認が可能です。

大学生向けの条件

大学生対象のプログラムに応募できるのは、以下の条件を満たす人です。

  • 国籍・在留資格:日本国籍を持つ、または日本への永住許可を受けている
  • 年齢:留学開始年度の4月1日時点で30歳以下
  • 留学計画:28日以上1年以内
  • 在籍状況:海外の学校に在籍していない(社会人も対象外)
  • 家計基準:在籍する大学等に必要書類を提出して確認(基準を満たさない場合でも一部採用枠あり)

詳細については、必ず公式サイトを確認してください。

学業成績・語学力について

学業成績や語学力の要件はありません。

審査では、意欲と留学計画の中身が重視されるのが特徴です。

家計基準の確認方法

家計基準を満たすかどうかは、在籍する大学に必要書類を提出することで確認が可能です。

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下記の留学エージェントは無料カウンセリングを実施しているので、上記の応募条件に合わなかった方は相談してみてください。

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トビタテ!留学JAPANの応募・選考の仕組み

トビタテ!留学JAPANの応募・選考の仕組み

トビタテ!留学JAPANの「新・日本代表プログラム」の応募・選考の仕組みについてわかりやすく解説します。

応募の流れと提出書類一覧

以下は、2025年(第10期)の高校生向け応募・選考スケジュールです。

2025年(第10期)の高校生向け応募・選考スケジュール

引用元:トビタテ!留学JAPAN

新高校2・3年生は第一日程に応募、新高校1年生は第1日程又は第2日程のいずれかで応募する必要があります。

大学生向けの応募・選考スケジュールは以下の通りです。

大学生向けの応募・選考スケジュール

引用元:トビタテ!留学JAPAN

1次審査のための書類「留学計画事前準備シート」は、オンライン上で提出します。

募集期間中になったら公式サイトからダウンロードして、準備を進めましょう。

なお、応募は在籍している学校を通して行う必要があり、個人での出願はできません。

在籍校ごとに提出期限がある可能性があるので、早めに確認しておきましょう。

選考方法のポイント

トビタテ!留学JAPANの選考は、応募時期や学年によって異なる流れで行われます。

新高校2・3年生と一部の新高校1年生は「第一日程」に応募し、書類審査(一次)を通過した人が面接審査(二次)へ進みます。

一方、新高校1年生の「第二日程」では、応募者全員が面接を受ける「総合審査」が実施されます。

審査では「人物」と「留学計画」の2つの観点が重視されますが、特に評価の中心となるのは「人物」です。

求められているのは、好奇心を原動力に新しい価値を生み出そうとする姿勢や、挑戦を恐れず行動できる力、多様な分野でリーダーシップを発揮できる資質を持つ人材です。

留学先や活動内容の妥当性も重要ですが、それ以上に「なぜ留学したいのか」「どのように成果を社会へ還元するのか」といった考え方の深さが合否を分ける大きなポイントになります。

面接内容の特徴と準備のコツ

面接では、提出した留学計画や応募理由について詳しく質問されます。

特に「留学を通じて何を学びたいのか」「学んだことを将来どう活かすのか」といった、自分自身のビジョンや計画の具体性を問われるケースが多く見られます。

答えに正解はありませんが、漠然とした説明では説得力に欠けてしまうことも。

準備のコツは、自分の留学計画を人に説明できるレベルまで言語化しておくことです。

なぜその国・地域を選んだのか、期間は妥当か、活動内容は目的達成につながるかなどを整理し、論理的に説明できるようにしておきましょう。

また、「失敗しても挑戦を続ける姿勢」や「社会に貢献したい想い」を自分の言葉で伝えられると好印象です。

リハーサルとして、先生や家族、友人に模擬面接をしてもらうのも効果的です。

緊張感のある場で自分の考えを話す練習を重ねることで、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。

倍率はどのくらい?合格のために知っておきたいこと

倍率はどのくらい?合格のために知っておきたいこと

トビタテ!留学JAPANは人気の高いプログラムであり、毎年多くの学生が応募します。

そのため、倍率や合格の傾向を知っておくことは、準備を進めるうえで大切なポイントです。

ここでは過去の倍率データや合格者の特徴を踏まえ、合格に近づくための視点を解説していきます。

過去の倍率データと傾向分析

トビタテ!留学JAPANは2014年度の創設以来、2019年9月までに累計7,800名以上を海外へ派遣してきました。

年々応募者数は増加しており、大学生の応募倍率はおよそ3倍、高校生は4倍前後と、非常に競争率の高いプログラムであることが分かります。

直近の例として、2025年度(第17期)の大学生等対象プログラムでは、1,204名の応募に対して268名が採用され、全体の倍率は約4.5倍に達しました。

参照:日本学生支援機構

特に新大学1年生以外の枠は4.5倍と高く、狭き門であることがうかがえます。

一方、新大学1年生枠は3.4倍とやや低めですが、それでも決して容易ではありません。

このように倍率は年度や募集枠によって差はあるものの、基本的に「3〜5倍程度」を推移しているのが実情です。

今後も応募者数の増加が予想されるため、合格を目指すには計画の質や人物面のアピールをしっかりと準備することが求められます。

倍率の高さを「挑戦の価値」と捉え、早めに準備を進めていくことが合格への大きな鍵となるでしょう。

受かるには何が重要か

トビタテ!留学JAPANの選考では、書類や面接を通じて「人物」と「留学計画」の両面が丁寧に見られます。

特に重視されるのは「人物」の部分で、求められているのは学業成績や語学力の高さではなく、自分らしい探究心や挑戦する姿勢です。

失敗を恐れず新しい分野に取り組めるか、学んだことを社会に還元しようとする意欲が問われます。

また、留学計画については「なぜその国・その分野で学びたいのか」「どのように実践的な活動を組み込むか」「将来につなげ、社会に活かすビジョンを持っているか」といった点が重要になります。

ただ漠然と「海外で学びたい」ではなく、自分の経験や将来像と結びついた具体的な計画を描くことがポイント

つまり、面接に受かるには「自分自身の強みや想いをしっかり言語化し、それを留学計画に落とし込むこと」が大切です。

熱意と独自性のあるストーリーを持つことが、倍率の高い選考を突破するための最大のポイントだといえるでしょう。

合格者の共通点やアドバイス

トビタテ!留学JAPANの合格者に共通しているのは、「明確なテーマ設定」と「自分らしい意気込み」です。

実際に公式サイトでは、2019年度後期の日本代表プログラム11期生の留学テーマや声が紹介されており、教育、環境、地域貢献、ジェンダー平等など、多様で具体的なテーマが並んでいます。

共通しているのは、自分の関心や将来の目標と留学先での活動をしっかりと結びつけている点です。

また、合格者の声からは「現地で吸収した学びを社会に還元したい」という姿勢が強く感じられます。

応募を考えている人は、単に「海外で学びたい」という思いだけでなく、その経験をどのように活かし、帰国後にどんな形で発信するかまで意識することが大切です。

自分の強みや背景を活かしながら、社会とのつながりを見据えた計画を描くことが合格への大きな一歩になるでしょう。

留学計画書の書き方ポイント

留学計画書の書き方ポイント

留学計画書は、トビタテ!の選考で最も重要な書類のひとつです。

自分の留学目的や将来のビジョンを具体的に伝えられるかどうかが合否を左右します。

ここでは、合格につながる計画書のポイントや構成例、注意すべき落とし穴について解説していきます。

書類選考を突破するためのポイント

トビタテ!留学JAPANの書類審査では、「なぜ留学をするのか」「何を学び、どう活かすのか」がはっきりしているかどうかがカギになります。

高校生の場合は、ただ語学を学ぶだけの計画では選考を通過しにくく、探究活動やアンバサダー活動など、学んだことを広げていく要素が大切になります。

語学学習はあくまで準備やサポートの位置づけとして取り入れるといいでしょう。

大学生の場合は、さらに一歩進んで「目的と目標が明確か」「計画に一貫性があるか」「成果をどう社会に還元できるか」といった点まで見られます。

将来のビジョンや、その実現に向けてどんな準備をしているかを書き込むことで、説得力のある留学計画書になります。

「やりたいこと → どうやってやるか → その先にどうつなげるか」を具体的に描けるかどうかが合格への大きなポイントです。

参照:2025年度派遣留学生募集要項

留学計画書の構成例と具体的な書き方

計画書を書くときは、「自分のやりたいこと」をただ並べるのではなく、筋道を立てて伝えることが大切です。

たとえば、「夢」「目的」「活動内容」「成果」「将来ビジョン」「実現可能性」の6つに整理して、以下のように組み立てるとわかりやすくなります。

文章は具体性と一貫性を意識し、読み手が「この学生なら実現できそう」とイメージできる内容にまとめることが大切です。

夢・想い

なぜその国・分野で学びたいのか、挑戦したいことや課題意識を自分の言葉で書きましょう。

大きなテーマでなくても構いません。

目的

留学の成果として、どんなスキルや知識を得たいのかを明確にします。

座学だけでなく、現地で実践的に学ぶ活動を取り入れると説得力が増します。

具体的な活動内容(実践・挑戦)

インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア活動など、社会と接点を持つ学びを計画に盛り込みましょう。

活動内容が目的と結びついていることが重要です。

成果・将来ビジョン

学んだことを帰国後どのように活かすか、学校や地域、将来の社会活動につなげる視点を入れると評価が高まります。

実現可能性

計画が実行できるかを具体的に示します。

スケジュールや必要な準備、代替案を検討することで、現実的で信頼感のある計画書になります。

よくある失敗例とその対策

留学計画書でよく見られる失敗には以下のようなものがあります。

  • 抽象的すぎる
  • 目的と活動がつながっていない
  • 社会への還元が弱い
  • 情報が整理されていない

抽象的すぎる

「国際感覚を広げたい」「成長したい」といった漠然とした表現は、読み手に具体的なイメージを伝えることができません。

抽象的なままでは、留学の目的や活動の意義が伝わらず、計画の実現性も疑われてしまいます。

対策としては、どのような活動を通して何を学びたいのか、留学を通じて得たいスキルや経験を具体的に書き出すことが重要です。

たとえば、現地の教育現場でのフィールドワークやインターンシップを通じてどの能力を伸ばしたいのかを明確に示すと、説得力が増します。

目的と活動がつながっていない

やりたいことはあるものの、留学の目的や計画と結びついていない場合、全体としての一貫性が欠けてしまいます。

その結果、読み手はこの計画が本当に実現可能か判断しにくくなります。

解決策としては、留学の目的、計画、成果の3つが自然につながるよう整理することです。

たとえば、社会課題の解決を学びたいのであれば、その課題に関連する現地での具体的な学習や活動を計画書に盛り込むことで、計画に説得力を持たせることができます。

社会への還元が弱い

自分の成長や体験だけに焦点が偏ると、留学による社会的意義が伝わりません。

採用側は、留学経験を通じてどのように周囲や社会に影響を与えられるかを重視するため、還元の視点が弱いと評価が下がる可能性があります。

改善方法としては、学んだことを帰国後にどのように活かすのかを具体的に考え、学校や地域活動、将来の職業や社会貢献につなげるビジョンを文章に落とし込むことが大切です。

情報が整理されていない

書きたいことを詰め込みすぎて、文章が読みづらくなることもよくある失敗です。

情報が整理されていないと、重要なポイントが目立たず、読み手が理解しにくくなります。

対策としては、文章を箇条書きにしたり、図や写真を使ったりして視覚的にわかりやすくまとめることです。

また、計画書が完成したら家族や友人、留学経験者、大学の教職員など第三者に読んでもらい、客観的な意見や質問をもらうことで内容や伝わりやすさを改善することができます。

トビタテ!留学JAPANのメリット

トビタテ!留学JAPANのメリット

高校生や大学生がトビタテ!留学JAPANを利用するメリットを4つ紹介します。

  • 留学の経済的負担を軽減できる
  • 多様な留学プログラムが選べる
  • 早期から留学経験が積める
  • サポート体制が充実している

留学の経済的負担を軽減できる

トビタテ!留学JAPANの大きな魅力の一つは、返済不要の奨学金が支給されることです。

留学は学費や渡航費、生活費など、どうしても費用がかさむものですが、この制度を利用することで経済的な負担を大きく減らすことができます。

特に「新・日本代表プログラム」では、留学計画の内容に応じて手厚い支援が用意されており、自己負担を最小限に抑えながら質の高い海外経験が可能です。

これまで経済的な理由で留学を諦めていた人にとっても、夢を現実に変える大きなチャンスとなります。

多様な留学プログラムが選べる

トビタテ!留学JAPANでは、語学留学や研究留学だけでなく、インターンシップやボランティア活動、芸術活動など、幅広いテーマで留学計画を立てられます。

自分の興味や将来の目標に合わせて自由にプランを設計できる点が特徴です。

たとえば、理系学生が海外研究機関で実験に携わったり、アートを学ぶために現地の美術大学へ通ったりすることも可能です。

学びの場は教室だけに限らず、社会や現場にまで広がるため、より実践的で深い経験が得られます。

早期から留学経験が積める

トビタテ!留学JAPANには、高校生や大学生などの早い段階から海外経験を積めるというメリットもあります。

若いうちから異文化に触れ、語学力やコミュニケーション能力を磨くことは、その後の進学やキャリアに大きなプラスに。

また、将来の本格的な留学や国際的な活動の準備段階としても役立ちます。

早期から挑戦することで、世界で通用する視野の広さや行動力を養うことができるでしょう。

サポート体制が充実している

トビタテ!留学JAPANでは、渡航前から帰国後まで一貫したサポート体制が整っています。

事前研修では、留学生活に必要な知識やスキルを学び、現地でのトラブル回避や円滑なコミュニケーションに備えることができます。

帰国後も、同じ経験をした仲間とのネットワークやフォローアップ研修があり、留学で得た学びを将来につなげやすい環境が用意されています。

一人で留学を進めるのではなく、専門家や仲間の支えを受けながら挑戦できるのは大きな安心材料です。

トビタテ!留学JAPANのデメリット

トビタテ!留学JAPANのデメリット

トビタテ!留学JAPANの制度を利用するにあたっては、知っておきたい注意点も存在します。

ここでは、主なデメリットを3つ紹介します。

  • 応募倍率が高い
  • 選考書類や面接の準備に時間と労力がかかる
  • プログラムによって留学期間の制約がある

応募倍率が高い

トビタテ!留学JAPANは返済不要の奨学金が支給されるうえ、自由度の高い留学プランが魅力のため、毎年多くの応募者が集まります。

その結果、倍率はプログラムによっては3〜4倍以上になることも。

選考では、留学の目的や計画の具体性、将来への活かし方などが重視されるため、単に「海外に行きたい」という理由だけでは通過が難しいのが実情です。

合格を目指すには、応募条件を満たすだけでなく、自分の強みや独自性をしっかり打ち出す必要があります。

この競争率の高さは、挑戦する価値がある反面、結果次第で計画の見直しを迫られるリスクも伴います。

選考書類や面接の準備に時間と労力がかかる

応募には、詳細な留学計画書や自己PR、将来の展望などを含む書類作成が求められます。

内容は具体性と説得力が必要で、短期間で仕上げるのは容易ではありません。

また、書類選考を通過すると面接試験が行われ、計画内容を説明し、質疑応答に答える必要があります。

この準備にはリサーチや情報整理、練習時間が欠かせず、学校生活や部活動、受験準備と並行して進めるのは大きな負担となることも。

ただし、この過程で自己分析が深まり、留学の目的が明確になるという副次的なメリットもあります。

プログラムによって留学期間の制約がある

トビタテ!留学JAPANでは、プログラムの種類やコースごとに派遣期間が定められており、最短2週間から最長1年程度まで幅があります。

しかし、自分の希望する期間とプログラムの条件が一致しない場合、計画を調整しなければならないことも。

特に高校生の場合、在籍校の授業や行事、受験時期との兼ね合いから、長期の留学が難しいケースもあります。

自由度が高い制度ではあるものの、期間やタイミングの制約によって理想通りの留学が実現できない可能性があるため、事前に学校や家族と十分に相談して計画を練ることが大切です。

トビタテ!留学JAPANについてのまとめ

今回は、トビタテ!留学JAPANの制度内容や応募条件、倍率、合格のためのポイントについて解説しました。

制度は、高校生や大学生が海外で学び、多様な経験を積むことを後押しする支援制度で、計画書や志望理由書の作成が合否に大きく影響します。

合格には、自分の留学目的や目標を明確にし、具体的な計画や社会への還元の意図を示すことが重要です。

留学を通じて得られる経験は、将来のキャリア形成や社会貢献にもつながります。

挑戦を考えている方は、早めに情報収集と計画作成を始め、準備を整えることをおすすめします。