英検2級の基本情報と合格するための勉強法を解説!

英検2級の基本情報と合格するための勉強法を解説!

国内最大級の英語検定試験といえば、「英検(実用英語機能検定)」です。

5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのグレードが存在し、自分のレベルや目標に合わせて、好きな級を受験できるのが特徴です。

「英検2級」は、上から3番目に位置しており、そのレベルは「高校卒業程度」といわれています。

準2級に合格した人や、大学受験を控えている受験生、履歴書に記載できる英語の資格がほしい人が受験するのにふさわしいレベルです。

この記事では、英検2級を受験する上で知っておきたい基本情報と、合格するための対策と勉強法を紹介します。

英検2級の基本情報

英検2級の基本情報

まず、英検2級の基本情報を確認しておきましょう。

「検定料」や「試験内容」は、受験する級によって大きく異なりますので、過去に英検を受験したことがあるという人も、再度しっかりと確認しておくことをおすすめします。

1.検定

英検2級の検定料は以下の通りです。(2020年10月現在)

本会場の検定料 7,400円
準会場の検定料 5,500円

英検の受験料は2020年度に改定され、新たな料金体系に変わっていますのでご注意ください。

「準会場」は、英検協会が認めた学校などの団体専用の会場ですので、個人で受験する場合は、基本的に「本会場」での受験となります。

2.英検2級の試験内容・試験時間

続いて、英検2級の試験内容と試験時間について紹介します。

1次試験

英検2級の1次試験では、リーディング・ライティング・リスニングの3技能が測定の対象になります。

測定技能によって問題数は異なりますが、各技能の得点配分は同じです。

測定技能 問題形式 問題数 解答形式
リーディング 空所補充(短文) 20 4肢選択
空所補充(長文 6
内容の一致選択(長文) 12
ライティング 英作文 1 記述式
リスニング 内容一致選択(会話) 15 4肢選択
内容一致選択(文) 15

英検2級の試験開始から終了までの時間は、1時間50分間です。

時間配分は、リーディング・ライティングの筆記が85分間、リスニングが25分間となっています。

ただし、試験開始の40分前には着席している必要がありますので、遅れないようにご注意ください。

2次試験

1次審査に合格すると、2次試験へと進みます。

2次面接は、面接官と1対1の個人面談形式で、「スピーキング力」が測定されます。

測定技能 形式 問題数 解答形式
スピーキング 音読 1 個人面接
パッセージについて質問 1
イラストの展開を説明 12
受験者の意見を問う質問 2

面接の試験時間は6分程度と、1次試験と比べると短いのが特徴です。

3.英検2級のレベルはどのくらい?

英検2級の英語レベルは、「高校卒業程度」といわれています。

具体的には、日常生活の域を超え、社会生活で必要な英語を理解・使用するスキルが求められます。

大学入試に向けて勉強をしている高校生や、海外留学を視野に入れている人などの受験がおすすめです。

4.英検2級の合格点と合格率について

日本英語検定協会の公式ホームページでは、合格の基準として「リーディング・ライティング・リスニングの3技能の各正答率が6割以上」といった記載がされています。

英検2級の満点が600点ですので、最低でも360点以上を取る必要があるでしょう。

しかし、具体的な合格点は示されていないため、360点を取れば絶対に合格できるということではありません。

また、英検2級では、リーディング・ライティング・リスニングの得点が均等に配分されているため、すべての技能で6割以上のスコアを獲得する必要があるといえます。

続いて、英検2級の合格率に関してです。

英検の合格率は、以前は公開されていたのですが、現在は非公開となっています。

過去に受験した高校生のデータでは、1次試験の合格率は約25%〜35%、2次試験の合格率は約80%という数字が出ています。

受験者の年齢などその年の状況によって合格率は上下することが考えられますが、目安としはこの程度と思っておけば問題ないでしょう。

英検2級を受験する際の流れ

英検2級を受験する際の流れ

続いて、英検2級を受験する際の流れを紹介します。

1.検定の日程を確認

英検2級の受験を決めたら、まずは検定の日程を確認しましょう。

実際に英検2級を受講するにあたり、とても重要なポイントですので、しっかりと確認しておきましょう。

英検2級を受験できるチャンスは1年に3回あります。

  1次試験 2次試験
第1検定 6月 8月
第2検定 10月 11月
第3検定 1月 2月

本会場での受験の場合、それぞれ約3ヶ月前から1〜2ヶ月前までが受付期間となっています。

受付期間は、その年と検定によって大きく前後しますので、英検の公式ホームページにて確認しておきましょう。

2.申し込み

英検に個人で申し込む方法は以下の3つです。

  • インターネット申し込み
  • コンビニ申し込み
  • 特約書店申し込み

「思い立ったらすぐ、手軽に申し込みがしたい!」という人は、インターネット申し込みの利用がおすすめです。

申し込み方法がよく分からないという人は、近くのコンビニや特約書店で英検の申し込み方法について尋ねてみてもいいでしょう。

申し込みが完了すると、一次試験の1週間前までに、試験会場や試験時間などの詳細が記載された「一時受験票」が届きます。

3.1次試験

1次試験当日は、余裕を持って会場に到着するよう心がけましょう。

当日に必要となる持ち物は以下の通りです。

  • 一時受験票(証明写真を貼付)
  • 身分証明書
  • 鉛筆またはシャープペンシル
  • 消しゴム
  • 上履き(会場による)
  • 腕時計

受験票や身分証明書を忘れてしまうと、受験ができなくなってしまうことがありますので、ご注意ください。

1次試験の解答は、英検の公式ホームページに試験日の翌月曜日の午後に掲示されますので、自己採点を行いましょう。

4.1次試験合格通知

1次試験の結果は、2次試験の1週間前までに届きます。

合格の場合はもちろん、不合格の場合でも結果が届きますので、2次試験の1週間前になっても結果が届かない場合は、問い合わせすることをおすすめします。

5.2次試験

2試験当日は、1次試験と同様に、時間に余裕を持って会場へ向かいましょう。

実際の試験時間は6分ほどですが、入場して退場するまでは1時間くらいかかります。

6.合格通知

2次試験終了後、3週間以内に「合格証書」と「個人成績表」が届きます。

不合格の場合は、「個人成績表」のみ発送されます。

英検2級に合格するための対策と勉強法

英検2級に合格するための対策と勉強法

ここまでで、英検2級の基本情報や受験の流れを説明してきました。

実際に英検2級を受験する際のイメージは、だいたい掴かめたのではないでしょうか。

そこで次に、実際に英検2級の受験を決意した人に向けて、英検2級に合格するための対策と勉強法を紹介します。

「モチベーションはあるけど、実際にどうやって勉強したらいいか分からない…。」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

1次試験対策

まず、1次試験に向けた対策・勉強法を紹介します。

1次試験を合格するためには、「リーディング」、「ライティング」、「リスニング」の3技能をバランスよく学習することが大切です。

1.過去問を繰り返し解く

英語の3技能をバランスよく学習するためには、過去問を繰り返し解くことが効果的です。

過去問を実際に解くことにより、以下のようなメリットが得られます。

  • 出題傾向がつかめる
  • 英検2級の難易度を理解できる
  • 自分の弱点が分かる

過去問を手に入れたら、まずは一度すべての問題を解いてみてください。

そうすることで、英語2級に合格するための英語力と今の自分の英語力を比較することができ、どのくらい英語力を伸ばす必要があるのかが見えてきます。

また、「リーディングは得意だけど、リスニングが苦手」といったように、自分の弱点が見えてきたら、一度過去問から離れて、弱点を集中的に補強するのがおすすめです。

英検では、各技能の正答率が6割を超えていることが合格条件としてあげられているので、得意分野を伸ばすことはもちろん、弱点を克服することも重要なポイントです。

英検2級の過去問は、書店で手軽に購入することができるので、受験を決めたら早めに過去問題集を1冊手に入れるといいでしょう。

また、英検の公式ホームページでは、過去1年分の過去問がリスニングの音声データも含め無料で公開しています。

「とりあえず過去問を解いてみたい!」という人は、ぜひ活用してみてくださいね。

2.「出る順パス単」で単語を暗記

英検2級では、短文の空所補充の問題数が20問も出題されるので、合格には「英単語力」の強化が欠かせません。

長文読解やリスニングなどのセクションにおいても、単語力を強化しておけば正解を導き出す助けになります。

英検対策における単語学習には、旺文社より発売されている「英検2級でる順パス単」という英検2級に特化した単語帳がおすすめです。

英検2級で必要とされる1700語の英単語を「でる順」で効率よく学習することができます。

また、暗記に便利な赤シートが付属しているので、スキマ時間さえあればどこにいても単語の学習ができます。

過去問を繰り返し解くことに加え、スキマ時間を利用して英単語の学習を行いましょう。

2次試験対策

続いて、「スピーキング力」が測定される2次試験の対策・勉強法を解説します。

2次試験では、実際に英語を話し、英語でコミュニケーションを取る必要があるので、1次試験と比べて対策が取りにくいと感じる受験者は多いでしょう。

そんな2次試験対策のポイントは、「面接の流れを把握すること」と「英語を話す練習をすること」です。

それぞれ詳しく紹介していきます。

1.公式「バーチャル2次試験」で流れを確認

日本英語技能検定協会の公式ホームページには、「バーチャル2次試験」というアニメーションが公開されています。

バーチャル2次試験では、音声付きアニメーションを見ながら、面接室に入出してから退出するまでの流れを確認することができます。

実際の面接の流れを細部まで確認することにより、未知への不安を解消することができます。

「緊張してしまう…。」という人は、アニメーションを繰り返し視聴し、面接の流れをメモしておくといいでしょう。

面接の流れが把握でききた頃には、「合格に向けて、自分が取り組むべきこと」が明確になっているはずです。

「文章の音読で英語の発音が不安だ…。」という人は発音矯正、「英語での質疑応答に自信がない…。」という人は、リスニングとスピーキングの練習に取り組む必要があるでしょう。

2.オンライン英会話を利用する

2次試験では、面接官と実際に英語を話すことで「合否」が決まります。

ですので、2次試験対策では、「英語を話す」練習をすることが必要不可欠です。

とはいえ、日常生活の中で英語を話す機会を作るのは簡単なことではありませんし、そもそも英語を話す人が周りにいないという人も多いでしょう。

そんな人には、「オンライン英会話」の利用がおすすめです。

「英検2次試験対策」を提供しているオンライン英会話サービスを利用すれば、実際に模擬面接をすることができます。

「英語を話す機会がない…。」という人は、ぜひオンライン英会話を活用してみてください。

英検2級を取得するメリット

英検2級を取得するメリット

最後に、英検2級を取得することで得られるメリットを紹介します。

メリットをしっかりと把握し、合格へのモチベーションを高く維持していきましょう。

大学受験で優遇処置が受けられる

大学受験における「大学入試優遇制度」は、英検2級以上を取得していることが条件になっています。

優遇の内容は、学校や学部によって異なりますが、大きく分けて5つの種類があります。

1.出願資格

英検の指定級を取得している人のみ大学に出願することが可能です。

2.得点換算

「英語」の入試試験を受験することなく、英検2級がそのまま得点に換算されます。

3.加点

「英語」の入試試験の得点に、加算されます。

4.学科試験免除

「英語」の入試試験が免除されます。

5.判定優遇

最終的な合否判定で、優遇されます。

英検2級はレベルが「高校卒業程度」ということもあり、取得に向けて勉強をすることが、センター試験や一般試験の対策にも繋がります。

大学受験を控えている高校生なら、英検2級を取得しておいて損はありません。

履歴書に記載できる

英検2級は、履歴書に自信を持って記載することができる資格のひとつです。

一般的に、履歴書の資格欄に記載できるのは、英検2級以上といわれています。

また、英検には「資格期限」がないので、一度取得してしまえば、就職・転職活動にいつでも役立てることができます。

「履歴書に記載する資格が何もない…。」と悩んでいる人は、ぜひ英検2級にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

就活・転職に役立つ

英検2級を保持していると、就職・転職活動で役に立つことがあります。

応募要項に「英検2級を保持していること」といった条件が記載されていることは多くはありませんが、履歴書に記載して英語力をアピールすることは十分に可能です。

英語を使う仕事はもちろん、そうでない仕事においても、英検2級を保持していることがプラスに働くことはあっても、マイナスに働くことは考えにくいでしょう。

英語の4技能が身につく

英検で2級は、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能が測定されます。

ですので、合格に向けてコツコツと勉強をすることで、英語の4技能をバランス良く身につけることができます。

また、「英検2級に合格する!」といった具体的な目標があることで、学習に取り組む意欲もアップします。

これらのから、英検2級の受験は、英語学習の目標にするのに最適だといえます。

まとめ

この記事では、英検2級の基本情報と合格するための対策と勉強法を紹介しました。

英検3級や準2級と比べて、難易度がグンと上がる英検2級ですが、試験内容を把握し、しっかりと対策をすれば、合格をねらうことは十分に可能です。

この記事で紹介した勉強法を参考に、合格に向けてコツコツと勉強に励みましょう。

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