英語の名言から学ぶ。偉人、起業家の格言

英語の名言から学ぶ。偉人、起業家の格言

英語を学ぼうと考えたとき、何よりも大切なのは学習を「継続する」ことです。
英語は一朝一夕で身につくものではないので、どんなに効率的な学習テクニックを駆使しても、学習を積み重ねていかなければ進歩は望めません。

英語学習のモチベーションを保つために、いつもとは違う角度から、英語にアプローチしてみましょう。
今回は、含蓄に富んだ偉人や企業家の名言・格言を英語で紹介します。

英語の名言・格言を通して英語に触れながら、生きていくうえで役立つ知識や考え方も、一緒に学んでみてください。

短い言葉の中に大きな力!シンプルな格言

短い言葉の中に大きな力!シンプルな格言

格言というのは、物事の真実や真髄を簡潔に表した言葉のことです。
短い言葉の中に、偉人たちの知識や見識がぎゅっと詰まっています。

言葉が簡潔であるために、英語の文法構造が簡単で理解しやすいものが多いので、学習するうえで大いに参考になります。

まずは偉人・起業家のシンプルな格言を見ていきましょう。

Love the life you live. Live the life you love.

ジャマイカ出身のレゲエ・ミュージシャンである、ボブ・マーリーの格言です。
動詞の原形から始まっているので、文体としては命令形の文章ですが、何かを命令しているわけではありません。

英語の命令形は「依頼」や「助言」をするときにも使われるので、和訳すると、「自分の生きる人生を愛そう。自分の愛する人生を生きよう」となります。
「love」「live」「life」を使った言葉の響きが印象的なので、ぜひ原文を口に出して読んでみてください。

Happiness depends upon ourselves.

紀元前を生きた古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの格言です。
「Depend on (upon) ~」「〜による、〜次第である」という意味なので、「幸せは自分次第である」という意味です。

「on」と「upon」はほぼ同義の単語ですが、「upon」のほうがフォーマルな響きがあります。
また、「once upon a time (昔々)」のように、成句として慣用的に使われている場合、「on」と「upon」を置き換えることはしません。

Men willingly believe what they wish.

「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか」など、多くの引用句を生んだとされるローマの政治家、ガイウス・ユリウス・カエサルの格言のひとつです。

「人は自分が望むことを進んで信じる」という意味です。

人間は自身の願望に対して盲目的になりがちであることを鋭く指摘した格言ですが、民衆を率いる立場であるカエサルがこれを言ったことを考えると、背筋が寒くなるような言葉ともいえます。

この文章の中の「men」は「男」という意味ではなく、「人、人間」という意味です。

近頃は「man」を「人、人間」という意味で使うことを性差別的だとして避ける動きもありますが、過去の文章や映像作品では見聞きする機会があると思いますので、覚えておくと良いでしょう。

Control your own destiny or someone else will.

世界最大規模の世界最大規模の米総合電機メーカー、ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者を務めたジャック・ウェルチの格言です。

「自分自身の運命を制御しなさい。さもなくば、他人に運命を握られてしまうだろう」という意味です。

「will」のあとに本来あるべき「control your destiny」が省略されている、ということに留意してください。
英語では、同じ言葉を繰り返すとき、このように省略することがよくあります。

Stay hungry. Stay foolish.

アメリカ合衆国の実業家で、アップルの設立者の一人であるスティーヴ・ジョブズが、スタンフォード大学でのスピーチの締めくくりとして選んだ言葉です。

「hungry」に適当な訳がないので意訳になりますが、「満足していないで、愚かであり続けよう」といった意味です。

「安定か挑戦か」は人生において重大なテーマですが、「挑戦」のほうを強く勧めるのは、起業して華々しい成功を掴んだジョブズらしい、と言えます。

英語学習のモチベーションを上げる名言・格言

英語学習のモチベーションを上げる名言・格言

英語の学習を継続するにあたって、義務感にかられて学習するよりも、高いモチベーションを保ちながら自主的に学習をするほうが良いのは、言うまでもありません。

しかし、自分自身をモチベートし続けることが容易なことではないのも、また事実です。

英語学習のモチベーションが下がってきた、と感じてきたら、これから紹介する先人たちの名言・格言を参考にして、気持ちを奮い立たせてください。

The future starts today, not tomorrow.

第264代ローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世の格言で、「未来は明日ではなく、今日始まるのだ」という意味です。

使われている単語と文法はとても簡単ですが、奥深い意味があり、「格言らしい格言」だと言えます。
英語学習の目標を設定したら、「明日から頑張ろう」ではなく、即日行動を起こしましょう。

To understand is to perceive patterns.

著作『自由論』で知られるイギリスの哲学者、アイザイア・バーリンの格言です。
和訳すると、「理解するとは、パターンに気づくことである」という意味のこの格言は、英語学習における真理の一面をついています。

言語というのは、体系化されているので、簡単に言ってしまえば、いくつものパターンの集まりで成り立っています。

頻出するパターンをきちんと把握することで、効率よく英語学習を進めていくことができます。

Without haste, but without rest.

『若きウェルテルの悩み』などの作品で有名な、ドイツの詩人ゲーテの格言です。
「焦らずに、だが休まずに」という意味のこの格言は、英語学習に臨むとき、常に頭の片隅に置いておきたい言葉です。

焦って短期間に多くの時間を英語学習に費やしても、なかなか成果は出ませんし、「頑張ったのに効果がない」と、学習にうんざりしかねません。

一方で、英語学習が大変だからと休んでばかりでも、学習の習慣がつかず、英語能力は向上しないでしょう。
マイペースでコツコツと続けることが、モチベーションを維持する秘訣だということです。

A goal without a plan is just a wish.

『星の王子さま』の作者として日本でもよく知られている、フランスの作家、サン=テグジュペリの格言です。
「計画なき目標は、ただの願いごとである」という意味です。

英語を学ぶときも、学習計画を立てることは、とても大事なことです。

こなすべきタスクを設定し、目標までの筋道をきちんと立てることで、自分があとどれくらいで目標を達成できるのかを知ることができます。

目標までの道のりが明確になるほど、モチベーションの維持が容易になるでしょう。

It is not because things are difficult that we do not dare;

it is because we do not dare that they are difficult.

ローマ帝国の政治家である、ルキウス・アンナエウス・セネカの名言です。
「難しいから挑まないのではなく、挑まないから難しいのである」という意味です。

英会話の学習法の中にも、シャドーイングやディクテーションなど、やってみないうちはハードルを高く感じてしまうようなものがあります。

「自分には難しそうだ」とはじめから敬遠せず、挑戦してみることが大切です。
ちなみに、英語におけるセミコロンは、関連する二つの文を繋ぐために使われます。

セミコロンの代わりにピリオドを置いても意味は通じますが、セミコロンを使ったほうが、二つの文を対比させていることを、より明確にできます。

勉強に疲れたとき、励ましてくれる名言・格言

勉強に疲れたとき、励ましてくれる名言・格言

英語能力を向上させるためには多大な努力が必要なので、ときには学習の断念を考えるほど、勉強に疲れてしまうことがあるかもしれません。

普通の人間よりたくさん挑戦し、そのぶんたくさん失敗し、努力を積み重ねた末に華々しい成功を掴んだ偉人たちの言葉から、くじけずに学習を継続するための力を貰いましょう。

Believe you can and you’re halfway there.

アメリカ合衆国の第26代大統領である、セオドア・ルーズベルトの格言です。
「できると信じれば、半分はできたようなものだ」という意味です。

「できる」と信じることは、目標や展望——いわゆる「ヴィジョン」を持つことにつながるので、学習するにあたってはとても大切なことです。

Just because you fail once, doesn’t mean you’re gonna fail at everything.

アメリカ合衆国の女優、マリリン・モンローの格言です。
「一度失敗したからといって、全てに失敗するというわけではない」という意味です。

英語学習における失敗としては、つい学習をサボってしまったり、TOEICやTOEFLで思うような点を取れなかったりすることなどが考えられますが、そのどれもが、あとで挽回がきく些細な失敗です。

最後に成功を掴むために、一度の失敗でくじけず、もうひと頑張りしてみましょう。

It’s all about the journey, not the outcome.

アメリカ合衆国の陸上選手、カール・ルイスの格言です。
金メダルをいくつも獲得している彼だからこそ、「結果ではなく、そこに至るまでの道のりが全てである」というこの格言が、重みを増すように思えます。

成果が思うように出なくても、積み重ねてきた学習が、全て無駄になるわけではありません。
逆に、良い結果が出たとしても、それがただの偶然の産物であれば、意味はないでしょう。

TOEIC・TOEFLの点数に、「一喜」ならともかく、「一憂」する必要はありません。

Don’t compare yourself with anyone in this world. If you do so, you are insulting yourself.

アメリカ合衆国の実業家で、マイクロソフトの共同創業者として有名なビル・ゲイツの言葉です。
「自分のことを誰かと比べるのはやめよう。比べることは、自分を侮辱することになる」という意味です。

英語学習においては、同じ量の勉強をしていても、習熟度に違いが生まれることがあります。
しかし、他人と自分を比べて、卑屈になったり、羨んだりすることは、プラスに働くことはありません。

「自分は自分」と割り切って、マイペースに学習を進めるのが一番です。

The talent for being happy is appreciating and liking what you have, instead of what you don’t have.

アカデミー監督賞を一回、脚本賞を三回受賞している、アメリカ合衆国の映画監督、ウディ・アレンの言葉です。
「幸せでいるための才能とは、自分が持っていないものではなく、自分が持っているものの価値を認め、好きでいることだ」という意味です。

学習というのは、知らないことを知ったり、できないことをできるようにしたりするためのものなので、知らない・できないことばかりに目がいきがちです。

しかし、今まで学習を続けてきたのなら、すでに得ているものがたくさんあるはずです。
目標までの道を見据えるだけではなく、これまで来た道を振り返り、「これだけ頑張ってきたんだ」と、自分の努力を認めてあげてください。

自分の名言を作り出せるかも?名言から学ぶスマートなフレーズ

自分の名言を作り出せるかも?名言から学ぶスマートなフレーズ

言葉というのは不思議なもので、同じ内容を語る言葉でも、用いる語彙や文章の構成によって、受け手の感じ方が大きく変わってきます。

受け手に強い説得力を感じさせる名言の中には、意図的に使われている「お決まり」のパターンがいくつか存在します。

そのようなパターンを学び、英語のスピーチやプレゼンテーションをする際に、「オリジナル」の名言を盛り込むことができるようになれば、スピーキングやライティングの能力が一段と向上します。

if節

「節」というのは、簡単に言えば、文章の中にある「S(主語)+V(動詞)」のセットのことです。

「if節」というのは、節の中でも「if + S + V」の形になっているもののことを指します。

「if節」には大きく分けて、「直説法の副詞節」、「仮定法の副詞節」、「名詞節」の三つの種類がありますが、今回は、副詞節を用いた名言・格言を紹介します。

If you can dream it, you can do it.

「ミッキーマウス」をはじめとするディズニー・キャラクターの生みの親である、ウォルト・ディズニーの言葉です。

「夢を見ることができたなら、それを叶えることができる」という意味です。
ここで使われている「if節」は、「もしも〜したのなら(になったのなら)」と、未来や可能性について言及する、直説法の副詞節です。

何十年もの間子供に夢を与え続けている、ウォルト・ディズニー・カンパニーの設立者らしい名言だと言えます。

What would life be if we had no courage to attempt anything?

『ひまわり』などの作品で有名な、オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホの言葉です。
「何かに挑む勇気がなかったとしたら、それはどのような人生だろうか」という意味です。

動詞・助動詞が「had」・「would」となっていることから、この文の「if節」は仮定について話す、仮定法の副詞節であることがわかります。

仮定法というのは、「現時点ではありえない可能性」について言及する用法なので、ゴッホによれば、「私たちは何かに挑む勇気を持っている」ということになります。

絵が思うように売れなくとも、絵を描き続けたゴッホを見習って、何かにチャレンジし続ける人生を送りたいものです。

Rule of three

「Rule of Three」とは、例や根拠など、複数あるものを示すとき、三つ並べたほうが、響き・テンポが良く、記憶・印象に残りやすいという法則のことです。

印象に残りやすいという性質から、スピーチやプレゼンテーション、標語にも活用されている法則です。
この「Rule of Three」が使われている偉人の名言・格言を「三つ」紹介します。

Don’t walk behind me; I may not lead. Don’t walk in front of me;

I may not follow. Just walk beside me and be my friend.

小説『異邦人』で知られるフランスの小説家、アルベール・カミュの言葉です。

この文章におけるセミコロンは、接続詞「because」のような役割を果たしているため、和訳は、「導けないかもしれないから、後ろを歩かないでくれ。ついていけないかもしれないから、前を歩かないでくれ。ただ友人として、並んで歩いてくれ」となります。

「Rule of Three」がもたらす、言葉の心地よいリズムがよく感じられる名言です。
どちらが上か下かではなく、ただ対等な友人関係を望む気持ちに、共感させられます。

Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.

アメリカ合衆国の社会福祉活動家、ヘレン・ケラーの言葉です。
「決してうつむかないで。顔を上げていて。その目で真っ直ぐ世界を見て」という意味です。

「Never ~」は「決して〜しないように」という意味で、「Don’t ~」より、「〜以下の行為」を強く否定しています。

ヘレン・ケラーは、自身が障害を持ちながら、世界中に働きかけ、障害者の教育や福祉に対する意識の向上に尽力した女性です。

そんな彼女の素直な願いと、譲ることのできない想いが込められた、素晴らしい名言です。

A child can teach an adult three things:
to be happy for no reason,
to always be busy with something,
and to know how to demand with all his might that which he desires.

ブラジルの小説家である、パウロ・コエーリョの名言です。
「子供は大人に三つのことを教えることができる。理由もなく幸せであること、いつも何かに励むこと、全力で欲しいものを要求する術を知っていること」という意味です。

成長するにつれ、得ていくものもありますが、失ったり、忘れたりしてしまうものも、たくさんあります。
ときには初心に帰ることが必要なのかもしれません。

文章にコロンが使われていますが、コロンはこの文章のように、例をリストとして示すときに使われます。
文章を見やすく整理することができるので、ライティングの際に使ってみてください。
そのときは、挙げる例を「三つ」にすると良いでしょう。

まとめ

まとめ

人生の糧になり、学習の一助にもなる、偉人・起業家の名言・格言を紹介しました。
ただ、英語を和訳すると、どうしても元のニュアンスとは細かい差異が出てしまいます。

英語の名言・格言を原文で味わいたいと感じたら、「Without haste, but without rest.(焦らずに、だが休まずに。)」を忘れずに、これからも日々コツコツと、英語学習を頑張りましょう。

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