大人の習い事の人気ランキングで、常に上位にあるのが「英会話」です。
今は英会話スクールに通う必要がなくなり、オンラインで英会話を学べるようになりました。
「オンライン英会話で英語力を高めたい!」そう思っている人は多いようです。
しかし、
「オンライン英会話のフリートークが苦手…」
という悩みを持っている方が意外と多い!
ここでは、オンライン英会話のフリートークを楽しむコツを紹介し、苦手を克服するサポートをしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フリートークを克服する為に、どこが苦手なのかを知る
まずは、そもそも「なぜフリートークが苦手なのか」、その原因を探ってみましょう。
これがわかれば解決の糸口が見えてきます。
会話にテーマが設定してあればそこそこ話せるのに、フリートークとなると途端に沈黙が増えてしまう、そんな場合には性格やコミュニケーション能力に原因があるかもしれません。
以下でより詳しく見ていきましょう。あなたはどれに当てはまりますか?
日本で通じる内容しか思いつかない
フリートークはテーマを決めずに何でも話せるので、会話のハードルは一見下がったように見えます。
しかし、実際には自由度が高すぎて何を話したら良いかわからなくなることも多いのではないでしょうか。
いつも周りの人達と話している内容を思い返してみてください。
仕事のことだったりテレビのことだったり、身内や日本国内でしか通用しない内容が多かったりしませんか?
もし心当たりがあるならば、おそらくあなたは外国人の先生に海外でも通用するテーマを提供できていないのでしょう。
相手にも楽しんでもらえる話は何かを考えすぎてしまい、結果何を話したら良いかわからなくなってしまうのです。
確かに、オンライン英会話でフリートークをする人の中には、世界中で話題になっていることを見つけることが難しいと感じている人もいます。
けれど、そこまで大きな出来事に目を向ける必要はなく、自分の身の周りで起きたとても小さな出来事を話すだけでも良いのです。
たとえば、
「私は毎日料理をするのが億劫だからまとめて作り置きをします。あまり料理は上手ではないので今日は指を切ってしまいました!」
こんな風にとても身近な出来事で良いのです。これを簡単な文法で構築していきます。
今日起きた小さな失敗なんて話は世界共通ですよね。
フリートークを始める前に、今日は何があったかを軽く頭の中で整理してみることをおすすめします。
間を埋める言葉を発していない
オンライン英会話のフリートークが苦手な人が苦手意識を持つ原因として次に挙げられるのが、「間を埋める言葉」を発していないことです。
そもそもフリートークが苦手というのはどのような状況を指すのかというと、多くの場合「話が続かない」、「沈黙が多い」といった状況を指します。
となると、間を埋める言葉を発していないことが、沈黙を長かせている原因になっています。
普段日本語だと流暢に話せるのは、それだけ自由に母国語を操れるからでしょう。そのため間を埋める言葉なんて必要がありません。
しかし、いざ英会話となると普段英語を使っていないいため、沈黙と沈黙の間を埋める言葉が出てこないのです。
日常的に使っていない言語の場合、間を埋める言葉は意識的に使っていく必要があります。
「あー」でも「うーん」でも、とりあえず沈黙を避けることを最優先にしましょう。
それによって、講師も
「あ、今は言葉をひねり出そうと考えているのだな」
と理解でき、気まずい間がなくなっていきます。
英会話が上達すればこの間はなくなります。
自分の英語力が低いせいでフリートークが苦手だと嘆く人もいますが、最初から間を持たせることができる人はごく少数ですから、少しずつ時間をかけて慣れていくことが大切です。
相手のことを知ろうとしていない
そしてもう一つ、オンライン英会話のフリートークが苦手なのは、「相手のことを知ろうとしていない」からという理由もあります。
このタイプの場合は、フリートークで英語力を伸ばそうとしているのであれば、自分が積極的に話さなきゃと思っていることが多いようです。
この考え方は間違ってはいませんが、積極的に話そうという気持ちが空回りして苦手意識を生むようなことになってしまったら、その後会話が弾まなくなってしまいますから、できれば楽しく話せるようにしたいものです。
発言権を長い時間自分が持っていると、当然講師の方が英語は流暢なわけですから気まずい沈黙が流れる可能性が増えます。
また、自分ばかりが話そうとすると話題に困り、話題探しに時間を使ってしまうこともあります。
向上心が強いのは良いことですが、スムーズな会話をしたいのであれば、自分ばかりが頑張るのは良い考えとは言えません。
フリートークの苦手意識を少しでも軽減するには、相手に頼ることが大切です。
英会話は話す力を付けるだけでなく、リスニングを強化する場でもあります。
相手に発言権を長く持たせて、その話をどれだけ理解できるかにシフトしてみましょう。
慣れてきたら、発言権を所有する時間を徐々に自分の方へ移行させ、自分も相手も同じだけ話せるくらいを目指すのがベターです。
フリートークに役立つネタ集
オンライン英会話のフリートークが苦手な原因を掘り下げたところで、次は具体的にフリートークに役立つネタを紹介します。
自分がどうしてフリートークが苦手なのか、どうしたら苦手意識がなくなるのか、それを意識しつつ、話題に困った時のためのネタをメモしておいて手元に置いておくと役に立ちます。
世界中の講師に伝わり、かつ話しやすい内容を選んでみたので自分向きだと思うトピックを選択してみてください。
講師の趣味を話題にする
オンライン英会話のフリートークでは何を話しても良いのですが、話題に困ったら最初におすすめしたいのが講師のプロフィール欄を見ることです。
そこには講師が興味を持っていることがいっぱい書いてあります。
その中から自分でも話せそうなものをピックアップして話題にすると相手も喜びます。
特に趣味の欄は要チェックです。
日本人は自分から話すことを苦手としており、特に英語となると控えめになってしまう傾向があります。
自分が話すことを苦手としているなら、講師に話してもらうように話を振ってみましょう。これも立派なコミュニケーションのテクニックです。
きっと日本人同士でも、初対面の相手であれば趣味の話は話題にしやすいと思います。
そこから話を盛り上げていく方法は、相手が外国人でも同じはずです。
仮に相手の趣味の話に興味がなくてもリスニングをする良い機会となりますし、会話が盛り上がれば自分の話しやすい内容になっていくかもしれません。
基本的には講師がリードしてくれるはずですが、それでもまだスッと答えが出てこないのであれば、リスニングに徹するのもアリです。
自分が飼っているペットの話
世界共通の話題を探すことに疲れてきたら、ペットの話を振ってみるのはいかがでしょう。
自分が飼っているペットの話はしやすいでしょうし、写真を見せたり、オンラインなのですからそばにペットを連れてきて実際に見せたりすることもできます。
そのペットとはどこで出会ったのか、どうしてその子に決めたのか、名前の由来、その子の癖などなど、話題は広がるはずです。
途中でしゃべれなくなっても大丈夫です。まずは失敗を恐れずとにかく発言してみることが言語習得の近道です。
もし講師もペットを飼っている、もしくは飼っていたならその話も聞けるでしょう。
お互いに好意を持っている事柄について言い合えるので、笑顔で話せるというメリットもあります。
相手の出身国のペット事情を知るなど、外国の事情を学べる良い機会にもなります。
最近買ったものを紹介する
日本の伝統工芸品以外であれば、最近買ったものを紹介してみるのもトークネタとしてかなり使えます。
意外と日本独自の物を紹介するのは難しいので、世界でも一般的に知られている商品がおすすめです。それならば一から説明する必要がなく、会話がよりスムーズに進行します。
また、オンラインですからその商品自体を見せることも可能でしょう。視覚的に相手に理解してもらえば話すのがより楽になります。
このように、物を使って話せばジェスチャーも豊富に使えて、細かい説明が必要ありません。
英会話初心者でフリートークを苦手と思っているなら、このネタを積極的に利用しましょう。
ペットの話を絡めることもできます。たとえば、
「この前オリジナルカレンダーを注文して、私のペットの写真がここに大きく写っています。毎月違う姿が見られるから楽しみ! 海外ではこのようなサービスはないのですか?」
こんな風に、身近にある物を実際に見せて紹介すると会話が楽になりますよ。
フリートークで話を盛り上げるコツ
オンライン英会話のフリートークで使えるネタを知ったら、もう苦手は克服できたようなものですが、次はより話を盛り上げるためのコツを紹介します。
そのコツもマスターしたら、フリートークは苦手ではなく楽しくなってくるはずです!
以下で紹介するものは母国語以外の言語で海外の方と話をする以外にも、初対面の日本人と会話する時にも使えるテクニックなので活用してみてください。
ジェスチャーは大げさに、表情は豊かに
「海外の人はジェスチャーが大げさだ」
こんなことを聞いたことはありませんか?
イタリア人は手を拘束されたら何も話せなくなるなんてジョークがあるくらいです。それくらい、彼らは手を動かして話をします。
これは相手に話がより伝わりやすくするためです。
あなた自身も、英会話をしていると自分の身振り手振りが大きくなると感じることはありませんか?
その理由は、使い慣れた母国語である日本語ではなく、意思疎通が上手できない外国語で話しているからです。
相手に理解をしてもらおうと必死になればなるほど、ジェスチャーは大きくなります。
また、「英語を話すと性格が変わる」なんて言われることもありますが、これはジェスチャーも表情も大きく豊かにしないと、外国人には自分の言いたいことが伝わりづらいことから、性格が変わったように見えるようです。
英会話中は普段より笑顔が多かったり、相手の話す内容に合わせて表情を変えたりしていることに気付く人が多いかもしれませんね。
言語学的にも、人は言葉よりジェスチャーと表情で7割ほどの情報を取得していると言われています。
ですから、伝えたい意思が強くなればなるほどこれらの動きは大げさになり、そうであるほど相手はあなたの熱意を受け取ろうとする気持ちが強くなっていきます。
英会話で少し大げさに見えるくらいの身振り手振りを取り入れれば、会話は楽になるはずですよ。
相手の話から自分の得意分野へ話題転換
相手に話をさせてばかりでリスニングを強化しっぱなしではいけないと感じるならば、相手が話す話題から自分の得意分野の話題へ話を持って行く方法が有効です。
興味がないとそれに対する知識がなく、話すことができなくなってしまうので、どうしても受け身になっていまいます。
しかし、自分の得意なフィールドに話題を移せば、おのずと話は弾むはず。
まずは、自分がどんなこと得意としているのかを探してみましょう。
しかし、それが日本国内だけで通じる話、たとえば好きな日本の番組だとか、好きなアイドルだと相手の反応が薄くなってしまうので、こうした話題は避けた方が無難です。
好きなことから海外でも通じるトピックを選び、それについて熱弁を振ってみるのも英会話では歓迎されます。
スピーキング能力を上げる手段として続け、少しずつ興味のないことでも話せるようにレベルアップさせていきます。
最初はフリートークに事前準備をしている人もいますが、最終的にそれがなくても話せるようになればゴールです。
会話はどの言語でもアドリブです。
ある程度のフレーズを修得したら、得意なトピック以外にも少しずつ挑戦していってみてください。
相手にたくさん質問をしてみよう
相手にたくさん質問することも、英会話のフリートークをより盛り上げるためのコツの一つです。
多くの講師にとって、生徒からの質問というのは、自分のことに興味を持ってもらっていると明確にわかるから嬉しいものです。
質問をするためにはそれなりに英語ができなければいけませんから、質問をする際には自分のスピーキング力が試されます。
また、その解答を聞けるだけのリスニング力を強化することもできますので、まさに英会話としては理想の形です。
逆に、自分が質問をされてそれに対して答えるという流れもできれば良いのですが、こちらの方が難易度は高いので難しいと感じたり、詰まってしまうと思ったらこの方法は少し寝かせておきましょう。
質問の答えがわからなければ、その場で積極的に聞いてみるとより英語力が上がります。
そこでわからないままにしておくと、せっかくの機会を失ったことになりもったいないです。
アドリブである会話は、テキストを見て解き直すといったことができません。
理解できなければ、その都度疑問をぶつけてその場で解決しましょう。
それが知らない単語やフレーズだったら講師として丁寧に教えてくれるでしょうし、知っているフレーズで聞き取れなかったのだとしたら、そこが自分のウイークポイントだということがわかります。
講師にどんどん質問を投げ、インタビュアーになった気分でフリートークを行うのも楽しいでしょう。
相手のことをよく知る機会になりますし、親密度が増せば次の会話だって楽しくできるはずです。
会話を楽しんだり盛り上げたりするコツは相手との関係性によるところもあるので、ここで仲良くなっておけばフリートークは怖くなくなっていきますよ。
まとめ
オンライン英会話のフリートークを楽しむコツを知るためには、まずなぜ自分がフリートークを苦手としているのかを知る必要があります。
- 日本人にしかわからない内容ばかり思いついてしまう
- 間を埋める言葉を使っていない
- 相手のことを知ろうとせず、自分ばかり話そうとしてしまう
これらが主な原因でしたね。心当たりがあればこれらの癖を治すことが第一のステップです。
そして話題が尽きたら使ってほしいネタが、
- 講師のプロフィール欄に書いてある趣味
- 自分のペットの話
- 最近買った商品
これらが世界で通じる話しやすいトピックです。
より盛り上げるためのコツとして、
- 豊かな表情と大げさなジェスチャーを交えて話すこと
- 自分の得意な話をすること
- 相手にたくさん質問を投げかけること
などを紹介しました。
これからオンライン英会話でのフリートークがより楽しみになるように、上記のことを少し意識してみてください。
すると話しやすくなり、苦手意識克服に近づけます!